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リベさんの読書ノート

借りて読んだのに「買っちゃった本」
図書館で借りて読んで、いつも傍に置きたくなりつい買ってしまった本
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 4

カラスのジョンソン

著者 : 明川 哲也

出版社:講談社

発売日:2007-02-07

評価 :

完了日 : 2007年05月08日

この作家にもっと早くに出会いたかったと心から思えるそんな小説でした。

翔べ、高く! 羽撃(はばた)け、遠くへ!
カラスと少年の伝説が、ここに紡がれた。
“詩人”が謳い上げる、生の交歓。
千々のきらめきと、葉のこすれる乾いた音の中で、カラスのジョンソンは生まれた。
さらさらと流れる風。翼に当たる雨。遥かな空から見おろす星……。
その日から、ある伝説が紡がれていった。(以上amazonより抜粋)

羽ばたく前に両親とはぐれてしまったカラスのジョンソンと傷ついたジョンソンを世話する少年・陽一。
人間とカラス。相容れない間ながらも強い絆でむすばれた彼らですが、やがれ別れの時が訪れます。
その後お互いに残酷な現実が待ち受けていたのです…
必死に壊れまいと歯を食いしばり懸命に生きる陽一。そして全てを失い、復讐を誓うジョンソン。
物語の最後、ジョンソンは絶望の淵にいる陽一にある言葉を叫びます。この「叫び」に思わず…

一文一文にあふれる魂の篭った言葉の数々。まるで詩のよう…と思ったら作者は「叫ぶ詩人の会」の人だったのですね。その名に相応しく詩のような文章はまるで叫んでいるかのよう(特に後半)。
また各章が詩のように短くなっていましたので集中力が途切れやすくすぐ中座する私にはピッタリでした。

壮絶なあるカラスの生き様を是非多くの人に読んで欲しいです。


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獣の奏者 I 闘蛇編

著者 : 上橋 菜穂子

出版社:講談社

発売日:2006-11-21

評価 :

完了日 : 2007年02月14日

2日かけて読む予定が半日もかからず読み終えることになろうとは。
運命に翻弄され続ける少女の姿にただ圧倒されるだけでした。

残酷な最期を遂げた母。その姿を心に焼き付け生まれ故郷を離れ遠い国に逃れた少女エリン。心、そして体はズタズタに傷つけられたエリンは、蜂飼いのジョウンに保護され徐々に癒されていく。
ジョウンと暮らしていくうちに、エリンの体に眠っていた能力が覚醒されていく…

彼女を立ち直らせるきっかけとなったのはミツバチたち、野生の獣たち。大自然は彼女にとって教室であり先生でありました。なによりジョウンというまたとない導き役がいなければ彼女は立ち直れなかったでしょう。

母を失うきっかけとなった戦闘用の獣たちを思いやり、やがて王獣とよばれる獣の医者を目指すことになったエリン。

とても骨太で一つ一つのセリフに力があり、グイグイと私を引っ張っていってくれました。この巻の最後は「えーーっ、ここで終わるの?」と思わず言ってしまったほど。続きをすぐ読みたい。読まないと一生後悔しそうです!
幼い王獣・リラン、霧の民の人々、戒め、真王とその王族たち、大公の一族、イアンたち…
彼らのその後、そしてエリンにどうクロスしていくか本当に楽しみです。


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