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青くび大根さんの読書ノート

読んだ本2006
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 6

デセプション・ポイント〈上〉 (角川文庫)

著者 : ダン ブラウン

出版社:角川書店

発売日:2006-10

評価 :

完了日 :

NASA擁護派とNASA批判派の2人の厄介な大統領戦の戦略に巻き込まれたレイチェル。膨大な予算を費やすNASAに批判が集まる中で、NASAが歴史的大発見をしたことが分かる。彼女は現・大統領に世紀の発見を確認しに行くよう命令される。

下巻での海上のシーンは無茶だろうと思いながらも、『ダヴィンチ・コード』、『天使と悪魔』同様、テンポの良い展開は目が離せない。ただもっと人間描写があれば良いのになぁと。
今回のは宗教色が全然無くて、すんなり読めました。


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 10

同級生 (講談社文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:講談社

発売日:1996-08

評価 :

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 8

嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:講談社

発売日:2003-02

評価 :

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 24

悪意 (講談社文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:講談社

発売日:2001-01

評価 :

完了日 :

東野さんには珍しい手記を使った話。

いたるところに「悪意」が込められていることに、後で気付かされました。
加賀刑事が「ホワイダニット」の真相にたどり着くまで、二転三転する展開は面白かった。


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 12

卒業―雪月花殺人ゲーム (講談社文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:講談社

発売日:1989-05

評価 :

完了日 :

加賀恭一郎登場第一作。
本屋さんで『赤い指』を見る度にシリーズ一作目から順番に読み終わるまで我慢、我慢と・・・。


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1.黒澤ユーゴ (2006/10/20)
この時加賀恭一郎は学生だったのですか?やはりクールな感じでしたか?実は加賀ファンなんです。。
2.青くび大根 (2006/10/20)
大学4回生ですね。しかも刑事ではなく教師を目指しています。
友人が事件を起こす話なんですが、この時点ですでに仲間意識にとらわれない客観的なものの見方とクールさを持ち合わせています。
剣道の大会の場面もあるんで、他の加賀作品との関係を深められるかもしれませんね。
 

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 6

空白の叫び 下

著者 : 貫井 徳郎

出版社:小学館

発売日:2006-08-25

評価 :

完了日 :

第三部
少年院から出て、再スタートをきった3人はそれぞれの道を歩き出すが、彼らの行く末には様々な悪意が向けられていく。彼らの生い立ち、少年院での生活、もちろん殺人事件などのそうしたツケが回ってきたのだった。

そして、3人が再会するときがくる。彼らは友人の企みから銀行強盗を計画し、実行する。そこには、上巻では完璧とも言えるほど冷静で超然としていた久藤や葛城の姿は無かった。満たされるでもなく、いつのまにか「飢え」は消え、特に葛城は自分を破滅へと追いやることをいとわなくなっており、むしろ望んでいるようでもあった。

犯罪によって人生を狂わされた3人の少年たち、しかし誰一人として彼らが何を思って殺人を犯したのかを理解はできなかった。彼らのそうした理由と周りの人々が考える心理とのあまりにも大きなギャップが滑稽すぎて苦笑せずにはいられなかった。

3人の少年を通して、加害者側の心理をはっきりと描いた意欲作。描き出されて見えてくるものはあまりにも重い。


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 9

空白の叫び 上

著者 : 貫井 徳郎

出版社:小学館

発売日:2006-08-25

評価 :

完了日 :

『殺人症候群』には書ききれなかったという犯罪者の視点から。

久藤美也は自分が凡庸であることを嫌悪している。彼は忌み嫌う凡庸さの現れのような新任の女教師と関係を持った末、殺す。
葛城拓馬は金持ちで頭脳明晰、容姿端麗。自分が持たなかったあらゆる卑しさを持った幼馴染、まるで自分の影の存在を殺す。
神原尚彦は両親が離婚後、母に捨てられて、叔母と祖母に育てられ、自分の境遇を不公平と感じている。祖母の遺産を叔母から騙し奪った実の母を殺す。

第一部
この3人の中学生が殺人者になるまでを、その内面を克明にたどりながら描く。
全く境遇の異なる3人、もちろん彼らが殺意を向ける対象も異なる、しかし彼らを殺人へと動かしたのは説明しようのないもやもやとした気持ち、「飢え」だった。
特に久藤、葛城は自分を貶める行動を理解し、そうした行動には自制する精神を持っていたが、その瞬間、彼らの冷静さは驚くほど簡単に消失していた。神原はある意味で3人の中で最も冷静とも言える。人を殺すという感覚に振り回されることなく淡々としており、その描写にはぞっとさせられた。

第二部
その3人が同じ少年院に収容されて出会う。過酷で陰湿な仕打ちで心が壊されていく中、3人の間には不思議な連帯感が生まれる。
彼らは14歳にして「殺人者」のレッテルを貼られることとなる。しかし、彼らが殺人に至った理由は誰にも理解できない。周囲は勝手な憶測を並べ立てるだけであった。本文でも触れられているが「心の闇」という言葉は便利なものだ。このフレーズだけで殺人の理由に説明がついた気になる。


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 101

まほろ駅前多田便利軒

著者 : 三浦 しをん

出版社:文藝春秋

発売日:2006-03

評価 :

