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ミチルさんの読書ノート

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 108

鹿男あをによし

著者 : 万城目 学

出版社:幻冬舎

発売日:2007-04

評価 :

完了日 : 2008年02月02日

はじめての万城目さんです。
すごく面白かったです。図書館の予約でこんなに待ったの初めてって位待ちましたが、その甲斐がありました(笑)
それぞれのキャラクターが最高に良いです。
特にお気に入りは、藤原くんとイトちゃんです。
藤原くんの天真爛漫というか、いい意味で無神経な感じが素敵です。
そして、何と言ってもイトちゃん!主人公には終始つっけんどんな感じなんだけど、段々と主人公に対する気持ちが変化するその機微が伝わってきてたまらなく可愛いです。剣道の試合のシーンはイトちゃんの独壇場!痺れました。マイシカ、最高ですね。
お話のきてれつさと、奈良の風景描写、歴史の講釈が相俟って、独特な世界観が出来上がっています。とっても楽しめました。


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 22

九月の恋と出会うまで

著者 : 松尾 由美

出版社:新潮社

発売日:2007-02-21

評価 :

完了日 : 2007年09月10日

恋愛小説であり、SFであり、ミステリでもある、一筋縄ではいかない作品ですが、ストーリーがよくまとまっていて、整合性もあります。
最後の彼のセリフはぐっと来ますね。
読後感は、さわやかで、心温まる感じです。
恋がしたいなと前向きになれる作品だと思います。


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 5

虹果て村の秘密 (ミステリーランド)

著者 : 有栖川 有栖

出版社:講談社

発売日:2003-10-26

評価 :

完了日 : 2007年03月26日

推理作家になりたい秀介と刑事になりたい優希の2人が、12歳の夏休みを優希の母の故郷・虹果て村で過ごします。虹に関する七つの言い伝えがある村で、最近、高速道路建設をめぐって賛成派と反対派の対立が激しくなっていいます。秀介と優希は、殺人事件に遭遇し、事件を解決すべく知恵をしぼります。

『ミステリーランド』シリーズは、どれも作品の質が高いなぁと思うのですが、この作品は特に上質だなと思います。
殺人事件の謎解きと虹果て村での冒険、この両方が2人を通して自分も楽しめます。そして、自分も昔体験した、あの夏休みの特別な雰囲気が思い出されて懐かしくなります。
また、子どもたちがこれから学校など様々場面で考えていくことになる『戦争』『環境問題』『ジェンダー』といったテーマがさりげなく提示されていて、それが子どもの視点で書かれているのが素晴らしいと思います。
有栖川さんの、ミステリを好きになって欲しいというメッセージが最後まで詰まっている本です。
子どもの時に、この本に出合えていたらよかったなと思いました。


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 149

風が強く吹いている

著者 : 三浦 しをん

出版社:新潮社

発売日:2006-09-21

評価 :

完了日 : 2007年02月20日

このお話に出会えて本当に良かったと思います。
竹青荘の住人それぞれが魅力的で、愛されるキャラクターです。
後半部の、部員各人が走る場面は、読みながらずっと泣きっぱなしでした。
一人ひとりに物語があって、駅伝にかける思いがあって、走るシーンと共にそれらがストレートに伝わってきて、いつしか私も一緒に疾走しているような高揚感が生まれてきます。
そして何と言っても、灰二と走の関係性が良いのです。「走る」という事を通してつながっている2人の、信頼、羨望、尊敬…さまざまなお互いへの気持ちが、色々な場面でつぶさに伝わってきて、その度に胸が熱くなります。
自分のために、そして仲間のために、懸命に襷をつなぐ部員の姿に、ただただ純粋に感動しました。
読後の爽快感、充足感は他の本では味わえないものだと思います。


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 15

亡国のイージス 下 講談社文庫

著者 : 福井 晴敏

出版社:講談社

発売日:2002-07

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

すごいです!正に傑作です。
下巻は泣きポイントがふんだんにあります。
特に、仙石と如月の師弟や親子なども超越した関係に胸が熱くなりました。最後のシーンはとても感動して、涙々です。
この作品を通して、憎悪や憤怒を振り払って、最後まで自分の大切なものや甲斐のために戦いぬく事、正義を貫き通す事がどんなに難しい事か感じました。
そして、国単位でしか捉えられなくなってしまった国防や戦争といった問題をもう一度見つめなおして、平和が脅かされる事の恐怖に対して麻痺していた感覚を取り戻していかなければいけないと思います。
この作品でたくさんの人が奔走していたように、平穏な生活の裏にはたくさんの人の尽力があることを忘れないようにしたいと思います。
登場人物一人ひとりの結末に胸打たれました。


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 24

亡国のイージス 上 講談社文庫

著者 : 福井 晴敏

出版社:講談社

発売日:2002-07

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

最初、専門用語などが出てきて苦しかったですが、そこを耐えればその後はするすると読めました。
登場人物が多いですが、人物像がしっかりと描かれているから混乱する事はありません。逆に、それぞれの視点や思惑からこの事件について捉えることが出来て良いです。
展開が速くて、続きが早く読みたくなります。行の安否が気になりつつ、下巻へ…。


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 91

ラッシュライフ (新潮文庫)

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:新潮社

発売日:2005-04

評価 :

完了日 :

本当に面白かった。
最初はさまざまな人のエピソードが別々に語られのですが、
終盤そのエピソードたちが一つに繋がっていく過程には、思わず「ほぉ~」と感嘆の声をもらしてしまいました。
エッシャーの絵をはじめ、張り巡らされた伏線に驚かされたり、うるっとさせられたりと、とにかくニクイ!!
そして登場人物の会話も、すごくお洒落で素敵。
伊坂ワールド爆発っ!と言った感じです。


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 36

重力ピエロ

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:新潮社

発売日:2003-04

評価 :

完了日 :

人の存在意義について深く考えさせられました。
血縁よりも、家族がお互いを愛する気持ちとか、一緒に過ごした時間や思い出のほうが大きい力を持っているのだと感じました。
ラストについては、ちょっと考えてしまいます…。


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