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ブランド様のビュッフェ 1

参加者 : 2人(一覧を見る

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1.名前:シン 投稿日:06/08/09(水) 01:11

クリスチアナ・ブランドが好きな方、いらっしゃいませんか?
最近子供向けの『ふしぎなマチルダばあや』を読みましたが、優雅な意地悪ぶりは健在!うれしくなりました。

2.名前:穂波 投稿日:06/08/24(木) 23:56

はいは~い(挙手)ここにおります。こんにちはお久しぶりです。
私が直近で読んだブランドは、『ハイヒールの死』でした。デビュー作で、意地悪指数は若干弱め・・・というか登場人物への愛着の方が感じられもする、それはそれでサムシンググッドなブランドという印象を持ちました。でもでもやはりデビュー作にはその作家のエッセンスがつまっている。「女が一ダース、男が二人」(警部のセリフ)という愛憎入り乱れな容疑者たち(一ダースもいないけどさ)、当時ブランドが働いていた店で自分をいじめていた人をこの作品の被害者のモデルにしたらしい(しかも被害者は毒を飲まされ苦しんで死んだという設定なんだなこれが。直接的な描写はないけれど)という有名な話、自分自身を(ある人物に)投影しているのかしらなどど考えさせられる部分もあったりして・・・。
『ふしぎなマチルダばあや』はまだ読んでないんですよ。優雅ですか意地悪ですかそれは素敵。それでこそ彼女の持ち味。ぜひ読まねば。

3.名前:シン 投稿日:06/08/26(土) 01:01

お、お、お、お、お久しぶりです。1年ぶりくらいでしょうか。時の流れは「土偶!」ですね。
そうですか、ブランドもデビュー作ではまだ初々しかったんですか。自分を投影……あのブランドが? ううむ一体だれなのでしょう。買わねば読まねば。
『ふしぎなマチルダばあや』なかなか手に入らなかったんですよ。ネット書店でも見かけないし。偶然図書館で見つけたので狂喜乱舞しました。いたずら好きな子供たちをふしぎな家政婦がしつける、という教育的な話なのになぜかピカレスクを読んでいるかのよう。登場する子供の数が多すぎるので「何人いるのかみなさんの方で勘定してください」と読者に押し付けたり、親を「子供を純真だと思いこんでいる手のつけられない馬鹿」として書いていたりと、相変わらず容赦なしなのに、な~んかほのぼのしているんですよね。
ちょっと検索してみたら、おおおおおおおおお!!!!! 映画になっているではありませんか。「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」。
観たいよ観たいよ~。

4.名前:シン 投稿日:06/09/19(火) 22:14

『ゆがんだ光輪』を読みました。
う~ん……これってほとんどマジックリアリズム小説!
舞台は『はなれわざ』でおなじみサン・ホアン・エル・ピラータ島、主人公はコックリル警部の妹(という御都合主義的な設定も楽しい)ミス・コックリル。
恩地三保子さんの訳者あとがきがすてきです。

「例によって、軽いシニシズムの針で、大英帝国のプライドを、カトリックの御大層主義を、ファッション界の虚々実々を、チクチクと突つきちらしながら、ブランドは悠然とこの大茶番劇を進行させている。」

そうなんですよね~。念の上にはさらに念を入れたブランド様の意地悪描写、読んでるとうれしくなってきます。でも今回の針はあくまで軽い。だから読み終ったあとは幸せでした。
「なぜ大公は修道女ホアニータを聖者にするようローマ教会にはたらきかけないのか」という謎はヌケヌケと解明されて楽しいし、大寺院でのクライマックスはもう最高!
『招かれざる客たちのビュッフェ』には著作リストが載っていますが、もっと翻訳されてほしいですね。特にマチルダばあやのシリーズはあと二作あるそうなのでぜひとも……。

5.名前:穂波 投稿日:07/02/18(日) 11:31

ついに読みました『ふしぎなマチルダばあや』。オークションではすごい値段になっていて何で?と思いましたが、読んで納得。これ再販可能性ほとんどないのでは。映画化されて(エマ・トンプソンでしたね)原語版は普通に売っているようですが、読む力があるものなら読んでみたい。
いったい何人の子供がいるのか書いていなかったり、一番小さい赤ちゃんは別として一人一人の子供の個性が分かりにくい・・・というか書き分けようなんて気はさらさらないみたい。この辺り、シンさん「ピカレスク」というのもそうだなぁと思いました。
このお話はブランドさんちに代々伝わってきたお話でブランドも小さいころにおじいさんから話してもらったそうですと解説にありましたよね。刷り込み効果って素晴らしいとつくづく思いました。後のブランド様を作り上げたのはこういうお話だったわけです。

6.名前:シン 投稿日:07/02/24(土) 21:17

いいですよねえマチルダばあや。代々伝わってきた話を基に、ってことは先祖からしてああいう性格?意地悪は一日にして成らず、ということでしょうか。

「書き分けようなんて気はさらさらない」というのには思わず笑ってしまいました。ブランド様、きっとさらさらなかったに違いない(笑)。根性の曲がり方が素直に伝わってきてとてもさわやかな印象を受けました………というと変な感想ですが、実際そういう読後感。

7.名前:シン 投稿日:07/06/17(日) 14:58

朗報!
『ふしぎなマチルダばあや』が新訳で復刊です!
『マチルダばあやといたずらきょうだい』という題で、あすなろ書房より。訳者はこだまともこさん。
映画効果でしょうか?続編も翻訳希望。希望希望、希望です!
いや~、エマ・トンプソンに足向けて寝られませんね。ってロンドンに足向けないための秘策は知らないけど。
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