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NYPDさんの読書ノート

高野本、全巻読破計画。
どうしてこんなに面白い本がもっと売れないんだ!高野氏が印税を元手に心置きなくUMA探険ができるよう皆で高野本を買い漁りましょう!
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 5

神に頼って走れ!―自転車爆走日本南下旅日記 (集英社文庫)

著者 : 高野 秀行

出版社:集英社

発売日:2008-03-19

評価 :

完了日 : 2008年03月30日

インドへの道が開かれることを願って、東京から最南端の波照島までに及ぶ、神社仏閣を巡る自転車行脚記だ。

辺境地に出掛ける際には現地の言葉もある程度マスターしていくほど準備に抜かりがない著者は、どういうわけか国内は楽勝だと考えたのか自転車の基本メンテナンスも知らないまま、旅立ってしまったことに些か疑問を抱いた。

ま、しかしながら、道中パンクとブレーキトラブルに見まわれた程度で、転倒による怪我もなく無事走破できたのは、やはり神様のご加護があったのではないでしょうか。

それにしても日本全国に友人知人が点在する著者の人脈は素晴らしい。四国の完全自給食堂の紹介や屋久島のノノさん邸公開もあり、読めば自分も一緒に走ったような気分にさせてくれる楽しい一冊です。


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 11

怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道 (集英社文庫)

著者 : 高野 秀行

出版社:集英社

発売日:2007-09-20

評価 :

完了日 : 2008年01月05日

海に面していながら魚類学者がいない発展途上国なら、図鑑に載っていない未知の海洋生物が沢山いそうに思える。いや絶対いると思う。

毎日水揚げされる獲物を見て廻るだけでもドキ胸胸するような気がしてくるではないか!

敢えて結果を問わず、果て無きUMA『ウモッカ』を通じていろんな人々が登場し、その熱さに夢中になって読んでしまった。

著者には是非、続編に繋がる活動を切に願う。


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4.NYPD (2008/01/10)
つぐみさん応援ありがとうございます。
男子のむさくるしいのがお好きなら『太陽の塔』がオススメです。現在まろさんのコメント欄で掛け合いしてますので、よろしかったらご覧くださいませ。
5.フィリップ・まろ (2008/01/17)
この文庫本の表紙がいいなぁ。青だよね青。何故か水平線の向こうにタージ・マハル。遥かなるインドの亜大陸。“怪魚”という言葉にも“格闘”という言葉にも弱い。
ああ、これだけ揃えられれば高野秀行とともに歩みださねばなりませぬ。

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 7

ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)

著者 : 高野 秀行

出版社:集英社

発売日:2006-03-17

評価 :

完了日 : 2007年12月06日

ミャンマー政府と掛けて鎖国状態だった江戸時代と解く。まさに慧眼。

今回は、早大探険部の大先輩である船戸与一氏のお供として、ミャンマー政府の役人監視下の元、各地を徘徊する紀行モノだ。

既に何度もミャンマーに入国し、両国政府からもスペシャリストとして見られている高野氏は凄い存在になっている。今、動乱状態にあるミャンマーが、この後どうなっていくのか、氏も気になって仕方ないだろう。クーデター後、ミャンマーがどう変わるのか? 氏は、それを肌で感じる為に、再びかの地へ向かうことだろう。


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 9

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)

著者 : 高野 秀行

出版社:集英社

発売日:2005-02

評価 :

完了日 : 2007年11月09日

著者が辺境地へ出向く前の準備として行った現地語の習得に関わった在日の外国人達が登場する。

ムベンベを探す為に必要なフランス語の講師をしてもらった前衛舞踏家のフランス人とのエピソードや、中国での野人探索にまで同伴してもらった中国語講師の息子との関わりなど、辺境地探険と繋がる伏線話が満載のエッセイだ。

収録された話の全てに、著者が訪れた辺境地で世話になった現地の人々への恩返しの意味を含んでいるのがヒシヒシと感じられる。辺境地ライター高野の人の良さを再確認できる素晴らしい本だ。


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 7

怪しいシンドバッド (集英社文庫)

著者 : 高野 秀行

出版社:集英社

発売日:2004-11

評価 :

完了日 : 2007年10月29日

椎名誠が大自然の辺境地を行くのに対し、高野秀行は、政情不安定で危険な発展途上国にイソイソと出掛けて行く。解説のオーケンが言うようにまさに自ら望んで危険を買う男だ。

謎の幻覚剤『ヤヘイ』を求めて、政府軍と麻薬組織の抗争たけなわの南米コロンビアへと旅立ち、乗り継ぎのLA空港でコロンビア行きのチケットを求めた際に券売の女性に止められても、何処吹く風のごとく搭乗してしまうあの勇気はいったいどこから湧いてくるのか?

