たなぞう

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みなぞうさんの読書ノート

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 18

ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)

著者 : 加納 朋子

出版社:講談社

発売日:2007-07-26

評価 :

完了日 : 2009年01月06日

 プロローグ-幼稚園児の森(シン)は誘拐されそうになりましたが、遊び友だちのあやが必死に抵抗してくれたおかげで命拾いします。ところが事件のあと誰に聞いてもあやを知る人はいませんでした。

 それから数年、森は北九州に引っ越します。そこで出会った少年パックは戸籍のない子でしたが、社宅の子どもたちに守られて自由に生きていました。はじめは周りになじめない森でしたが、パックに気持ちを聞いてもらってからはわだかまりが消えて町の子になっていきます。

 つまらない大人の事情で引越しをしていく友だちの仇をとったり、パックを守るリーダーの後を継いだり森の生活も大忙しです。そして「あや」を見つけ子どものころの謎が解けるのでした。

 ミステリーとファンタジーの間にあるすてきな物語でした。


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 2

冥府神(アヌビス)の産声 (カッパ・ノベルス)

著者 : 北森 鴻

出版社:光文社

発売日:1997-04

評価 :

完了日 : 2008年11月22日

 言語明瞭、意味難解!人物がなぜその行動をとり、台詞を言うのかをつかむために、何度後戻りをしたことか。
 「冬狐堂」シリーズよりは平易であるものの、頭の中で反芻しながら読む必要があります。でもそれがだんだん面白く感じられてきたりして。
 時々「」が誰の発言がわからないところがありました。


 臓器移植と脳死判定において積極派である吉井教授が殺された。
 かつて教授に対立し大学を追われた相馬は事件の背景を追う。
 新宿の段ボール村に身を投じた同輩の九条と、巫女のごとくホームレス達にしたわれる少女トウトは事件と関係があるのだろうか?


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 16

香菜里屋を知っていますか

著者 : 北森 鴻

出版社:講談社

発売日:2007-11-29

評価 :

完了日 : 2008年11月11日

 今まで伏せられてきた香菜里屋の名前の由来や工藤・香月の過去が明らかになる。
 後半は香菜里屋ファミリー総出演。

 みなさんと同じく、もうこれで香菜里屋が読めないのかと思うと辛い。○○の蒸したのに○○をかけまわしてみました、ってことももうないのね。


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 40

タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)

著者 : 近藤 史恵

出版社:東京創元社

発売日:2007-10

評価 :

完了日 : 2008年10月13日

 商店街の小さなビストロの、これまた小さな事件をシェフが解き明かす人情&料理ミステリー。北森鴻よりも軽くて暖かな、かわいらしい味わいがよい。体力なくてほっこりしたいときに読みたいです。
 話に出てくるホットワイン、これから冬の季節に口にしたら温まりそう。こんなお店があったらいいなあと思います。

 校正を急いだのか、誤植が多いのが気になりました。あきらかに間違ってても図書館の本に書き込みはできないし、もどかしいです。 


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 4

写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮エンターテインメント倶楽部)

著者 : 北森 鴻

出版社:新潮社

発売日:2005-08

評価 :

完了日 : 2008年09月17日

 表紙が神秘的できれいです。写楽って浮世絵ですよね。どうつながるのかな。

 民俗学の舞台で事件が起こるのだけど、骨董の世界を描いた冬狐堂シリーズほど濃くなく、むしろ那智と三國のやりとりに重点が置かれているように思います。
 と書きかけてたら冬狐さんが登場。最後のバーは香菜里屋かなって期待したけど違いました~。
 
 那智さんって「美貌の」と枕詞がつきますが若い感じがしなかったんです。そしたら狐目の事務局員と20年前に大学院生だったという話が出てきて、納得しました。考えたら二十や三十で助教授のはずがないか。

 最後まで止まらず読んでしまいます。短編4本に分かれててよかった。


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 3

緋友禅―旗師・冬狐堂

著者 : 北森 鴻

出版社:文藝春秋

発売日:2003-01

評価 :

完了日 : 2008年08月28日

 「陶鬼」「永久笑みの少女」「緋友禅」の短編三つと「円空(ごめん忘れた」の中編一つ。
 タイトルにもなっているように「緋友禅」が色彩が見えるような鮮やかさをもって、調子よく読める話。
 中編のほうが当然話は長いんだけど、入り組みすぎていて難しい!銘木屋が大槻さんていう名前だって初めて知ったのに、殺される役でした。あらら。


