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青くび大根さんの読書ノート

読んだ本2006
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 27

真夜中のマーチ (集英社文庫)

著者 : 奥田 英朗

出版社:集英社

発売日:2006-11

評価 :

完了日 :

パーティーを主催して金儲けをしているヨコケンと大手商社の御曹司とよく間違われるダメ社員のミタゾウ。さらに自分の父親から金を奪おうとする美女クロチェ、彼ら3人が手を組んで、狙うは10億円、目指すは完全犯罪。
守ろうとする父親にヤクザにチャイニーズマフィアと狙うやつらは数知れず。

強盗団には特殊能力がつきもの・・・。「陽気なギャング」もしかり。ヨコケンのドライビングテクニックに、ミタゾウの瞬間記憶。

ヨコケンが企む計画は期待通りに上手くいかないからおもしろい。テンポもよくてさらさらっと読めてしまった。

ミタゾウ、南の島でお元気で。ヨコケンは何処へ・・・。


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 11

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

著者 : 京極 夏彦

出版社:講談社

発売日:2002-09

評価 :

完了日 :

京極堂シリーズ第五弾。

鑿を振るう目つぶし魔による連続殺人、女学院の中で起こる殺人事件、その真相に迫ろうとする木場刑事の行き着く先はあらかじめ用意されたもの、蜘蛛の巣に絡めとられてしまう。
動きだした京極堂も事件を解決するのではなく、用意された結末への進行を速めてしまうことに。

京極堂がでてきてからも二転三転する展開はおもしろかったけど、肩が凝る・・・。


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 19

片想い (文春文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:文藝春秋

発売日:2004-08-04

評価 :

完了日 :

『秘密』では、娘の外見に母の中身だったのが『片想い』では外見は女、内面は男。

帝都大のアメフト部の同窓会に参加した西脇は、その帰り道にマネージャーだった美月と10年ぶりに再会するが、彼女は男の姿をしていた。

『片想い』というタイトルから単なる学生時代の恋物語だと予想するのは大間違いである。

毎日時間を共にしていたが、次第に会う機会が減り、久しぶりに会っても、昔の失敗話ばかりしか話題に上らない。確かにそうしたかつて仲間や恋人であった人々との関係の不確かさも描いているが、何よりジェンダーの問題や性転換などに悩みを持った登場人物が数多く登場し、そうした問題について様々な示唆を与えてくれている。


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 10

絶対、最強の恋のうた

著者 : 中村 航

出版社:小学館

発売日:2006-10-26

評価 :

完了日 :

『100回泣くこと』より全然良かった。

大学生の大野君、その彼女、大野君の友だちの坂本君、その先輩の木戸さん、そのほかカナリヤB、C、Dたち。

中村さんの作品は登場人物の数が少ないけど、どれも個性的でおもしろい。彼らが話す少し変わっていてとぼけた言い回しが楽しい。「晴れのち曇り。鍋のちうどん」とか。
「肉と木戸さん。ヨットに敵意を燃やす木戸さん。公園で敗れた木戸さん」なんかは『夏休み』でもこんなのあったなぁって。

最後に交差点での騎馬戦や胴上げについて注意書きしているあたりがまた面白い。


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 11

文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)

著者 : 京極 夏彦

出版社:講談社

発売日:2001-09

評価 :

完了日 :

京極堂シリーズ第四弾。これまでにないボリューム、1300Pオーバーって他に見たことないよ。

仕事と妻孝行で京極堂、関口夫妻は箱根へ。
その頃、彼らが泊まる宿のある山の裏側では、敦子と鳥口らが謎のお寺の取材をしに来ていた。そして、寺へ行く途中唯一の宿・仙石楼に突然、僧の死体が出現。さらに次々と仏弟子たちが殺されていく。さしもの京極堂も敗北宣言・・・。

京極堂シリーズ三冊連続で読んでると普通の小説がめっちゃ薄く見えてくる・・・。


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 17

文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)

著者 : 京極 夏彦

出版社:講談社

発売日:2000-09

評価 :

完了日 :

今回は「夢」を使って叙述トリックっぽくなってました。

夢かはたまた現実か。
神経症の疑いのある朱美、元精神科医の降旗、神を信じ得ない白丘、彼らの夢とも現実ともつかない告白を中心に、川や海に浮かぶ髑髏、山中での集団自決と関係なさそうな要素が見事に収束。


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 30

魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)

著者 : 京極 夏彦

出版社:講談社

発売日:1999-09

評価 :

完了日 :

京極堂シリーズ第二弾。文庫本とは思えない分厚さと重さ。

バラバラ殺人事件、少女転落事故、遺産相続問題、魍魎を封じる霊能者、新鋭文士、これでもかというほどあらゆる事象がすべて絡んでくるから、分厚くても飽きずに読みきれました。

「姑獲鳥」といい「匣」といい漢字変換でないよ、京極さん。
持ち運びと寝ながら読むのにはお勧めしません。


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 11

黒猫の三角―Delta in the Darkness (講談社文庫)

著者 : 森 博嗣

出版社:講談社

発売日:2002-07

評価 :

完了日 :

Vシリーズ第一弾。
S&Mシリーズほど専門用語は飛び交ってないけど、共通して数学の要素で「へぇー」って感じに。

小田原静江さんの警備にあたった場面で描写に違和感を感じて「こいつが犯人ちゃうん」と思ってたらビンゴ!
まぁ最後に本人が出てくるところまでは無理やったけどネ。


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 5

Twelve Y.O.

