たなぞう

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カーシーさんの読書ノート

なめちゃ駄目な漫画
漫画はあまり読まないのよねぇ……なんて方がいらしたら、
一度、ここにある漫画など、お試しになられてはいかがでしょうか?
漫画もいいものだなぁと思ってもらえると幸せです(´―`)
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 4

棒がいっぽん (Mag comics)

著者 : 高野 文子

出版社:マガジンハウス

発売日:1995-07

評価 :

完了日 : 2008年08月29日

るきさんの路線の話が多いのかなと思ってたら、
もっと不思議でシュールな作品集でした。

なんだか妙におかしい
センスがキラキラした不思議な日常。
小人?のコロボックルとか出てくるし。

つかみの「美しきまち」は、
シュールじゃなくて
お見合い結婚した夫婦が、
日々の暮らしの中で起きる
共同住宅での微妙な軋轢から、
協力してささやかに守りあうという、
静かに力強い作品でした。

どこにでもある小さな街で人知れず、
しっかり結ばれている夫婦の絆。
この街が美しいのは、
見晴らしのせいだけではないでしょう。

豊田徹也の「アンダーカレント」とか
好きな人にはおすすめ、かな。

でも、一番僕をとらえたのは
「私の知ってるあの子のこと」です。

人と違うことを恐れ、
親から嫌われることを恐れ、
失敗や挫折や仲間はずれを恐れ、
知ってか知らずか、どうしようもなく
良い子ちゃんになってしか
世の中を生きてこれなかった人みんなに
読んでもらいたいですね。

悪い子になれ、
と言ってるわけではないですが、
誰からも良い子と思われ続けること、
また、良い子ちゃんで居続けることが、
本当に幸福なことかどうか、
そのヒントがこの漫画にはあると思います。

今、世間で爆発しているのはたいてい、
本当の自分を押し殺し続けてきた子が
多いのではないでしょうか。

たまには、イーってやりましょう。
イーって。


---
一遍、読んでみたら、
透明感のある心地良いそよ風が
通り過ぎてった感じ。
たまらん。


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 8

るきさん (ちくま文庫)

著者 : 高野 文子

出版社:筑摩書房

発売日:1996-12

評価 :

完了日 : 2008年08月27日

人は
誰がなんといおうと
等身大の
ありのまんま
自分を生きるのが
一番幸福です。

えっちゃんと
るきさんの名コンビの日常が
それを
鼻歌を聴くような心地よさで
そっと教えてくれる。

素敵!
いろいろあるけど
気にしない気にしない。
マイペースでいきましょー♪

----
ちらっと立ち読みしたあげく、
我慢できず、購入。

その恬淡とした雰囲気、
ぶれない自分のペース。
なんだか、安心する。


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1.ようちん (2008/08/28)
こんにちは、お邪魔します
懐かしく、嬉しく、感想を読ませていただきました♪
るきさん♪ 私も大好きです♪♪
いいですよね、あのマイペース
一緒にいるえっちゃんが普通の人だから、余計に際立つ感じですよね~
ほんとに、ナポリ?に行ってしまった時には、驚きましたが、どこへ行っても変わらぬその生活ぶりに、安堵した思い出があります。また読み返してみよう♪
2.カーシー (2008/08/28)
ようちんさん、こんにちは!
コメント、ありがとうございます♪
まったくおっしゃる通りですねぇ。
帰ってきたるきさん、とかあれば読みたいです。
でもいつも通りなんでしょうね(^^

いつも「自分でいる」るきさんを読んでると、
透明で、さっぱりとした、それでいて
しっかり芯のある勇気みたいなものが、
胸の奥から湧いてくる感じがしました。

100万言の暑苦しいメッセージ届けられるより、
こっちの方が、効くときありますよね。
 

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 1

医龍 18―Team Medical Dragon (18) (ビッグコミックス)

著者 : 乃木坂 太郎,永井 明

出版社:小学館

発売日:2008-07-30

評価 :

完了日 : 2008年08月26日

今回は、赤ちゃんを生みたい女性に
焦点があたってる。
心臓に肋骨がささった妊婦。
そのお腹には、心臓に欠陥のある赤ちゃん。
その手術は成功できるのか?

