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あさ-coさんの読書ノート

2007年読書記
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 13

ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:光文社

発売日:2005-06-14

評価 :

完了日 : 2007年06月14日

途中まで読んであれ??
読んだことあるな~と思ったけど、
ほとんど忘れていたので最後まで読んでみた。

広告代理店に勤める男。
人生はゲーム。
そんな彼がクライアントの副社長に企画を却下される。
家出した副社長の娘樹里と知り合い、2人が考え出したゲームは誘拐・・・。

この男と娘の鼻につきっぷりがなんとも言えない本です。
そして誘拐ゲームの結末は・・・。

1回読んでいたのである程度心構えはあったとはいえ、
やっぱりこの結末は意表をつきました。


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 21

テロリストのパラソル (講談社文庫)

著者 : 藤原 伊織

出版社:講談社

発売日:1998-07

評価 :

完了日 : 2007年06月11日

アル中のバーテン。
いつもの日課、公園でウィスキーを飲んでいると、
ある少女が話しかけてくる。
少女の夢はバイオリニスト。

しかし、少女と別れた直後、公園は大爆発に見舞われる。
秘められた過去を持つバーテン。
大惨事の中、少女を探しかけつける。。。

この爆発を期に、過去の事件の関係者が浮かび上がり、
バーテンは渦中の人物となる。。。

先日、訃報が伝えられた作家ということでまた読んでみました。


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 20

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:講談社

発売日:1997-05

評価 :

完了日 : 2007年06月08日

小学生以前の記憶がまるでない、ぼくの元恋人。
彼女のお父さんが残した謎の鍵。

自分の悩みの原因は、過去の閉ざされた記憶にあると、
二人は鍵を手にある家へと向かう。

面白かったです。
誰が殺されたりするわけではないんだけど。
ほどよく怖くて、不思議な空間がありました。

結論は、今でこそありがちな感じかもしれませんが。


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 53

ガール

著者 : 奥田 英朗

出版社:講談社

発売日:2006-01-21

評価 :

完了日 : 2007年06月03日

仕事に人生に疲れているときにおすすめの奥田本。

なんとなく、群ようこの本を彷彿とさせるような・・・。
でも、奥田さんって男だよね?と思うほど、女性を描くのうまいなあ~と。

仕事に頑張る女性を描いた短編集。
どれも最後によしっ!と思わせる終わりかた。
元気がでます。

女性、頑張れ!!


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 83

配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)

著者 : 大崎 梢

出版社:東京創元社

発売日:2006-05-20

評価 :

完了日 : 2007年06月02日

これは、本好きで本屋好きなら間違いなく面白く読めます☆

本屋に勤める店員が、本にまつわるミステリーに取り組むという短編連作。

もうちょっと、本屋店員のキャラが立っているとよかったなあと思いますが。
でも、本屋ならではの謎の数々にとにかく、楽しく読める一作です。


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 16

制服捜査

著者 : 佐々木 譲

出版社:新潮社

発売日:2006-03-23

評価 :

完了日 : 2007年06月01日

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 35

使命と魂のリミット

著者 : 東野 圭吾

出版社:新潮社

発売日:2006-12-06

評価 :

完了日 : 2007年05月31日

父親を心臓手術で亡くした夕紀は、心臓外科医を目指して研修中。夕紀の指導教授は西園。
父親の手術を担当した西園教授と母親の関係を疑っていた夕紀。

病院が医療ミスで脅迫を受け、ある事件が進行する中、
夕紀は父親と同じケースの手術を西園教授と担当するチャンスに恵まれる・・・。

この本で使われている「使命」という言葉。
人間って、そんな簡単に使命を感じるものではないと思うけど。
こんなふうに自分の仕事に誇りをもって全力をつくしていきたいなあ。

全体の展開としてはあっと言わせるようなものはありませんが、
使命をかけられる仕事に対する想いが最後に伝わってきました。


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 9

感染 (小学館文庫)

著者 : 仙川 環

出版社:小学館

発売日:2005-08-05

評価 :

完了日 : 2007年05月28日

ウィルス研究室にいる医師の仲沢葉月。
夫はアメリカ帰りのエリート外科医。

夫の啓介と意思疎通のうまくいかない葉月は、
夫の浮気を疑う。
しかし、ある日夫が帰らない夜、夫の前妻から電話が・・・。

題名の感染の割には、
内容が思ったのと少し違う。

医療倫理に対しても、
こうだという視点が弱い。
もっと掘り下げるなら、
テーマを明確にして欲しかった。


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 36

ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)

著者 : 辻村 深月

出版社:講談社

発売日:2006-04-07

評価 :