著者 : 福井 晴敏

出版社:講談社

発売日:1998-09

評価 :

完了日 :

ペンタゴンにコンピュータウイルスによるテロが行われ、テロリストの要求どおり沖縄から米軍が撤退。その後も国防総省を脅迫し続けるテロリスト「12」こと東馬。「12」の意味、その真の目的とは?

あるべき国の姿や自衛隊の姿、『亡国のイージス』や『終戦のローレライ』につながる作品。


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 4

破線のマリス (講談社文庫)

著者 : 野沢 尚

出版社:講談社

発売日:2000-07

評価 :

完了日 :

福井晴敏の『川の深さは』を鼻の差でかわした乱歩賞受賞作。

ニュース番組の映像編集者である主人公のところに官僚を名乗る男から内部告発を目的に一本のテープが持ち込まれる。そのテープは自殺したとされる弁護士が実は殺されていたという証拠になり得るものだった。

ニュース番組の映像編集をメインストーリーにテレビの原罪などメディア論を展開。


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 84

風に舞いあがるビニールシート

著者 : 森 絵都

出版社:文藝春秋

発売日:2006-05

評価 :

完了日 :

「愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を今日も思っている。」なんて帯に書かれてたら、恋愛モノかとおもっちゃったヨ。

しかも、表題作までの短編読んで、『伊勢物語』とか『徒然草』よく調べたなぁなんて変なとこに感心しつつ、「こんなもんか」って気にさせられてたし。
「風に舞いあがるビニールシート」もめっちゃ爽やかなイメージしちゃってたし。

表題作は明らかに別格だけど、仏像修復の話の「鐘の音」も結構、好きだな。


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 23

水曜の朝、午前三時 (新潮文庫)

著者 : 蓮見 圭一

出版社:新潮社

発売日:2005-11

評価 :

完了日 :

帯に児玉清が書評を書いてから急激に売れ出したとかで、興味本位にその売り上げに貢献。

娘に残したテープ。そこには万博でホステスとして働いていた頃の恋物語が吹き込まれていた。娘の夫はそのテープの音声をおこしはじめる。

児玉清絶賛の割に「あれッ・・・?」って感じでした。


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 9

リアルワールド (集英社文庫(日本))

著者 : 桐野 夏生

出版社:集英社

発売日:2006-02-17

評価 :

完了日 :

隣家のミミズと呼ばれる少年が母親を殺して、逃亡。携帯を通してミミズとつながる四人の女子高生たち。

関係する五人それぞれの視点から描写され、それぞれの考えが分かるんだけど・・・ん~、『柔らかな頬』といい桐野作品ってなんか釈然としない・・・。


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 11

日曜日たち (講談社文庫)

著者 : 吉田 修一

出版社:講談社

発売日:2006-03-15

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 11

東京湾景 (新潮文庫)

著者 : 吉田 修一

出版社:新潮社

発売日:2006-06

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 16

最後の息子 (文春文庫)

著者 : 吉田 修一

出版社:文藝春秋

発売日:2002-08

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 34

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)

著者 : 森 博嗣

出版社:講談社

発売日:1998-12

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 18

星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)

著者 : 村山 由佳

出版社:文芸春秋

発売日:2006-01

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 19

ルパンの消息 (カッパノベルス)

著者 : 横山 秀夫

出版社:光文社

発売日:2005-05-20

評価 :

完了日 :

横山秀夫の処女作。
警視庁に15年前に自殺として処理された女性教師の墜落死は実は殺人事件だったというタレこみが。時効まで残り24時間。女性教師の死の真相と、当時、高校生だった三人による「ルパン作戦」という名のテスト問題を盗み出す作戦、さらに三億円事件が絡まりあう。

高校生がでてくるあたりに若さを感じましたね。
「ルパン作戦」の首謀者・喜多を取り調べていた刑事の寺尾には、特に横山作品に見られる刑事臭が見られました。


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 6

アルバイト探偵(アイ) (講談社文庫)

著者 : 大沢 在昌

出版社:講談社

発売日:1995-07

評価 :

完了日 :

新宿鮫シリーズ、狩人シリーズ以外の大沢作品は初めて。

過去が謎に覆われた親父、その親父の仕事である私立探偵を手伝う息子。アルバイト感覚で探偵業務をこなしていくけれど、万札一枚の報酬では全く割に合わないほどの危険な目にあわされる。少しずつ明かされていく父親の正体にも注目。

ハードボイルドを書かせると天下一品ですよね。


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