たなぞう

WEB本の雑誌

ヨッチンさん > 読書ノート

ヨッチンさんの読書ノート

2007年読了本
-
<前のページ 1  2  3  4  次のページ>

 

みんなの感想を読む
 39

ダイイング・アイ

著者 : 東野 圭吾

出版社:光文社

発売日:2007-11-20

評価 :

完了日 : 2007年12月30日

07’11.24図書館にて予約。
 可もなく不可もない。ふーんという感じ。きっと何年かしたらどういう話だったか忘れてしまう気がする。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 13

カレンダーボーイ

著者 : 小路 幸也

出版社:ポプラ社

発売日:2007-11

評価 :

完了日 : 2007年12月26日

 07’12.15図書館にて予約。小路氏の作品、そしてタイムトラベルものですって! 読まねば。。

 皆さんの評価があまり高くないようですが、私はこの作品好きだなぁ。
 今現在の知識・意識・感情を持ったままでタイムトラベル。小学生の身体に、大人の意識。自分の子どもの頃のことをもう一度経験できるなんて(しかも頭の中身は今のものだからくっきりはっきりしている)楽しそうじゃない! 理解力だって格段にUPしてるから勉強も楽しいだろうし、若い両親に、その愛情に、泣いてしまうかもしれない。
 ここに出てくるのは過去(1968)では小学5年のイッチとタケちゃん。現在(2006)では大学教授の三都充(イッチ)と大学事務局長の安斎武(タケちゃん)。48歳の経験値を持って11歳の少年へタイムトラベル。1人でタイムトラベルじゃなくて、友達とタイムトラベルなら心強い。2人の子どもの姿が微笑ましい。もちろん、お決まりのようにある出来事を回避しようとして、当然のように歪みがでる。
 
 「ときどき迷子になってわんわんわんわん泣きながら、町を歩いて、そのうちに誰かに助けてもらいたいと思うんだよ。無性にそういう思いに駆られるときがあるんだ」1968年に登場する「ガンガン」さんのこの台詞にグッときた。もしもあの頃に戻れたら――そう考えるのは今が楽しくないからなのかな? 生活のこととか将来のこととか不安材料がない毎日が羨ましいのか? 子どもなりの悩みや不安はあったけれど、それでも誰かの庇護のもとで生きるほうがいいなぁと思ってしまう。精神的に未熟なんだな、わたしは……。
 彼らがある目的に向かって計画を立てていくそれまでの経緯はまあよいとして、その計画の実行、それ自体があまりにもあっさりと描かれていてちょっとがっかり。そこをきちんと書かないのかよ! とちょっと残念。でも仕方がないか、それ自体がはっきりとしていないからな、現在でも。
 結末は……う~ん、悲しいなという結末。

 タケちゃんの名前が小学生のときに「安斎武史」と表記されていたのに、大人になったら「安斎武」だったので、「これも歪み?」と深読みしていたら、なんのことはない誤植だったようで……。トホホ……。


この感想へのコメント

2.ヨッチン (2007/12/27)
 はじめましてこちらこそよろしくです。犬のシャンプー、小屋掃除は新年を迎える準備ですね? ネコは自分で毛づくろいしてくれるのでラクチンです。タケちゃんの名前の件ですが、小路幸也さんのHPにて確認しました。誤植だそうです。まあ、それはそれで楽しんだということで……。
3.パル2パパ (2007/12/27)
へぇー、HPでね。そうなんだ。今度見てみますね、有難うございます。

もっと読む(3件)

 

みんなの感想を読む
 27

秋の牢獄

著者 : 恒川 光太郎

出版社:角川書店

発売日:2007-11

評価 :

完了日 : 2007年12月20日

07’11.20図書館にて予約。「夜市」以来、なんだかんだで気になる、気に入っている作家さん。
 またまた不思議な話だった。短編が三つ収められているが、それぞれまた独特の世界で、読んでいる間は異空間にいるようだ。「秋の牢獄」「神家没落」「幻は夜に成長する」の三編の中では「神家没落」が好きかな? 
「秋の牢獄」のような事態に陥ったら、私はどうするかな? 前向きに生きていけるかな?
「幻は夜に成長する」はリオがかわいそうで、読んでいる間じゅう、辛かった。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 6

