たなぞう

WEB本の雑誌

青くび大根さん > 読書ノート

青くび大根さんの読書ノート

2008
-
<前のページ 1  2  3  4  5  次のページ>

 

みんなの感想を読む
 67

八日目の蝉

著者 : 角田 光代

出版社:中央公論新社

発売日:2007-03

評価 :

完了日 : 2008年03月20日

本屋大賞にノミネートされてたんで、あんまり内容知らずに購入。
読み始めて、いきなり不倫相手の赤ん坊を拉致するところからで、これは「愛憎劇が繰り広げられて…」と勝手に予想してかなり覚悟が必要と思ってたけど、あんまりドロドロ系じゃなかったね。

不倫相手の赤ん坊を誘拐して、西へ西へと逃亡する希和子。行き着いた先は逃亡途中で知り合った人物の実家・小豆島。
そのころには数年がたち、子供は小学生に。薫は希和子を本当の母親と思い込んでいて、二人の間には親子関係が生まれていたが、夏祭りで偶然撮られた写真が原因で居所が知れてしまい、薫は本当の母親の元へ連れ戻される。

誘拐犯で、本当の母親ではないけれど、希和子は確かに母親となっていた。その姿に心を動かされ、同情してしまう。希和子に比べて、本当の両親がちっぽけに見えてしまう。

時は流れ、薫は大学生。希和子と同じく不倫関係を持ち、妊娠する。
友人と旅に出て、小豆島を訪れようとする。そして、希和子を憎みたいわけではなく、本当の母親も希和子も等しく母親であったことに気づく。
ここでほろり、涙。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 66

映画篇

著者 : 金城 一紀

出版社:集英社

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2008年03月20日

「今すぐ映画が見たくなる。今すぐ誰かに読ませたくなる。笑いと感動が詰まった、完全無欠のエンターテイメント!」
帯にはこうあった。
『ローマの休日』を中心にさまざまな映画が登場するストーリーで、何本かは見たことがある作品があった。見たことがある映画はもう一度見たいと、見たことがない映画は見てみたいと興味を湧かせてくれる。
読み終わってすぐに『ショーシャンクの空に』のDVD引っぱり出してきて見始めました。

「太陽がいっぱい」「ドラゴン怒りの鉄拳」「恋のためらい/フランキーとジョニーもしくはトゥルー・ロマンス」「ペイルライダー」の四編だけでもかなり満足したけど、最後の「愛の泉」で大満足。
秀逸。

たまに原作を読んでから映画を見たときにがっかりすることがある。だから映画を敬遠しがちで、よっぽど興味がないと映画を見なくなってしまっていたけれど、この本に映画のパワーを見せつけられた。小説に映画の力を証明されるなんてなんとも不思議な感じ。

『ゴールデンスランバー』も捨てがたいけど、個人的に本屋大賞とってほしい。


この感想へのコメント

1.ベアandリーチェ (2008/03/22)
こんにちは
五つ星ですか!
私はこれを1位で投票しましたよ、本屋大賞。
こういう本をたくさんのヒトに読んで欲しい と思ったので。
2.青くび大根 (2008/04/05)
こんにちは。
本屋大賞の発表間近ですね。楽しみです。
今年も授賞式の様子はネットで放送されるんでしょうかね?
 

みんなの感想を読む
 75

私の男

著者 : 桜庭 一樹

出版社:文藝春秋

発売日:2007-10-30

評価 :

完了日 : 2008年03月19日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 32

ラットマン

著者 : 道尾 秀介

出版社:光文社

発売日:2008-01-22

評価 :

完了日 : 2008年03月12日

今回もやられました。

人間の絵と並んでいるとおじさんに見え、動物と並んでいるとネズミに見えるという絵、ラットマン。
「自分の見たいものだけを見てしまう」なんて言うけど、「ラットマン」も同じで、この絵はおじさんだと思い込んだらネズミには見えなくなってしまうし、ネズミだと思い込んだらおじさんには見えなくなってしまう。

物語の展開を「これはあれだろう」なんて予想していたけれど、自分の見たいものを見ようとしていたようで最後に見事に騙されました。
この作品自体がラットマンのようなものです。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 6

扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)

著者 : 石持 浅海

出版社:祥伝社

発売日:2008-02-08

評価 :

完了日 : 2008年03月12日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 93

阪急電車

著者 : 有川 浩

出版社:幻冬舎

発売日:2008-01

評価 :

完了日 : 2008年03月12日

阪急今津線。
宝塚駅から宝塚南口、逆瀬川、小林、仁川、甲東園、門戸厄神、西宮北口を結ぶ路線。
大阪にいて阪急電車は利用するけれど、一度も使ったことのないこの路線。しかし、あのえんじ色の車両が人気あるとは意外だな。

