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かずさんの読書ノート

本屋大賞
受賞作は逸品ばかりです。
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 45

その日のまえに

著者 : 重松 清

出版社:文藝春秋

発売日:2005-08-05

評価 :

完了日 : 2008年10月16日

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 44

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

著者 : 森 絵都

出版社:集英社

発売日:2006-02-17

評価 :

完了日 : 2008年10月12日

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 24

対岸の彼女

著者 : 角田 光代

出版社:文藝春秋

発売日:2004-11-09

評価 :

完了日 : 2008年10月04日

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 16

私が語りはじめた彼は

著者 : 三浦 しをん

出版社:新潮社

発売日:2004-05-25

評価 :

完了日 : 2008年08月09日

 村川融という大学教授を中心にして、彼を取り巻く人々の視点で語られていくという連載短編。これらの語り手は村川によって少なからず傷つけられた人々であり、次第に彼の不貞がはっきりしてきます。しかし、決して村川の視点で描かれず、彼の内面は分からずに完結します。その分読者各自の「村川」が想像できるのではないでしょうか。うまい構成だと思います。


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 43

カシオペアの丘で(下)

著者 : 重松 清

出版社:講談社

発売日:2007-05-31

評価 :

完了日 : 2008年06月30日

 下巻、一気読みでした。ガンに侵されたシュンが日に日に顕著になる死への徴候を感じとっていく様が非常に痛々しかったです。でも、奥さん、子供、兄弟、友人等、周りの人達の気遣いや心の温かさに囲まれて、短命ではあるものの幸せな死を迎えられたのかなぁと思い、読み手である私の気持ちが多少楽になりました。
 重松さんは、風船、ぬいぐるみなど小物の使い方が絶妙ですね。登場人物の心情を間接的に伝える技はさすがです。
 あと、シュンと息子・哲生のやりとり、会話の場面で胸が熱くなりました。いい物語に出会えたなぁ、と素直に思います。


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 48

カシオペアの丘で(上)

著者 : 重松 清

出版社:講談社

発売日:2007-05-31

評価 :

完了日 : 2008年06月29日

幼馴染4人 トシ、シュン、ユウ、ミッチョが、40間近になって、ある事件をきっかけに故郷で再会する、という物語です。
上巻は、東京へ上京していたシュンが、自分の余命を知り故郷へと足を向けようとするところで完。
幼馴染の再会、残りわずかの時間、家族の愛情、北海道の大自然・・・。登場人物、設定、背景が揃い、後半にどのような感動があるのか物語のなりゆきが楽しみです。


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 53

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

著者 : リリー・フランキー

出版社:扶桑社

発売日:2005-06-28

評価 :

完了日 : 2008年06月21日

 オカンのキャラクターを偲ばせるエピソードがユーモア感を引き出し、死を描いた作品の割に重苦しさがありませんでした。そして、筆者のオカンへの想いや感情を自分自身の経験や気持ちと重ね合わせ、共感することができ、後半は涙が止まりませんでした。
 この作品は、あまりプロットが明確ではなく、筆者の想いや思い出をそのまま言葉にしてあり、小説というより日記を読む感覚でした。練り込まれ完成度の高い文章とは言い難いですが、逆にそれが、私の心に直接的に響き、胸を打ち、感動に繋がったのかなぁと思います。


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 21

告白

著者 : 町田 康

出版社:中央公論新社

発売日:2005-03-25

評価 :

完了日 : 2008年06月11日

 明治時代の河内十人斬りを元にした小説。残虐な大量殺人を犯す主人公・熊太郎の内面を描いています。それにしても長かった・・・。この変わった作風に馴染み、軌道に乗るまでに300ページもかかってしまいました。個人的には、もう少しスマートな文章で、物語全体にリズムや流れがあれば、終盤の場面がもっと引き立ったかなぁと思います。
 殺害に至るまでの熊太郎の逡巡し瞑想する思考回路、他人との会話・交流が図れない様を文章で綴っており、思い通りにならないもどかしさが十分に伝わってきました。
熊太郎は己の自分勝手、不真面目、理不尽さに対し、屁理屈を並べて正当化しようとし、とどのつまりは、乳飲み子の命まで奪う殺戮。
 折しも巷で起きた自己顕示欲が強く自分勝手で排他的な犯人による無差別な殺傷事件と、この物語がラップし、主人公に対して強い嫌悪を感じてしまい、「殺人者の声」を題材とした文学作品として、冷静に、素直に読むことができませんでした。
読む時期が違っていたら、評価が変わっていたかもしれません。。。。


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 67

八日目の蝉

著者 : 角田 光代

出版社:中央公論新社

発売日:2007-03

評価 :

完了日 : 2008年05月28日

赤ん坊の誘拐事件に巻き込まれた人達の苦悩や感情が見事に描かれています。
2部構成で、1部は不倫相手の赤ん坊を誘拐した希和子の逃亡生活。2部がその十数年後、誘拐された赤ん坊・恵理奈とその家族との生活。
冒頭の誘拐シーンから引き込まれて、一気読みでした。赤ん坊の動作や表情の描写が繊細でうまいですね。そして、被害の当事者とその家族に残された悲惨な傷跡・想いや苦悩を抱えつつ「家族」を模索しながら生きていく・・というストーリーを通して、あらためて「家族」のあり方を考えさせられました。ラストシーンが物語全体をうまく締めています。


