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おすすめの詩集 教えてください。 1

参加者 : 9人(一覧を見る

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1.名前:ユー 投稿日:07/11/12(月) 20:02

詩だけじゃなく、あなたの好きな本の言葉があれば教えて下さい。

2.名前:のん 投稿日:07/11/13(火) 00:20

おすすめというか、わたしが好きなのは
辻仁成の『屋上で遊ぶ子供たち』です。
古いので、これ自体は本屋では見つからないと思いますが、
思潮社の現代詩文庫に入ってます。
***********
「屋上で遊ぶ子供たち」

 何に怯えていたのか
 それすら失せて
 人は年をとり
 
 あれはまだ空が
 視界に入らなかった
 時のこと

 私に見えていたものは
 揺れる木々ではなくて
 まっすぐな風だった

 屋上で遊ぶ子供たちよ
 どうして空の青さに気づかない

 屋上を走る子供たちよ
 どうして空の高さに
 驚かない

 屋上で笑う子供たちよ
 どうして空の美しさに
 ひるまない

 そこに空があると気づくとき
 君たちは屋上を走ることもなくなり
 瞳はもう知ってしまう

*****************

あと、版画家として知られる川上澄雄の詩も、いいですよ。
*****************
「初夏の風」
われは風となりたや
かのひとの 前にはだかり
かのひとの 後ろより吹く
はつなつの はつなつの
風となりたや

*************

詩集ではないけれど、寺山修司の句集もいいと思います。

* 無名にて死なば星らにまぎれんか
  輝く空の生贄として

**********************
まずはこのあたりで。

3.名前:ランチェ・ハン 投稿日:07/11/13(火) 20:24

童話屋の「ポケット詩集」よいですよ。
Ⅱもでていて、ぼくはそっちをもっています。
あ、しまった持っていた(過去形)。
最近は、Ⅲまであるらしい。

お気に入りだったので留学のときに、もっていって、
お世話になった友人に上げてきました。

HPにあった、まえがきより
「いい詩には、人の心を解き放ってくれる力があり、また生きとし生けるものへの、いとおしみの感情をやさしく誘い出してもくれる- という茨木さんの言葉どうり、「いい詩を読んで、日本中の人たちがいまいちど本来のやさしい気持ちに立ち返って、この世界のみんなと一つに和することができたら、どんなに幸せなことでしょう。」

村野四郎、八木重吉、立原道造、高見順、大木実、三好達治、黒田三郎、山村暮鳥、千家元麿、中野重治氏らたくさんの詩人の詩を堪能できますよ。そこから、自分のお気に入りをみつけるのもいいですよね。

4.名前:ユー 投稿日:07/11/14(水) 21:05

のんさん、コメントありがとうございます。
今まで辻さんの作品は読んだことがなかったんで、詩も書いてるなんて知りませんでした。早速この週末にでも図書館へ行って探してみようと思います。
寺山修司さんといえば、気になっている詩があって、
「さよならだけが人生ならば またくる~」で始まるものなんですが、どの本に入っているのかわからないんです。もしご存知なら教えてもらえますか?

5.名前:ユー 投稿日:07/11/14(水) 22:32

ランチェ・ハンさん、コメントありがとうございます。
童話屋といえば「葉っぱのフレディ」の出版社ですよね。児童書を出してるイメージ(童話屋というだけに)があるんですが、その「ポケット詩集」には大正時代?の頃の詩人の詩が入ってるなんて、ちょっとびっくりしました。ちなみに谷川俊太郎さんの詩は入ってるんでしょうか?

6.名前:ランチェ・ハン 投稿日:07/11/15(木) 00:02

ユーさんこんばんは。
谷川俊太郎さん、ぼくも大好きです。もちろんポケット詩集に入っていますよ。ポケット詩集のいいところは、世代をこえて良質の詩がいっぱいつまっていることです。HPをぱっと引用したので見逃していましたが、上の名前はⅡで新たにくわえられた詩人たちでした。Ⅰで冒頭を飾るのは宮沢賢治の「雨ニモマケズ」で、しめくくりは茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」です。

谷川さんといえば、「あさ」と「ゆう」という絵本&詩集という形の本があります。「ゆう」をとても大切な人からプレゼントされ、いまでも宝物です。

 ゆうやけのうつくしさを よろこんでいるだろうか
 あしたがくるのを たのしみにしているだろうか

7.名前:ユー 投稿日:07/11/17(土) 20:06

ランチェ・ハンさん、こんばんは。
谷川さんの「あさ」と「ゆう」をネットで少し調べてみました。
詩もなんですが写真もとても素敵ですね。明日本屋さんに寄って探してみようと思います。
 私が初めて読んだ詩集も、写真の上に詩がのっているもので、その時にすごく感動したのを覚えています。誰かにプレゼントしたくなる気持がわかります。