また、それを執刀しようとしているのは
妊婦でつわりのはげしくなった女性外科医。

そこにドバーンと、
すけっとチームが現れる。
女性外科医が、赤ちゃんを産むということは
どういうことなのか。
それは前巻からの流れで
厳しいってことがうたわれている。
でも、今回、彼女は
人を信頼してみることを選ぶ。

細かい人間関係抜かしていうと
そんな感じかな。
あいかわらず、
人をじ~んとさせずにはおかない。

人間がかけてるから、たまらない。
友情とか、信頼とかが、
うっとおしくなくて
じんわり染みこむように
丁寧に描かれているから好きだ。

ラストは医局の選挙問題の行く末が
ちらりして、ヒキに。
あの化け狸みたいな委員長に死の影!?
彼がうつ最後の花火とは…。

これからどうなるんだろう?
ワクワク♪
まだまだ続きを買いたいと
思わせてくれる。


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 1

魍魎の匣 (2) (怪COMIC)

著者 : 志水 アキ

出版社:角川グループパブリッシング

発売日:2008-08-18

評価 :

完了日 : 2008年08月26日

ぞくぞく!

原作好きな人も
これならいいんじゃないかな。
コマわりもうまいし。

映画は見に行けなかったけど、
レンタルかなにかでチェックしておくつもり。
別物として覚悟してみたほうがいいのかな。



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 1

ブラック・ラグーン 8 (8) (サンデーGXコミックス)

著者 : 広江 礼威

出版社:小学館

発売日:2008-07-19

評価 :

完了日 : 2008年07月25日

毎度、けれんみぶっこいた
スラングセリフの羅列が好き。
今回はまだまだ復讐劇の序幕。
次回はハデになりそう。




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 1

風雲児たち 幕末編 13 (13) (SPコミックス)

著者 : みなもと 太郎

出版社:リイド社

発売日:2008-07

評価 :

完了日 : 2008年07月25日

地球(世界)は自分を中心に回ってる。

-----
もうこれ以上、買えないから、
新刊よ、出てないでくれ、
と願いつつ、
でも、そろそろ続き読みたいぞ、
という、どっちつかずの気持ちのママ
漫画コーナーへ回ると…。

新刊本の平台に、早くも
俺を呼ぶ、13巻の声が…。

振り切ろうとしたが無駄だった。
漫画の階を一周した後、GET。

この人の本は金がなくても
買わなきゃいけないよなぁ;;


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 1

バガボンド 28 (28) (モーニングKC)

著者 : 井上 雄彦,吉川 英治

出版社:講談社

発売日:2008-05-23

評価 :

完了日 : 2008年06月27日

吉岡との果たし合いを生き抜いたはいいが、
宮本武蔵が剣を持てなくなった!?


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 4

ヴィンランド・サガ 6 (6) (アフタヌーンKC)

著者 : 幸村 誠

出版社:講談社

発売日:2008-06-23

評価 :

完了日 : 2008年06月25日

序盤の盛り上がりが終わって、
いよいよ本文の幕開け
という感じになってきやした。

王子が「えーっ!?」ていうくらい
悟ってむけちゃいましたけど。
17年間、後継者そなえ・代物として
すごしてきた王子が愛と諸行無常を知り、
父王と戦争はじめちゃうことに…。
※愛の定義・思想には、共感できないんだけど
そこはスルーできた。

で、トルケルもアシェラッドも
王子の部下になりました。
こんな頼もしい右腕と左腕はないよなぁ(汗

トルフィンの血筋もあきらかになってた。

化け物みたいに強い奴が
集結していくのってワクワクする。

6巻まではあくまで序章だったと思う。
もっと心がゴリゴリ響く瞬間が
これから出てこないわけがない。
金なかったけど、買ってよかった。
やっぱ目が離せませんわ!