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 3

なみだ特捜班におまかせ!―サイコセラピスト探偵 波田煌子 (ノン・ノベル)

著者 : 鯨 統一郎

出版社:祥伝社

発売日:2005-10

評価 :

完了日 : 2008年08月24日

 波田煌子さんのボケぶりがたいへん際立っております。
 セラピストを辞め、警察の迷宮入り事件担当班でプロファイリングをすることになった彼女。一見めちゃくちゃな捜査と推理をするのだが、それが見事に当たってしまう。
 おまけに彼女を嫌う上司に自発的に辞めさせることを命令された花山刑事のストレスは高まるばかりなのでした。


 鯨さんの話は個性的で濃いように思います。印象に気圧されるというか。ちょっと読んでいておなかいっぱいになってきますね。


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 3

狐闇

著者 : 北森 鴻

出版社:講談社

発売日:2002-06

評価 :

完了日 : 2008年08月11日

 長編小説は印象に残るのは間違いないが、それにしてもこんなに読むのに力を必要とする推理小説は珍しかった。

 前作「狐罠」に引き続き一介の骨董業者が、手に入れた三角縁神獣鏡をきっかけに次々と事件に巻き込まれる。
 堺の県令が国禁を侵す勢いで仁徳天皇量を暴いたなんてあたり、ホントかウソか?迷うほど。当時の大阪市立博物館は行ったことがあり、情景が目に浮かんでしまった。


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 3

狐罠

著者 : 北森 鴻

出版社:講談社

発売日:1997-05

評価 :

完了日 : 2008年08月06日

 骨董業界を泳いでいこうとする新進の旗師が、老舗の主人に偽者を掴まされた。この世界は贋作をめぐる業者の騙しあいと攻防が当たり前。彼女は自分を騙した相手に「目利き殺し」を仕掛ける。


 長編で読むのが大変だったんだけど、途中で香菜里屋が出てきたのはサービスかな?やたらと嬉しかったです。本編にはなんの関係もないけど。

 もし、殺人事件が起こらなかったとしても十分怖くて、そして楽しめる小説だと思います。


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 14

ふたつめの月

著者 : 近藤 史恵

出版社:文藝春秋

発売日:2007-05

評価 :

完了日 : 2008年07月30日

 近藤史江さんの物語はいつも優しくてほっとします。

 いきなり失職したり片思いの彼とぎくしゃくしたり、年下の女の子に振り回されたり。
 実際にはこんなにいっぺんに起こることもないでしょうが、ひとつずつならありそうな気がするし、何より主人公の女性(くりちゃん)の気持ちに寄り添うことができてしまいます。


 前作がある雰囲気なので、そちらも読みたいです。
 表紙はアン&トモ(主人公の飼い犬)、プリティです。


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 4

パラドックス学園 開かれた密室 (カッパ・ノベルス)

著者 : 鯨 統一郎

出版社:光文社

発売日:2006-01-21

評価 :

完了日 : 2008年05月09日

 トリックは面白かった。はめられました!
さすが鬼才、鯨さんですね。
 最後に至るまでが冗長だったので、解決がより鮮やかでした。

 著名な海外の古典的推理作家と同名の大学生が一堂に集う「パラパラ研究会」。大学の片隅にあった古い核シェルターを部室にすることになり、一人が瞑想していたところ密室状態で死体となって発見された。さて、犯人は誰?


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 1

ニライカナイの語り部―作家六波羅一輝の推理 (C・NOVELS)

著者 : 鯨 統一郎

出版社:中央公論新社

発売日:2008-01

評価 :

完了日 : 2008年04月29日

 沖縄に建設されようとしているテーマパークと地元の伝承を絡めたミステリ。
 主人公の売れないミステリ作家がパソコンの前で意識を失い、気がつくと謎を解くヒントを自動筆記しているという、いわば見せ場が淡白に描かれすぎているように思えた。
 これの前に西澤 保彦氏の「ナイフが町に降ってくる」を読んでいたので、統一郎つながりで手をつけてみました。


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 11

邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)

著者 : 鯨 統一郎

出版社:東京創元社

発売日:1998-05

評価 :

