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ちさママさんの読書ノート

中・高校生の教科書 問題集
教科書に載ってる本、載せたい本
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 3

源氏物語の時代―一条天皇と后たちのものがたり (朝日選書 820) (朝日選書 820)

著者 : 山本 淳子

出版社:朝日新聞社

発売日:2007-04-10

評価 :

完了日 : 2008年11月03日

一条天皇を中心として、歴史物語、公卿たちの日記、「枕草子」「源氏物語」から時代を明らかにしていく。読みやすく、わかりやすく、大学生の論文の手本にもなりそうな考証の手法。しかし、論文という体裁をとっているわけではないので、実に読みやすい。

伊周、隆家の花山天皇に対する暴挙。そっか、事の仔細はこうなんだぁ。花山天皇の好色ぶりも実にわかりやすい。17歳の即位、その即位式の彼の暴走ぶり。「花山天皇の出家」(『大鏡』)は高校教科書によく掲載されているが、若い天皇がまんまと道兼にだまされるという成り立ちで解釈されるが、それだけじゃないのよねぇ。あの花山天皇の暴挙は高校生にしかも授業中に説明するには、不適切。だけど愛する怟子の死も、彼がからんでいたわけなんだぁ。へぇ~~ほぅ~~~とだけでなく、うぅ~~む。実に面白い。

女性は政治の手段、というのはわかっていたが・・・
つい先日観た「ブーリン家の姉妹」とほぼ同じ構造で、これは、全世界共通のものだったのね。ヘンリー8世と花山天皇がだぶってしまうのだった。

さて、まだ実は読破しておりませぬ。今からがいよいよ『源氏物語』への突入。ワクワク。一気に読みあげてしまいそう。

授業中に話すには、刺激が強すぎるけれど、是非生徒たちにも読んで欲しいな。古典の世界にひきこまれること間違いなし!!


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 1

東大合格生のノートはかならず美しい

著者 : 太田 あや

出版社:文藝春秋

発売日:2008-09-25

評価 :

完了日 : 2008年10月22日

徹底分析、とあるが、徹底分析とまではいえないかなぁ~。賢い子のノートは、やはり賢いというわけです。授業内容が理解できていることがよく分かるノートです。
いいノートのとり方として、次のようなポイントがあげてありました。「①板書の部分」「②教師の話を書く部分」「③自分の疑問や考えを書く部分」
特に大切なのが③とあるのですが、賢い子にしか③は沸いてこないかもね。
東大合格者のコメントや対談もついており、参考になる。


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 7

黄色い本―ジャック・チボーという名の友人 (アフタヌーンKCデラックス (1488))

著者 : 高野 文子

出版社:講談社

発売日:2002-02

評価 :

完了日 : 2008年08月03日

やっぱり高野文子よねぇ~、としみじみ思う。
「その日読んだ内容と自分の一日の出来事を、同時進行で日記につけていたんです。」「表向きは何も起こっていないのに自分の中では嵐のような毎日が続いていて、それを大学ノートにずらずらと何ページも書き付けていました。」「チボー家のジャックに伝えるかのように日記に書く、というのをえんえん一年もやってたんです。」(『考える人』春号より)すごいなぁ、本当にすごい人だなぁ。
印象的な場面の数々。布団の中で読んだいた本を閉じて、枕もとの電気スタンドをバッチと消す。
「好きな本を一生持ってるのもいいもんだと、俺は思うがね。」と田家実地子さんのおとうさんが、作業をしながらよそを向いたまま言うシーン。そのまま高野さんのお父さんなのね。『チボー家の人々』も読まなくちゃね。またまた課題本が増えたぞ。


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 1

この人この世界 2008年4-5月 (2008) (NHK知るを楽しむ/月)

著者 : 瀬戸内 寂聴

出版社:日本放送出版協会

発売日:2008-03

評価 :

完了日 : 2008年08月02日

源氏物語の男君たち

前回は女性達にスポットをあてての講義であったと記憶するが、今回は男君たち。光源氏を中心としての男君たち、テレビの講座は見ることができなかったけれど、文面で十分味わえる。これも京都旅行のための予習本。


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 1

源氏物語の京都案内 (文春文庫 編 5-9)

著者 :

出版社:文藝春秋

発売日:2008-03-07

評価 :

