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みなぞうさんの読書ノート

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 1

そして名探偵は生まれた

著者 : 歌野 晶午

出版社:祥伝社

発売日:2005-10

評価 :

完了日 : 2008年12月19日

 中編3本でお買い得です。

 「こうして名探偵は生まれた」
 実際には謎解きはないけど気をもたせる事件の名前が出てくるところ、はやみねかおる風。
 ありそうでなかった設定で、ミスリードにうまく引っ掛けられました。
 「生存者、一名」
 こちらも最後にどんでん返しでした。私の希望通りリドルストーリーで落としてあったので、うれしく思いました。ただし最後のシーンはやや鼻につくかも。
 「館という名の楽園で」
 30年前、大学の推理小説研究会に属していた仲間の一人から招待状が届く。そこで始まった推理ゲームの答えよりも大事なことが、最後に明らかにされるのでした。


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 19

Q&A

著者 : 恩田 陸

出版社:幻冬舎

発売日:2004-06-11

評価 :

完了日 : 2008年09月29日

 全編がいろいろな組み合わせの二人の会話のやりとりだけで物語が進む異色の作品である。

 事件後間もないころの聞き取り調査風な場面から、事件に大小あれど関連をもつ人々の状況が、一対一のやりとりでのみ明らかにされていく。

 事件-ある冬の日の午後、住宅地の大型ショッピングセンター。館内の4箇所で同時に買い物客らが逃げ始め、パニックは夜まで続いた。
 圧死や窒息による死者が60名を超える大惨事となり、さまざまな憶測が飛び交ったが、その原因はついにわからなかった。
 そのとまどいといらつきが人々の心をねじ曲げ歪め、命さえも奪っていく。

 事件後に提出されたレポートを読むような淡々とした描写に、現実にあったことのような怖さを感じます。『廃用身』もそうでしたが。 


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 3

絶叫城殺人事件 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

著者 : 有栖川 有栖

出版社:新潮社

発売日:2001-10

評価 :

完了日 : 2008年08月20日

 短編集は出来の一番いいものが最後、ナンバー2が先頭、その次が真ん中あたりに置かれるそうだ。

 先頭の「黒鳥亭殺人事件」ではそのやり方があったのか、と納得。二十の扉の解答を出すラストが清々しい。

 頭に壷をかぶった奇妙な首吊り死体のある「壷中庵」。トリックも動機も弱め。

 「月宮殿」…月に照らされていたのは異形の御殿だけではなかった。ちょっと物悲しい感じがする。

 廃屋の「雪華楼」の屋上には足跡一つ。雪の庭に飛び降り死体。だがその後頭部には飛び降りとは関係ない打撲傷がある。一緒にいた少女のなくした記憶の中にその答えが?
 トリックはちょっと無理ありかなあ。有栖川さんぽい話。

 映画のロケ地になった「紅雨荘」の主の首吊り死体(多いな)。洋館やビスクドールがアンティークムードを醸します。

 「絶叫城」というゲームに似た連続殺人。意外な犯人ものです。

 個人的には「黒鳥亭」がおすすめ。


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 1

幽霊の径 (カドカワ・エンタテインメント)

著者 : 赤川 次郎

出版社:角川書店

発売日:2006-11

評価 :

完了日 : 2008年08月04日

 次郎さんの登場人物ってすぐにベッドインするんで、変な感じがするんだけども。でも殺人事件がやたらと起こる世界なんだから、すべて「非日常」で許されるのかな。

 女子高生が学校帰りに白いドレスの謎めいた女性に出会ってから、彼女の周りで死が続く。母と祖父はそれについて何か知っているようなのだが。
 さらに跡継ぎの男の子を失ったために元愛人とよりを戻して子どもをもうけようとする父、正妻の座を狙う祖父の愛人、刑事と「親しく」なってしまう母。
 一家はどこへ行こうとしているのか?


