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あさ-coさんの読書ノート

2007年読書記
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 6

天使と悪魔(下)

著者 : ダン ブラウン,越前 敏弥

出版社:角川書店

発売日:2003-10-31

評価 :

完了日 : 2007年01月23日

個人的にはダヴィンチコードよりストーリーが分かりやすかったかも。
宗教対科学というテーマが後半の方がはっきりしていたかな。

結局その論争もありがちなまとめかたでしたが。
犯人も途中から透けて見えたかな、と。

さらにスピーディな展開の中に、無理やりラブストーリーも盛り込もうとしたような感も。
最後のシーンはいらないでしょ。

しかし、美術や宗教に関するむずかしいうんちくが違和感なく語られているのはさすが。


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 7

天使と悪魔(上)

著者 : ダン ブラウン,越前 敏弥

出版社:角川書店

発売日:2003-10-31

評価 :

完了日 : 2007年01月21日

ダヴィンチ・コードのラングンドン初登場作品。
テーマは宗教対科学というとってもアメリカ的なもの。

反キリスト集団「イルミナティ」の焼印を押された男性の死体がスイスの科学研究所で発見。
ラングンドン教授はイルミナティについて研究所所長から説明を求められる。
一転、死んだ男性の娘とイタリアへ飛ぶ。

イルミナティとはダン・ブラウンによると、宗教によって迫害された科学者集団が作った秘密結社。
歴史からは退いたと思われていたが・・・。

宗教上の象徴を扱った謎解きはダヴィンチコード以前のこの作品からも顕在です。

科学対宗教の問題が最初見え隠れしていたのですが、中盤からタイムリミット的サスペンスに。
もう少し論議を追いかけて欲しいかなと。
後半に期待。


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 10

魂萌え !

著者 : 桐野 夏生

出版社:毎日新聞社

発売日:2005-04-21

評価 :

完了日 : 2007年01月21日

突然なくなった夫。
59歳で一人取り残された専業主婦の女性。
それまで何の疑いもなく、夫婦でのんびりと老後を過ごせると思っていた。
明らかになる夫の秘密。
自分と心の寄り添わない子どもたち。
それでも守られていた生活から
自分ひとり生きていこうとする女性。

今まで自分の世界があることに気づけなかったのだけど、
喪失とともにやってくる自分だけの世界。
喪失の後になんとか築かなければならない自分の世界。
年を経ると感情はより豊かになるのでしょうか。

今まで夫婦で生きられると思っていた老い。
死んでしまったことが悲しいのではなく、
もう会えなくなったことが寂しい、
突然夫を亡くした私の母が言っていた言葉。

相棒の死はだれもが経験すること。
でも、その衝撃は人それぞれだと思うのです。
夫婦のことは夫婦にしか分からないといいますが、
きっと誰にも、自分の子どもとさえも分かち合えない感情があるのだろうなあと。


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 2

俺たちの宝島

著者 : 渡辺 球

出版社:講談社

発売日:2006-03

評価 :

完了日 : 2007年01月20日

ゴミの島でゴミの宝を食料と引き換えにし暮す少年たち。
彼らなりのルールがあり、能力によらない共同生活。

そこに、犬井という大人が現れ、「子犬」と呼ばれる子どもたちを使い組織的に宝漁りを始める。

カネの価値さえ知らない彼ら。
しかし自由できままな暮らし。

本当、使い切れないほどのカネをどうするのかと思いますね。最近特に。
簡単な経済論も盛り込まれています。
環境や未来の子どもたち。
人間て、権力やカネを持つとダメですね。
もっともっとという欲望は本性のようなもの。

個人的にはノラ、好きです。
がつがつしているのに清潔で。


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 15

RUN!RUN!RUN!

著者 : 桂 望実

出版社:文藝春秋

発売日:2006-11

評価 :

完了日 : 2007年01月20日

天才ランナー岡崎。
恵まれた家庭と才能。そして考え抜かれたトレーニング。

仲間を拒否し、自分の走りにだけ専念しようとする。
大学での箱根はオリンピックで金メダルを取るための過程に過ぎないと、仲間を拒否。
チーム岡崎を陸上部内につくり自己の身体を管理する。

せつなくなるような話の展開ですが。
結局、岡崎は熱い人間だったのです。
結局、走ることが誰よりも好きだったのだなあと。
だから悩んだのだなあと。

人間の存在意義。
DNAって何だろう?
DNAで人間が決まるわけじゃない。
生き方は自分で選ぶんだよ。

それにしても、少し本が薄めです。
保健師のあさ美のエピソードももう少し欲しかったなあ。
いいキャラになりそうだったのに。残念。
最後もあっけなく、
もっと読みたいというのが正直。。
おもしろいだけに・・・。


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1.たかこ (2007/01/20)
こんにちは♪
最近陸上競技ものがアツイですねー。
ちょっと陸上経験者としてはうれしいです。
これも読みたいんですよねー。
2.あさ-co (2007/01/20)
陸上ですね。私も中距離やってました。
今年はハーフマラソンに挑戦しようかなあと☆
 