完了日 : 2008年08月01日

来週から京都へ旅立ちます。だって、今年は源氏千年紀なんですもの。ちょうど職場研修の中にこの研修旅行の募集があったものですから・・・3日間の文学散歩。文学散策。「暑いぜぇ、死ぬぜぇ。しかもこの研修のガイドリーダーの先生、むちゃくちゃ歩き回るぜぇ。」とこの研修経験者が脅す。いいの、いいの。そんなに歩き回ることができるのも、もうあとわずかよ、来年はそんな旅しようとも思わないわ。
せっかく行くんだから勉強していかなくては・・・と購入。目的どおりの本でした。ますます京都の旅が楽しみ。研修旅行のついでに熊野古道も行きたいのだが、多分いつもの奈良の古寺散策で終わりそう。


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 6

他人を見下す若者たち (講談社現代新書)

著者 : 速水 敏彦

出版社:講談社

発売日:2006-02

評価 :

完了日 : 2008年02月09日

「自分に甘く、他人に厳しい」「努力せずに成果が欲しい」「すぐにいらつき、キレる」「無気力、鬱になりやすい」「悪いと思っても謝らない」などなど・・・と現状分析はできているのですが、では、その原因は、はてさて、筆者の専門である教育において何をなすべきなのか、などが論述されていないのが残念ですね。昨年度この文章を課題文にしている大学の小論文問題があったのだが、どのような解答をよしとしたのだろうか?

世の中の対人関係がおかしくなっていることは、事実だけれど、では、どうあるべきか?
以前NHKの「英語でシャベラナイト」の番組中のインタビューで、「素敵な生き方をなさっていますが、何を心がけていますか?」という質問に、アメリカの女優さんが「常に敬意をもって接すること」。とても印象的な答えでした。だから、素敵なのね。人を見下すと、心がパサパサニなっていく、そう思う。


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 1

伊豆の踊り子ほか (読んでおきたい日本の名作)

著者 : 川端 康成

出版社:教育出版

発売日:2003-12

評価 :

完了日 : 2008年01月26日

今更ながら、この本を手に取るのは聊か照れてしまう。高校1年生に強制的に読ませてみようと思い、一緒に読んでみた。
一糸纏わぬ姿でおおらかに手をふってくる温泉シーン。「いい人ね」「いい人はいいね」なんてしみじみしてしまう場面だろう。あぁ純愛。
読ませた読書好きの高1男子生徒は、「純愛ですねぇ」おぅおぅ、わかってくれたか。君は、いい恋愛をするぞ。


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1.ryoukent (2008/01/26)
そうです。一纏わぬ姿で手を振るのです。主人公で20歳の1高生はそれを全部見ているのです。でもどの映画も全部は見れない。ケチ。
2.ちさママ (2008/01/26)
コメントありがとうございます。薫が手を振るシーンは想像力をかきたてるところ。映画を見たことがありませんが、映像にするととてもいいんだけどなぁ。いやらしさを出さずにあのシーンを再現するのは難しいのでしょうね。
 

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 3

雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)

著者 : 村上 春樹

出版社:新潮社

発売日:1991-07

評価 :

完了日 : 2007年10月07日

高校1年生の入門問題集にとりあげられていたけど。彼の作品を問題化することに問題があると思う。まぁ、村上作品に生徒を誘うのにいいかな?


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 2

村上春樹全作品 1990~2000 第1巻 短篇集I

著者 : 村上 春樹

出版社:講談社

発売日:2002-11-21

評価 :

完了日 : 2007年10月07日

『青が消える』(「国語総合」明治図書所収)
高校1年生の国語の教科書に掲載されている。高校生がはじめて出会う村上春樹作品としては、どうだろうか?


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 2

日本人のしつけは衰退したか―「教育する家族」のゆくえ (講談社現代新書 (1448))

著者 : 広田 照幸

出版社:講談社

発売日:1999-04

評価 :

完了日 : 2007年08月27日

「家庭の教育力が落ちた」
「最近の家ではまともなしつけが出来ていない」
「昔の家庭ではきちんと子どもをしつけていた」
そんなに最近の家庭は、親はダメになったのか?
昔の家庭はきちんとしつけができていたのか?
通説に疑問を呈することから始まり、まさに「目から鱗」の筆者の論の展開。
家庭の教育力は低下するどころか、増強していると言ってもよい。しかし、それは人間教育ではなく、学歴の面において。明らかに低下したのは地域の教育力。学校教育の普及とともに社会の変化とともに「教育する家族」が次第に広がることにより、しつけや教育への認識が変化してきたと明快に分析する。
データを読み取り科学的に分析していく筆者の論は説得力がある。筆者の造語であるかもしれないが、「パーフェクトチャイルド」「パーフェクトママ」自分自身の子育てにも重なるものが見え隠れしていて、実に考えさせられる一冊。

教育系を目指す方も必読!