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 1

十三の冥府

著者 : 内田 康夫

出版社:実業之日本社

発売日:2004-01

評価 :

完了日 : 2008年07月30日

 浅見さん、青森から静岡まで走る走る。アラハバキ神信仰にからむ殺人事件と、ひとりの女子大生の記憶にある子守唄の謎の真実を探る、という話。

 浅見光彦も長いから、有名になったもんです。話の中で、小説のファンですとか言われてるし。

 子守唄のくだりはなくてもいいけど、ちょっと恋愛ぽい華を添えたというところでしょうか。


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 1

幽霊温泉 (文春文庫)

著者 : 赤川 次郎

出版社:文芸春秋

発売日:2004-06

評価 :

完了日 : 2008年07月01日

 警部と女子大生シリーズの7か8作目?とにかく質を落とさずに書きまくられているので、赤川次郎を選んでおけばはずれなくいつも新鮮なものを読むことができるなどメリット大です。
 しかもデビュー作以来語り口が安定しているなんて稀有な存在だと思います。


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 13

乱鴉の島

著者 : 有栖川 有栖

出版社:新潮社

発売日:2006-06-21

評価 :

完了日 : 2008年06月06日

 孤島の連続殺人というテーマには「十角館の殺人」以来心ときめくのですが、カラスの島のアリスは今回ちょっと地味といえるかもしれません。

 ホリエモンもどきやインターネットが登場するところは古きよき探偵小説と違いますが、動機から創作が始まったミステリらしい、しっとりと読ませる長編です。


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 19

女王国の城 (創元クライム・クラブ)

著者 : 有栖川 有栖

出版社:東京創元社

発売日:2007-09

評価 :

完了日 : 2008年02月29日

 初めはだらだら後半いけいけ、かな?
 
 江神シリーズ4作目なので大学生なのだけどそこここにおっちゃんぽさを感じて悲しかったです。

 伏線はいっぱい張ってあった(のだろう)けど読者への挑戦のころは長すぎて覚えてられない&読み返す気力がないでした。

 よかったのは11年前の殺人のトリックに納得いったことです。それとエンドの暖かさはやっぱりこの著者ならでは、なので読めて嬉しかったなあ。
 


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 1

孤独な交響曲 ミステリー傑作選 (講談社文庫)

著者 : 逢坂 剛,横山 秀夫

出版社:講談社

発売日:2007-04-13

評価 :

完了日 : 2008年02月27日

 まだ途中ですが、映画館の前を通ったとき反応してしまった「死神の精度」が秀逸。
 死ぬ運命をほぼ決められた人間を最後に判定しに来る死神たち。その一人が地味で悲観的なOLに惰性的に死のGOサインを出そうとしたところ、彼女につきまとう怪しい男が現れる。その男の正体は?目的は?死神はどうするのか?ってなミステリー。
 つかみどころのない若者の性格をした死神の心境の変化に、読後さわやかさが漂う一篇です。
 デスノートみたいじゃなくてよかった。


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 10

双頭の悪魔 (創元推理文庫)

著者 : 有栖川 有栖

出版社:東京創元社

発売日:1999-04

評価 :

完了日 : 2007年10月19日

 やっとこの大作を読み終えました、ふぅ。1週間以上かかっちゃった。
 さて、物語は橋が落ちて孤島と化した芸術家の村にいる江神&マリアと、橋のこちら側で待機するEMCの面々がそれぞれの村で殺人事件に巻き込まれる。読者への挑戦が3箇所に挟まれたのち解決とエピローグ。

 文章が瑞々しくて、主人公たちがまだ大学生であるところとあっていると思います。
 マリアの側は感情を中心とした描き方がされており、一方アリス組は誰が犯人かの推理が繰り広げられるというアリスの目線ながら事実関係を語っているその対比が面白いですね。
 なぜか本作は2回目なのに、孤島パズルは読んだことがないので、次にぜひ読もうと思ってます!
 


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 1

ジュリエットの悲鳴 (ジョイ・ノベルス)

著者 : 有栖川 有栖

出版社:実業之日本社

発売日:2000-07

評価 :

完了日 : 2007年09月20日

 主人公も背景もまったく異なる短編集ってアリスではめずらしいのでは?
 火村&アリスはトリッキー、江神さんはセンチメンタル、そして本作ではシニカル?シリアス?な雰囲気。
 同じ作家さんが書いてもキャラクターでかなり違うし、キャラクターに書かされているかのようですね。
 本作のなかの『パティオ』、東野さんの小説だと思ってました。ごめん。


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 2

モロッコ水晶の謎

著者 : 有栖川 有栖

出版社:講談社

発売日:2005-03-08

評価 :