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 14

アラビアの夜の種族 (文芸シリーズ)

著者 : 古川 日出男

出版社:角川書店

発売日:2001-12

評価 :

完了日 : 2007年01月19日

読みにくい文体。
しかし、それはそれ。
物語ですね。ものがたり。強烈なインパクトがあります。

冗長な表現が多いのも異国情緒を誘います。
なが~い物語を読み終えた満足感。
読んだ後にいろいろな想像が頭の中を飛び交います。

最近忙しかったので、もう少し暇なときに読めばよかった。


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1.坂井周 (2007/09/29)
初めまして、坂井といいます。『アラビアの~』は、おもしろい構成になっていますよね。細部まで作り込まれていて、作中の本が実際にある物だと思っていました。頭のなかに、イメージが浮かび上がる作品でした。そのような作品は、時が経っても内容を忘れにくいですよね。あさ-coさんのノートは、作者別になっていて見やすいです。突然でしたが、これからもよろしくお願いします。
2.あさ-co (2007/09/29)
はじめまして。アラビアのような物語ってやっぱりときめきますね♪ノートは、よく読んだ本をもう一度読んでしまうことがあるので備忘録がわりに。よろしくお願いします!
 

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 29

アフターダーク (講談社文庫)

著者 : 村上 春樹

出版社:講談社

発売日:2006-09-16

評価 :

完了日 : 2007年01月10日

短編の寄せ集めのような仕上がり。

思わせぶりな展開の仕方。
結局??というところですが、、。
余韻は残りました。

静かにあけていく夜。
いつもの風景なのに何かが違う朝。


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 2

天国は待ってくれる

著者 : 岡田 惠和

出版社:幻冬舎

発売日:2006-12

評価 :

完了日 : 2007年01月09日

純愛ファンタジーみたいな。

作者はNHK連ドラ『ちゅらさん』の脚本家。
ちゅらさんのえりぃが好きだったので興味があったのですが。

内容が薄くてきれいすぎ。
大人のおとぎ話のようなものですかね。




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 22

四度目の氷河期

著者 : 荻原 浩

出版社:新潮社

発売日:2006-09-28

評価 :

完了日 : 2007年01月09日

父親を知らないワタル。自分の父はクロマニヨン人だと信じて育つ。

ついつい母親目線で読んでしまいました。
もどかしいワタルの感情。静かなのに激しいワタル。
母親は、最後まで忍耐強く、あきらめずに生きることを教えたのでしょう。

じんわりと泣けました。



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 1

海賊モア船長の憂鬱

著者 : 多島 斗志之

出版社:集英社

発売日:2005-10

評価 :

完了日 : 2007年01月07日

海賊モア船長の遍歴の続編。

マダガスカルの星というダイヤと共に消えたイギリスの東インド会社職員。
その行方を追うためにインドに派遣された東インド会社ロンドン本社の秘書官。

同盟を結びながら反発するオランダ軍とイギリス軍。
海賊と組んでインド洋での主権を取ろうとするフランス。

そこに海賊モア一味がからんでいきます。
題名のとおり、愛船のマストが折れしょんぼり気味のモア。
隠れ家でひたすら船の修理。
と思いきや・・・。

今回は前作にくらべインド洋を駆け巡る壮大さは薄れています。
でも、モアの知恵っぷりはパワーアップ。
ストーリー性も増した気がします。
いやぁ、面白い。

海賊は小悪で、アジアから搾取するヨーロッパの権力は巨悪だそうです。
巨悪は悪いことをしても権力があってつかまらないからいいんだそうです。
なるほど。
現代にもいえますねぇ。


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 5

海賊モア船長の遍歴 (中公文庫)

著者 : 多島 斗志之

出版社:中央公論新社

発売日:2001-03

評価 :

完了日 : 2007年01月07日

う~ん。これは素晴らしい・・・。

時は17世紀~18世紀。
イギリスで海賊征伐を命じられた船の航海士モア。
海賊を征伐するはずがなぜか海賊に転身。
やがて船長と離別し自ら船長となってインド洋をかけめぐる。

兄や妻の死の謎。秘密組織薔薇十字など。
一度海賊の世界に入り込んだら読む手が止まりません。

当時の世界観など細かいところまでよく描けています。
キャラの設定も魅力的。

未知の世界の物語。わくわくします。



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 25

スキップ (新潮文庫)

著者 : 北村 薫

出版社:新潮社

発売日:1999-06

評価 :

完了日 : 2007年01月06日

タイムスリップです。
17歳の真理子が突然25年後の自分に入ってしまうというお話。

人間の精神は器に左右されるものだと思う。
どんなに若い精神をもっていても身体が中年なら、それ相応の精神になっていくのではと・・・。

最後は元の自分に戻れるというありがちな話かと思ったらそうでもありません。
気になるのは、42歳の真理子さん。どうしたんだろう?