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 1

医龍 17―Team Medical Dragon (17) (ビッグコミックス)

著者 : 乃木坂 太郎,永井 明

出版社:小学館

発売日:2008-05-30

評価 :

完了日 : 2008年05月30日

話もおもろいし、キャラもかけてる。
ずっと読んでるシリーズなので
新刊でたので購入。
満足。


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 2

少女ファイト 4 (4) (イブニングKCDX)

著者 : 日本橋 ヨヲコ

出版社:講談社

発売日:2008-04-23

評価 :

完了日 : 2008年04月28日

あいかわらず、すごい人たち。
シキシマくんの懐のでかさがいい。

先輩、お体大切にしてください。

なんで、この人のマンガは
人間の言葉が人間の実在感をもって
響いてくるんだろう。

このマンガにふれるものは
人間にふれるのだ。


---
楊令伝にしても
少女ファイトにしても
間が開いてしまうから
物語をわすれちまう;;

でも読むぜよ。
自分の感想読み返してみっかな。


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 1

サクサク現代史!(ナレッジエンタ読本 6) (ナレッジエンタ読本)

著者 : 青木裕司×片山まさゆき

出版社:メディアファクトリー

発売日:2008-03-19

評価 :

完了日 : 2008年04月22日

衝動買い。
現代史にうとすぎるので。

チラミだけど、これは買いだと思った。
---
実際、正解。
世界の流れの一部を飲み込めた気がする。
パレスチナの問題とか。

イギリスの印象悪くなった。
片山さんの簡略マンガに落とし込む技術がすごい。



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 4

魍魎の匣 1 (1) (怪COMIC)

著者 : 京極 夏彦

出版社:角川書店

発売日:2007-12

評価 :

完了日 : 2008年02月18日

水滸伝の画集や、ほかに優先的に
買わねばならぬ本があったのに、
以前買うかどうか迷ってやめてたこの本を
購入。

「本棚」(という本)をパラリしたら、
買うまでしなくていい感じの本だったし、
じゃ、これでも買ってくか、と衝動買い。
原作は大好きなので、漫画でどう表現されるのか
フタをあけてみたい。

あけてみた。

意外と忠実で読ませる。

小説の方がね、キャラの雰囲気や、重みなど
トータルで自分で想定して脳裏に流せるから、
それと比べると、んん、ってところはあるけど、
これはそこそこいってるんじゃないかな。
私は楽しめたし、続きも買っていこうと思った。

映画は結局、怖くて、観にいかなったけど
DVDでたら、チェックしてみませふ。







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 1

みにゃもとWORLD

著者 : みなもと太郎

出版社:ゴマブックス

発売日:2007-12-25

評価 :

完了日 : 2008年02月18日

これも衝動買い。

というか、
みにゃもと先生の本を集めてるので
新しいのめっけたら、我慢できないのだ。

金なくて「極悪伝」は
まだ買えてないけど、いずれ買います。

ああ、でも本当はそれより、
水滸伝の画集が必要なのだよなぁ……(´Д`)


----
もっと、「風雲児たち」の外伝的なものを
たっぷり入れてほしかったけど、まぁ満足。
おどろくのは、コミケ用の、ロリエロな
イラストが入ってること。
みなもと先生も若い者に負けてないっすね^_^;



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 1

遺跡の人 (アクションコミックス)

著者 : わたべ 淳

出版社:双葉社

発売日:2007-12-12

評価 :

完了日 : 2008年02月18日

これは、個人的に、
どうしようもなく好きな実話漫画。
遺跡発掘、というドカタみたいな泥臭い話なのに、
透明感がただよって、しみじみ浸れる。
吾妻 ひでおの「失踪日記」にいいけど、
これもいいぞ。

とくに自分の歴史とかぶり、
心穏やかには読めなかった。

「アンダーカレント」と同じくらい好きだ!

夢をもっていて、
まだうまくいってない人。
静かな勇気をもらえるはず。

有名マンガが食えなくなって
遺跡発掘バイトにせいだす日々。
それがしみじみ輝いている。


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 4

ヴィンランド・サガ 5 (5) (アフタヌーンKC)

著者 : 幸村 誠

出版社:講談社

発売日:2007-10-23

評価 :

完了日 : 2007年11月09日

ヴァイキングっていうか、
当時(11世紀くらい?)の戦士ってのは、
不利になると、平気で裏切るんだよね。
リアル歴史でそうだったんだと思うけど。

5巻もまだ、大きなうねりの序章の域を
出てない感じはあるけれど、
世界への引き込まれ感は、巻を経るごとに
増していく感じがする。

今回は、アシェラッドがまさかの窮地に陥るし、
あの、どこまで強いのか計り知れないトルケルが
しつこく存在し、緊張感が絶えない。
展開も無情に、グロく、いい具合に
スリリングなので、
とにかく早く続きを読ませろ!
といいたくなる(´Д`)

まったく、この作者の描く物語には、
懐の読めない男たちがたくさん出てきて飽きない。
読めないから、こいつ何考えてるんだろうという
思いにさせられて、読んでいる最中は、
テンションがかかったまんま(宙吊り状態)に
なってしまうのだ。だからやめられない。

その読めなかった部分が、
ここぞというところで、おそらく噴出し、
のちのち、ごっそりとカタルシスを
味あわせてくれると、あたしゃぁ予感している。

その金脈にぶちあたり、
ゴールドラッシュが訪れる日まで
追いかけるべき漫画ですな!


