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トビオさんの読書ノート

最近読んだ本(2007年)
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 5

黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫)

著者 : ポー

出版社:光文社

発売日:2006-10-12

評価 :

完了日 : 2007年12月25日

「黒猫」はやっぱり読んだことあったなぁ。
猫の目を潰す場面が痛そうだったのも思い出した。

デュパンさんは世界初の探偵だそうで。へぇ。
そういえばそんなのも昔読んだかもしれん。

この作品集の中では個人的には「告げ口心臓」がいいです。狂気に満ちてます。そして畳み掛けるようなクライマックスもいいです。一気に読めます。



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 2

リア王 (光文社古典新訳文庫)

著者 : シェイクスピア

出版社:光文社

発売日:2006-09-07

評価 :

完了日 : 2007年12月18日

衝撃のクライマックス!ってやつですか。
読者は思いっきり放り出される感じですな。
途方にくれます。

面白かったっす。
戯曲とか全然読んだことなかったから最初は抵抗があったけど、よかったよかった。

それにしてもこの作品が関が原の戦いの時代に書かれたってのが信じられないぐらい新しい。
それが訳者の力量なのか、それとも作品自体の力なのかは分かりませんが。

解題も勉強になったし、よし、次もシェイクスピアでいきますか。


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1.トマピィ (2007/12/18)
はじめまして。
リア王は小学校の教科書にあったのを覚えてます。横道にそれてすみませんが「もう矢は、放たれたぞ」のセリフなのに「鼻垂れたぞ!」ってクラスメイトにからかわれて、笑ってしまって音読できなかったのが思い出というかトラウマです。それを払拭するためにもいつか読了したいと思います。
 

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 3

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)

著者 : ロダーリ

出版社:光文社

発売日:2006-09-07

評価 :

完了日 : 2007年12月11日

マンブレッティ社長には笑える。
2回、3回と登場するたびに「またかよ」と思わずニヤリとしてしまう。

ピアノ・ビルもカッコいい。
銃の代わりにピアノで決闘するなんてかなりいけてる。
新しいマカロニウエスタンだ。

その他の作品もワハハと笑えるものではなく、かなり皮肉の利いたニヤっとしながら読む短編集です。


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 2

海に住む少女 (光文社古典新訳文庫)

著者 : シュペルヴィエル

出版社:光文社

発売日:2006-10-12

評価 :

完了日 : 2007年12月09日

初めて読んだ。
これまでシュペルヴィエルのことは全く知りません。

どの短編も独特のテーマ、視点があってとても面白い。

ウルグアイでの生活経験があるってのを知ってからだからなんだけれども、ラテン文学の匂いも感じる。その突拍子もなさとか突き抜けてしまう感じとか。残酷さに異常さよりも日常性を感じるというか。。。

『セーヌ河の名無なし娘』『ラニ』『足跡と沼』が好き。


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 1

審判―カフカ・コレクション (白水uブックス)

著者 : フランツ カフカ

出版社:白水社

発売日:2006-05

評価 :

完了日 : 2007年12月01日

悪い夢を見ているよう。
寝る前に読んだらうなされること必死です。

怖いっつーか、ヤバイ。
未完なところもまた恐い。

アバンギャルドとはまた違うんでしょうな。そんな印象を受けたけども。

小さい子には読ませてはいけません。トラウマになります。

日常がちょっとずつちょっとずつズレて壊れて狂っていく様子がヤバイ。だって仕事場で何気なく物置のドアを開けたら人が鞭打たれてるんすよ。わけ分からん。

そんな裁判所ねーよ、と言いたい。でもKさんにとってはそれが現実。朝起きたらこんな状態になっているのは絶対にイヤです。やっぱ理由は知りたい。

不安、不条理、孤独感満載。


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 2

鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫)

著者 : ゴーゴリ

出版社:光文社

発売日:2006-11-09

評価 :