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 1

高校生が感動した「論語」 (祥伝社新書) (祥伝社新書)

著者 : 佐久 協

出版社:祥伝社

発売日:2006-06-27

評価 :

完了日 : 2007年08月18日

彼の授業を受けたかった。論語が何故語り継がれるのか、論語が脈々と東洋人の心に染み渡るのか、原文を何度も読み返して、自分の心に残るものだと思っていたけれど・・・こういう現代的解釈を打ち出すことによって生徒の心に残るものになるのだろうなぁ。


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4.ちさママ (2007/08/22)
とうちゃんさん>コメントありがとうございます。私も「漢文」大好きでした。高1で学習した『臥薪嘗胆』、「吾が目を抉りて東門に懸けよ」の文言に「キャー!」と一人のけぞっておりました。春秋時代戦国時代にまつわる小説等ありましたらご紹介ください^^
5.笹井恒雄 (2007/08/29)
孔子についてはやはり史記「孔子世家」、「孔子家語」でしょうか。吉本隆明がだしていた雑誌の「試行」の30~32に芹沢俊介の「教育者としての孔丘」という激越な論がありましたが...1971年のことでした...sasaitsuneo

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 4

お母さんは「赤毛のアン」が大好き (角川文庫)

著者 : 吉野 朔実

出版社:角川書店

発売日:2004-05

評価 :

完了日 : 2007年07月28日

「お父さんは・・・」の中で、「これ、読んだ読んだ」というものが多く嬉しくなってしまいましたの。
中でも「妻を帽子と間違えた男」を評価していただいているのが嬉しくて嬉しくて。学生時代の下宿仲間で、いたく熱く語った思い出の一冊でしたの。
このエッセイを読みながら、自分自身を重ねてしまう。本を語れる仲間がいるって、とても幸せ。
”読みきった自慢”では、うぅ、私と同じ人がいる。学校図書館で借りて挫折し、長女の産休期間中に市立図書館で借りて挫折し、3度目の正直と手に取り、ようやく読みきった本。やはり、てこずる本って同じなのね。


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 5

お父さんは時代小説(チャンバラ)が大好き (角川文庫)

著者 : 吉野 朔実

出版社:角川書店

発売日:2002-02

評価 :

完了日 : 2007年07月27日

漫画と侮ることなかれ。

吉野朔実という漫画家に学生時代ほれこんでおりました。
私の学生時代は、少女マンガ最盛期だった。
萩尾望都 竹宮恵子 大島弓子 山岸涼子 くらもちふさこ
吉田真由美 里中真智子 一条ゆかり 大和わき 池田理代子 高野文子etc・・・・漫画で人生作ってきた、かも?

ほれ込んでいたのは、彼女のバックボーンが作り出すものだったのねぇ~~
中高生にも是非読んでほしい一冊。


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1.どんぐり (2007/10/22)
同じく私もマンガで人生の半分くらいができてるかもです。
吉野朔美も掲載誌のぶーけ大好きでした。
足跡たどってきちゃいましたー。
この続きの「お母さんは赤毛のアンが好き」、
「弟の家には本棚がない」も大好きです。

2.ちさママ (2007/10/23)
コメントありがとうございます。
そうそう「ぶーけ」でしたね。「りぼん」「なかよし」「マーガレット」「少女フレンド」から始まって、「ぶーけ」「Lala」他にも、吉田真由美さんの連載がよく載ってた雑誌があったような気がするのですが・・・
 

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 2

絶対安全剃刀―高野文子作品集

著者 : 高野 文子

出版社:白泉社

発売日:1982-01

評価 :

完了日 : 2007年07月18日

私は何を隠そう漫画大好き少女だった。近所に「貸本屋」というものが存在し、小学校の中学年から高校生までの10年弱毎日足しげく通い、果てはその店番までやっていた。単行本の漫画と週刊漫画および月刊漫画はここで楽しんでいた。ただ、どうしても手元においておきたい作家たち(大和亜紀、山岸涼子、吉野朔実、大島弓子、萩尾望都、etc遥か遠い遠い時代のことなので記憶がかすんでいる・・・・。)はコレクションしていた。漫画は結婚と同時に実家に置き去りにし、いつの間にか処分されていた。が、これは忘れられない作品。どうしてももう一度手に取りたくて、購入。