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1.hiiragi (2007/01/06)
北村薫は巧いから、そこらへん上手くボカして書いてますよね。まあ、精神に肉体が引きずられることもある、というあたりが妥協点なんでしょうが。
多少のご都合主義に目を瞑れば、いい話なんですけどねー。
2.あさ-co (2007/01/06)
確かにいい話でしたね。真理子の先生っぷりが楽しかったです。
 

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 11

ボーン・コレクター

著者 : ジェフリー ディーヴァー

出版社:文藝春秋

発売日:1999-09

評価 :

完了日 : 2007年01月05日

四肢麻痺の元科学捜査官が連続殺人犯を追う。

内容は最近の連続殺人もののように、科学捜査が重視されているようですが、、。
その実、探偵ものに近い味わいもあります。
証拠を集めて謎をとく。
古典的なミステリーがベースに伺えます。

特に、主人公の目撃者の証言はあてにならない、という言い草。
証拠しか信じていないのは、クリスティーのポアロのようです。

いろいろ言いましたが面白いですよ。最後まであきません。ただ、犯人に少しがっかり。
そこにきたかぁ。と思いました。


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 27

真夜中のマーチ (集英社文庫)

著者 : 奥田 英朗

出版社:集英社

発売日:2006-11

評価 :

完了日 : 2007年01月04日


怪しいパーティ屋社長のヨコケン。頭はいいけど仕事のできない一流会社社員のミタゾウ。悪徳画廊の美人娘クロチェ。
この素人3人が現金強奪計画を立てる。

ストーリーよりキャラの面白さで読ませます。
個人的にはクロチェはもうちょっと不二子ちゃんみたいな
毒が欲しかった。

このコンビでまた読めるんでしょうか・・・。
期待してます。


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 5

黄泉がえり (新潮文庫)

著者 : 梶尾 真治

出版社:新潮社

発売日:2002-11

評価 :

完了日 : 2007年01月04日

映画にもなりましたが。
熊本で突然死者が復活しだす。そして・・・。

面白くは読めたのですが、なんとなく納得しきれない部分も。

死とは何か、というところをもう少し深めて欲しかった。
生きている人にとって死んだ人が蘇るという現実はそんなきれいごとではない気もします。

最後も余計なくらいご都合主義っぽかったかなぁ。
面白いんですけど・・・。


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 13

Lady,GO

著者 : 桂 望実

出版社:幻冬舎

発売日:2006-07

評価 :

完了日 : 2007年01月03日

こういうベタな話し、結構好き☆

それぞれ再婚した両親と離れ一人暮らし。
彼氏と別れ、派遣で働くが派遣先がなくなり家賃が払えない。
自分に自信のない南玲奈が、キャバクラに勤めだし成長していく・・・。

ベタベタですが、読みながらついつい応援してしまいます。
女がその気になったら結構強いのです。

人間って自分の能力より少しだけ大きく見せたいのかなっていう玲奈の疑問。
そのとおりと思うし、そういう人間にならないと大きくなれないと思います。

自分で何かしたい。自分の役に立つことがしたい。
自分の居場所がほしい。
そういう気持ち、とってもよく分かります。

キャバの同僚のしほも素敵。
夢を追うキャバ嬢の設定もありがちですが楽しめる本です。


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 43

噂 (新潮文庫)

著者 : 荻原 浩

出版社:新潮社

発売日:2006-02

評価 :

完了日 : 2007年01月02日

口コミで噂を流して香水を売るという企画が秘密裏に。
しかしその噂そっくりの犯罪が・・・。

妻に先立たれた所轄刑事と、夫に先立たれた警視庁の警部補がコンビを組んで捜査に当たる。

ストーリーも面白く刑事のコンビのキャラもよかった。
しかし、変にサスペンスっぽく盛り上げようとして変な方向にいってしまった感も。

前半は非常に面白かったのに、だんだんテンションが下がります。
さすがに最後にはぞくっときましたが、
ホラーじゃないんだからなぁ。。


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 25

ぼくと1ルピーの神様

著者 : ヴィカス・スワラップ

出版社:ランダムハウス講談社

発売日:2006-09-14

評価 :

完了日 : 2007年01月01日

クイズミリオネアのような番組で十億ルピーという賞金を勝ち取ったラム。
孤児として生まれ貧乏人で教養のない彼がクイズに全問正解できたのは詐欺だと警察に捕まり拷問を受ける。
そこに弁護士が現れ、ラムの人生を振り返りながらなぜクイズに正解できたのかが明らかに・・・。

これは面白いっ!という本、久々です。
ヒットです。
昔エーリッヒ・ケストナーを読んだときのわくわく感を思い出しました。
読んでいるうちにインドの現実が身につまされます。
タージマハルにも行ってみたくなりました。

悲惨な人生のラムですが、なぜか痛快さも感じます。
読後もさわやか。

初詣の後読み始めました。
新年にふさわしい一冊。


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5.anokeno (2007/07/08)
さっき読み終わりました。とても面白かったです。ひどい現実だけど爽やかで明るくて意外性もあって星5にしました
6.あさ-co (2007/07/08)
>anokenoさん。
読んでいただいてありがとうございます。
この本は自分でもなんだか心に残る作品になりそうです。

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