完了日 : 2007年05月27日

小学校4年生の不思議な力を持った少年。
友達のふみちゃんが、ある悪意の犯罪に巻き込まれる。
そしてもちろん、その少年も。。

果たして、少年は不思議な力をどのように使うか。
復讐か。それとも・・・。

7日間の教授との勉強と話し合いの結果、
少年自身が出した答えは・・・。

教授の温かく厳しい感じが好きです。
正しい答えなんてないというのも、そうだなあと思います。
教授がいろいろな考え方をわかりやすく少年に提示していきます。
きっと、結果より考えたその道筋が誰かの心に届くのだろうと。

いろんな可能性を考えながら結論を導かない大人。
そんなふうに子育てしたいなあ。。


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 12

無痛

著者 : 久坂部 羊

出版社:幻冬舎

発売日:2006-04

評価 :

完了日 : 2007年05月26日

視診で患者の病気や予後が分かってしまう医師。
それゆえに、医師の無力さや欺瞞に悩む。

一方、精神障害者のケアをする臨床心理士。
意欲がなければできないよなあ。

一家惨殺事件からこの2人が出会って、話しが展開していきます。

テーマは、心神喪失。
責任能力がない犯人は無罪になるという刑法の一文。

かつて、心神喪失を申し立てられ、犯人を無罪にしてしまった刑事。
心神喪失の矛盾。

全体としては、話しにまとまりがなく、
統合失調症や自閉症に関する記述が正確ではない気がしました。


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 16

福家警部補の挨拶 (創元クライム・クラブ)

著者 : 大倉 崇裕

出版社:東京創元社

発売日:2006-06-27

評価 :

完了日 : 2007年05月23日


犯人が誰か最初に分かっていて、刑事が犯人を追い詰めていくというコロンボあるいは古畑ストーリの短編集。

福家警部補は毎度毎度「あなたが担当者?」
と聞かれるほど刑事に見えない。
背の小さいしかも童顔という設定らしい。

実は私もそんな感じの貫禄のない体系と顔をしているので
なんとなく親近感。

コロンボファンだったので、
とっても面白く読めたのですが。
犯人がちょっとお馬鹿すぎかなあという面も。
これくらいの犯罪者なら、名探偵でなくても暴けるかも。


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 25

幽霊人命救助隊 (文春文庫)

著者 : 高野 和明

出版社:文藝春秋

発売日:2007-04

評価 :

完了日 : 2007年05月19日

大学受験失敗を苦に自殺した裕一には神様からの指令が待っていた。
それぞれ自殺した仲間とともに、地上におりて49日間で100人の自殺志願者を救え!というものだ・・・。

人々は何に悩んで死のうとするのか。
うつ病の苦しさ。
金融業界の恐ろしさ。
現代人の心の闇。。

そして、救助隊の裕一らは、本当に自分は死ななければならなかったのか?というつらい疑問をつきつけられる。

自分の生命を全うすること。
死ななければいけない理由なんてないということ。

ただ、末期がんのおばあちゃんには考えさせられました。
治療を拒むのは自殺ではないのでは・・・?
安楽死は自殺ですが、延命治療の拒否はそれぞれの価値観によって受け入れてもいいものではないでしょうか。
もちろん、本の中のおばあちゃんは最後まで生き抜くことで
よい死を迎えることができました。

テーマははっきりしているのですが、
訴える力がもう少し弱いかなあ。


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 106

容疑者Xの献身

著者 : 東野 圭吾

出版社:文藝春秋

発売日:2005-08-25

評価 :

完了日 : 2007年05月15日

トリックはなんとなく途中で分かってしまったけど、そういう理由だったのか~!とびっくり。
なるほど。
とにかく結末がよかったなあ。
安心して面白く読める本でしかもはらはらさせる・・・。



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 103

チーム・バチスタの栄光

著者 : 海堂 尊

出版社:宝島社

発売日:2006-01

評価 :

完了日 : 2007年05月13日


なるほど。
異色の医療ミステリですね。

心臓手術の一種バチスタ手術。
これを受け持つチームバチスタ。

執刀医はアメリカ帰りの超一流外科医。
そんなチームバチスタが連続3件で術中死を招く。

手術は完璧なはずなのに、医療ミスか?
この調査に白羽の矢が当たったのが、
大学病院で不定愁訴外来担当の田口。
患者の愚痴に付き合うのが主な仕事の別名「愚痴外来」の田口がいやいやながら調査に乗り出す。

硬派なテーマで軟派な展開。
今までにない感じのミステリでした。


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 14

パレード

著者 : 吉田 修一

出版社:幻冬舎

発売日:2002-01

評価 :

完了日 : 2007年05月13日


5人の若者が東京の2LDKのマンションで共同生活を送る。

若手俳優の彼女で一日中マンションのリビングで彼からの電話を待つ琴ちゃん。
地方から東京に出てきた大学生の良介。
雑貨屋店長でイラスト描きの未来。
大手映画配給会社に勤める直樹。
ひょんなことから拾われてきたサトル。