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 2

少女ファイト 3 (3) (イブニングKCDX)

著者 : 日本橋 ヨヲコ

出版社:講談社

発売日:2007-09-21

評価 :

完了日 : 2007年10月02日

やべ。仕事の合間に手を出したら、
寒気がするほど面白くてやめられない!
今ちょうど半分のとこと。
まだ斬れば血の出るような名セリフは飛び出して
ない。
しかし、予想外の展開でグイグイ読ませる!

2巻の終りが、以前、練とコンビを組んでいた
唯隆子――(この唯隆子は、当時、練とくんで
最強コンビとされていた選手)が帰ってくる!?
という“ヒキ”で終わっていたから、
当然そっち方向で押していくと思いきや、
そっちは伏線のまま収束し、ひょっとすると
黒曜谷高校バレー部が廃部に追い込まれる可能性も
あるくらいの問題が発生し、その解決に向けて
ストーリーは進んでいく。

部のメンバーの一人にナオという子がいる。
(確か、ちょっと前からちょくちょく、男への
依存が激しいような描写はされていたような気がする)
この子が男のもとに入り浸って部活に出てこなくなるのだ。

内情を調べてみると、なんとその男が主催している、
ちょっと色っぽい賭けバレーに出ていることがわかる。
バレたらナオ自身の停学退学はもちろん、
バレー部自体の存亡もあやうい。

そんなわけで、その賭けバレー会場に
なんやかんやありつつも(クラブなので)、
一応派手な衣装を身に纏い、皆で潜入することになる。
けど、ここでヘタに強引に連れ戻そうとすれば、
逆に騒ぎになってもろもろ発覚して
やばくなりそうなので、作戦をねることに。

最もスマートにナオに手をひかせるには、
ナオが所属している賭けバレーチームを
解散させればいいというアイディアがでる。
クラブパンフレットによれば、ミニイベントとして開催される
客のギャラリーから募ったメンバーと、
賭けバレーチームとの祭的試合で勝てば、
即刻賭けバレーチームは解散しなければならないという。
これだ! 勇んで着替え、コートに向かう面々だったが、
ここでナオがいる相手チームに、屈強の助っ人が突如登場する!
なんと、黒曜谷高校の「魔女」と呼ばれる先輩たち!!
おいおい!

とまぁ、いささか強引な展開は毎度いなめないが、
(結局、関係者全員が会場に首を揃えちゃうからね))
そんなこと考えている暇がないほど、
個性的な面々のやりとりに引き込まれ、
ぞくぞくする展開に夢中になってしまう!
続きを読むのがもったいない!
でも読んじゃおうっと!


キタキタキタキターーーーーーーッ!!!!
続きの半分読み始めてまもなく、
震えるセリフが飛び出しやがった!
読みたいと思っている人は
ここから先は控えてくださいまし!


あ、駄目だ、文字数オーバーで感想が入らない。
まとめだけ載せておこっと…(汗


震えるセリフは毎度のことながら、
多少強引でも激しく展開していく
この人間模様に心を止められない。

どうしてこんなにハマってしまうのか?
その理由のひとつとして、やっぱりキャラが皆、
粒だっていることがあげられると思う。
いや、そんな言い方は的を射てないな。

うーん、つまり、どのキャラも一癖も二癖もあり、
表の顔と裏の顔を持っている感じするというか、
表向きの言ってることややっていることの裏に
常に別の思惑なり、想いなり、とにかく
何かがとめどもなくたゆたっていて、
その底流がページをめくるたび、
いわんや人間と人間がぶつかるたびに
ちょっとずつ姿をあらわしていく感じ?

