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へいさんの読書ノート

2008年読了本
2008年に読み終えた本のリストです。
だいたい読了順に並んでいます。
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 12

読書の腕前 (光文社新書)

著者 : 岡崎 武志

出版社:光文社

発売日:2007-03

評価 :

完了日 : 2008年01月14日

タイトルから想像されるような読書の腕前を上げるためのハウツー本ではない。本を読むことが大好きで小さいころからずっと本を読み続けてきた著者が、本を読むことの愉しみを、ときに高揚しながらときに愛情たっぷりに語っているエッセーである。読書について書かれた本が読者にむらむらと読書欲を掻き立てるものでなければ失格だが、その点この本は合格である。たっぷりと読書欲を刺激してくれる。


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 25

トリツカレ男 (新潮文庫)

著者 : いしい しんじ

出版社:新潮社

発売日:2006-03

評価 :

完了日 : 2008年01月13日

読んでいてある感覚を思い出す。そうだ恋はとりつかれることだった。恋をしていると、恋する相手のことしか目に入らず寝ても冷めても相手のことばかりを考えて、ため息はでるは、飯はのどを通らないはで、散々な有り様に陥るのだが、いざその相手のために動くとなるとパワーの出ること出ること。本気になって一心に動けてしまうその状態は、奇跡だって起こせてしまいそうなほどだ。トリツカレ男はそんなふうにかわいらしい女の子にとりつかれて奇跡を起こしてしまうのだが、奇跡が起きるのは小説の世界だからとは思いたくない。現実でも奇跡は起きる。そう思いたい。

もっとも幸せで純粋な男女の愛を読むことができる小説。大切なことを思い出させてくれる。好きだなこれ。


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 1

14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書)

著者 : 内田 樹,名越 康文

出版社:新潮社

発売日:2005-04-15

評価 :

完了日 : 2008年01月11日

哲学者・文学者・武術家である内田氏と、精神科医である名越氏が、日頃肌身に感じている子供たちの異変について語り合い、子供と子供をとりまく環境の問題をあぶりだしていく。

感覚の敏い両名であるだけに鋭い洞察を多々提示していて、「なるほどそうなのか」と腑に落ちる点があるものの、私のように鈍な者にとっては「そうかもしれないな」「そうなのかなあ」とピンとこない点も多かった。消化しきれぬまま読み終えた。不安ばかりが後に残った。


この感想へのコメント

1.パートママ (2008/01/11)
実は私もこの作者の本を違うものですが読んだのですが、あんまり共感できないというか、理解できなかったんですよね。こんな見方も出来るんだってことでどうでしょう。
2.へい (2008/01/12)
コメントありがとうございます。僕のページについた初めてのコメントなので嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。

この本はおっしゃるとおり「こんな見方も出来る」というような読み方にとどめ、自分なりの考えを持つ助けにすればいいのでしょうね。雑談めいていて正直それほど中身の濃い本ではありませんしね。
 

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 3

日記をつける (岩波アクティブ新書)

著者 : 荒川 洋治

出版社:岩波書店

発売日:2002-02

評価 :

完了日 : 2008年01月10日

日記はまずつけることからはじまる。天気でも起床時刻でもなんでもよい。つけ続けていると、癖になる。つけずにはおれない。自分のためだけに文章を綴り、自分だけがそれを読む。日々のそのひとときには、じつに豊かな愉しみがある。

小学生のころから日記をつけ続けている著者自身の体験から、日記をつける愉しみが、さまざまに語られる。読めば、日記をまだつけていない人はつけたくなり、すでにつけている人はますますつけたくなる。


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 14

つめたいよるに (新潮文庫)

著者 : 江國 香織

出版社:新潮社

発売日:1996-05

評価 :

完了日 : 2008年01月08日

いろんな味のドロップがいっぱい。さわやかだったり、あまやかだったり、懐かしかったり。そんな短編集です。


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 14

号泣する準備はできていた (新潮文庫)

著者 : 江國 香織

出版社:新潮社

発売日:2006-06

評価 :

完了日 : 2008年01月08日

短編集。各話共通して描かれているのは「喪失」である。過去いたはずの自分、今まで一緒にいた男や女、圧倒的に盛り上がった感情、馴染んでいたはずの場所、周りに流れていた親しげな時間、そういったものを喪失する。あるとき突然、あるいはいつの間にかに。それに気づくと、どうしようもないほどの哀しさに襲われる。「号泣」はしない。ただどうしようもなくなる。

読んでいて少し恐ろしくなる。背中が寒くなる。

少なくとも結婚を間近に控えた者が(私のこと)読む本ではなかった(不倫、離縁、離別、不和、そんな話ばかりだから)。


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 9

ぼくの小鳥ちゃん

著者 : 江國 香織

出版社:新潮社

発売日:2001-11

評価 :

完了日 : 2008年01月08日

気の利いた西洋菓子を一口食べてほっこり気分になったような読後感。人の言葉をしゃべる小鳥ちゃんと過ごす「日常」なんてものもあっていい。


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 10

こうばしい日々 (新潮文庫)

著者 : 江國 香織

出版社:新潮社

発売日:1995-05

評価 :

完了日 : 2008年01月08日

江國さんのことばはわかりやすいのに、体にすっと染み込んできて、自分のなかで息づいてくる。例えばこんな文章。

「私はくらくらした。なつかしい次郎くんの声。心がしめっていく。ずっと止まっていた血が急に流れ始めたみたいに、からだが内側からどくどくとあたたかくなる。」

身体感覚確かなことばたち。

若々しい恋情を描く中編二編。


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