5人の視点が入れ替わりストーリーが進行します。
みんな考え方が似ているようで、ぜんぜん違う。
生活のリズムもまったく違う5人。
でもそれなりにうまく暮している。

それぞれの想いがなんとなくありがちな悩みのようで。
他人からは分からない想いもそれぞれにあって。

最後はなんとなく後味悪かったですが。
あんまり干渉しあわない関係でうまくいっているっていうのも、
納得いくようないかないような。
つかみどころのない小説ですが、なんか好きな雰囲気の本でした。




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 17

6ステイン (講談社文庫)

著者 : 福井 晴敏

出版社:講談社

発売日:2007-04-13

評価 :

完了日 : 2007年05月12日


自衛隊情報局のエージェントたちの短編作。

一番すきなのは「媽媽」。
子育てをしながら情報局の正局員に復帰した由美子。

子どもと満足に向き合えない葛藤を持ちながら仕事に打ち込む。

ある事件の関係者である在日中国人の男を捕らえる。
背後にある大組織に迫る間もなく、CIAと防衛庁情報局の間に政治的取引があり、男はCIAの手に。

由美子は情報局の非人間的な指示に落胆。
家庭まで犠牲にしてすべき仕事なのかという疑問を持つ。
由美子が出した答えは・・・。

「媽媽」の後の「断ち切る」も良かったです。
断ち切りの技を持つ元スリのおじいちゃんが巻き込まれた事件。
その背後にはなんと・・・。

スパイ物ならではの状況のどんでん返しがどの作にもあって
短編とは思えない読み応えでした。


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 84

一瞬の風になれ 第三部 -ドン-

著者 : 佐藤 多佳子

出版社:講談社

発売日:2006-10-25

評価 :

完了日 : 2007年05月06日

すっかり1年生の頃のガキっぽさがなくなった連と新二。

作者は陸上部だったのかと思うほど、
大会の臨場感が伝わってきます。

新二のお母さんが、息子がやっていなかったら、陸上の大会なんか見なかったけど面白いと言っていました。
本当にそのとおりです。

自分が走るのも楽しいけど、人が走っているのを見るのはとっても楽しい☆
特に、実際の4継はすごい緊張感とともに、
あっという間に終わるのですが、すごい迫力です。
その迫力感がずしっと伝わってきました。

久々に陸上競技を観に行きたくなりました。


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 81

一瞬の風になれ 第二部

著者 : 佐藤 多佳子

出版社:講談社

発売日:2006-09-22

評価 :

完了日 : 2007年05月05日

第二部で完璧にはまりました。
第一部は少し物足りなかったので・・・。

確実に陸上を通して成長している連と新二。
でも、陸上への情熱には安定感があった新二にもあるトラブルが!!!


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 26

シャドウ (ミステリ・フロンティア)

著者 : 道尾 秀介

出版社:東京創元社

発売日:2006-09-30

評価 :

完了日 : 2007年05月04日

続けて道尾さんです。

小学校5年生の我茂鳳介。母が病の末亡くなる。
精神科医の父と2人生活を始めるが・・・。
同じく精神科医で父の親友の一家。
妻同士も友達。娘と鳳介も友達。

読んでいるうちに、
誰が本当に病んでいるのか、分からなくなっていきます。
犯人は正常な人なのか?
どこまでが妄想なのか?

最後の落としどころは、なるほど~。
そうなっていたのか~。

統合失調症に関する記述は少し不正確な気がしました。
現実から逃れるために妄想の世界に陥るわけではない気がしますが。

ま、それはともかく。
精神的な病は線引きが難しいですよね。
まともな人間ってなんだろう?と思うのです。

少しくらい妄想があろうが幻覚があろうが、
ちゃんと生きていくことができれば何の問題もないのです。

精神的な病がなくても、
人の命を簡単に奪ってしまうような人の方が
ずっと怖い気がします。





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 28

片眼の猿 One‐eyed monkeys

著者 : 道尾 秀介

出版社:新潮社

発売日:2007-02-24

評価 :

完了日 : 2007年05月03日


今までにない感覚のミステリですかね。

探偵事務所を経営する三梨。
彼の特技は盗聴。
楽器会社の依頼を受け、ライバル会社を見張る。
三梨はある日突然、見知らぬ女性に声をかけ、
自分の探偵事務所にスカウトする・・・。
そんな中、ライバル会社で殺人事件が。

殺人事件そのものよりも、むしろそこで起こっている全てが謎。
どうなっているんだとうと読み進めるうちに、
あっという間に読み終わってしまいました。

で?
つくり過ぎた感もありますが、
謎解きの意外さもさることながら、
訴えたいことが明確に伝わる最後でした。

私は、コンプレックスの一つもない人間は面白みがないと普段思っているのですが。
それを自分の力にしないと意味がないとも思っています。

自分の周りにある殻は、本当は自分が作っているものだから。
殻がないと破る力も生まれないけど、
殻にこもりっぱなしはもったいないよ~。


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