永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢

著者 : 重松 清

出版社:講談社

発売日:2007-11-21

評価 :

完了日 : 2007年12月17日

07’11.25図書館にて予約。
 同タイトルのゲームの主人公・カイムがゲームの中で夢を見る。その「夢」を創ったのが重松さんで、これが思いの外よかった。カイムは1000年という悠久の時を生きる旅人で、「夢」はカイムの永い永い人生の記憶を表している。
 普段ゲームをやらないし、これからもやらないだろうけれど、この本でRPG好きな人の気持ちがわかったような、わかったつもりのような……。RPGは物語の中に自分が参加できるんですもの、ハマると抜けられないんだろうな。

 何千年と歴史を積み重ねても、人間というものの根っこの部分は変わらない。技術の進歩やメカニズムの解明など文明が発展しただけで、やっていることは同じ。手段が高度になっただけで争いは絶えないし、身近な平和を享受できる幸せ、貧富の差などどれをとってもずーっと続いてきたことなんだなぁ。
 「長生きしたい、それもなるべく若い身体のままで」なんて思っている人にはぜひ、カイムの哀しみに触れてみてほしい。人生、限りがあるから、楽しみも哀しみも苦しみも悦びも味わえるんだなぁと、改めて思えた。
 いつもと違う重松節、期待していなかったけれど、読んでよかった。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 89

ラッシュライフ (新潮文庫)

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:新潮社

発売日:2005-04

評価 :

完了日 : 2007年12月15日

 時系列がこんがらがって、一回読んだだけじゃわからない。泥棒だの拳銃だのバラバラ殺人だの死体だのリストラだのとネガティブ大放出だけれど、まあ、終わりよければすべてよし。イッツ・オールライトだわ。。
 伊坂作品が大好きとか言いながら、全部は読んでいないし、「フィッシュストーリー」を先に読んでしまったけれど、逆の発見で人とは違う楽しみ方ができたということにしよう。
 万有引力を発見したタダシって、あの内角の和を発見した今村のことなのね! 河原崎の父は動物園に通い続けた男なの! といやぁいろいろとリンクしているってのは楽しいですなぁ。

 物語の先はこうなってこうつながっていくんだろうと予想できるし、そうなるけれどそれでも読んでいて楽しい。伊坂幸太郎って天才だな。

 ラッシュライフ→豊潤な人生でいきたい。決してのんだくれのやけっぱち人生じゃなく。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 15

最愛

著者 : 真保 裕一

出版社:新潮社

発売日:2007-01-19

評価 :

完了日 : 2007年12月04日

07.1.31に予約。せっかく順番が回ってきたのに、読む時間がなくて泣く泣く返却。もう一度予約し直し。65人待ちって……。。
 真保裕一ってもっと面白かったはず。一番好きな作品は「奪取」だ。もうあんなふうな作品は書かないのだろうか? あんなにハラハラドキドキしたのになぁ。

 主人公の押村悟郎は小児科医で、今現在の小児科が抱える問題が描かれていて、本当にこれからの小児科はどうなってしまうのかなと思っていたら、小児科の話はそこまで。18年間音信不通だった姉が拳銃で撃たれ意識不明の重体と知らされ、その真相に迫るというのが本筋。

 後味悪いなぁ。気持ち悪いなぁ。推理がうまくいきすぎだよなぁ。悟郎の推理が当たりすぎ。過去のことが「一時の気の迷い」じゃないっていうのが一番気持ち悪い!! ああ、気持ち悪い。読後感、最悪。よって★ふたつ。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 8

レディ・ジョーカー〈上〉

著者 : 高村 薫

出版社:毎日新聞社

発売日:1997-12

評価 :