目的完遂の為ならば、命など惜しいと思わないらしい。そのうちCIAやMI6からスカウトされるんではなかろうか。

それにしても本作品には、前述のコロンビア編からバックパッカー達も絶対行かないようなインド、中国、アフリカ、タイ、ラオスの辺境地へ、ある目的を持って旅したダイジェスト版である。

ムー脳ならぬムベンベ脳が、彼の行動を支配しているとしか思えない……。

個々の場所を別々に書きこめば、それぞれ200ページくらいの単行本になるだろうというくらいの大サービス本です。


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 13

アヘン王国潜入記 (集英社文庫)

著者 : 高野 秀行

出版社:集英社

発売日:2007-03

評価 :

完了日 : 2007年10月09日

日本人カメラマンが射殺され、一躍注目度が高まっているビルマ。この本を読まなければ、単に軍事政権悪し、早くスーチー女史を解放して民主化しろ!なんて新聞記事を鵜呑みにした単純思考に陥っているところでした。

作中では、ビルマは正に東南アジアのユーゴスラビアだと表現されており、単に民主化されたところで平和を維持するのが極めて難しい多民族国家であると語られている。平たく言えば軍事政権も悪いが、それが倒れれば、民族間で覇権争いが勃発し、血で血を洗う闘いが繰り広げられるのは必至であるという。

本作品は、著者自らビルマ奥地の村に半年間も滞在し、阿片栽培に従事そしてマラリアに感染したのをキッカケに阿片中毒になるという波乱の体験を綴ったものである。

悲しいかな日本のマスコミは本作品の凄さにまったく見向きもされず、外国のマスコミから絶賛されたとのことである。


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 13

幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)

著者 : 高野 秀行

出版社:集英社

発売日:2003-01

評価 :

完了日 : 2007年10月05日

解説文にある宮部みゆき氏の言葉「今の世の中には、こういう本が必要なんだ!」が、このエンタメノンフ作品の全てを物語っている。

早稲田大学探検部のワイルド野郎達が、約40日間にも渡ってアフリカ・コンゴにあるテレ湖にキャンプを張り、怪獣ムベンベの出現を祈って見張り続ける。結果として怪獣発見には至らなかったものの、この探検に参加したメンバー達にとって何事にも換え難い貴重な経験となり、その後の人生の糧となっているところが素晴らしい。

現地でマラリアに感染し、高熱フラフラの状態に陥った隊員などは、あの時の苦しみに比べたら何の此れしきと、その後の人生で、どんな苦境に立たされても「やるっきゃない」をキーワードにのり切ってきたという。一度地獄を経験した人間は、精神面において非常に逞しくなる実証のようなものだ。

まちがいなくこの作品は、未開の地へ挑もうとする命知らず達の間で、不動のバイブルとして永遠に存在し続けることだろう。


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 32

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

著者 : 高野 秀行

出版社:集英社

発売日:2003-10

評価 :

完了日 : 2007年10月03日

まさに抱腹絶倒。そして最後はホロリとさせるようなロマンスで締めるあたりがニクイ。更に著者である高野氏は、なんと小生とタメ年ではないか! ハァァァーッ……。

作中、いい年をして真人間なっていないことに息詰まりを感じ、鬱積するところがあるが、なんの学校を卒業して型通りにサラリーマンやっている者にしたって終身雇用は既に過去の遺物。今のご時世、安定しているのは呑む打つ買うには手を出さないと誓える公務員くらいだ。 むしろフラットで薄っぺらい人生を歩んできた私などからすれば、氏は尊敬に値する行動力と大らかなマインドの持ち主だ。

もし、突発的な最後を迎えるハメになった場合、笑って過去を振り返ることができるのは、やりたいことをやりまくれた高野氏のような人で、真面目勤勉に歩いてきた者なんぞは、俺の人生は何だったんだと途方に暮れること必至だと思う。

そして野々村荘だ。読み始めた時は、これは平成版『哀愁の街に霧が…』か!と感じたが、いやはやそれよりも遥かに濃厚というべきか、高野氏自身、当時の椎名誠を上回る行動力を誇り、大学に籍を置きながら、辺境地へ半年、一年と平然と滞在してくる逞しさには只々脱帽させられるばかりだ。まったくなんてタフガイなんだ。その上、野々村荘を支えるおばちゃんの素晴らしいこと! 卓球の場面には感動しちまったよぉ。

かつて、椎名本を貪り読んだように、これから高野本にハマッてしまいそうだ。

それにしても、早稲田大学って私大のトップに位置し、入学してくる学生は皆、地元の高校では成績優秀であったろうに、探検部だけは異端者の集まりなのか? そして野々村荘は今もおばちゃんと共に健在なのか? どなたか近辺にお住まいの方、お知らせ下さいまし。  


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