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 57

夜のピクニック

著者 : 恩田 陸

出版社:新潮社

発売日:2004-07-31

評価 :

完了日 : 2008年05月23日

読み終わった後、体中に物語全体のイメージが、ジワーっと染み込んできました。
学校行事で歩き続けるという設定がうまいですね。話したい相手が、いつも近くにいるので、いちいち話すキッカケを設定する必要がないですから・・・。いきなり友人と接して会話が始まっても違和感がないので、無理なくストーリーを追いかけることができました。
主人公の80kmを歩き遂げた達成感とともに芽生えた前向きさに共感しました。
いいストーリーです。


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 63

サウス・バウンド

著者 : 奥田 英朗

出版社:角川書店

発売日:2005-06-30

評価 :

完了日 : 2008年05月11日

主人公は二郎という名の小学生で、第一部は中野、第二部は西表島が舞台。破天荒な父親が起こす騒動がきっかけとなり、家族は西表島へと移住をします。突如、全く違う環境に放り込まれ戸惑いながらも、都会での暮らしでギスギスしていた家族が結束を強めていきます。しかし、また父親が・・・と、いった内容です。終始規格外の父親に翻弄される家族の姿が面白く描かれていましたが、今ひとつ私には作者の訴えたかった本意が感じ取れませんでした。


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 87

有頂天家族

著者 : 森見 登美彦

出版社:幻冬舎

発売日:2007-09-25

評価 :

完了日 : 2008年04月20日

狸と天狗と人間の話。冒頭から設定が明確になっていたので、この独特な世界に入りやすかった。「夜は短し・・」は、自分としては今一つだったけれど、本書は面白くて一気読みでした。天狗の視点からの章もあると、さらに面白さが増したかも。。


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 74

私の男

著者 : 桜庭 一樹

出版社:文藝春秋

発売日:2007-10-30

評価 :

完了日 : 2008年04月09日

情景描写を使って人物の心情や小説全体に漂う陰影をうまく表現してあり、桜庭さんの筆力の高さを感じました。でも、終始主人公の親子に共感できず、今ひとつ物語に入り込みきれなかったのが残念です。


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 24

明日の記憶

著者 : 荻原 浩

出版社:光文社

発売日:2004-10-20

評価 :

完了日 : 2008年03月29日

主人公の刻一刻と記憶が失われていく状況や恐怖が頭の中でイメージでき、手に取るように伝わってきました。なにより、長く連れ添った妻の気遣いや献身に心を打たれました。そして、ラストシーン。残酷な結末の割に、荻原さんのソフトな筆致のおかげで、落ち込み度合いが和らぎました。でも、現実は厳しいでしょうね。


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 65

映画篇

著者 : 金城 一紀

出版社:集英社

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2008年03月23日

映画をモチーフにした短編集。そして、各々の短編が一つの共通キーワード、映画「ローマの休日」で繋がっています。自分の趣味から「映画鑑賞」が消えて久しいですが、この小説を読んで、無性に映画が観たくなりました。


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 115

ゴールデンスランバー

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:新潮社

発売日:2007-11-29

評価 :

完了日 : 2008年03月09日

物語の序・中盤の人物、エピソードが伏線になり、終盤に繋がっていくという伊坂ワールド全開の作品。本作が全作品の中で最も鏤められたピースが巧く収まっていると思います。展開や構成のバランス、描き過ぎない人物像も伊坂さんの作風であり、物語自体が大きな一つのピースとして完成していて、読後爽快な気分になりました。


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 81

悪人

著者 : 吉田 修一

出版社:朝日新聞社

発売日:2007-04-06

評価 :

完了日 : 2008年01月23日

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 90

赤朽葉家の伝説

著者 : 桜庭 一樹

出版社:東京創元社

発売日:2006-12-28

評価 :

完了日 : 2008年01月12日

赤朽葉家三代の女性にまつわる物語。ミステリとして高く評価されていますが、最終まで謎解きを引っ張った割に、それほど驚く程の展開ではなかったかな。また、万葉、毛鞠、瞳子の各人が特徴ある人物像として描かれていて魅力的ではあるけれど、母娘の関係が希薄で、情感が今一つ伝わってこなかった。特に瞳子は、終始、謎解きに徹し、物語を終焉させるための役回りのような感じがしたなぁ。


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 89

サクリファイス

著者 : 近藤 史恵

出版社:新潮社

発売日:2007-08

評価 :

完了日 : 2008年01月08日

自転車のロードレースを舞台とするスポーツミステリー。
主人公は同じチームの人を勝たせるためにアシストに徹する選手。
「へえ~、ロードレースって、そういう競技なんだ」と、驚きながら読み進めるうち、衝撃的な事件の真相にたどり着き、それと同時に、ジワッとタイトルの言葉が胸に響き渡りました。物語の長さが丁度良く、構成がうまいですね。


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 108

鹿男あをによし

著者 : 万城目 学

出版社:幻冬舎

発売日:2007-04

評価 :

完了日 : 2007年10月08日

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