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トビオさんの読書ノート

最近読んだ本(2007年)
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 3

ファウスト〈第1部〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

著者 : ヨハーン・ヴォルフガング ゲーテ

出版社:集英社

発売日:2004-05

評価 :

完了日 : 2007年06月14日

とても読みやすい。

散文調で書かれているし、何しろ字が大きくて読みやすい。某出版社のは単純に字が読みにくいので読む気がしないし。

巻末の解説もいい。構成を親切に辿ってくれているからもう一回読み直すと良く解る。

内容は。。。
へぇぇ、こういう話なんだ・・・って感じで第一部終了。


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 1

ちいさな王子 (光文社古典新訳文庫)

著者 : サン=テグジュペリ

出版社:光文社

発売日:2006-09-07

評価 :

完了日 : 2007年06月11日

今まで読んだことなかったので、お初です。

帯にもあったけど、かわいた文体がとてもGood。
おっさんでも何の抵抗もなく読めるし。

こんな切ない話なんだとは思ってもみなかったです。

「何をしてくれたかで判断すべきで、何をいったかなんてどうでもよかった」とか「目ではなにも見えないんだ。心でさがさなくちゃ」とか、何回が読み直してみてしみじみする文章があって、短いながらも考えさせられました。


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 1

魔の山 下  新潮文庫 マ 1-3

著者 : トーマス・マン,高橋 義孝

出版社:新潮社

発売日:1969-03

評価 :

完了日 : 2007年06月10日

あー終わった終わった。疲れた。

ナフタとセテムブリーニの論争を理解するのに何回も読み直してたらえらい時間がかかってしまった。それにしても上巻であんなにうざかったセテムブリーニが、ナフタ登場とともにちょっと親しみがもてたのは、ナフタの言ってることに全く共感できないからかもしれん。

時間の描き方がすばらすぃ。最初はかなりハンス君の滞在時間に意識させられてたけど、後半は今何年目なのか全然わからなくなっていたし、読んでてハンス君同様どうでもよくなってた。

ラストにきて7年という時間が示されるのは象徴的で、時間が戻るとともに低地に引き戻るハンス君は、精神的に成長したにもかかわらず結局戦争で死ぬんでしょうか?

ヨーアヒムの死、降霊術で甦るヨーアヒムの場面はいずれもぐっときた。特に甦ったヨーアヒムの場面はよかった。嗚咽しながら「すまない」というハンス君に、彼の成長をみた。

いやいや長かったけど、面白かったっす。


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 1

魔の山 (上巻) (新潮文庫)

著者 : トーマス・マン,高橋 義孝

出版社:新潮社

発売日:1969-02

評価 :

完了日 : 2007年05月25日

モラトリアムなハンス君はなんとなく自分にかぶるっす。

サナトリウムという閉鎖された空間で、あのような時間と空間、精神と肉体の考察が出来るのは、ひとえにみんな暇だからでしょう。内容はすごいけど。

下巻でどんだけハンス君が成長するのか楽しみ。


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 2

宮沢賢治全集 (7) (ちくま文庫)

著者 : 宮沢 賢治

出版社:筑摩書房

発売日:1985-12

評価 :

完了日 : 2007年05月16日

不思議な世界観はどっからくるんでしょうね。

岩手の地とか家とか育った環境ぷらす性格もあるんでしょうけど。

読んでて思ったのは、まぁ誤解されるでしょうが、この人は本当の苦労というか生きるつらさみたいなことは本当は知らないじゃないかと思うわけです。だからあえて自分からそういったことを求めていたんじゃなかろうかなと。そこに救いを求めていたのではと思ったりしました。外的要因がなかったからってことでね。わりかし裕福だったみたいだし。

あんまし作品と関係ないすな。


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 3

不死の人 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

著者 : ホルヘ・ルイス ボルヘス

出版社:白水社

発売日:1996-08

評価 :