完了日 : 2007年11月30日

 高村薫さんの作品は常に重厚で、読むこちら側にも体力と覚悟を求めてくる。だからいつもなかなか読み進められないのだが、この作品はモデルとなった事件を知っている分、読みやすい。事件が動くまでの描写さえもとても丁寧で、あっという間に出てこなくなる人のことも詳細に描いてある。その筆力にただただ頭が下がる。こちらもその作品に負けないように、丁寧に1ページ1ページ大切に読んだ。ああ、これからどうなるのだろう? 合田はどうするのだろう。。。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 38

ブラックペアン1988

著者 : 海堂 尊

出版社:講談社

発売日:2007-09-21

評価 :

完了日 : 2007年11月30日

07’09.24図書館にて予約。

 舞台はお馴染み東城大学医学部付属病院。ただし時は1988年。田口センセはまだ医大生。高階院長は講師。藤原さんは婦長。みんな肩書きが違い、当たり前だけれど若い。ほかにも黒崎、垣谷、速水、島津、猫田、花房とバチスタ・シリーズの面々が登場し、「登場人物に歴史があるっていいなあ」と思わずにやけてしまう。ブラックペアンを読んでいると、続けて「チーム・バチスタの栄光」を読みたくなる。
 さて「ペアン」て何? 表紙の絵のハサミのことか? でもどうやらハサミのように切るために使うものではないらしい。「オペナース養成講座」というサイトへGO! ふんふん、止血用鉗子。で、それが佐伯教授の場合、黒いものもある、と。しかし術中の描写、今ひとつうまく想像できない。専門知識のある方、羨ましい。まあここは「華麗な手技」ということだろう。
 外科の佐伯教授VS高階講師の話なのか? 
 佐伯教授は、これぞ大学病院の外科教室の教授として描かれており、すごく傲慢&石頭。対する高階講師は外部から招聘された改革派。この2人の対立に周りが巻き込まれて~とよくあるパターンかと思いきや、そうではなかった。佐伯教授は決して石頭ではなかった。まあ立場上、そうするしかなかったんだろうけれど、志は高階と同じようなものだったのね。
 個性的な渡海先生や新人医師・世良先生の奮闘、やはり外科医の話には華がある。読んでいて楽しい。
 高階院長は、ずっと以前から一筋縄ではいかない曲者で、でも病院や医療をどうにかせねばと思っていたのね。ここでも言っています、新人君に。「ルールは破られるためにあるのです。そしてルールを破ることが許されるのは、未来に対して、よりよい状態をお返しできるという確信を、個人の責任で引き受ける時なのです」と。

 最後の最後に、ブラックペアンが何ゆえ作られたのかがわかります。渡海先生もわかってくれたのでしょうね。後味は悪くなかった。病院長選挙の様子も知りたかったな……。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 9

平成関東大震災--いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった--

著者 : 福井 晴敏

出版社:講談社

発売日:2007-08-24

評価 :

完了日 : 2007年11月29日

 毎度毎度思うのに、決意が続かないのは防災準備とダイエット。いつ使うのか分からない、いや、使わなければなおよしの防災グッズに大枚はたくのはどうも……一度でも痛い目に遭っていれば心がけが違うのだろうけれど。
 この本は都内在住者や通勤者が読むと「他人事じゃない」とより一層強く感じるのだろう。首都圏ぎりぎりに住んでいる、田舎の楽天家としては、家具転倒防止の突っ張り棒とベッドサイドに靴、寝るときはパジャマじゃなくてジャージにしようと思ったぐらい。これじゃ死ぬかもしれないなぁ……。


この感想へのコメント

1.ぺこぽん (2007/12/02)
おぉ、前向きな感想ですね。
私は発売日にわくわくしながら本屋さんに足を運び(本音をいうと期待はしてませんでしたが)う~ん・・・でした。
趣旨としてはまずまずでしょう。が、私は普通の本が読みたい。福井さんのまともな本が読みたい。ガンダムじゃなくて・・・泣
2.ヨッチン (2007/12/03)
まともな本←同意! そろそろ新作出してくれませんかね、ガンダムじゃないやつを。市ヶ谷の皆様のお話を読みたい! でもガンダムもすごく売れているんですよ、うちの店では。私はこの本、買いませんでした。図書館で借りて済ませました。
 