完了日 : 2007年10月25日

 これは歴史ミステリーではありません。
 財宝のありかを示した暗号も血族の争いも、当然殺人だって出てこない。でもって読者を独特の理論の渦に引きこんで、とにかく面白い!
 宮田氏の理論は学術的に嘘っぱちなのかもしれないけど、ここにいる間だけはホントでいいじゃないですか?
 私が鯨ワールドに魅せられた、思い出の一冊。


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 5

ニッポン硬貨の謎

著者 : 北村 薫

出版社:東京創元社

発売日:2005-06-30

評価 :

完了日 : 2007年09月22日

 五十円玉二十枚の謎とEQへのオマージュをこめて。古めかしいくらいの文章、女子大生と年配男性…北村ワールドだなあと思います。
 翻訳調が苦手なのですが、翻訳家の先生や大学教授でなくて、職業作家が意訳してくれているとミステリーも楽しめると思います。著作権に引っかかったりのかな。


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 1

夢の宮―諸刃の宝剣 (コバルト文庫)

著者 : 今野 緒雪

出版社:集英社

発売日:1994-09

評価 :

完了日 : 2007年09月17日

 あらすじ:鷺国に滅ぼされた剋国の王女は復讐を誓って後宮へ上がる。彼女の手には故郷の女に代々伝わる懐剣があった。亡国の女を収集すると噂の愚王だったが、そこで様々な女たちに出会い、また王の心に触れやがて彼女も変わっていくのだった。そんなとき夢の宮と呼ばれる離れを与えられた彼女と王を賊が襲い…。
 


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 2

どたん場で大逆転―ミステリー傑作選〈35〉 (講談社文庫)

著者 :

出版社:講談社

発売日:1999-04

評価 :

完了日 : 2007年09月14日

このシリーズの中でも私好みの一冊です。
北森鴻『花の下にて春死なむ』を見つけたのもここだった(かな?)。
ただ大沢在昌さんのはハードボイルドを解さないため読めなかったです。新境地発掘といかなかったのが残念。


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 27

県庁の星

著者 : 桂 望実

出版社:小学館

発売日:2005-09

評価 :

完了日 : 2007年07月01日

 エリート公務員が1年間スーパーに勤めることになった。彼は全く相容れない考え方に憤りを感じるばかり。
 一方、スーパーのパート二宮は息子との関係にも仕事にもぎくしゃくした感情をもっていた。
 さて、店として成り立っているのが不思議なくらいのこのスーパーで野村は無事に研修を終えられるのか、二宮を取り巻くリストラはどうなるのか?

 二人の視点が交互に出てきて話の展開もテンポよく読めました。映画向きの話だと思います(映画観てないけど)。
 あいちゃんと、二宮さんの家族の部分は余計な感じがするので、二宮さんが若くて恋愛にからむ映画の脚本のほうがよかったのでは、と思います。


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 4

大鷲の誓い デルフィニア外伝 (C・NOVELS Fantasia)

著者 : 茅田 砂胡,沖 麻実也

出版社:中央公論新社

発売日:2006-03-24

評価 :

完了日 : 2007年06月24日

ラモナ騎士団長になる前のナシアスと公爵になる前のバルロとの出会いの物語。

扉書きにあったように王妃さまが全く出てこないので本編を読んだ人には物足りないでしょう。
そのかわりバルロの父上その他お初にお目にかかる方が登場するので、懐かしいような気分で一気に読めます。

姫さまの出てくる外伝出ないかなあ。


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 19

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

著者 : 北村 薫

出版社:東京創元社

発売日:1994-03

評価 :

完了日 : 2007年06月20日

 円紫師匠と私シリーズ第一巻。女子大生が主人公だけど日本文学全集のような古風な雰囲気にほっとします。
 視点があたたかで柔らかい。以後の「日常の謎」派の萌芽となったのが納得できる作品です。
 10年ぐらい前に読んで覚えていたのは『砂糖合戦』だけでした。


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 6

ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー (裏京都ミステリー)

著者 : 北森 鴻

出版社:光文社

発売日:2006-04-20

評価 :

完了日 : 2007年04月22日

 この短編集、前作よりも劣る?と一作目で思いました。
 大悲閣の寺男、有馬次郎(実は只者ではない)が京都で起こる事件を解決するシリーズ。
 ドジの折原けいと戯れる有馬とかつての怪盗有馬とのギャップがおもしろく、かつドキドキするところだったのですが。
 でも次回に続いていってほしいです。


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