完了日 : 2007年05月10日

訳っつーか、文章が難しくて正直良くわかんないとこもありました。

が、重層的、幻想的な文章・内容は忘れられません。

ひとつであり全部であるとか。同時多発的というか。作品を読んでいくにつれ思ったことは、(全然関係ないかもしんないけど)世界に多々ある宗教って、結局同じこと唱えてるのではないかと。一神崇拝であれ多神教であれ、おんなじ神様見てんじゃねーかなと、そんなこと考えましたよ。


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 8

モモ (岩波少年文庫(127))

著者 : ミヒャエル・エンデ

出版社:岩波書店

発売日:2005-06-16

評価 :

完了日 : 2007年05月07日

もうすぐ31歳になるおっさんが深く考えさせられました。

痛烈な現代社会批判を読むにつれ、はたして子供がどこまでわかるんかいなと思ってしまいます。
いや子供を馬鹿にしてはいけないっすな。

お茶目なカメのカシオペイアが気に入りました。


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 24

ベルカ、吠えないのか?

著者 : 古川 日出男

出版社:文藝春秋

発売日:2005-04-22

評価 :

完了日 : 2007年04月29日

面白かったっす。

軍用犬から20世紀を読むって視点が面白い。

犬の系譜の広がりも、いずれロシアに収斂されることは分かってしまうけど、波乱万丈といった感じでいい。

ハードボイルド風の文体も、歴史をなめた感じで書いてあるのもグットです。


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 2

変身―カフカ・コレクション (白水uブックス)

著者 : フランツ カフカ

出版社:白水社

発売日:2006-03

評価 :

完了日 : 2007年04月24日

あまりにも有名。

新訳とのことで読んでみました。

虫になったグレーゴルを何に置き換えるかで、いろんな風に読める作品ですね。突然引きこもったニートとかにもあてはまるし。あ、でも最後死んじゃうからまずいか。

うら若き妹に両親が希望を託すラストはまさに不条理。もう忘れられるんだ。息子が虫になって、しかも死んでるのに。人間ってやっぱそんなんだよなぁとか思ったりして。


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 5

ドリアン・グレイの肖像 (光文社古典新訳文庫)

著者 : ワイルド

出版社:光文社

発売日:2006-12-07

評価 :

完了日 : 2007年04月21日

これはボーイズラブ小説でしょう。

ドリアンはヘンリー卿に影響されすぎ。

バジルの描いた肖像にも一生影響されてたわけだから、ドリアンの人生とはいったい何だったのでしょう?

芸術至上主義とか快楽主義とか、独特のシニカル調でヘンリー卿に語らせてるけど、半分は作者の本音で半分は逆説的なものに読めた。意外とまじめな人だったのかも。。。


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 3

初恋 (光文社古典新訳文庫)

著者 : トゥルゲーネフ

出版社:光文社

発売日:2006-09-07

評価 :

完了日 : 2007年04月13日

はるか昔に体験したことなので、初恋の感情とか思い出せない。。。

いいかげん親父だって気付けよっ!と思わず言いたくなってしまうウラジミール君の純情っぷりったらないです。


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 3

恐るべき子供たち (光文社古典新訳文庫)

著者 : コクトー

出版社:光文社

発売日:2007-02-08

評価 :

完了日 : 2007年04月10日

ラストから着想したとか。
やけにラストに迫力があるのはそのためか。

結局、近親相姦的な話なんでしょうか?
プラトニックな近親愛?それだとただの家族愛か。。。

偏執的なエリザベートの心理描写は身近にありそうでゾッとします。


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 7

LOVE

著者 : 古川 日出男

出版社:祥伝社

発売日:2005-09

評価 :

完了日 : 2007年04月09日

東京知らない人はどう読めば良いのでしょう。
住所はもはや記号でしかないし。

本人も書いてるけど、短編でも長編でもない。
新しい感じはする。
各編の主人公達が微妙に絡んでくるのもいい。

ただ、やっぱり中途半端感はあるかなと思う。なんかみんな気になるし。その後が。

文章はリズミカルだけど、ちと区切りすぎな気も。


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 3

マダム・エドワルダ/目玉の話 (光文社古典新訳文庫)

著者 : バタイユ

出版社:光文社

発売日:2006-09-07

評価 :