みんなの感想を読む
 7

のはなし

著者 : 伊集院 光

出版社:宝島社

発売日:2007-09-28

評価 :

完了日 : 2007年11月22日

07’10.11図書館にて予約。伊集院光さんのラジオが好きでよく聴いています。白・伊集院も黒・伊集院も好き。とてもクレバーな方なのできっと文章も面白いんだろうなぁ。

 面白かった。涙を流して笑ったし。これ一冊でおなか一杯になるくらい、笑えた。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 21

夢見る黄金地球儀 (ミステリ・フロンティア)

著者 : 海堂 尊

出版社:東京創元社

発売日:2007-10

評価 :

完了日 : 2007年11月20日

 バチスタ・シリーズと同じ桜宮市を舞台に、1億円分の金を使った地球儀を盗もうとするコン・ゲーム(て大げさかな?)小説。
 平沼鉄工所社長・平沼豪介の豪快な性格、キャラが気に入った! その息子の平介は巻き込まれ型キャラの典型で、ガラスのジョーこと久光譲治は巻き込み型キャラの典型。小西課長はひとクセある役人、そう、白鳥を想起させる。
 随所で「プッ」と噴いちゃう笑いどころがあり、ストーリーに目新しさはないが楽しめる。桜宮が舞台だけあって「あ、この人」と馴染みの方も出てくる。ジョーが聞いた「とんでもない官僚の講演」、このとんでもない官僚って、あの人でしょ? バチスタ・シリーズ未読でも、既読でもOK。でも既読のほうがより楽しめるかもしれない。
 物理学や応用力学など、私にもっと理解力があれば、「深海七千」「深海一万」などの製作過程がイメージできたろうに……。「ゴキブリポコポコ」「ハエパシパシ」「ケズリン・プッチモニ」はほしい。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 7

裁判長!これで執行猶予は甘くないすか

著者 : 北尾 トロ

出版社:文藝春秋

発売日:2007-04

評価 :

完了日 : 2007年11月17日

07’07.04に予約。裁判傍聴好きだな。
 さらっと一日あれば読める本。裁判傍聴モノが好きな私。それも小さな事件の被告の器の小ささを見られるのがいい。北尾トロさんが書いていた「自分の中では~」という言い回し、たしかにそうですね。「自分の中では精一杯やった」「自分としては頑張った」なんて言い訳にしか聞こえない。たとえ自分に非がないとしても、言い訳に聞こえないような言い方をしないと、相手の心証が悪くなるから気をつけよう。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 36

ワーキング・ホリデー

著者 : 坂木 司

出版社:文藝春秋

発売日:2007-06

評価 :

完了日 : 2007年11月09日

07’07.29に予約。私の職場でよく動いています。坂木司氏の本はまったく読んだことがないけれど、ちょっと興味をひかれました。

 頭を使わずに、すっと物語の中に入っていける。ミステリや事件モノばかり読んでいると、どうも登場人物を穿った見方をする癖がついてしまっているな。ここに出てくる人たちはみんないい人ばかり。心温まる。主人公のヤマトは元ヤンキーでホスト。しかしホストをクビになり、宅配便屋へ転職。リヤカーで宅配をするって、なんだそれ? と思ったけれど、実際にあるみたいですね、ヤマト便に。本作を読んで、これからはきちんと時間指定を使って、不在者連絡票を入れられないようにしようと思った。ホストもここに出てくるジャスミンやヤマトのような人ばかりだったら、借金してまで通う人が少なくなるんじゃないかな?(まあ店は儲からないだろうけれど)
 ヤマトと進のこの後も知りたい。
 坂木司さんの作品は初めて読んだので、今度はミステリにも挑戦してみようかな?