完了日 : 2007年11月26日

「~しますってえと」とか「~ってんで」とか「おかみさん」とか、そんなふうには作者は書いてないでしょう。

読み始めから違和感があって、特に「鼻」がひどい気がする。「査察官」は戯曲だからか、この落語調?があってるとも思えるけど、どうなんだろうか。

翻訳って、訳者はあくまでニュートラルな立ち位置にいるのが原則では?あんまり作品に介入してくると本来の良さが読むほうにとってはよく分からなくなってしまう。

結局好みの問題で僕はダメだったということです。

「鼻」が最も奇想天外です。


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 3

イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ (光文社古典新訳文庫)

著者 : トルストイ

出版社:光文社

発売日:2006-10-12

評価 :

完了日 : 2007年11月23日

生と死ですかね、テーマは。
どっちの作品もリアルです。

リアルに人が死にいく様、リアルに殺人に至る様が描かれています。

その感情の描写たるや、作者は一回本当に死んでるんじゃないか、人を殺しているんじゃなかろうかと思えるほどです。

「イワン・イリイチの死」は読み始めはてっきりシニカルな軽い話かと思いきや、どっぷり重い話でビックリ。

「クロイツェル・ソナタ」は雰囲気がいいっすね。列車の中=「銀河鉄道の夜」を思い浮かべてしまう僕は短絡的ですが。


この感想へのコメント

1.tamagawa (2007/12/21)
> 作者は一回本当に死んでるんじゃないか
激しく同意です。同じくトルストイの「戦争と平和」の登場人物が、死に臨む際の描写を読んだ時も同じ事を思いました。しかも複数パターン描写されていて、一度どころか何度も臨死体験しているのではないかと、読んだ時に思ったものです。
 

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 6

サマーバケーションEP

著者 : 古川 日出男

出版社:文藝春秋

発売日:2007-03

評価 :

完了日 : 2007年11月17日

川の本。
青春テクテク物語。
タイトル通り休暇中の軽いノリで書いてるような作品。

主人公達の何も解決がないまま、ひたすらに歩いています。

道連れが増えたり減ったり、その増減は絶妙。
まさに川の合流や分岐を連想させます。
連想させとくだけでいいのに、後楽園ラクーアの部分でそれを書いてしまってはダメでしょう。

でもやっぱそのセンスは凄いと思います。
文体とか他の作品と毎回違うし。


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 1

砂の本 (集英社文庫)

著者 : ボルヘス

出版社:集英社

発売日:1995-11

評価 :

完了日 : 2007年11月16日

ボルヘス晩年の短編集「砂の本」と初期の短編集「汚辱の世界史」が収録。

んー、どっちも何かなー。

「砂の本」は晩年の作品だからか洗練されてる感はある。けど、「不死の人」や「伝奇集」にあったような重層感とか超現実感には乏しい感じがして普通。

「汚辱の世界史」は歴史小説的なもので、「吉良上野介」を題材に取り上げてるのはすごい。ボルヘスの赤穂浪士に対する見解が見れて面白いが、訳が変。ボルヘスは「~でござる」とはスペイン語で書いてないはず。その他の部分も変に意識して訳してあってイヤ。普通に訳して欲しい。「エトセトラ」が一番ボルヘス調が出てて面白いんではないでしょうか。


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 1

落ちこぼれ―茨木のり子詩集 (詩と歩こう)

著者 : 茨木 のり子,水内 喜久雄,はた こうしろう

出版社:理論社

発売日:2004-01

評価 :

完了日 : 2007年11月15日

金八先生を見てたら読みたくなったので、図書館から借りてきました。

ほとんど詩は読んだことなかったけどいいっすね。

散文にはない凝縮された何かがありますね。

でも何回も読みたくなるから詩集は買わなくちゃダメね。借りたら返さなきゃいかんし。

「わたしが一番きれいだったとき」「はじめての町」「汲む」「自分の感受性くらい」あたりがお気に入り。


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 4

エレンディラ (ちくま文庫)