完了日 : 2007年04月06日

エロい。。。

何でもありっつーか、もう、ことあるごとに放尿ですよ。

一読では理解できない部分が多々あり、また読み直す必要があります。


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 1

鉄塔 武蔵野線 (新潮文庫)

著者 : 銀林 みのる

出版社:新潮社

発売日:1997-05

評価 :

完了日 : 2007年04月05日

鉄塔文学だそうです。つーかオンリーでしょうジャンル的に。

正直、鉄塔しか出てこないんで中だるみはある。が、鉄塔ナンバーが少なくなるにつれて、カウントダウン的な心理が増すと一気に読むスピードが上がるですな。そしてあのクライマックス。

なんか文庫と単行本ではラストが違うんですか?
機会があれば読み比べてみたいけど。

とにかく子供心の微妙な心理が良く描かれており懐かしい。行っちゃいけないとこ、遊んじゃいけないとこで遊んだ頃を思い出す。「老人と海」ならぬ「鉄塔と少年」ってとこですか。

あと、作者は多分同じこと実際にやったんじゃないかと思う。根拠はないけどね。


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 3

万延元年のフットボール (講談社文芸文庫)

著者 : 大江 健三郎

出版社:講談社

発売日:1988-04

評価 :

完了日 : 2007年04月01日

閉じられたミクロの世界から、その時代、その社会、その世代などマクロの世界を観る視点はすごいんでしょうが、いかんせん今と時代が違うというか、いや単純に頭が悪いんで良く解りません。

60年代を肌で感じることは不可能だなと。ま、決して60年代だけを書いてる作品ではないんだけど。どうしてもその時代の影が付いて回ってる気がするんで、細かいとこがわかんなくて気になる。単純に再生をテーマとして読んでもいいのかな。ダメか。他の作品も読まないとわからん。


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 14

百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))

著者 : ガブリエル ガルシア=マルケス

出版社:新潮社

発売日:2006-12

評価 :

完了日 : 2007年03月28日

凡そ百年の間連綿と続く村と一族と家の栄枯盛衰の話だけど、いやー面白かったっす。

ブエンディア家を一手に担うビックママ、ウルスラの、逞しさ、そしてかわいさには思わず読みながら微笑んでしまいます。一族の人間はみんな彼女が大好きなのでしょう。

幽霊は出てくるし、145歳以上も生きちゃう人はでてくるし、一見滑稽だけどものすごいリアリズムもあって、いやいやマジで傑作だと思います。


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 1

世紀末鯨鯢記 (河出文庫―BUNGEI Collection)

著者 : 久間 十義

出版社:河出書房新社

発売日:1992-10

評価 :

完了日 : 2007年03月21日

人間の存在を問うているのでしょか?

「私」や「彼」みたいな意識の在り様とか、世界とか、自己に対する相対的なモノの危うさを表現しているのでしょうか?

乱暴ですが、精神分裂病患者の狂言ということで括らさせていただきます。


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 7

バガージマヌパナス―わが島のはなし (文春文庫)

著者 : 池上 永一

出版社:文藝春秋

発売日:1998-12

評価 :

完了日 : 2007年03月19日

沖縄行きてぇー!と本気で思いました。

ファンタジーノベル大賞も6回目を迎えると、スケールが小さくなったというか世界観が身近になったというか。まぁ、悪い意味ではないです。

飄々と面白爽やかに物語が進んで、沖縄独特の雰囲気、風土みたいなものがすごく伝わってきて、オージャーガンマーのアホさとか温かさとかが最高です。★4.5で。


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 2

ア・ルース・ボーイ (新潮文庫)

著者 : 佐伯 一麦

出版社:新潮社

発売日:1994-05

評価 :

完了日 : 2007年03月15日

んー。進学校のあの息の詰まるような感じはやばい。特に男子校とかは。

何か違う方向にもっていけばいいのにと正直思う。例えば家族をもっと深くえぐるとか。

幼い頃の主人公の思い出は真に迫る感じがするのに中途半端に終わっちゃうし。母親とかいい感じなのに。


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