要するに人間が見えていく過程がたまらないのだ。

直情径行の性格に見えて、実は色々深いこと考えていたり、
好きだと思ってるのにまったく別の行動に出てしまったり、
人に見せてる顔と本当の自分の顔とはやはり違う。
それが人間だ。うむ。

この人のマンガは、この生きた人間が
生きたまんま全員うごめいているから、
コマの中身が濃密なのだ。生なのだ。

更にその底流をもったままの人間たちが
予想外の展開にそれぞれ右往左往して
対処しようとグルグルしてるところにもってきて、
水面下でやってたこと、やってきたこと(過去)が、
ここぞというところで浮上してくるわけだから、
こりゃたまらわんわな。

逆に、浮上してこないときの方が
たまらないということもできるけど。

――つまり、それぞれの人物に、
何をするかわからないワクワク感みたいなのが
常につきまとっているわけだから、
それが一体何なのかが浮上してくるまでは、
読者はずっと引っ張られ、勝手にあれこれ想像するしかない。

物語上に浮上していない人物たちの奥行きや
“のりしろ”部分に思いをはせ、読者おのおのが
激しくイマジネーションをとめどもなく燃焼させてゆく。

で、浮上してきたときには、
「やっぱり何かあったんだ!」とか
「ええ! そっち!?」とか
「うほ! まだまだこいつには裏がありそう!」
とかリアクションしてゆく。
これが何かを読むときの一番の醍醐味でござんしょ?
これがたっぷりと味わえる作品が少女ファイトなのだ!
もし濃密な人間劇が読みたいという方は
チェックしてみてください!


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 4

プラネテス (1) (モーニングKC (735))

著者 : 幸村 誠

出版社:講談社

発売日:2001-01

評価 :

完了日 : 2007年03月07日

その昔、その道の先輩に
「クリエイター必読本だぞ」と言われ、
貸してもらい、その日のうちに全巻本屋に買いに走った本。

ここに登録しておかないのは、冒涜に値すると思い、
登録しました。

設定(ユニーク)、話(しょっぱい)、
テーマ(深い)、人物造詣(人間臭い)、どれもドツボ。

個人的には、中年オヤジキャラにやられた。
こんな中年書けるようになりたい。いつか。

きっとずっと色あせずに残っていくマンガです。

しかし、「ヴィンランド・サガ」はこれを超えられるのか?
今から心配です。まだ超えられてないです。
幸村さん、頼みますよ。
また表現の向こう側に連れてってください!


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 5

ヴィンランド・サガ 4 (4) (アフタヌーンKC)

著者 : 幸村 誠

出版社:講談社

発売日:2007-02-23

評価 :

完了日 : 2007年02月28日

いよいよ4巻だ。

つまらなくはない。すこぶる面白い。
しかしまだ、鉱脈が見えない。

前作「プラネテス」があまりにも凄い作品だった。
できれば、それをこえる脈動がほしい。
まだ見えない。

だがきっとこの先にくるのであろうな、
という予感ははらんでいる。

化けろ。早く化けろ。
そして俺を震わせてくれ。


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 2

少女ファイト 2 (2) (イブニングKCDX)

著者 : 日本橋 ヨヲコ

出版社:講談社

発売日:2007-02-23

評価 :

完了日 : 2007年02月28日

あいかわらず魅力的な人物どものせめぎあいで
グイグイ読ませるが、読みどころは大きく2箇所。

ひとつは練の本領がちょっとづつ見えてゆくところ。

バレーボール選手だった姉の事故死を
自分のせいだと思い込み、バレーボールに対して
屈折した思いを抱いている練。
また、それとは別に、バレーボールに集中しすぎて
友人を失ったトラウマを持ってもいる練。

そんな練はこれまで、あえて補欠に甘んじたり、
自分を押し殺してバレーと付き合ってきた。
それがここにきて、補欠だったり、掃除当番だった経験が
いかされ、的確な助言や指示をビシバシ放ち、
ぐいぐい仲間を引っ張ってゆくシーンが出てくる。

どこにいても天才は見るべきものをみて、
つかむべきものをつかんでいるのだ。

もうひとつは、友人をつくることを拒否してきた練と、
小田切学という同級生が、一緒にバレーをすることで
心が通いはじめる個所。

交流も読みどころだが、この小田切学という女性の
造詣がよくて、目が離せない。
バレーなんぞやったこともなく、ただバレーマンガを
描きたいってことと、昔、イジメから救ってくれた
練と近づきたくてはじめただけのど素人。
ただし勉学は秀才クラスで話を飲み込むのが早い。
くわえて身長も高い。

