たなぞう

WEB本の雑誌

ちさママさん > 読書ノート

ちさママさんの読書ノート

おすすめの本
-
<前のページ 1  次のページ>

 

みんなの感想を読む
 83

新釈 走れメロス 他四篇

著者 : 森見 登美彦

出版社:祥伝社

発売日:2007-03-13

評価 :

完了日 : 2007年05月12日

ほほほほ、モリミワールドですなぁ~~

「言葉が危ない」と書いて「詭弁」。まさに「詭弁」部全開!!「走れメロス」
高校までに読んでおきたい作品群をみごとにリメイク。少年たちよ、やはり名作に触れたまえ!君たちの世界が広がることまちがいなしだ!!


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 84

一瞬の風になれ 第三部 -ドン-

著者 : 佐藤 多佳子

出版社:講談社

発売日:2006-10-25

評価 :

完了日 : 2007年05月05日

泣けてくるほど青春してるなぁ~。
みんな成長したよなぁ~。
染めていた髪の毛を黒にした時、彼自身の成長をひしひしと感じたしだいであります。

「百人の敵を倒すより、己の中のたった一人の敵己を倒せ」記憶があいまいで文言自体は、正しくないが、福岡の駅伝、長距離の覇者、T女学園の陸上部のTシャツの背にこのような言葉が記してあった。ベリーショートの彼女たちがこの言葉を背にサブグラウンドでアップしている姿が印象的。

若者よ!一瞬の風になれ!


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 109

太陽の塔 (新潮文庫)

著者 : 森見 登美彦

出版社:新潮社

発売日:2006-05

評価 :

完了日 : 2007年02月26日

「クリスマスファシズム」「邪眼」「夢玉」「加茂川等間隔の法則」実に言いえて妙。痛快な作品にしあがっております。

飾磨さんのキャラがいい。「砂漠の俺作戦」なんて、もう爆笑ものですねぇ。ククククク・・・・。そして、何といっても「ええじゃないか作戦」を計画するにあたっての、演説。
「何が特別なのか知らんが、世間ではクリスマスイブは特別である。クリスマスイブに比べたらクリスマスイブイブは重要ではない。ましてクリスマス当日などはなおさら無意味である。クリスマスイブこそ、恋人たちが乱れ狂い、電飾を求めて列島を驀進し、無数の罪なき鳥が絞め殺され、簡易愛の巣に夜通し立てこもる不純な二人組みが大量発生、莫大なエネルギーが無駄な幻想に費やされて環境破壊が一段と加速する悪夢の一日と言えるだろう。」
もしも、その場に同席していたならば、私もやんやと拍手喝采。決行された「ええじゃないか騒動」も爆笑もの。
抱腹絶倒に限りなく近い作品でした。
ラストがしっとり内面に戻っていくあたり巧いなぁ~。
本格的にモリミストになってしまいそうな予感。


この感想へのコメント

1.かとちゃん (2007/02/27)
こんばんは。
ホント笑わずしていられない作品でしたね。
いろいろ思い残る話が多く。
僕の場合、愛用の自転車「まなみ号」(ネーミングがいい!)の深い絆や「街中で少し目を離すと、彼女はすぐさま十条自転車保管所に連れ去られてしまった。‥」あたりは笑いのツボに、はまってしまいました。
最後の解説には、本上まなみで「まなみ」つながりで解説か?と偶然なのか、必然なのか定かではありませんが気になるところでした。
2.ちさママ (2007/03/01)
そっかぁ~本上まなみさんが解説なのは、筆者のリクエストだったりして・・・

 

みんなの感想を読む
 8

悪童日記 (Hayakawa Novels)

著者 : アゴタ クリストフ,クリストフ、アゴタ,Agota Kristof

出版社:早川書房

発売日:1991-01

評価 :

完了日 :

この小説には一切固有名詞が出てこない。戦禍を逃れ祖母に預けられた双子の兄弟。「ぼくら」が見た事実だけを淡々と書き記した日記。彼らの壮絶なサバイバル日記。肉親の死に直面しても動じることがなく、時には彼ら自身の手で殺人をも犯してしまう。戦争という極限状態の中で生き抜く彼ら。
続編の『ふたりの証拠』『第三の嘘』も併せて読んでください。「おぉぉぉ、これぞ小説の王道!」と叫んでしまうこと、間違いない。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 10

きみがくれたぼくの星空

著者 : ロレンツォ・リカルツィ

出版社:河出書房新社

発売日:2006-06-08

評価 :

完了日 :

脳血栓で身体の自由を奪われたトンマーゾは、収容された老人ホームで、知性あふれる女性エレナに出会う。人生の終着点で初めて知った、真実の恋が奇跡を生んだ。メランコリックでユーモラスな、究極のシルバー恋愛小説。
             (「MARC」データベースより)
課題本で高い評価を受けていたので、手にとって見ました。ちょうど図書カードをいただいたので、購入して読んでみました。うん、購入して損はなかった。
「恋愛」というより「愛」がしみじみとした情緒を湛えて描かれていました。前半部分は、老人を単なる「老いぼれ」として扱ってしまう。そんな現状を考えてしまい、心痛んでなかなか読み進むことができませんでした。後半のエレナとのかかわりからは一気に読んでしまいました。エレナのくれた「星空」深い深い「愛」。80歳のトンマーゾが「再生」していく。心に深く残る作品でした。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 47