今津線のひと駅ひと駅でさまざまな人々が出会い、視点を変えて目撃される。恋の始まり、別れの決意、年上の彼の話、子供をしかるおじさん。関西弁で語られる何もかもが温かくて、ハッピーにしてくれる。
やっぱり関西弁はいいなぁって思わせてくれました。

こんなやりとり今まで電車の中で目撃したことないよって思うけど、自分が電車の中で本ばっかり読んでるからか。
もしかしたら、毎日どこかでこんなやりとりがあるのかもしれないと思うと、本ばっかり読んでもいられない。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 11

ジャンプ (光文社文庫)

著者 : 佐藤 正午

出版社:光文社

発売日:2002-10

評価 :

完了日 : 2008年03月10日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 6

高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫)

著者 : 小路 幸也

出版社:講談社

発売日:2008-02-15

評価 :

完了日 : 2008年02月21日

「解す者」シリーズとでも言えばいいのか『空を見上げる古い歌を口ずさむ』に続く作品。
小路さんの作品の登場人物は誰もが純粋。この作品以外にも「バンドワゴン」シリーズや「HEART」シリーズでも。
それに物語の雰囲気が現実とはどこかズレているけれど、感傷に浸ってしまう懐かしさがある。
何とも不思議な感じ。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 10

写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮文庫)

著者 : 北森 鴻

出版社:新潮社

発売日:2008-01-29

評価 :

完了日 : 2008年02月21日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 11

触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉 (新潮文庫)

著者 : 北森 鴻

出版社:新潮社

発売日:2005-07

評価 :

完了日 : 2008年02月21日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 14

凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)

著者 : 北森 鴻

出版社:新潮社

発売日:2003-01

評価 :

完了日 : 2008年02月21日

香菜里屋シリーズとは一味違って、民族学とミステリ。京極夏彦、高田崇史の大半を読んでるんで「知ってる、知ってる」って箇所が結構あって楽しめました。
個人的には先に挙げたお二方よりくどくなくて読みやすい。

他のシリーズのキャラが出てきてさらに北森ワールドにやられちゃう。
いやらしいなぁ。ちょこっとだけ出てくるなんて、他のシリーズも気にならないわけないよ。

宇佐美陶子シリーズを買いに行こう。
見事に策略にはまってるなぁ。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 35

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

著者 : 北尾 トロ

出版社:文藝春秋

発売日:2006-07

評価 :

完了日 : 2008年02月21日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 22

イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)

著者 : 絲山 秋子

出版社:文藝春秋

発売日:2006-05

評価 :

完了日 : 2008年02月21日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 6

黒い森

著者 : 折原 一

出版社:祥伝社

発売日:2007-11

評価 :

完了日 : 2008年02月21日

以前に『倒錯の帰結』でもありました、前から読んでも後ろから読んでもOKで真中に二つの物語を繋ぐ解決編という構成。

もう展開が読めちゃって、読めちゃって。あかんなぁ。「折原一」っていう名前で「叙述ものだな。騙されないぞ」ってなってしまう。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 26

隠蔽捜査 (新潮文庫)

著者 : 今野 敏

出版社:新潮社

発売日:2008-01-29

評価 :

完了日 : 2008年02月11日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 19

人間失格 (集英社文庫)

著者 : 太宰 治

出版社:集英社

発売日:1990-11

評価 :

完了日 : 2008年02月11日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 28

片眼の猿 One‐eyed monkeys

著者 : 道尾 秀介

出版社:新潮社

発売日:2007-02-24

評価 :

完了日 : 2008年02月11日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 19

向日葵の咲かない夏

著者 : 道尾 秀介

出版社:新潮社

発売日:2005-11

評価 :

完了日 : 2008年02月11日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 92

赤朽葉家の伝説

著者 : 桜庭 一樹

出版社:東京創元社

発売日:2006-12-28

評価 :

完了日 : 2008年02月07日

このミス1位、佐々木譲さんの『警官の血』と同じ三世代に渡る物語。

鳥取のとある旧家・赤朽葉家の女三世代。
「千里眼奥様」と呼ばれる祖母・万葉。
暴走族から売れっ子漫画家になった母・毛毬。
物語の語り手である瞳子。

祖母が死の間際に漏らした一言の謎を瞳子は調べることになるけれど、そこまでは「これミステリだよね?」って疑いたくなるほどの前振りぶり。謎になってた殺された人はすぐにわかっちゃったし、ミステリの要素よりも、女系三代に渡る昭和の一大叙事詩の方が圧倒的。

日本推理作家協会賞、このミス2位、直木賞受賞、本屋大賞2作ノミネートと乗りに乗っている桜庭一樹さん。これからも期待大。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 16

羊をめぐる冒険〈下〉 (講談社文庫)

著者 : 村上 春樹

出版社:講談社

発売日:2004-11

評価 :

完了日 : 2008年02月07日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント

<前のページ 1  2  3  4  5  次のページ>

Copyright c 2006 WEB本の雑誌 All rights reserved.