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青くび大根さんの読書ノート

読んだ本2006
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 11

阿修羅ガール (新潮文庫)

著者 : 舞城 王太郎

出版社:新潮社

発売日:2005-04

評価 :

完了日 :

良く言えば「独特」、悪く言えば「異様」。ある意味「異様」という言葉がほめ言葉なのかもしれない。

今まで読んできた小説の枠を軽く飛び越えてしまうような文体、言葉遣い、さらに文字の級数にまで変化を加えて出来上がる物語の異様さは圧倒的。

・・・なんだけど何も知らずに読んでみると、挫折しそうなくらいの意味不明さに溢れている。特に第二部は突然、何の前置きも無く内面世界へと入り込んでいくので、つながりが理解できずに苦労した。第三部で「あぁ、内面世界の描写だったのね」と理解できるんで、第二部で「何これ?」と挫折する人が多いかも。


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 21

誘拐ラプソディー (双葉文庫)

著者 : 荻原 浩

出版社:双葉社

発売日:2004-10

評価 :

完了日 :

ダメダメ人間、秀吉はやけになって子どもを誘拐。誘拐した子どもはヤクザの息子だった。

あ~なんて人情味に溢れた人たちばかりなんでしょう。
誘拐した子ども、伝助に非道になれず、友情めいたものまで感じる秀吉。
子どもができてから丸くなった伝助の父。
伝助を自分の子どものように可愛がるヤクザの幹部。
秀吉を死んだ息子に重ねるチャイニーズマフィアのボス。
可愛げのない肥満児の息子のために奔走する刑事。
金と車を奪って逃げた秀吉を信じて待つ職場の親方。

相変わらず笑わせる文体、表現、展開でユーモアのセンスを見せつけてくれる。
地味に「小鳩組」を登場させるあたりもなかなか・・・。


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 5

エコノミカル・パレス (講談社文庫)

著者 : 角田 光代

出版社:講談社

発売日:2005-10

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 2

ドナウよ、静かに流れよ (文春文庫)

著者 : 大崎 善生

出版社:文藝春秋

発売日:2006-06

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 3

風化水脈 新宿鮫VIII (光文社文庫)

著者 : 大沢 在昌

出版社:光文社

発売日:2006-03-14

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 2

北の狩人〈下〉 (幻冬舎文庫)

著者 : 大沢 在昌

出版社:幻冬舎

発売日:1999-07

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 2

北の狩人〈上〉 (幻冬舎文庫)

著者 : 大沢 在昌

出版社:幻冬舎

発売日:1999-07

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 4

灰 夜 (光文社文庫)

著者 : 大沢 在昌

出版社:光文社

発売日:2004-06-11

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 3

氷舞―新宿鮫〈6〉 (光文社文庫)

著者 : 大沢 在昌

出版社:光文社

発売日:2002-06

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 6

炎蛹―新宿鮫〈5〉 (光文社文庫)

著者 : 大沢 在昌

出版社:光文社

発売日:2001-06

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 11

毒猿―新宿鮫〈2〉 (光文社文庫)

著者 : 大沢 在昌

出版社:光文社

発売日:1998-08

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 12

GOTH 僕の章 (角川文庫)

著者 : 乙一

出版社:角川書店

発売日:2005-06-25

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 43

噂 (新潮文庫)

著者 : 荻原 浩

出版社:新潮社

発売日:2006-02

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 16

ハードボイルド・エッグ (双葉文庫)

著者 : 荻原 浩

出版社:双葉社

発売日:2002-10

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 106

陰日向に咲く

著者 : 劇団ひとり

出版社:幻冬舎

発売日:2006-01

評価 :

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劇団ひとりが書いたということであまり期待せずに読んでみたら意外に面白い。

まさに陰日向、光のあたらない人たちにスポットを当てた短編集。それぞれの短編が少しずつ関わりあっているから読んでいて楽しい。帯で恩田陸さんが書いている通りビギナーズラックにしては上手すぎる。

ただ「ピンボケな私」は叙述トリックっぽくする必要はあったのか?


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 20

水車館の殺人 (講談社文庫)

著者 : 綾辻 行人

出版社:講談社

発売日:1992-03

評価 :

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めざせ「~館シリーズ」コンプリート!
綾辻さん自身がシリーズものにする予定をあまり考えてなかったらしいんで、中村青司と島田潔の因縁をどうやって収束するのか気になります。
この作品はおちが読めてしまったのが残念。今のところは『迷路館の殺人』がお気に入り。


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 1

天井男の奇想 (文春文庫)

著者 : 折原 一

出版社:文藝春秋

発売日:2006-03-10

評価 :

完了日 :

折原マジック。
今回は木造二階建ての家が舞台。一階には家主の老婆、二階には借家として人に貸している。老婆は一階と二階の間、一階の天井裏に人が潜んでいて私を監視しているともらす。

時間軸無視で、一階、二階、天井裏と場面が移り変わる展開にこちらの論理的思考が破壊されていく・・・。折原作品を読むときにいつも思うのは、結末には「あ~そういことか」ってなるけど、作品の解説本をつけてほしいということ。文庫の解説にまでややこしいことするのはやめておくれ。


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 13

深紅 (講談社文庫)

著者 : 野沢 尚

出版社:講談社

発売日:2003-12

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 103

チーム・バチスタの栄光

著者 : 海堂 尊

出版社:宝島社

発売日:2006-01

評価 :

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おもしろかった!!
拡張型心筋症を治すためのバチスタ手術。成功率100%を誇っていたバチスタチームに異変が・・・。術中死の原因を調べるという役割が突然、全く関係のない田口の元に。

後半登場する厚生省の役人、白鳥は出世とは無縁の環境におかれている点では、田口と共通していても、キャラはほんと強烈。とんでも精神科医以上の変人キャラと称されるだけある。

ぜひ白鳥シリーズを続編で作ってほしい。


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 113

夜のピクニック (新潮文庫)

著者 : 恩田 陸

出版社:新潮社

発売日:2006-09

評価 :

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全校生徒が夜を徹して80キロを歩くという「歩行祭」。
貴子は誰にも言えない秘密を持ったまま、小さな賭けを胸に「歩行祭」に挑む。

貴子、美和子、融、忍の本筋に加えて脇役たち、メインとサブの絡みは魅力的で、貴子と融の因縁、貴子の誓った賭けの行方に引き込まれていく。

ただひたすら80キロもの道のりを歩く。本文中でも言っているが、それだけなのに、すごく特別な出来事に思えてくる。
しかし、実際、「歩行祭」は特別な出来事だ。
歩き続けることで、肉体的にも精神的にも極限状態になり、さらに夜という暗闇の世界で、普段見れない友人たちの側面が見えてくる。物語は貴子の秘密がメインで進むが、それぞれの登場人物もちょっとした秘密を持っている。そうして知らなかった一面を垣間見ることで、人が隠し持つ本音の部分に触れている気がする。

しかも『歩行祭』というものを全く体験したことがないことなのに、どこか自分の体験を重ねてしまう。それは夜のピクニックというたった一日の出来事の中に、様々な青春の一場面一場面が凝縮されているからなんだろう。


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