たなぞう

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カーシーさんの読書ノート

なめちゃ駄目な漫画
漫画はあまり読まないのよねぇ……なんて方がいらしたら、
一度、ここにある漫画など、お試しになられてはいかがでしょうか?
漫画もいいものだなぁと思ってもらえると幸せです(´―`)
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 5

ヴィンランド・サガ 4 (4) (アフタヌーンKC)

著者 : 幸村 誠

出版社:講談社

発売日:2007-02-23

評価 :

完了日 : 2007年02月28日

いよいよ4巻だ。

つまらなくはない。すこぶる面白い。
しかしまだ、鉱脈が見えない。

前作「プラネテス」があまりにも凄い作品だった。
できれば、それをこえる脈動がほしい。
まだ見えない。

だがきっとこの先にくるのであろうな、
という予感ははらんでいる。

化けろ。早く化けろ。
そして俺を震わせてくれ。


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 2

少女ファイト 2 (2) (イブニングKCDX)

著者 : 日本橋 ヨヲコ

出版社:講談社

発売日:2007-02-23

評価 :

完了日 : 2007年02月28日

あいかわらず魅力的な人物どものせめぎあいで
グイグイ読ませるが、読みどころは大きく2箇所。

ひとつは練の本領がちょっとづつ見えてゆくところ。

バレーボール選手だった姉の事故死を
自分のせいだと思い込み、バレーボールに対して
屈折した思いを抱いている練。
また、それとは別に、バレーボールに集中しすぎて
友人を失ったトラウマを持ってもいる練。

そんな練はこれまで、あえて補欠に甘んじたり、
自分を押し殺してバレーと付き合ってきた。
それがここにきて、補欠だったり、掃除当番だった経験が
いかされ、的確な助言や指示をビシバシ放ち、
ぐいぐい仲間を引っ張ってゆくシーンが出てくる。

どこにいても天才は見るべきものをみて、
つかむべきものをつかんでいるのだ。

もうひとつは、友人をつくることを拒否してきた練と、
小田切学という同級生が、一緒にバレーをすることで
心が通いはじめる個所。

交流も読みどころだが、この小田切学という女性の
造詣がよくて、目が離せない。
バレーなんぞやったこともなく、ただバレーマンガを
描きたいってことと、昔、イジメから救ってくれた
練と近づきたくてはじめただけのど素人。
ただし勉学は秀才クラスで話を飲み込むのが早い。
くわえて身長も高い。

この小田切が、なんといきなりセッターとして
はつらつと活躍することになるから、油断できない。
むろん、冷静な指示と助言でバックアップしている
練の存在があるからだが。

今回は高校編では、レギュラーポジション選定のための
紅白試合がおこなわれる。
ど素人の小田切のいる練のチームが圧倒的に不利だったが
これが、前述した練や小田切の活躍で波乱にみちる。

そして、3巻への引きもすばらしい。
以前、練とコンビを組んでいた唯隆子が
帰ってくる!?というところで終わる。
この唯隆子は、当時、練とくんで
最強コンビとされていた選手だ。

あの練が自ら「友達」だったとつげる唯隆子とは
いったいどれほどの女性なのだろうか。

気になるではないか。

ちなみに、今回印象的だったセリフ。



「こんなもん 経験より
目的がはっきりしてる奴が優先だと思うけど」

小田切学
「だから私は 手触りのないものは
あまり信じません」

監督
「ただ漫然と練習するな
いつでも目的をもってやれ」


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1.madi (2007/02/28)
テンポがおそいのが欠点ですよねえ。はやく続きがよみたい。
2.カーシー (2007/02/28)
madiさん、コメントありがとうございます。
吸引力が強いだけに、早く続きが読みたくなるんですよね。
とほほ。
でも、日本橋ヨヲコを読まれてる方がいて
うれしいです!
 

