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ミチルさんの読書ノート

読んだ本(2007年)
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 22

片耳うさぎ

著者 : 大崎 梢

出版社:光文社

発売日:2007-08

評価 :

完了日 : 2007年12月09日

こういう雰囲気のお屋敷にとても興味があります。
しかし、実際に住むとなると、怖そうですね…。
ミステリとしては、物足りない部分がありますが、幼い主人公が真実に向けて奮闘する姿は、とても好感が持てました。


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 35

インシテミル

著者 : 米澤 穂信

出版社:文藝春秋

発売日:2007-08

評価 :

完了日 : 2007年11月18日

クローズドサークルもの好きなので、期待して読み始めましたが、最後まで期待を裏切らない展開で本当に面白かったです。
疑心暗鬼になって精神的にまいっていく描写や、殺人が起きる度に戦々恐々となっていく感じがとてもリアルです。
細かなルールや設定が結構ありましたが、それがぜんぜん邪魔になっていなくて、逆にそのおかげで隙の無い小説になっていると思います。
犯人にも意外性があり驚かされたし、最後に救いもあり、本当に秀逸な作品だと思います。


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 22

九月の恋と出会うまで

著者 : 松尾 由美

出版社:新潮社

発売日:2007-02-21

評価 :

完了日 : 2007年09月10日

恋愛小説であり、SFであり、ミステリでもある、一筋縄ではいかない作品ですが、ストーリーがよくまとまっていて、整合性もあります。
最後の彼のセリフはぐっと来ますね。
読後感は、さわやかで、心温まる感じです。
恋がしたいなと前向きになれる作品だと思います。


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 13

金春屋ゴメス

著者 : 西條 奈加

出版社:新潮社

発売日:2005-11

評価 :

完了日 : 2007年08月17日

時は現代、日本の属国である江戸にかなりの倍率を突破し入国した辰二郎。その身請け人は長崎奉行・金春屋ゴスメ。江戸で突如として発生した「鬼赤痢」という不治の病、実はその唯一の生還者であった辰次郎がその病の謎を追います。
かなり面白いです!設定がかなり突飛で、この江戸という国の事がもっともっと知りたくなります。
出てくるキャラクターみんなが個性的です。謎解きの要素もあり、ストーリー展開が速いので、次から次にページをめくってしまいました。かなり異色なファンタジーです。


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 40

中庭の出来事

著者 : 恩田 陸

出版社:新潮社

発売日:2006-11-29

評価 :

完了日 : 2007年06月14日

話が入り組んでいて、すごく難解ですが、続きが気になるのでさぁっと読めます。
最後のほうは今どういう状況か分からなくなって混乱しましたが、その翻弄されてる感じが心地よいです。
演劇を好きな人にもおすすめの一冊です。


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 41

銃とチョコレート (ミステリーランド)

著者 : 乙一

出版社:講談社

発売日:2006-05-31

評価 :

完了日 : 2007年04月19日

まず、登場人物がチョコレートにちなんだ名前だったのが可愛かったです。その反面、挿絵がすっごい怖いです。
子ども向け図書としてはどうだろう…というような残虐なシーンもあるし、信じていた人に裏切られたり拒絶されたりキツい展開もあります。
ただの勧善懲悪ものではなく、登場人物が善悪両方持ち合わせているリアルな人間味みたいなところは乙一さんっぽいです。
最後の展開(ゴディバの正体)が救いです。
読後はすっきり!っていう感じではないけど、逆にそれが良いというか、胸に残るものがあります。


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 101

まほろ駅前多田便利軒

著者 : 三浦 しをん

出版社:文藝春秋

発売日:2006-03

評価 :

完了日 : 2007年04月09日

舞台となっている街が近隣なので、実際の街並みを思い浮かべつつ読みました。ハコキューとか名称をうまくもじっていてツボです。
このお話の面白さは、多田と行天が作る独特な空気感ですかね。
決して熱い友情なんかではないけれど、微妙な距離感でお互いのことを見つめていて、意識していないどこかでお互いを必要としている2人。
やっぱり1人より2人ですね。お話の中に『幸福は再生する』とありますが、人と人との関わり合いから幸せって生まれてくるんだなぁと感じました。


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 5

虹果て村の秘密 (ミステリーランド)

著者 : 有栖川 有栖

出版社:講談社

発売日:2003-10-26

評価 :

完了日 : 2007年03月26日

推理作家になりたい秀介と刑事になりたい優希の2人が、12歳の夏休みを優希の母の故郷・虹果て村で過ごします。虹に関する七つの言い伝えがある村で、最近、高速道路建設をめぐって賛成派と反対派の対立が激しくなっていいます。秀介と優希は、殺人事件に遭遇し、事件を解決すべく知恵をしぼります。

『ミステリーランド』シリーズは、どれも作品の質が高いなぁと思うのですが、この作品は特に上質だなと思います。
殺人事件の謎解きと虹果て村での冒険、この両方が2人を通して自分も楽しめます。そして、自分も昔体験した、あの夏休みの特別な雰囲気が思い出されて懐かしくなります。
また、子どもたちがこれから学校など様々場面で考えていくことになる『戦争』『環境問題』『ジェンダー』といったテーマがさりげなく提示されていて、それが子どもの視点で書かれているのが素晴らしいと思います。
有栖川さんの、ミステリを好きになって欲しいというメッセージが最後まで詰まっている本です。
子どもの時に、この本に出合えていたらよかったなと思いました。


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 146

風が強く吹いている

著者 : 三浦 しをん

出版社:新潮社

発売日:2006-09-21

評価 :

