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ヒソノソさんの読書ノート

2007年読了本
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 1

あたらしい教科書〈9〉コンピュータ (あたらしい教科書 (9))

著者 : 山形 浩生

出版社:プチグラパブリッシング

発売日:2006-10

評価 :

完了日 : 2007年05月22日

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 2

ジョナさん

著者 : 片川 優子

出版社:講談社

発売日:2005-10

評価 :

完了日 : 2007年05月20日

 犬の散歩で日曜日ごとに会うようになったかっこいい青年にチャコはひとめぼれする。友達のトキコに話すとき「あの人」じゃあんまりだと、つけられた仮名がジョナさん。良い題名だ。
 チャコは始終悩んでいて、この小説の成分の九割は悩みごとでできているといっても過言ではないくらい。受験、将来、家族、友達、恋愛。その悩み事はちっとも特別なものではないし、その答えも、幾多の現実でフィクションで数限りなく出されてきた類いのものだ。それでも、ありふれた感をちっとも感じないのは、言葉が誠実だからなんだろうなあ。
 


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 4

佐藤さん

著者 : 片川 優子

出版社:講談社

発売日:2004-07-16

評価 :

完了日 : 2007年05月19日

 幽霊が見える僕と、幽霊に憑かれやすい佐藤さんの高校生活。幽霊やら守護霊やら出てくるけれど、とても丁寧にかかれた成長物語が本質。不器用な彼らが、人と関わっていこうと一喜一憂する姿に、ひどく優しいきもちになる。
 主人公の僕が気弱でマイナス思考で何かというとぐるぐる悩むのが妙におかしくて、気の強い佐藤さんや幽霊や友達から総ツッコミをくらう場面でふきだすこと数回。若い作家さんなので、先が楽しみだ。


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 3

きみのいもうと

著者 : エマニュエル ボーヴ

出版社:白水社

発売日:2006-10

評価 :

完了日 : 2007年05月19日

戦争未亡人のツバメであるアルマンが、うっかり友達の妹を誘惑してしまうという、それだけのお話なんだけれど、屈託だらけですごいことになってます。やたらシビアな観察眼と、自分勝手な思考回路。嫌なやつ全開モードのアルマンを主人公とするこの小説が、なにゆえこんなに興味ぶかく、かつかなしいのだろう。なんだか、癖になる感じ。
 


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 5

ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る

著者 : マルジャン・サトラピ

出版社:バジリコ

発売日:2005-06-13

評価 :

完了日 : 2007年05月14日

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 5

ペルセポリスI イランの少女マルジ

著者 : マルジャン・サトラピ

出版社:バジリコ

発売日:2005-06-13

評価 :

完了日 : 2007年05月14日

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 2

ぼくのともだち

著者 : エマニュエル・ボーヴ

出版社:白水社

発売日:2005-11-15

評価 :

完了日 : 2007年05月14日

ともだちがつくれない「パリでもっとも不器用な男の話」。帯には穂村弘の推薦(笑)
貧乏で無職で自意識過剰かつ被害妄想。そりゃあんたともだちできませんよ・・・とためいきもつきたくなる行動の数々。大真面目な悲嘆と、その割にはちっともめげてない不屈っぷりが、妙に憎めない。何だかもう、おかしくて哀しくて参った。


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 1

あのころの未来―星新一の預言

著者 : 最相 葉月

出版社:新潮社

発売日:2003-04

評価 :

完了日 : 2007年05月13日

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 26

文学賞メッタ斬り!リターンズ

著者 : 大森 望,豊崎 由美

出版社:パルコ

発売日:2006-08

評価 :

完了日 : 2007年05月13日

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 8

クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン

著者 : 茅田 砂胡

出版社:中央公論新社

発売日:2007-03

評価 :

完了日 : 2007年05月13日

安心して楽しめるし、ジャスミン好きということもあって、いつもより二割増しでおもしろかったのだけど、いい加減本腰いれて、新しいの書いてくれないかなあ。


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 1

年を歴た鰐の話

著者 : レオポール・ショヴォ

出版社:文藝春秋

発売日:2003-09-12

評価 :

完了日 : 2007年05月10日

 のっけから衝撃的な残酷描写。驚きの展開に、なんだか魅入られてしまう。ついつい寓意をはかりたくなるのだけれど、若かりし翻訳者、山本夏彦のはしがきに、深読みを揶揄される。
 「超訳」だというので、新訳も読んでみたのだけれど、昭和22年版を底本とするこちらの方が好み。


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 0

いつまでも、鰐

著者 : レオポルド ショヴォー

出版社:文遊社

発売日:2006-08

評価 :

完了日 : 2007年05月10日

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 5

リンさんの小さな子

著者 : フィリップ クローデル

出版社:みすず書房

発売日:2005-09

評価 :

完了日 : 2007年05月08日

 小さい孫娘のために戦火を逃れて国を離れたリンさんと、愛する妻を失いいまだ悲しみの中にあるバルクさん。言葉の通じない二人の静かな友情がつづられる。
 抑制された文章は、多くを語らず激することもなく、それなのに奔流のような感情をわきおこす。喪失の絶望の深さに、なつかしい思い出の美しさに、幼子への愛情が生む強さに、求めあう人間同士が出会う奇跡に、私は何度も涙をこぼした。


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 3

グッモーエビアン!

著者 : 吉川 トリコ

出版社:新潮社

発売日:2006-04-20

評価 :

完了日 : 2007年05月06日

中学生のハツキと、元パンクスの母、三十すぎのダメ男ヤグのおりなす家族小説。「おもしろければいーじゃん」というふざけたルールを必死で守ろうとする三人の本気度が、このおとぎ話みたいな小説のリアルを支えている。こういう生き方ありかも、と読者に思わせた時点で勝ちかな。


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 4

亜愛一郎の逃亡 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

著者 : 泡坂 妻夫

出版社:東京創元社

発売日:1997-07

評価 :

完了日 : 2007年05月05日

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 5

神様のパズル

著者 : 機本 伸司

出版社:角川春樹事務所

発売日:2002-11

評価 :

完了日 : 2007年05月05日

大仕掛けの「宇宙の作り方」が理解できず、あっさり挫折。そして、この肝が理解できなくとも、おもしろいというタイプの小説ではないな。


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 3

文學少女の友

著者 : 千野 帽子

出版社:青土社

発売日:2007-03

評価 :

完了日 : 2007年05月04日

 パッケージの予想を裏切る硬派な文学評論。考えるモードに頭をきりかえないと、ついていけません。かち。
 ジャンル小説への訣別を表明した「少年探偵団 is dead. 赤毛のアンis dead.」が刺激的。どんな立ち位置からも自由でいるのは非常に困難なことだから、違う視点と出会うのはいつだって新鮮。ニートブックガイド「生活?そんなものはF1層に任せておけ。」も便利。


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 1

おばあさんになった女の子は

著者 : 石井 睦美

出版社:講談社

発売日:2006-11-18

評価 :

完了日 : 2007年05月01日

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 0

九年目の魔法 下 (Sogen bookland)

著者 : ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

出版社:東京創元社

発売日:2004-11-06

評価 :

完了日 : 2007年05月01日

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 1

九年目の魔法 上 (Sogen bookland)

著者 : ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

出版社:東京創元社

発売日:2004-11-06

評価 :

完了日 : 2007年05月01日

妖精の女王にとらわれた運命の人を女性が奪還する・・・。スコットランド伝承「タム・リン」をベースにした、ラブストーリー。謎とスリルとじれったさで読むのをとめられない。こんがらがったストーリーも、どたばたも、ユーモアも売るほどあって嬉しい。ロマンチック上等!


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