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ヒソノソさんの読書ノート

2007年読了本
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 4

ロリヰタ。

著者 : 嶽本 野ばら

出版社:新潮社

発売日:2004-01-30

評価 :

完了日 : 2007年07月24日

 純愛という響きのこっぱずかしさ、異端であることの自負と韜晦、お洋服へのこだわり。同類にはなりえない私が、ついていけない!と挫折しそうになろうとも、決して許さない不思議な魅力がある。著者の中にかっちりとある醒めたまなざしが自覚的なのだ。この非凡なバランス感覚は作家としては大きな武器だろう。
 並録の「ハネ」は、それでもやっぱり、わたしにゃ無理でした。


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 25

ランナー

著者 : あさの あつこ

出版社:幻冬舎

発売日:2007-06

評価 :

完了日 : 2007年07月21日

 登場人物たちのいかにも感が否めない。ドラマを活かすための性格造形かと一度思ってしまうと、フィクションの恐ろしさ、醒めていくきもちをとめられなかった。
 意外にも成分薄めの陸上部分は、でも、すごくいい。空の描写が美しい。


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 1

日曜日だけのママ (講談社 青い鳥文庫)

著者 : グードルン メブス,ロートラウト・ズザンネ ベルナー

出版社:講談社

発売日:1997-12

評価 :

完了日 : 2007年07月20日

 両親がなく「ホーム」で育つ八歳の女の子と、日曜日ごとに「ママ」になってくれる風変わりな女性との交流をえがく。子ども向けだから、きれいにハッピーエンドなのだけれど、「あたし」の愛情への飢えっぷりがたまらなくて、胸が痛くなることしばしば。そして、ほとばしる「ママ」への愛情の一途さも、激しくせつない。
 「子供は毎日幸せにしたらなアカンのに」(『大阪ハムレット』森下裕美より)。ほんとだよね。


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 4

肝、焼ける

著者 : 朝倉 かすみ

出版社:講談社

発売日:2005-11

評価 :

完了日 : 2007年07月19日

 若さゆえのばかさからやっと抜け出せたと思ったら、年を経た分だけの嫌らしさも増えていることにある日気がついてしまったりする。女子偏差値が高ければ知る必要のなかった気持ちをたくさん重ねてきちゃった人にはマストな短編集。
 表題作は、煮え切らない年下の男をおっかけて北海道まで来てしまった三十女の話。旅先の人にまで八つ当たりしてしまう姿は醜く滑稽で、ああ、でも私はこの姿をよく知っている。この強気も弱気もプライドもあせりもいらいらも、全部私の中にある。バカだね、「いま、嬉しいって感じ」もいっぱい味わってきたのに。
 文章のテンポも軽みもきもちよくて好み。読んでよかった。


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 10

てのひらの中の宇宙

著者 : 川端 裕人

出版社:角川書店

発売日:2006-09

評価 :

完了日 : 2007年07月18日

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 1

ホワイト・ティース(下) (新潮クレスト・ブックス)

著者 : ゼイディー スミス

出版社:新潮社

発売日:2001-06-29

評価 :

完了日 : 2007年07月14日

 すごいわー。けっこう時間をかけて読んだのだけれど、ものすごいエネルギーを消費した。リアル大河小説。
 人種も生い立ちも宗教も考え方もてんでばらばらな二人の男が、それぞれ思い通りにならない家族を作り、相いれない知人と交わり、見も知らぬ祖先に思いを馳せる。時間も場所も視点もいったりきたりしながら、この狭い架空の家族の歴史に深く深くおりていく。冴えない彼らの人生の何と混沌にみちていることか。
 よくわからない他人とともに生きる、このわけのわからない人生に乾杯!誰が何と言おうと乾杯!!