この感想へのコメント

1.ぺこぽん (2007/11/16)
あともう少しで順番がまわってきます・・・。
ヨッチンさんが☆四つなら、期待大ですね。楽しみ~
 

みんなの感想を読む
 20

夜想

著者 : 貫井 徳郎

出版社:文藝春秋

発売日:2007-05

評価 :

完了日 : 2007年11月08日

07'08.19に予約。貫井徳郎氏の作品は『慟哭』を遥かむかーしに読んだことがあるだけ。前評判を見聞きして興味が湧いた。

〈ネタバレしています〉
 事故で愛する妻子を失った雪籐直義。彼はその喪失から立ち直れずにいる。
 亡くなった妻・真沙子に直義の心理を語らせることで、自分のほんとうの気持ちに気づかせるという構成が気に入らない。だいたい亡くなった嫁と会話って、病院へ行け! 甘ちゃんだ! カウンセラーに遙に真沙子にと、どんだけ甘えた男? そしてお節介。自分のことをどうにかしてからにしてくれ。
「親戚や友人が同情の涙を流してくれても救われず、赤の他人が悲しみに感応し、泣いてくれたことで救われた」だと! こんな奴が親戚や友人だったら付き合いきれないぜ! メンヘラ同士仲良くやってくれ……。

「人の役に立ちたい」と思って行動するって、どうなの? おこがましくないか? 自分の行動の結果が人の役に立っているというのなら納得がいくけどさ。
「自分を救うのは自分でしかない」「悲しみは乗り越えなくてもいい」と気づくのにずいぶん時間がかかるんだねえ。。今までどうやって生きてきたのかと問い詰めたくなったよ。なんだこいつら……。
 登場人物たちの、何かにすがりたい、頼りたい、救ってもらいたいと思う気持ちが強すぎて、まったく共感できなかった。気持ち悪い。宗教や特定の人物を崇拝する人にとっては共感できる物語なんだろうけれど、無信心な私にとっては不快な物語。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 14

いっぺんさん (いっぺんさん)

著者 : 朱川 湊人

出版社:実業之日本社

発売日:2007-08-17

評価 :

完了日 : 2007年11月07日

「いっぺんさん」「コドモノクニ」「小さなふしぎ」「逆井水」「蛇霊憑き」「山から来るもの」「磯幽霊」「八十八姫」の8篇収録。
 朱川さんの作品は不思議で少し怖くて、民話のような感じ。
 「いっぺんさん」もしひとつだけ願い事が叶うとしたら私は何をお願いするのだろう?
 「磯幽霊」は怖かった。しばらくシャンプーするときに目をつぶりたくない感じ。海にも行けない。 「八十八姫」は悲しくて泣きそうになった。後半の2篇が強く印象に残ったかな。


この感想へのコメント

1.ぺこぽん (2007/11/08)
私は何をお願いするかなあ・・・。
出来すぎの感もあったけど、私は表題作が好きです。あの切ない感じはたまらん・・・。最後のほうの作品は、ほのぼのというよりはヒョエ~って感じでしたね。朱川さん、気になる作家さんです。私は「花まんま」が好き。他にお薦めがあれば教えてください。
2.ヨッチン (2007/11/09)
私は「花まんま」未読なのです。「わくらば日記」「かたみ歌」「都市伝説セピア」を読みました。どれもよかったですよ。朱川さんは短編の名手ですね。
 

みんなの感想を読む
 4

ALWAYS 続・三丁目の夕日―もういちど、あのときへ。 (小学館文庫) (小学館文庫)

著者 : 山本 甲士

出版社:小学館

発売日:2007-09-06

評価 :

完了日 : 2007年11月04日

 前回同様、映画の原作というより、西岸良平さんのマンガをノベライズにしたもの。マンガはたくさんあってどうも手を出しにくい。この文庫のシリーズは、秀逸なエピソードばかりなので涙なくしては読めない。でも最後までまだ読んでいない。なぜなら、映画を観てからにしたいから。茶川が芥川賞をとれるのかどうか、まだ知らない。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 27