完了日 : 2007年08月26日

 推理作家有栖川有栖がある占い師の居候する家でホームパーティの最中に起こった毒殺事件を友人の犯罪学者火村英生とともに解く。という表題作ほかの中短編集。
 文章は慣れもあるし謎を引っ張っているのはいいのですが解決はえ、そんなのあり?です。
 『ペルシャ猫』もたいがいだったけど・・・


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 1

密室レシピ―ミステリ・アンソロジー〈3〉 (角川スニーカー文庫)

著者 : 折原 一,柴田 よしき,霞 流一,泡坂 妻夫

出版社:角川書店

発売日:2002-03

評価 :

完了日 : 2007年08月20日

 四人の作家による密室殺人をテーマにした短編集。
  もともと柴田よしきさんと猫探偵正太郎が好みなのでやっぱりイチオシはそれです。
 鮎川師匠がトリなのでなおさらレトロな味わいが残ります。


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 6

暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)

著者 : 綾辻 行人

出版社:講談社

発売日:2004-09-10

評価 :

完了日 : 2007年08月20日

長い物語も作者のこれでもかっ!というくらいたくさんの説明を受けて解答へ無事着地。
最後に意外な人物が登場し、館シリーズの要となる一冊に仕上がっていると思います。


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 5

暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)

著者 : 綾辻 行人

出版社:講談社

発売日:2004-09-10

評価 :

完了日 : 2007年08月17日

 はじめに著者が「無駄に長いわけではありません」と言ってますが、とにかく長いです。読むなら寝不足必至。

展開はしてるのですが、カットしようと思えばできる場面も多々ありという外国映画みたいです。当主一族の姓が浦登って、ドラキュラ意識してるでしょ!って友だちがつっこんでました。

 主人公の中也がいかがわしい宴で色も味も気持ち悪いスープを食べるように迫られるところはぞくぞくします。ホラーまでいかないのですが、ちょっと頭痛なしでは読めなかったです。

 私は主要トリックをこの上巻の3分の2くらい読んだところで気がつきました。私はわざわざ面倒な考え方でいってしまいましたが伏線はいくつもあります。


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 3

やさしい死神 (創元クライム・クラブ)

著者 : 大倉 崇裕

出版社:東京創元社

発売日:2005-01-08

評価 :

完了日 : 2007年07月12日

 短編集ではありますが、どれも落語とミステリーの贅沢な取り合わせの妙を見せてくれました。
 長編『七度狐』の展開が苦しく感じられたので、これでスッキリしました。
 解説で次回作に取り組んでいる旨が書いてあったので、とても楽しみです(もう出てたりして)。


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 7

ダーリンの頭ン中 英語と語学

著者 : 小栗 左多里,トニー・ラズロ

出版社:メディアファクトリー

発売日:2005-03-04

評価 :

完了日 : 2007年03月29日

英語の発音とか日本語英語の話で、外国人ならではの観点で言葉の不思議を追っかけてるところが興味深いです。


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 3

七度狐 (創元クライム・クラブ)

著者 : 大倉 崇裕

出版社:東京創元社

発売日:2003-07

評価 :

完了日 : 2007年03月06日

間宮緑さんと牧大路のシリーズ。ミステリーに落語をさらっと織り交ぜたところは親しみがあって好きです。

今回は嵐によるがけ崩れで閉ざされた村で、世襲である春華亭の跡目をめぐって争う三兄弟が順に殺害されるという事件が起こります。

村に入れなかった牧が現れてから一気に事件解決。頑張ってた間宮ちゃんがかわいそうな気もします。
それとエピローグはない方がよかったと思います。


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 5

虹果て村の秘密 (ミステリーランド)

著者 : 有栖川 有栖

出版社:講談社

発売日:2003-10-26

評価 :

完了日 : 2007年02月12日

ジュブナイルとして書かれたミステリー。結末が急転直下すぎる気がするので、推理がどうしてそこに行き着いたのかもうちょっと煮詰めてほしいな。

有栖さんの、こどものみんな、ミステリーを好きになってねという気持ちがよく伝わる作品です。


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 40

神様からひと言 (光文社文庫)

著者 : 荻原 浩

出版社:光文社

発売日:2005-03-10

評価 :

完了日 : 2006年06月02日

最初の数ページ、何かの会社の会議シーンが何の話か謎を誘います。
最期まで一気に読める話でした。
現実っぽくないところが軽くていいかなと思います。
読んでから映画『明日の記憶』の原作者だと知りました。


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