8.名前:ふたば 投稿日:07/11/20(火) 18:23

「こどものころにみた空は」工藤直子の詩と松本大洋の挿絵です。
最初に、こうあります。

ひとはみな
みえないポケットに
こどものころに みた 空の ひとひらを
ハンカチのように おりたたんで
入れているんじゃなかろうか

そして
あおむいて あくびして
目が ぱちくりしたときやなんかに
はらりと ハンカチが ひろがり
そこから
あの日の風や ひかりが
こぼれてくるんじゃなかろうか

「こどものじかん」というものは
「人間」のじかんを
はるかに 超えて ひろがっているようにおもう
生まれるまえからあって
死んだあとまで つづいているようにおもう


古典的な名作「博物誌」ジュール・ルナール著は
もう黄ばんでしまいましたが、今も時々開いています。
詩集とはいえないかもしれませんが、一番短いのは
へび   ながすぎる。
いきとし生き物がお好きでしたら、お薦めです。

9.名前:トマピィ 投稿日:07/11/21(水) 12:49

ランチェ・ハン のように、大切な人からプレゼントされる詩集って素敵ですよね。今手元にあるのが「谷川俊太郎詩選集2」です。それは私が買いました。(笑) 谷川さんの詩は絵本から知りましたが、「詩人の墓」などアダルトな詩も好きです。あと、サトウハチローさんの詩集もいいですね。

10.名前:ユー 投稿日:07/11/21(水) 21:13

ふたばさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私、工藤直子さんという人は知らなかったんですが、なつかしい感じがする詩を書かれるのかな、と勝手に思ってしまいました。そういう詩って読んでいるとほわ~っとした気持ちになるんですが。どうなんでしょうか?

11.名前:のん 投稿日:07/11/23(金) 11:37

ユーさん、反応が遅くてすみません(^^; 
お探しの詩はこれですね。
*********************
 さよならだけが
 人生ならば
 またくる春はなんだろう
 はるかはるかな 地の果てに
 咲いてる野の百合 何だろう

            「かもめ」
********************
これは手持ちの本でパルコ出版の
『寺山修司名言集~身捨つるほどの祖国はありや~』
に載っていました。
装丁もかわいくてオススメな本です。

「かもめ」については、浅川マキが歌ったものや、
むかし六文銭が「さよならだけがじんせいならば」という曲を
歌ってたこともあるらしい。。。
シャンソンをもとに寺山が書いたお話に
下谷二助さんが絵をつけたものも出ていますが、
こちらは物語になっているようです。
参考になります?
作品集的な本があまりにもたくさん出ていて、
初出がどれなのか、もともと歌詞なのかなど、
詳しいことはわかりません。。。

12.名前:ユー 投稿日:07/11/23(金) 21:42

トマピィさん、コメントありがとうございます。
サトウハチローさん、良いですよね。私の家にも何冊かあります(母親の本なので古くてボロボロなんですが)
詩集おかあさん は読まれましたか?

詩集 おかあさん(Ⅰ)  序にかえて

 たくさんのたくさんの おかあさんと
 たくさんのたくさんの こどもさんたちへ
 ボクはこの詩集をささげます
          :(以下略)
 そのみなさんたちに ボクは申しあげます
 ――母ありてこそ われあり――
 ボクはおふくろがすきでした
          


13.名前:えすき 投稿日:07/11/27(火) 06:02

 どうも、こんにちは。
ありきたりで申し訳ないのですけども、
高村光太郎『智恵子抄』には、いたく感銘を受けました。
ヘタな恋愛小説を読むならばこれを、と。
純愛などという漢字二文字では
かたづけたくない、あふれる感情に打ちのめされました。
脱帽です。

 ちょいと話がずれるかもしれませんけども、
岩波文庫『中国名詩選』などもいいですね。
漢文読み下し文のあのものものしさが大好きでして。

(前略)
何を以てか憂いを解かん
唯だ杜康(酒)有るのみ

これが、三国時代を風靡した英雄、曹操の言だとは、
と、軽く打ちのめされた気分でした。

14.名前:トマピィ 投稿日:07/11/27(火) 18:04

ユーさんへ。いわさきちひろ詩画集の絵本いいですよ。おかあさん123詩集は一度ゆっくり読んでみますね♪

15.名前:ユー 投稿日:07/11/27(火) 19:45

のんさん、こんばんは。
寺山さんのあの詩がどの本に載っているのかがわかって、やっとスッキリしました。本当にありがとうございす。 

(のんさんが紹介してくれた辻仁成さんの「屋上で遊ぶ子供たち」ですが、なんと偶然古本屋で発見してしまいました☆)

16.名前:ユー 投稿日:07/11/29(木) 22:21

えすきさん、コメントありがとうございます。
『智恵子抄』すごく良いですよね。読まれた時のえすきさんの気持ち、よくわかります!(私が特に好きなのは「梅酒」です)

『中国名詩選』ですね。名詩選、ということは、いろんな人の詩が紹介されてるんですよね。もしかしたら私の好きな詩もあるかもしれませんね。

17.名前:天津冴子 投稿日:07/12/15(土) 10:58

わたしはくどうなおこ(工藤直子?)さんの「のはらうた」シリーズを持ち歩いていた時期がありました。
虫や草や風などの目線で書かれた彼らの詩が好きでした。

文庫サイズのハードカバーというあの装丁もろとも好きでした。
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