青い鳥

著者 : 重松 清

出版社:新潮社

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2007年11月02日

 学校生活に馴染めなかったり、集団の中でうまく自分を表現できず、心の中にさまざまな思いを溜め込んでいる子どもたちに読んでほしいかな。でも、どうして自分のそばには村内先生のような先生がいないんだろうと思われるのも悲しいなあ……。
 私自身も一応「先生」と呼ばれた時期があったので(幼稚園教諭だけど)村内先生の姿には感服いたしました。素晴らしい先生だと思います。だけど、村内先生は怖い。なんでもお見通しで、よからぬ企みや魂胆を見透かされているとわかったら、もうどんな行動もとれなくなってしまう。
 
 私自身はいじめられた経験はないし、負けん気が強く1言われたら10言い返すぐらいの勢いの子どもだったので、正直いじめに遭っている人の気持ちをうまく想うことができない。「何でやり返さないのか?」「もっとうまく振る舞えばいいのに」なんて冷ややかに見ていたり、孤立している子に声をかけて、仲間に入れてあげる自分にうっとりしたり。これって優しさじゃないな、自己満足だな。
 おとなになると、学生のころのような濃い友人関係、人間関係の中に放り出されることが少なくなると思う。イヤだったら付き合わないという選択もできるし。だから今、辛い学生生活を送っている人には「人生のうちのわずかな時間なんだから、ちょっとふんばってみようよ」と言いたいなぁ。決して自殺なんて選ばずに、どうしても駄目なら「逃げる」のも強さだと思うよ。

 「ひむりーる独唱」を読んで、草野心平さんの「カエル」の詩、子どもの頃大好きだったことを思い出した。「進路は北へ」を読んで、中学生のころの自分とリョーコに似ている部分が多く、ちょっと胸が苦しくなった。
 
 正しいことじゃなくてたいせつなことを教えてくれる村内先生。世の中の先生のなかに村内先生は何人いるのだろう……。たくさんいてほしいな。それから今度は村内先生自身のお話も読んでみたい。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 2

刑場に消ゆ―点訳死刑囚 二宮邦彦の罪と罰

著者 : 矢貫 隆

出版社:文藝春秋

発売日:2007-08

評価 :

完了日 : 2007年10月29日

07’09.25図書館にて予約。前から読んでみたいと思っていたが、書評を見て「読もう」と決意。

二宮邦彦という死刑囚が、点訳本を1500冊あまりこの世に残している。彼はなぜ点訳奉仕をつづけたのか? 死刑が確定してから13年後の昭和48年5月11日に刑は執行されている。
 拘置所の中で改心しキリスト教の影響を受けた二宮の姿は、真面目で誠実で、盲目の方々に届けたいという素直な一心で点訳をつづけている。それだけを考えると「なぜこんな人が死刑囚に?」と思ってしまう。が、彼は間違いなく殺人を犯している。共犯の男と供述が食い違い、彼は最後まで自分は主犯ではないと主張したのだが、主犯だろうと従犯だろうと被害者遺族にとっては変わりはないだろう。
 たしかに彼の功績は素晴らしいと思う。そう思うが、周りの人が美化しすぎているきらいがある、と思ってしまうのは穿った見方かしら?
 本書の中に出てくる冤罪で拘置された免田栄氏をはじめ、内田英夫、西武雄、山口清人などの死刑囚にもちょっと興味を持った。昭和20年代~40年代は戦前・戦中の名残か、拷問により自白を強要している事件が多すぎる。
 死刑制度については支持でも不支持でもなく、でも死刑制度廃止にはちょっと疑問を持っている私としては、この本を読んでやはり「終身刑」が必要だと感じた。現在死刑囚が100人を超えているという現実、法相が執行のサインをしない現実、さまざまな事情を考えても法の改正は必要だろう。