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 0

ホワイト・ティース(上) (新潮クレスト・ブックス)

著者 : ゼイディー スミス

出版社:新潮社

発売日:2001-06-29

評価 :

完了日 : 2007年07月14日

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 63

チルドレン (講談社文庫)

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:講談社

発売日:2007-05-15

評価 :

完了日 : 2007年07月08日

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 3

レネット―金色の林檎

著者 : 名木田 恵子

出版社:金の星社

発売日:2006-12

評価 :

完了日 : 2007年07月06日

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 2

旅の終わりの音楽 (クレスト・ブックス)

著者 : エリック・フォスネス ハンセン

出版社:新潮社

発売日:1998-05

評価 :

完了日 : 2007年06月25日

 タイタニック号が沈みゆく中、演奏を続けた楽団員たち。その美しい伝説の枠組を借りて、書かれたのが本作である。楽団員のみが全くの創作だが、丹念に描かれるのは、むしろ、その五人が船にのりこむまでの来し方。
 彼らの生涯が突然断ち切られることは、先刻承知だ。成功や幸せと縁遠い彼らの人生は、それでも人一人分が生きてきた重みと輝きを放っていて、厳粛なきもちになる。様々なものに負け、孤独で、無駄に死んでいく人生もあるってことをなかなか認めたくない私には、少なからず衝撃的だった。  
 ちなみに、世間でいうところの感動作ではないので、ご注意を。


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 1

人類最古の哲学―カイエ・ソバージュ〈1〉 (講談社選書メチエ)

著者 : 中沢 新一

出版社:講談社

発売日:2002-01

評価 :

完了日 : 2007年06月11日

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 2

日本文学ふいんき語り

著者 : 麻野 一哉,飯田 和敏,米光 一成

出版社:双葉社

発売日:2005-11-30

評価 :

完了日 : 2007年06月07日

三人のゲームデザイナーによる『ベストセラー本ゲーム化会議』の近代文学版。座談会形式で、まあ言ってしまえば放談なのだが、結果的に斬新な文芸批評になっていて愉快。『ベストセラー〜』より断然おもしろいのは、多様な読みを許すテキストを採用しているからだろうなあ。
それにしても、『こころ』の鬼畜ゲーをちょっとやりたくなってしまった私、黒いでしょうか。


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 1

ベストセラー本ゲーム化会議

著者 : 麻野 一哉,米光 一成,飯田 和敏

出版社:原書房

発売日:2002-10

評価 :

完了日 : 2007年06月03日

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 2

プロフェッショナル原論 (ちくま新書)

著者 : 波頭 亮

出版社:筑摩書房

発売日:2006-11-07

評価 :

完了日 : 2007年06月01日

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 15

12番目のカード

著者 : ジェフリー ディーヴァー

出版社:文藝春秋

発売日:2006-09

評価 :

完了日 : 2007年05月28日

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 2

百年の誤読

著者 : 岡野 宏文,豊崎 由美

出版社:ぴあ

発売日:2004-10

評価 :

完了日 : 2007年05月28日

十年スパンで各十冊のベストセラーを百年分批評しようという試み。歯に衣きせないものいいに、ときに笑い、ときに刮目。情報量もみっちり。
対談形式なのだけれど、価値観が似ておられるのか、意外なほど二人の議論が少なくて、ちょっと偏っている気も。


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 14

芥子の花 (金春屋ゴメス)

著者 : 西條 奈加

出版社:新潮社

発売日:2006-09-21

評価 :

完了日 : 2007年05月28日

 今回は、人工的に作られた江戸という設定があまり生かされていなくて、やや物足りない。や、普通におもしろいけど。
 ゴメスの最凶っぷりは健在で、出てくるたび、こんぱるや!とかけごえが心の中できこえる。すばらしいキャラです。


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 4

楽園のつくりかた

著者 : 笹生 陽子

出版社:講談社

発売日:2002-07

評価 :

完了日 : 2007年05月24日

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 0

ODESSEY1966~2003 岡田史子作品集〈episode2〉ピグマリオン

著者 : 岡田 史子,青島 広志

出版社:飛鳥新社

発売日:2004-03

評価 :

完了日 : 2007年05月23日

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 1

オデッセイ1966~2003―岡田史子作品集 (Episode1)

著者 : 岡田 史子,青島 広志

出版社:飛鳥新社

発売日:2003-06

評価 :

完了日 : 2007年05月22日

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