17編を収めているが、どれもこれも完成度が高い。中でも「田辺のつる」ぼけてしまった老女の幼児がえり。孫娘に怒られ部屋の外に追い出されるシーンは秀逸。「いい子になりますからあけてください」「ちゅうちゅうねずみでるんですーこわいのーあけてー」という幼子の台詞から脈絡のない台詞へと変わっていくんですね。「きんぞーきんぞーいい子になりますね」「おとうさまが帰ってらっしゃいますよ」「あなた はやまったことしないで下さい 私たちどうしたらいいんですか」などなど彼女の一生がフラッシュバックしてくる。ひとりドアの向こうで口走る彼女。たまりかねた孫娘がドアをあけると、ふと現実に戻ったかのような「つる」さんがいるんだけど、やっぱり彼女は幼子なのよね。大島弓子さんの作品にも同じ手法のものがありましたが(主人公は老人)漫画の特質を十分に生かした作品です。

非常に完成度の高いセンスのいい高野文子さん。新しい作品もこの際、いろいろと購入してみたけれど、やはりこれが一番完成度が高いですね。


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1.衒学舎 (2007/08/05)
衒学舎と申します。
高野文子さんの漫画は初期の頃から好きでした。実は初期の頃は、一枚絵(イラストレーション)の中に込められた物語が優れていて、かえってコマ漫画になると、それが薄められ気がしていました。
そうする内に、この「絶対安全剃刀」が刊行されました。そして本作は以前の予想を凌駕する出来で、声が出なくなってしまいました。正に「!」の読後感でした。もう20年も前の本ですが、大切に取ってあります。
2.ちさママ (2007/08/06)
始めまして。コメントありがとうございます。
高野さんはインパクトのある作家であり衒学舎さんのおっしゃるように物語が込められている。20年前の女性漫画家達の知性は本当に脱帽ものでした。
 

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 3

13歳は二度あるか―「現在を生きる自分」を考える

著者 : 吉本 隆明

出版社:大和書房

発売日:2005-09

評価 :

完了日 : 2007年03月21日

大学生の私にとって、読まなければならない難解本であった吉本隆明さん。実に簡単に中学生のために書いてあります。
「世の中がひっくり返るような出来事がこれから起こらないとは限らないーいま何を見るのか、どう読むのか」と帯にあるように13歳に自分なりに社会に対する判断をし、イメージを持つことを薦めています。それは、彼が13歳の時に戦争が始まったことに深く関わっています。

「時代をつかむ、新聞を読む」「社会と関わる、自分を生きる」「宗教とは何か、法律や国家はどう成立したか」「犯罪と死について考えてみる」「戦争というもの、自分との距離」と第5章からなっているのですが、それぞれ実に平易な言葉で語ってくれています。根本には当然彼の確固たる思想がありますので、もう一度彼の他の書を読んでみるほうが彼の言わんとすることが正確なものとなるでしょう。ただ、春休みを迎えるにあたり、彼の難解な語彙に触れるのは抵抗がありますが・・・

【心に残る言葉】
「社会的な個人」「個人的な個人」は分けて考えなければならない。仕事での評価と、人間としての評価をごちゃまぜにすることもなくなります。
仕事の場で自分の人間性まで評価されようとする人は、頑張っていることそのものによって、他人を傷つけることがあります。(中略)役割の中で評価されなかったり、傷つくことがあったとしても、あなたの人間としての価値が傷つくわけではないのです。

人を動かすのは自由な意思の力だけ。それ以外の名目で人を従わせるのは愚かなこと。

宗教、戦争、国家というものを語ってくれるのですが、実に的を射ている。「社会の中で生きていく」ことが人間の基本なんだよなぁ~。なんてことを思っております。


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 127

一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--

著者 : 佐藤 多佳子

出版社:講談社

発売日:2006-08-26

評価 :

完了日 : 2007年03月13日

清清しい、初々しい。
あぁ~爽やかな風が吹いている。
これぞ青春。スポーツにはまる、ってこういうことよねぇ。

君たちが、私の息子ならば、もしくは息子の友人たちならば、あるいは娘の男友達なら、言うことなしだ。大いに青春を謳歌してくれ給え!