著者 : ガブリエル ガルシア・マルケス,G. ガルシア・マルケス

出版社:筑摩書房

発売日:1988-12

評価 :

完了日 : 2007年11月09日

いい短編集ですな。
なんともいえない土着的というか魔術的、民話的なところがすばらしい。

普通じゃありえない事柄なんだけど、なんかありそうな感じ。どっかで突き抜けちゃってる突拍子のなさ。う~む上手くいえない。

これがラテンアメリカなのか。

個人的には「大きな翼~」と「無垢なエレンディラ~」が好き。

巻末の訳者あとがきは勉強になります。そこで語られるラテンアメリカでの事件・出来事の民話的伝承は面白いし、マルケスの物語と比較もなるほどなと思う。


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 8

カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫) (光文社古典新訳文庫)

著者 : ドストエフスキー

出版社:光文社

発売日:2007-07-12

評価 :

完了日 : 2007年11月06日

終わった。。。
ついに読み終わってしまった。。。
一ヶ月以上にわたった格闘の日々ともこれでおさらばだ。
大きい山を踏破した感じだけど、なんかちょっと寂しい。

あえて言わせてもらうと4巻でまとめてくれよと思う。訳者の意図も分かる。でも5巻にするならもちっと安くするとかして欲しい。亀山さんの解題も面白かったし、文句はないんだけれども、あえて言いたい。

「第二の小説」ってのが読みたい。皇帝暗殺とかもうワクワクする。読めないけど。

全体を通して非常に読みやすかったし、訳者亀山さんの各巻末の読書ガイド、5巻の解題を通してカラマーゾフの兄弟から作者ドフトエフスキーにいたるまで理解は深まった、、、と思う。

まぁ、当分読まないと思うが、いつかまた読もうとする日までさようなら。カラマーゾフ万歳!


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1.ya_ken (2007/12/07)
始めまして。
読み終わって寂しい気持ち、良く分かります。正直、解題を読み終わった直後「また読みたい」と思ってしまいました。かといって、本当に挑戦する覚悟はありませんでしたが…。
 

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 2

GO

著者 : 金城 一紀

出版社:角川書店

発売日:2007-05

評価 :

完了日 : 2007年11月04日

高校生の時読んでれば良かったなぁと思う本。

本によっては、その時じゃないとダメっていう年齢を選ぶようなものがあるけど、この本はまさにそれでしょう。

もう絶対若い時、しかも主人公と同年齢ぐらいの時期に読めば、感じるものも間違いなく大きいはず。

いやどんな年齢だろうと読んでもいいとは思うけども、あえて。


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 1

頭のいい子が育つパパの習慣 (PHP文庫 し 39-1)

著者 : 清水 克彦

出版社:PHP研究所

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2007年11月02日

最近パパになったので、ついつい買ってしまった。。

う~む。
全ての基準が「難関小・中学・高校合格者」に向かってるように読めて、なんかヤダ。

でも、家族で食事をしたり早寝早起朝ごはんだったり一貫性を持ったルールづくりなんかはとても大事なことだと思う。

まぁ、うちの子はまだおっぱいが全てだからなぁ。


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 4

自分の小さな「箱」から脱出する方法

著者 : アービンジャー インスティチュート,金森 重樹,冨永 星

出版社:大和書房

発売日:2006-10-19

評価 :

完了日 : 2007年10月31日

自己啓発本は苦手なんだけど、読んでしまいました。

とても分かりやすい、と思う。

それと、読んでてキリスト教の戒律が思い浮かびました。『自分を愛するのと同じように他の人々を愛しなさい』

この本を読み進めていくと、ある時点で答えが見えてくる。その後は説明というか深く掘り下げる作業になる。

理解は出来る。でもこれを実行するってかなり難しいことじゃないっすか?
あ、今、箱入ってるかも。。。


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 8

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

著者 : ドストエフスキー

出版社:光文社

発売日:2007-07-12

評価 :

完了日 : 2007年10月30日

イワンがあんなことになってしまうとはぁぁ!

