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コゼットさんの読書ノート

2008年に読んだ本
ジャンルを問わず挑戦したい。
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 32

ラン

著者 : 森 絵都

出版社:理論社

発売日:2008-06-19

評価 :

完了日 : 2008年06月25日

「カラフル」ほどの感動はなかった。
亡くなった家族に会うための「ラン」は
本当は自分の力ではなく、導かれていたのです。
何のために走るのか、の理由はそれぞれでも、
走ることで仲間が生まれ、やがて自分自身をも成長させていくサクセスに、涙する場面もありました。
そして、弱いんだと思っていたのに、実は芯が強くてしっかりものだという自分も発見するんです。

「走る」ことに、いろんな意味が含まれているこの
ストーリー、森絵都ならではの文章のうまさと、言葉の美しさは言わずもがな健在です。


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 20

百瀬、こっちを向いて。

著者 : 中田 永一

出版社:祥伝社

発売日:2008-05-10

評価 :

完了日 : 2008年06月17日

ラジオで紹介されていた。
やっと手に入った。

どの短編も出だしがいい。
そこから続くストーリーもとてもいい。
期待を裏切ることなく話は進み、広がりを感じられる。

表題作をはじめ、どれもクラスでは目立たない地味な子が主人公で、自分自身のことをよくわかっていて、徐々に前向きに生きていくのが印象的。

どの短編もそうだが、続きが気になる。
その後どうなるんだろうと、読み手に振ってしまうところなんか憎いね。

とっても爽やかな、胸キュン小説。




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 4

雨の日も、晴れ男 (文春文庫)

著者 : 水野 敬也

出版社:文藝春秋

発売日:2008-06-10

評価 :

完了日 : 2008年06月13日

「夢をかなえるゾウ」の著者の文庫新刊。
とはいってもかなり前に出した本を加筆、改題したもの。

天上界にいる子ども二人が、面白半分に、下界で何不自由なく暮らす男性にいたずらを仕掛けるというもの。

何事にも前向きで、ポジティブに考える主人公が、
読む人に勇気と元気を与えてくれる自己啓発ストーリー。

思わず、声を出して笑ってしまう部分もある。
何事もこんな風に考えることができたなら、
悩むことなんてきっとないだろうし、そんな事はほんのちっぽけな事に思え、常に平常心でいられるんだろうな~。


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 2

モビィ・ドール

著者 : 熊谷 達也

出版社:集英社

発売日:2004-12

評価 :

完了日 : 2008年06月09日

沖縄の離島で鯨類鳴音の研究をしている女性が、懸命にイルカやシャチと向き合う姿を描いている。
本から目が離せなくなるのは後半部分から。
イルカが自殺行為の如く浜に打ち上げられていく、その原因と思われるシャチとの関係、
やがて自分が助けられるとは・・・。
鯨類の生態にも興味深いものがあった。

この本はだいぶ前に出された本だが、未だ文庫にはなっていない。
文芸書で感動する本が読みたい、という声に
勧められたのがこの本だった。
後年、たぶんタイトルを言われただけで中身を思い出せる一冊になると思う。


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 39

東京島

著者 : 桐野 夏生

出版社:新潮社

発売日:2008-05

評価 :

完了日 : 2008年05月31日

この本を読み始めたときに、真っ先に頭の中をよぎったのが、昔読んだ「蠅の王」という文庫だ。
無人島に打ち上げられ、本能のまま行動する人や、自分自身をいかに保つか描いている。

東京島は、前半はお互いの人格を認めながらも、内心は違った所にある人の心と、男と女という性差も
からめながら、徐々にすさんでいく状況を描いている。
後半では、グループで行動しているにもかかわらず、いざとなったら自分だけが助かりたい一心で
口を閉ざす醜い人の心を明らかにしていく。
人間は逞しい、どんな状況においても生きるすべは
持っているものだと感心する反面、人の心ほど醜いものはないな~、と思う、こういった場面において。

結末、後味よくなかった。


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 3

ボクシング・デイ

著者 : 樫崎 茜

出版社:講談社

発売日:2007-12-13

評価 :

完了日 : 2008年05月23日

頭がよくて繊細な小学四年生の栞という名の女の子は、校庭の真ん中にあるセコイアの木と話をする。

そういえば私が通っていた小学校の校庭の真ん中に松の木が植えてあって柵もしてあった。
きっと樹齢何年とか古い木だったのだろうが、今もあるのだろうか。
こんな懐かしい思いに読者を馳せさせてくれる作品。

タイトルの意味、最後になって知った。
素敵な日だなと思った。
椋鳩十児童文学賞受賞作。


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 3

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

著者 : 遥 洋子

出版社:筑摩書房

発売日:2004-11-11

評価 :

完了日 : 2008年05月15日

いつか絶対に読みたいと思っていた本。
ようやく読めました。
難しい言葉がたくさん出てくるので考えながら読む、読み始めたら止まらない、一気にいきたい本だった。
魅力的な言葉がたくさん出てくる。
例えば、学問は感動する、学問は訓練、議論は言葉の格闘技、言葉の暴力は時には知性にもなりえる。
自由な発想とは疑う訓練を重ねて初めて生まれる、等々、上野千鶴子の講義を聞いてみたくなった。
著者の三年間の努力の末、提出した論文がこの本という形になって公になったわけだが、当の教授からは一つも手直しがなかったそうだ。すごい!