チルドレン

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:講談社

発売日:2004-05-21

評価 :

完了日 :

面白い!職場で読んでいて、吹き出しそうになることしばしば。隣人たちから「面白そうな本を読んでるんですねぇ」といわれるほど、なんてわかりやすい私。
なんといっても、陣内さん。こんな人に私もなりたい。
何事にも動じることなく、それでいて繊細。あの観察眼は繊細さがないとねぇ。

「俺たちの目的は、奇跡を起こすこと」
「そもそも大人たちが恰好良ければ、子どもはぐれねえんだよ」心に留まる言葉。

引用される箇所もいかしている。
「人生の悲劇の第一幕は親子となったことにはじまっている」「『その罪を憎んでその人を憎まず』とは必ずしも行うに難いことではない。大抵の子は大抵の親にちゃんとこの格言を実行している」
『侏儒の言葉』読んだはずなのに、残っていない。もう一度読み直さなければ・・・。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 9

マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 : 高村 薫

出版社:早川書房

発売日:1993-03

評価 :

完了日 :

実に巧みな筆致でグイグイ読ませる作品。最初の山の事件から、東京で連続殺人事件が開花する。バラバラの被害者たちがひとつの線でつながってゆく、伏線の張り方から最後にいたるまで、面白く一気によんでしまった本。

ちょうど、この作品を読んでいるとき、歯医者に通院中。超人気のその歯医者は、3時間は覚悟していかねばならないのですが、待ち時間ががまったく苦にならなかったものです。


この感想へのコメント

3.リベ (2006/11/03)
「マークスの山」を読まれたらやはり、合田シリーズってことで「レディージョーカー」でしょうか。順番でいくと「照柿」なんですが、とにかく「熱い」、それに合田さんがアレだし(苦笑)。なので(これも合田がアレなんですが)「レディー」を読んで、ちさママさんが大丈夫と判断したならその時、お読みになればよろしいかと思います。ちなみに私も昔この順で読みました。
4.ちさママ (2006/11/04)
お返事ありがとうございます^^。今日は月に2度の図書館の日。早速、仕入れてきます。

もっと読む(4件)

 

みんなの感想を読む
 1

新しい人よ眼ざめよ

著者 : 大江 健三郎

出版社:講談社

発売日:1983-01

評価 :

完了日 :

【障害を持つ長男イーヨーとの「共生」を、イギリスの神秘主義詩人ブレイクの詩を媒介にして描いた連作短編集。作品の背後に死の定義を沈め、家族とのなにげない日常を瑞々しい筆致で表出しながら、過去と未来を展望して危機の時代の人間の<再生>を希求する、誠実で柔らかな魂の小説。】
           (作出版社/著者からの内容紹介)
「いとあはれなり」。この作品はまさしく「心にしみじみと感じ入る」もの。
"That Man Labour & sorrow,&forget"
",& return/To the dark valley whence he came,to begin his labours anew"
ブレイクという詩人の名前も初めて知ったけれど、大江さんの訳に痛く感銘してしまった。全文を読んだわけではないので正しく解釈してはいないだろうし、本気で読めばブレイクの世界はきっと深淵なもので・・・荘厳な超現実世界が広がっているのだろうが、大江さんの日常によく結びつき深い思索を感じます。
"Father!father!where are you going?/O do not walk so fast/Speak,father,speak to your little boy/Or else I shall be lost
この詩がいたく心に残るところ。私自身は精神的な喪失として、読んでしまい、親として心にいたくいたく響いてしまいます。
この著書の中で、リアルに思い出された小説家Mさんの割腹自殺。確か小学校中学年の頃。友だちの家の居間で、サッカーゲーム(ピンボールのような2本の羽がゴール手前についていて、その羽で相手のボールを阻むゲーム)に興じていたとき、つけっ放しのブラウン管に映し出されたM氏。確か生中継だったと思う。日の丸ハチマキを締めたM氏が日本刀片手に演説をしていた、あのシーン。ゲームしながら横目でチラッとみただけなので、割腹シーンも何も覚えていない。放映されたのか、否か。見たけれど、現実離れしたドラマのように受け取ったのか。あの時、彼の生き様は、皆にどのように映ったのだろうか?
話が本著から大幅にそれてしまいました。大江さんの真摯な眼に心うたれた一冊でした。





この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 3

わたしのせいじゃない―せきにんについて (あなたへ)

著者 : レイフ クリスチャンソン,ディック ステンベリ

出版社:岩崎書店

発売日:1996-01

評価 :

完了日 :