悪魔が出てきてしゃべりだすとは面白い。
物語にイワンが登場すると、俄然話が面白くなる気がするのは僕だけか。

スメルジャコフ。
やっぱこいつか。
奴はカラマーゾフ兄弟の闇の部分を象徴してるんすよ。結局はミーチャもイワンも親父の死を願っていたわけで、アリョーシャに関しては、まだ階段を上っていない状態だったと。んで、フョードルの子供ではないかとされる私生児スメルジャコフは、兄弟の総意というか総体を汲んだ形で親父を殺してしまったと。兄弟のうち、いつか誰かは親父を殺してたんじゃないかなと。

後半の法廷劇はエンターテインメントですな。
ちと飽きるけど。
見方次第でものの感じ方ってこうも違うのだなと関心しましたよ。

第10編は「第二の小説」のスタート地点とのことですが、カラマーゾフ一家と相対するスネギリョフ一家、なんて見方もできるんじゃないでしょうか。


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 6

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

著者 : ドストエフスキー

出版社:光文社

発売日:2007-02-08

評価 :

完了日 : 2007年10月21日

2巻の「静」に対して、3巻は「動」ですな。
ミステリー度最高潮です。

3部序盤第7編でアリョーシャの信仰が揺るぎのないものになると、中盤からの第8編では長兄ドミトリーの顛末が圧倒的に描かれております。

この兄ちゃんの性格上、その進行は圧倒的です。正直ミーチャさん、あなたの性格では世の中生きていけません。その高潔さは認めますが、まるで子供のよう。周りの人間が彼を最後まで憎めないのは、どこかで同じように生きてみたいと思っているからかもしれません。その奔放さというか破滅的な生き方というか。

イワンがほとんど登場しないところが今後の展開に関係していきそうだし、巻末の読書ガイドではチェルマシニャーをしきりに紹介しています。何かの暗示があるに違いありません。


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 10

gift

著者 : 古川 日出男

出版社:集英社

発売日:2004-10

評価 :

完了日 : 2007年10月17日

猫の本。
ニャぁニャぁ。

良い贈り物をありがとうございます。

『ラブ1からラブ3』は落ちがいいし、『オトヤ君』はシュールでいい。『台場国、建つ』や『ベイビー~』はその発想がすばらしぃ。が、『アルパカ計画』はちょっとズルイと思う。

全19編が古川さん独特の視点、発想に溢れています。


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 9

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

著者 : ドストエフスキー

出版社:光文社

発売日:2006-11-09

評価 :

完了日 : 2007年10月10日

ゾシマvsイワン!
神はいるのかいないのか。
ってイワンも神様はいるって言ってた。

個人的にイワンの大審問官の話はとても好きだ。
神は信じるけど神がつくった世界は受け入れたくない。

そんでゾシマさんは「気づき」だという。神がつくりたもうた世界(天国)は人間個人の内側にあるんだよと。気づき、受け入れなさいよと。ゾシマの兄ちゃんやゾシマ自身や、殺人を犯した紳士のように。

世界の肯定と否定。神や神が創った世界に対するテーゼとアンチテーゼ。どちらをアリョーシャは受け入れるのか。


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 13

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

著者 : ドストエフスキー

出版社:光文社

発売日:2006-09-07

評価 :

完了日 : 2007年10月03日

ついに読み始めてしまった。。。
話題だったしなぁ。
意識的に避けてたんだけどなぁ。

やっぱ読みやすいっすな。さすが新訳文庫。
巻末の読書ガイドはとても親切。面白みが増します。

1巻でカラマーゾフ家がどんなんか、周りの世界はどんなんかが大体分かった。

そして色んな複線が張られてて、さぁこれからどうなるの。


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