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 18

あぽやん

著者 : 新野 剛志

出版社:文藝春秋

発売日:2008-04

評価 :

完了日 : 2008年05月08日

すごく面白かった。
恋に仕事に頑張る主人公遠藤が、かっこいいわけではないが、爽やかで一生懸命で、読んでいるほうも元気がもらえそうだ。
あぽやんとは、旅行会社の成田空港内事務所勤務の人を言う。
自分でも何回か利用したことがあるので身近に感じられ、裏ではこんなにも大変な業務をこなしているのかと初めて知った。
そこまでするか!的な事も、せざるを得ないというかしてしまう人の好さもあるが、主人公のフォローを淡々とこなす周りの登場人物たちがまたいいのだ。
ラジオでも言っていたが、ドラマになったらきっと面白いものが出来上がると思う。


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 32

ラットマン

著者 : 道尾 秀介

出版社:光文社

発売日:2008-01-22

評価 :

完了日 : 2008年05月02日

最後まで犯人が読めなかった。
謎を知りたくて、気になって結構勢いで読んでしまった部分もある。
主人公の内面の部分と、友人や家族の関係などの設定が、すべて自分を合理化するための環境だったような書き方が気になった。

二つの事件の犯人の意外性においては◎だった。


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 51

夢をかなえるゾウ

著者 : 水野敬也

出版社:飛鳥新社

発売日:2007-08-11

評価 :

完了日 : 2008年04月28日

面白かった。
自己啓発本なのにストーリーとして流れがよく、
自分にも実行できそうなことばかりが書かれている。
この本は、ずーと横目で見ていながら買わずにいたのだが、あまりによく売れている本なので読まにゃいかんかなー、という気持ちで買った。
いろんな本からの言葉が引用されているが、その名言をこの一冊で知ることができるだけでもかなりお得な気がする。
「よし!明日から自分もやってみるかな」的気分に
させてくれる。
効果はいかに。


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1.パル2パパ (2008/04/30)
自己啓発本ってのは、やっぱ買って読まないといけませんかね?図書館じゃ、何人待ちだか、見当着かない位、人気本の様だし。気にはなってるんだけど。
2.コゼット (2008/05/02)
こんにちは。
ホント、気になる本ですよね。
一冊は手元に置いといてもいいかなー、と思える本です。
実際、誰にでも実行できる内容ばかりですから、時々はページを開いてみようかなと考えています。
 

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 9

豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記

著者 : 絲山 秋子

出版社:マガジンハウス

発売日:2007-12-06

評価 :

完了日 : 2008年04月25日

面白い。笑える。頷ける。感服。
そんな一冊だった。
何といっても私と同じ地元に住んでるんですから、
登場するスーパーとか銘柄などが目に見えてくるんです。
男っぷり?がとても気持ちいいです。

あとがきにも書いてありましたが、一年間自分でいろんな食の挑戦をしてみるのは結構苦痛だと。
でも、自分で言い出した企画だからとやり遂げる
根性はすごいと思います。
私はお料理は全く苦手なので、ソースの名前なども全くわかりませんでした。

人に面白いからと薦められて読みましたが、運のいいことにサイン本が手に入りました。


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1.ヨッチン (2008/04/26)
私も高崎出身で、この本を読んで地元に帰りたくなりました。コゼットさんは現在お住まいなのですね、羨ましいです。。。ああ、群馬弁がなつかしいんさぁ~。
2.コゼット (2008/04/28)
ヨッチンさん、こんばんは。
故郷っていいですよね。
絲山さんのホームページ、ほんと面白いですよ。
地元ネタはもちろん満載ですしね。
まだ見たことがないようでしたらお勧めします。
 

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 5

岳 (1) (ビッグコミックス)

著者 : 石塚 真一

出版社:小学館

発売日:2005-04-26

評価 :

完了日 : 2008年04月21日

コミックは初めて買った。
本屋大賞のまんが部門ということでどんなものかと思い買ってみた。
悪くはないと感じた。
でも一巻読んだだけでもういいかなーとも。
自分でも日帰りではあるが山には登るので少しはわかる。

もしかしたらこれから出てくるのかもしれないが、主人公の三歩があまりにも危なっかしい場面がないのが少し気に入らない。
そういう意味では、スティーブン・セガールの映画を見ているような感じ。


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 3

紫蘭の花嫁 (文春文庫)

著者 : 乃南 アサ

出版社:文藝春秋

発売日:2000-11

評価 :