この小田切が、なんといきなりセッターとして
はつらつと活躍することになるから、油断できない。
むろん、冷静な指示と助言でバックアップしている
練の存在があるからだが。

今回は高校編では、レギュラーポジション選定のための
紅白試合がおこなわれる。
ど素人の小田切のいる練のチームが圧倒的に不利だったが
これが、前述した練や小田切の活躍で波乱にみちる。

そして、3巻への引きもすばらしい。
以前、練とコンビを組んでいた唯隆子が
帰ってくる!?というところで終わる。
この唯隆子は、当時、練とくんで
最強コンビとされていた選手だ。

あの練が自ら「友達」だったとつげる唯隆子とは
いったいどれほどの女性なのだろうか。

気になるではないか。

ちなみに、今回印象的だったセリフ。



「こんなもん 経験より
目的がはっきりしてる奴が優先だと思うけど」

小田切学
「だから私は 手触りのないものは
あまり信じません」

監督
「ただ漫然と練習するな
いつでも目的をもってやれ」


この感想へのコメント

1.madi (2007/02/28)
テンポがおそいのが欠点ですよねえ。はやく続きがよみたい。
2.カーシー (2007/02/28)
madiさん、コメントありがとうございます。
吸引力が強いだけに、早く続きが読みたくなるんですよね。
とほほ。
でも、日本橋ヨヲコを読まれてる方がいて
うれしいです!
 

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 3

少女ファイト 1 (1) (イブニングKCDX)

著者 : 日本橋 ヨヲコ

出版社:講談社

発売日:2006-07-21

評価 :

完了日 : 2007年02月18日

自分のせいで姉を殺してしまったと思っている
練(ねり)という少女を主人公にしたバレーボール漫画。
あいかわらず人間くさいキャラがぞろぞろ出てくる。

で、結局、またやられた。どうしてなんだろう。
わからない。どうあらがっても強引に心を
もって行かれてしまう。
抗えないほどの人間の野太い何かがここにはある。

G戦場のときも書いたが、
私はこの人の絵のタッチは好きではない。
人物関係とか過去とかも、やはり強引さを感じてしまうし。

だのに、だ。

読んでるともうそんなこと関係なくなって
とにかくぐいぐい中にひきこまれてゆくのだ。

いろいろ強引なんだけど、それをねじ伏せちゃうくらい
人間くさくて熱い。

やはりセリフか…。

ここには斬ったら血が出そうなほど
生きたセリフがあるのである!

実に抗えん。

死んだ練の姉、真理(バレーボール選手)と
一緒のチームにいた笛子という女がいる。
今度転向するバレーチームの監督になる女だ。
(彼女は真理の弔い試合で体をこわし引退している)

どしゃぶりの雨の中、彼女が姉の墓の前にあらわれる。
自分を押し殺して生きるの疲れ、
突っ伏して泣いている練がそこにはいる。
そのそばにたち、笛子は言い放す。

「生き方が雑だな」

「…え?」

「そのままでは いつか 自分に殺されるぞ」

(中略)

「姉貴が 最後に試合で見た景色を
お前も見たくはないのか?」

「……」

「生きている意味が 全て噛み合う
その瞬間を味わいたいなら――」

「――丁寧に生きろ」

し、しびれる。

彼女はこのあと、這い上がって来いと命令し、
練に名刺を渡して去る。黒い喪服がシックでいかす。

こういう一癖もふた癖もある連中が
どんどん出てくる。だからコマの上は常に濃密&緊密。
いろいろ気になってどうしようもないのだ。

練を愛し、バックアップする兄弟のゆくえも
気になるし、練にいじめを救われて
練を主人公にした漫画を描こうと思ってる
小田切も気になるし、そのひきこもりの弟も気になる。

日本橋ヨヲコの漫画を読めて幸せだ。
日本橋節はここに健在だ、と宣言しておく!
やはりこの人はこの人にしか描けない漫画を描いている。
われわれはそのあと追わせていただこう。

早く2巻買わねば。


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