この感想へのコメント

2.船橋胡同 (2007/10/01)
つぶやきが面白く立寄りしました。本好きで且つ納得できる
書評を書かれるヨッチンさんが、本屋にお勤めでうらやましいと思いましたが
<本が商品>が分ると経営者でもなく、
接客業のお立場での感想は一段と興味深い内容でした。
お菓子屋が好きな出来たて菓子を試食するのとも違うな?
<クドカン>も初めて知りました。何か意味あるお名前の
ようですね。
3.ヨッチン (2007/10/04)
コメントありがとうございます。接客業は大変です(涙)
 クドカンに意味はありません。宮藤官九郎(くどうかんくろう)さんの名前を略したものです。

もっと読む(3件)

 

みんなの感想を読む
 2

下流少年サクタロウ

著者 : 戸梶 圭太

出版社:文藝春秋

発売日:2007-09

評価 :

完了日 : 2007年10月22日

 また新刊出したんすか戸梶! と言いたくなるようなハイペース。また「やっすい人間オンパレード」なんだろうなと思いながらも、手にしてしまう私。下には下がいると安心していちゃいけないが、「まだまだ私は上流」と思わせてくれてありがとう。マイ・ベスト・戸梶は「牛乳アンタッチャブル」ですけどね。

★カバーの袖より
「股下84センチのスーパーレッグアイドル、杉町レイラ(12)ときどきまっすぐ歩けない、デブの牛尾海人(11)学校の支配者にして創木学会員、藤原亜多夢(11)崩壊寸前の小学校生活を懸命にサバイバルしてゆくサクタロウ(11)たちに、明日はあるのか?
小説界のヤンキー先生、戸梶圭太がおくる教育再生ビルドゥングスロマン!」
 

 今回も笑った。時事問題を軽い気持ちで取り入れて、給食費未払い家庭の子どもはには4分の1しか給食をやらないとか、「綺羅壱」(きらひと)「美仁伊」(ミニー)「騎士」(ナイト)など、読めない名前のオンパレード。小学校の名前は「逆撫小学校」。赤ちゃんポスト、2ちゃんねる、格差社会……。な~んにも解決してないところが好きだぁ! エログロナンセンス。笑笑笑笑笑


この感想へのコメント

1.ぺこぽん (2007/10/11)
なになに?この作家さん、知らんけど?
どういうお話ですか?お薦めですか?
「牛乳アンタッチャブル」って・・・謎。
2.ヨッチン (2007/10/12)
「牛乳~」は雪印事件を題材にしためちゃくちゃなストーリー。読む人を選ぶ作家です。薦めると私の人格が疑われてしまうと思うほどの作家&作品。気になったからといって決して手を出してはいけません。万が一、手を出したとしても自己責任でお願いします。私を軽蔑しないでください(涙&土下座)
 

みんなの感想を読む
 10

いつか陽のあたる場所で

著者 : 乃南 アサ

出版社:新潮社

発売日:2007-08

評価 :

完了日 : 2007年10月21日

07’08.26図書館にて予約。
 新シリーズと帯に書いてあったけれど、どんな感じなのかしら? 楽しみ。

「辛い、苦しい、悲しいと、何でもかんでも正直に言えば良いというものではないと、初めて知った」芭子の台詞。そうだよなぁ、私も何かといえば「辛い」「苦しい」と口にして人の同情や共感を求めていたなぁ。求められた人の気持ちも知らずに。
 劇的な何かが起こるわけではないけれど、刑務所から出所した二人の女が対照的に描かれている。
●慎ましくひっそりと生きようとする芭子
●夢を持ち、前向きに生きる綾香
 どちらの生き方が正しいかはわからないけれど、二人のこの先もちょっと覗いてみたい。まだまだ何かがありそうな終わり方だったので、きっと続くでしょうね。


この感想へのコメント

<前のページ 1  2  3  4  次のページ>

Copyright c 2006 WEB本の雑誌 All rights reserved.