とても薄く、簡単に読めてしまう。けれど、ずーんと心に深く深く残る一冊。
「わたしのせいじゃない」14人のこどもたちの言葉。
「わたしのせいじゃない」と言っている間は、解決もない、成長もない。
後半の写真をめくるたび、「わたしのせいじゃない」と言っていた自分を突きつけられてしまいます。
これは、スェーデンの教科書としてつかわれています。
シリーズとして「たんじょうび―ゆたかな国とまずしい国」
「たいせつなあなた」 「じぶん」があります。
小学生から高校生、いえ大人の方にも読んでほしい一冊です。


この感想へのコメント

3.きゃろる (2008/11/01)
こんにちは。
とても良い本と出会えました。ありがとうございます。
多くの人に読んでもらいたいですね。
4.ちさママ (2008/11/02)
>きゃろるさん
こんばんは。きゃろるさんのHPもお邪魔させてもらいました。この本に最初であった時、あぁ、皆に読んで欲しい、いじめている子にも読んで欲しい。広がっていけばいじめもなくなる、そうあってほしいものです。

もっと読む(4件)

 

みんなの感想を読む
 17

ビタミンF

著者 : 重松 清

出版社:新潮社

発売日:2000-08

評価 :

完了日 :

つらい時、悲しい時、君はひとりではない。Family、Freind・・・君はひとりじゃない、たくさんたくさん君を元気にしてくれるビタミンが回りにいるのだ。
「さっちゃん」はつらい題材でしたが、いじめに立ち向かうヒントがある、そんな気がしました。「さっちゃん」をNHKがドラマ化したのだけれど、すごく期待して観たら、娘役がド素人で、駄作。感動した作品は映像化されたものは見てはいけないのかもね。


この感想へのコメント

2.ベアandリーチェ (2006/10/16)
>ちさママさん
「りはめより100倍おそろしい」って言う本があるんですけど。実際 「いじり」の方が今は「いじめ」よりも恐ろしいらしいですね。「いじめじゃないもん」って言うのが免罪符になっているのでしょうか…
3.ちさママ (2006/10/17)
>ベアトリーチェさん
コメントありがとうございます。「りはめより・・・」是非読んでみようと思います。「いじめ」が原因の自殺がまた立て続けにおこってしまいました。「いじめる子」「いじめられる子」どちらにも、重松清さんの本を読んでほしいものです。これ、という解決策はででこないけれど、心の支えになる気がする。

もっと読む(3件)

 

みんなの感想を読む
 7

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

著者 : アゴタ・クリストフ,堀 茂樹

出版社:早川書房

発売日:2006-06

評価 :

完了日 :

三部読み終えて感じるのは、アイデンティティの危うさ。自己を自己として認識できるものは、何なのだろうか?私自身の存在を証明するものは何なのだろうか?読み返しても面白かった。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 6

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

著者 : アゴタ クリストフ

出版社:早川書房

発売日:2001-11

評価 :

完了日 :

『悪童日記』から『第三の嘘』までの三部作。セットで5点。この展開の妙。小説を良く知っている作者だ。翻訳も非常に簡潔な文体で読みやすい。って原作では読めないけど・・・


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 1

レナードの朝 (サックス・コレクション)

著者 : オリバー サックス

出版社:晶文社

発売日:1993-07

評価 :

完了日 :

オリバーサックスは精神科医。『妻を帽子に間違えた男』も様々な症例の患者さんの話が載っていて興味深く読めたのですが、ストーリー性はこちらの方があります。映画も併せてどうぞ。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 5

ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)

著者 : スティーヴン キング,Stephen King,浅倉 久志

出版社:新潮社

発売日:1988-03

評価 :

完了日 :

映画「ショーシャンクの空に」の原作『塀の中のリタ・ヘイワース』が収録されている短編集。
「希望」を胸に生きていくことの大切さをしみじみと感じる。映画も素晴らしい、原作も素晴らしい。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 53

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

著者 : リリー・フランキー

出版社:扶桑社

発売日:2005-06-28

評価 :

完了日 :

一日に数本しかない電車、朝7時の電車に乗り遅れると、9時の電車で学校に遅刻して行った。毎月生活保護の手当ての出る日には、我が家の前の酒屋は朝から大人たちが飲んだくれ、グデングデンになった彼らを、タクシーに押し込む店主。そんな町が私は嫌いだった。
東京タワーを開いて、数ページで「私の町だ」と思った。本の中で自分の故郷と出会うなんて思いもしていなかった。私の大嫌いだった町が、優しく書かれていた。両親の住む町、年に2~3度しか訪れない町。あの町のことを思う、あの町に住む母を思う。朝早くから働き、夜も私たちが寝付いてから寝る。いったい、いつ寝ていたのだろうか。母はどんな時でも母であった。そんな母に比べると、私は母親失格だ。娘のどうしようもない反抗が私に向かってくるのは当然のことだ。来週の日曜は母のもとに帰ってみよう。味ご飯を炊いて。


この感想へのコメント

<前のページ 1  次のページ>

Copyright c 2006 WEB本の雑誌 All rights reserved.