完了日 : 2008年04月17日

数時間で読み終えた。
それほど先が気になって仕方なかった。
犯人像が全く浮かんでこなかったことや、登場人物の謎が、ページをめくる手を止めなかったというべきか。
ただ、つながりのない事件の犯人が、一点に集中していた事が腑に落ちない部分でもあった。
まあ、小説ですからと言われればそれまでだが・・・。


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 51

食堂かたつむり

著者 : 小川 糸

出版社:ポプラ社

発売日:2008-01

評価 :

完了日 : 2008年04月10日

連作短編集のような雰囲気の作品だな~と感じつつ読んでいたが、後半、母親の話になってからはグッ!ときてしまった。
毎日食べている食材に対する気持ちが、今までとは変わってしまいそうです。
食事をする時には、ただ単に「いただきます」だけではなく、「あなたの命を・・」と前置きいれて口に運ぶような、それが礼儀なんだろうなー、きっと。
母親の気持ちを遺書によって知った時の主人公の気持ち、まるで自分のことのように感じて涙が止まらなかった。



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 44

戸村飯店青春100連発

著者 : 瀬尾 まいこ

出版社:理論社

発売日:2008-03-20

評価 :

完了日 : 2008年04月08日

江国香織の「間宮兄弟」になんとなく似ていた。
年齢はもっと若いけど。
飲食業を営む家の息子二人の一年を追っている。
長男と次男の関係が希薄と感じながらも
実は自分で気付かなかった部分をお互いがが知っていて驚いたりする。
根はまじめな二人の関係が、付かず離れずでとてもいい。
これといって盛り上がりのある小説ではないが、ぐいぐいと惹きつけられ、あっという間に読み終えた。
瀬尾まいこの書く作品をそれほど読んでいるわけではないけれど、人の心をホンワカと暖かくしてくれる。
ミステリーもいいけど、こういった文学作品もいいな~。


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 1

いまさら人に聞けない「理科」の疑問 (PHP文庫)

著者 : サイエンスペディアの会

出版社:PHP研究所

発売日:2008-02-01

評価 :

完了日 : 2008年04月03日

サイエンス系雑学本。
太陽の寿命など宇宙の疑問から
消しゴムはなぜ字が消えるのかなどの身近な疑問まで「へぇ!」と思える内容がいっぱい詰まっている。
ガソリンのハイオクはレギュラー仕様の車に入れても、パワーアップしないなんて知りませんでした。


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 26

5年3組リョウタ組

著者 : 石田 衣良

出版社:角川書店

発売日:2008-01

評価 :

完了日 : 2008年04月03日

学校の先生の大変さがよくわかります。
また先生の一番の喜びが何かも伝わってきます。
良太先生のような人はそんじょそこらにいるとは思えませんが、こんな先生がたくさんいたら、世の中がこんなに殺伐としていないような気もする。
自主性がもついいところと悪いところが浮き彫りになっていて、こんな小説も書くんだ、石田衣良ってすごいなー。


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 43

ザ・万歩計

著者 : 万城目 学

出版社:産業編集センター

発売日:2008-03

評価 :

完了日 : 2008年03月31日

書店に入荷した時に、「大好きな万城目氏の本だ!」と思ったのですが、小説ではなくてエッセーだったので買うのを躊躇してました。
しかし、このコーナーのみんなの書評を読んで、「これは、やはり読むべき」と判断して購入、
買ってよかった。
しょっぱなから惹きつけられました。
エッセーを書かせても面白い著者は、いろんな国に行って、いろんな体験してるんですね。
もっと突っ込んで書いてほしい部分もありました。

先ほど書いた、「役者気どり」の三谷幸喜氏と共通する部分を発見しました。
日常を切り取って文章にできる、凡人は何んとなく見過ごしている言動をよく観察しているという事、
脱帽です。


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 8

三谷幸喜のありふれた生活6 役者気取り

著者 : 三谷 幸喜

出版社:朝日新聞社

発売日:2008-03-19

評価 :

完了日 : 2008年03月31日

以前にも書いたかもしれない感想ですが、存在するだけでなんとなく笑えてしまう人って珍しんじゃないでしょうか。
この笑えるというのは「がははっ!」という意味ではないですよ。
特に、コンビニに行っている間に、飼い猫の「おとっつぁん」がキーボードで爪を研いだ話には受けました。
天才肌という人は、日常におけるどんな行動も見逃さないのがありありと見えてきます。
俳優さんたちの三谷幸喜像が様々で、「子供」「いたずら好き」「一線を超えない」がみんなの共通した意見でもありました。


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 14

月のころはさらなり

著者 : 井口 ひろみ

出版社:新潮社

発売日:2008-01

評価 :

完了日 : 2008年03月17日

宮部みゆき推薦、という帯の言葉に惹かれ購入。
現代版民話といった趣でした。
霊感が自分にも少しあるので興味深く読めた部分もあったと思う。
終盤は現実に引き戻された感じで、特に印象深い話ではなかったけれど、あっという間に読み終えてしまった。


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