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直木賞受賞ということで。

便利屋稼業の主人公のところに奇妙な同級生が住み着き、二人での生活が始まる。犬の世話から子どもの送り迎えなどなど。ひとりでいることに安寧を感じていたはずが変わり者にそんなペースを乱されていく。
「便利屋」っていう設定が物語を展開しやすそうだなぁなんて思いながら読んでました。

所々おもしろさがちりばめられていたけれど、伊坂さんの『砂漠』の方がおもしろかったなぁ。


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 3

鍵 (講談社文庫)

著者 : 乃南 アサ

出版社:講談社

発売日:1996-12

評価 :

完了日 :

ミステリーの趣向も凝らされているが、この作品の本質は全く別のところにある。

高校生の麻里子は聴覚障害を持つ。相次いで両親、特にいつも自分に付きっ切りになってくれていた母を亡くしたことによるショックは大きかった。結婚を考える姉・秀子や若くして隠居を決め込んだ兄・俊太郎は彼女の面倒を見なければならなくなり、姉(兄)妹だけでの両親のいない生活が始まる。
しかし、麻里子は相談しようとしても何かと自分のことを避けようとする俊太郎に戸惑う。俊太郎は母が麻里子の面倒に追われて寿命を縮めたと思っていた。

両親の死による兄妹の葛藤、閉ざされてしまった麻里子と俊太郎の心の「鍵」の開放、精神の成長を描き、そして、俊太郎の友人の有作を加えた4人の織り成す絆の物語。


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 13

LAST (ラスト) (講談社文庫)

著者 : 石田 衣良

出版社:講談社

発売日:2005-08-12

評価 :

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 22

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:講談社

発売日:1999-05

評価 :

完了日 :

挑戦的な作品。犯人は自分で考えろと。

『名探偵の掟』で批判している通り、作中の探偵が犯人を当てて事件を解決するのを眺めているだけの安易な読者になりさがらせないための手法なんでしょう。


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 79

手紙 (文春文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:文藝春秋

発売日:2006-10

評価 :

完了日 :

早くに両親を失った直貴は兄・剛志に養ってもらっていた。そして、高校3年生、大学への進学か就職かの間で揺れているときに事件は起こった。剛志は何とか直貴を大学に進学させようとするも、お金は無く、過去に知り合った老婦人の家に泥棒に入る。しかし、運悪く婦人に見つかり殺害してしまう。
それから、直貴はあらゆる場面で「強盗殺人犯の弟」というレッテルに苦しめられ続けることになる。

事件の後、直貴の幸せが次々に零れ落ちていく様子が淡々と綴られていて、真綿で締め付けられるとはまさにこのこと。『殺人の門』では話の展開とともにひたすら不快感が増していったけれど、この作品では直貴の受ける不条理、苦しみの蓄積を同情的に受けとめていて、すでに他人事として客観的に捉えてしまっていた。しかも自分のすぐそばではないどこか遠いところにおいやっていた。
読み終えてからこの小説の中にでてくるあらゆる人、直貴や直貴を偏見の目で見る人、もちろん剛志にも自分は置き換えられ得るんだということを全く考慮に入れていないことに気付かされて、読んでいた時にすでに無意識のうちに観客に回っていたなぁと。実際に直貴のような人が回りにいれば偏見の目でみてしまうんだろうと自己嫌悪。




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 146

図書館戦争

著者 : 有川 浩

出版社:メディアワークス

発売日:2006-02

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本の雑誌上半期ベスト1とのことで手を出してみました。

実際にメディア規制法だのなんだのとやってますが、よくもまぁこんな設定思いついたなぁと。

「メディア良化法」なるものが制定され、かなり拡大解釈可能な無制約ぶりで、書籍に厳しい検閲が入り、不適切な表現が含まれるものは排除され、本の値段が高騰。さらにメディア良化委員は図書館が保管している本にも検閲の手を入れる。図書館の蔵書を狙った良化委員に独自に対抗するために、図書館は通常業務を行う部門とは別に防衛部を創設。

昔、本が奪われる寸前で助けてくれた防衛隊員に憧れて、主人公・笠原は女性ながら武闘派の防衛部に望んで入り、良化委員から本を守ろうとする。そんな防衛隊と良化委員との熱い戦い。

登場する人物は笠原、堂上、手塚などかなり個性的で親しみやすい。続編の『図書館内乱』にも手を出してみようと思います。


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 1

被告A (ハヤカワ文庫JA)

著者 : 折原 一

出版社:早川書房

発売日:2006-09

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 2

「ABC」殺人事件 (講談社文庫)

著者 : 有栖川 有栖

出版社:講談社

発売日:2001-11

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 1

猿島館の殺人―モンキー・パズル (光文社文庫)

著者 : 折原 一

出版社:光文社

発売日:1995-02

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 5

逃亡作法 TURD ON THE RUN 宝島社文庫

著者 : 東山 彰良

出版社:宝島社

発売日:2004-03-16

評価 :

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 21

レイクサイド (文春文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:文藝春秋

発売日:2006-02

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 17

殺人の門 (角川文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:角川書店

発売日:2006-06

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 15

時計館の殺人 (講談社文庫)

著者 : 綾辻 行人

出版社:講談社

発売日:1995-06

評価 :

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「館シリーズ」の中でも大作。
中村青司の設計した「時計館」でしか使えないトリックはおもしろかった。

島田潔の作る折り紙の折り方の本を出版してほしいと思うのは私だけ?


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