完了日 : 2007年02月20日

このお話に出会えて本当に良かったと思います。
竹青荘の住人それぞれが魅力的で、愛されるキャラクターです。
後半部の、部員各人が走る場面は、読みながらずっと泣きっぱなしでした。
一人ひとりに物語があって、駅伝にかける思いがあって、走るシーンと共にそれらがストレートに伝わってきて、いつしか私も一緒に疾走しているような高揚感が生まれてきます。
そして何と言っても、灰二と走の関係性が良いのです。「走る」という事を通してつながっている2人の、信頼、羨望、尊敬…さまざまなお互いへの気持ちが、色々な場面でつぶさに伝わってきて、その度に胸が熱くなります。
自分のために、そして仲間のために、懸命に襷をつなぐ部員の姿に、ただただ純粋に感動しました。
読後の爽快感、充足感は他の本では味わえないものだと思います。


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 5

青春俳句講座 初桜

著者 : 水原 佐保

出版社:角川書店

発売日:2006-06

評価 :

完了日 : 2007年02月12日

小諸市を舞台にした青春ミステリー。
主人公と俳句の先生(美青年)が、俳句の薀蓄なんかもおりまぜながら、日常の謎に挑んでいきます。
主人公の初々しくさわやかな感じにとても好感がもてますし、彼女の周りの人々も温かい人ばかりですので、なんだか安心して読んでいられます。
歴史深い小諸の街や、季節がうつり行く描写は、とても綺麗です。旅がしたくなります。
主人公と師匠のその後も気になるので、ぜひシリーズ化して頂きたいです。


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 14

三年坂 火の夢

著者 : 早瀬 乱

出版社:講談社

発売日:2006-08-10

評価 :

完了日 : 2007年02月12日

明治時代の東京を舞台にした作品で、独特の雰囲気を持っています。幻想的というか、ノスタルジックというか…。
いくつかの謎が最後に一つの帰結に収束していく点は良かったと思います。終わりも綺麗です。
鍍金先生のキャラクターも良かったです。
東京の地理について詳しくなれるし、東京歩きをしてみたくなりました。


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 6

探偵伯爵と僕 (ミステリーランド)

著者 : 森 博嗣

出版社:講談社

発売日:2004-04-28

評価 :

完了日 : 2007年02月11日

ちょうど1年前に読了しました。
伯爵と僕のウィットに富んだ会話は本当に面白かったです。
最後の伯爵からの手紙は、とてもショッキングでした。この手紙の部分は、大人へのメッセージだったのではないかと思います。
現実社会で実際に起こる事件は、人の単純な欲望によって起こります。でも、その欲望は、小説に出てくる犯人が持つ動機と比べると、とても醜悪で卑劣です。しかし、それから目を逸らそうとしてしまう。我々はついつい事件が起こった理由や犯人の動機を求め、無意識に犯人の気持ちを自分が納得いくように曲解してしまっているのかもしれません。
事件は、小説のように理路整然としていないし、もっと人間の汚いところから起こります。子ども達にこんな世の中とどう向き合うように伝えていけば良いのか、深く考えさせられました。


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 2

闇のなかの赤い馬

著者 : 竹本 健治

出版社:講談社

発売日:2004-01-31

評価 :

完了日 : 2007年02月02日

『ミステリーランド』の1つです。ミッション系の学校で、神父が焼死するという不可解な事件が起こります。
事件の真相はかなりショッキングです。トリックにもびっくりしますが、犯人がより衝撃的ですね、意外性という意味だけではなく。その殺人の場面を想像するとかなりつらいです。
その動機を思うと、何とも救いようのない絶望的な気分に駆られます。
これを子どもの時に読んでいたら、世の中を見る目に少なからず影響していと思います。子ども向けではないですね。


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 1

魔王城殺人事件 (ミステリーランド)

著者 : 歌野 晶午

出版社:講談社

発売日:2004-09-23

評価 :

完了日 : 2007年01月27日

小学5年生の翔太たちが「51分署捜査1課」を結成し、町外れにある怪しいお屋敷・デオドロス城にまつわる噂の真相究明に乗り出します。
くせのある作品が多いミステリーランドの中で、世の子どもに胸を張って「面白いよ!」と言える作品だと思います。死体消失のトリックもよく出来ていて、大人が読んでも納得できる内容です。
途中出てくるアリのクイズはなかなか難しかった…。


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 9

生首に聞いてみろ

著者 : 法月 綸太郎

出版社:角川書店

発売日:2004-09

評価 :

完了日 : 2007年01月24日

とにかく巧いです!
ストーリーが緻密に練られていて、よく作り込まれた作品という感じがします。
本格ミステリの醍醐味を味わえる作品です。


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 1

カーの復讐 (ミステリーランド)

著者 : 二階堂 黎人,喜国 雅彦

出版社:講談社

発売日:2005-11

評価 :

完了日 : 2007年01月18日

なつかしのルパンです。
子どもの頃に図書室で手に取ったミステリ本のような感じがします。なつかしいです。


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 51

螺鈿迷宮

著者 : 海堂 尊

出版社:角川書店

発売日:2006-11-30

評価 :

完了日 : 2007年01月11日

前作の「ナイチンゲールの沈黙」よりも楽しめました。
「氷姫」こと姫宮も、なんだか憎めないキャラで良かったです。
今回もこれまでのシリーズと一貫して、現代の医療制度に対して、疑問符を投げかける内容になっています。
人の尊厳とは果たして何なのか。
終末期医療について色々と考えさせられるお話です。


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 20

犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)

著者 : 米澤 穂信

出版社:東京創元社

発売日:2005-07-21

評価 :

完了日 : 2007年01月01日

テンポも良くさくっと読めるミステリーかと思いきや、内実すごく怖いお話でした。特にラストが!!
主人公が最後に下した決断は果たして正しかったのか、難しいところだと思います。


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