第二部、第三部にも期待。ついでに「バッテリー」も読んじゃおうかなぁ~~。
娘にはいつも「お母さんの薦める本は、ドロドロしてる」と言われるので、たまには母親らしく「はい」と差し出せる本を選んでみました。


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 106

太陽の塔 (新潮文庫)

著者 : 森見 登美彦

出版社:新潮社

発売日:2006-05

評価 :

完了日 : 2007年02月26日

「クリスマスファシズム」「邪眼」「夢玉」「加茂川等間隔の法則」実に言いえて妙。痛快な作品にしあがっております。

飾磨さんのキャラがいい。「砂漠の俺作戦」なんて、もう爆笑ものですねぇ。ククククク・・・・。そして、何といっても「ええじゃないか作戦」を計画するにあたっての、演説。
「何が特別なのか知らんが、世間ではクリスマスイブは特別である。クリスマスイブに比べたらクリスマスイブイブは重要ではない。ましてクリスマス当日などはなおさら無意味である。クリスマスイブこそ、恋人たちが乱れ狂い、電飾を求めて列島を驀進し、無数の罪なき鳥が絞め殺され、簡易愛の巣に夜通し立てこもる不純な二人組みが大量発生、莫大なエネルギーが無駄な幻想に費やされて環境破壊が一段と加速する悪夢の一日と言えるだろう。」
もしも、その場に同席していたならば、私もやんやと拍手喝采。決行された「ええじゃないか騒動」も爆笑もの。
抱腹絶倒に限りなく近い作品でした。
ラストがしっとり内面に戻っていくあたり巧いなぁ~。
本格的にモリミストになってしまいそうな予感。


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1.かとちゃん (2007/02/27)
こんばんは。
ホント笑わずしていられない作品でしたね。
いろいろ思い残る話が多く。
僕の場合、愛用の自転車「まなみ号」(ネーミングがいい!)の深い絆や「街中で少し目を離すと、彼女はすぐさま十条自転車保管所に連れ去られてしまった。‥」あたりは笑いのツボに、はまってしまいました。
最後の解説には、本上まなみで「まなみ」つながりで解説か?と偶然なのか、必然なのか定かではありませんが気になるところでした。
2.ちさママ (2007/03/01)
そっかぁ~本上まなみさんが解説なのは、筆者のリクエストだったりして・・・

 

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 1

パラサイト社会のゆくえ (ちくま新書)

著者 : 山田 昌弘

出版社:筑摩書房

発売日:2004-10-06

評価 :

完了日 : 2007年02月11日

親に基本的生活を寄生する若者を「パラサイトシングル」と名づけた方の続編。お金に余裕のあったパラサイトシングルが変容していくと分析する序章「パラサイトシングルの変質」からなかなか面白い。その序章の中で語られる「1998年問題」これは、別書でも主張しているのですが、簡潔に扱われていて読みやすい。雑誌初出ですので、一つ一つの章が随筆のように完結しており、読みやすい。現代社会の現状把握に役立ちます。小論文にも使えますね。
ただ、筆者も冒頭で述べているように「社会は常に変化して」おり、「研究成果は一種の『生もの』となり、売りに出したとたん、いや売りに出す前から鮮度がどんどん落ちていく」賞味期限が非常に短いので早めのお買い求めが必要。


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 15

いちご同盟 (集英社文庫)

著者 : 三田 誠広

出版社:集英社

発売日:1991-10-18

評価 :

完了日 : 2007年01月30日

タイトルが気恥ずかしく読まずに過ごしていたのですが、わけあって、読みました。テーマは重たく、内容は軽く。もう少し深く描写があってもよいようなぁ、でもこれくらいのものかなぁ。深く書いちゃうと重い本になるからでしょうね。
いろいろ示唆するものはあるのだが、不完全燃焼、ですかね。とりあえず、学校の教科書か問題集に入れてもいいかもしれないが・・・いまいちかなぁ。


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 1

平家れくいえむ紀行

著者 : 中石 孝

出版社:新潮社

発売日:1999-07

評価 :

完了日 :

文学散歩のお供にどうぞ。
平家の中では、やはり「木曾の最期」が、当時の武士(もののふ)を彷彿させていい。木曾殿と乳兄弟今井四郎兼平の肉親以上に深い情愛がせつなくていい。
以前芭蕉に因んだ旅をテーマに、湖西線に乗って義仲寺へ。巴塚があったけれど、あまり思いを寄せずに通り過ぎてしまったなぁ~。もう一度木曾殿をテーマに巡ってみよう。


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