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 3

少女ファイト 1 (1) (イブニングKCDX)

著者 : 日本橋 ヨヲコ

出版社:講談社

発売日:2006-07-21

評価 :

完了日 : 2007年02月18日

自分のせいで姉を殺してしまったと思っている
練(ねり)という少女を主人公にしたバレーボール漫画。
あいかわらず人間くさいキャラがぞろぞろ出てくる。

で、結局、またやられた。どうしてなんだろう。
わからない。どうあらがっても強引に心を
もって行かれてしまう。
抗えないほどの人間の野太い何かがここにはある。

G戦場のときも書いたが、
私はこの人の絵のタッチは好きではない。
人物関係とか過去とかも、やはり強引さを感じてしまうし。

だのに、だ。

読んでるともうそんなこと関係なくなって
とにかくぐいぐい中にひきこまれてゆくのだ。

いろいろ強引なんだけど、それをねじ伏せちゃうくらい
人間くさくて熱い。

やはりセリフか…。

ここには斬ったら血が出そうなほど
生きたセリフがあるのである!

実に抗えん。

死んだ練の姉、真理(バレーボール選手)と
一緒のチームにいた笛子という女がいる。
今度転向するバレーチームの監督になる女だ。
(彼女は真理の弔い試合で体をこわし引退している)

どしゃぶりの雨の中、彼女が姉の墓の前にあらわれる。
自分を押し殺して生きるの疲れ、
突っ伏して泣いている練がそこにはいる。
そのそばにたち、笛子は言い放す。

「生き方が雑だな」

「…え?」

「そのままでは いつか 自分に殺されるぞ」

(中略)

「姉貴が 最後に試合で見た景色を
お前も見たくはないのか?」

「……」

「生きている意味が 全て噛み合う
その瞬間を味わいたいなら――」

「――丁寧に生きろ」

し、しびれる。

彼女はこのあと、這い上がって来いと命令し、
練に名刺を渡して去る。黒い喪服がシックでいかす。

こういう一癖もふた癖もある連中が
どんどん出てくる。だからコマの上は常に濃密&緊密。
いろいろ気になってどうしようもないのだ。

練を愛し、バックアップする兄弟のゆくえも
気になるし、練にいじめを救われて
練を主人公にした漫画を描こうと思ってる
小田切も気になるし、そのひきこもりの弟も気になる。

日本橋ヨヲコの漫画を読めて幸せだ。
日本橋節はここに健在だ、と宣言しておく!
やはりこの人はこの人にしか描けない漫画を描いている。
われわれはそのあと追わせていただこう。

早く2巻買わねば。


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 1

風雲児たち (幕末編1) (SPコミックス)

著者 : みなもと 太郎

出版社:リイド社

発売日:2002-07-26

評価 :

完了日 : 2007年02月16日

よいこのみなさーん。「風雲児たち」をよんだら、
こっちの幕末編に進みましょうねー!

幕末は大好きですが、
みなもと先生にはいろいろ脱線して
いろんな歴史や人物のこと教えてほしいです。

そんな人がそんな活躍してたのか。
歴史では習わなかった、
本当に豊かな生きた歴史がここにあります。
心転がされるユーモアとともに。


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 1

風雲児たち (1) (SPコミックス)

著者 : みなもと 太郎

出版社:リイド社

発売日:2002-03-28

評価 :

完了日 : 2007年02月09日

このシリーズ、本当は地球上で知ってるのは
自分だけであってほしい。誰にも読ませたくないくらい
好き!

でも、やっぱり知って欲しいから、ジレンマを乗り越えて
ここにあげておきます!

授業の歴史が好きになれなかった人、苦手だった人、
どうぞ手にとってみてください。
ユーモアとともに怒涛の歴史劇がスパスパっと
テンポよく心を駆け巡っていきます!

この簡潔さ。本当に頭のよい人でなければ、
こんな漫画は書けない!軽妙洒脱。

そして、人間が、生きてごわす。
歴史が動いちょるでごわす。
その悲喜こもごもの怒涛の人間劇の底流から
立ち上ってくるのは、みなもと先生の歴史を、
いやさ人間を、愛するまなざし。
それが温かい実感をともない、伝わってくる。
なんて深い滋養を持った漫画なんだろう…。

歴史のむごさ、人のおろかさ、賢さ、
けなげさ、したたかさ、愚劣さ、気高さ、
優しさ、強さ、いろんなものが
これでもかっていうほど、つまりまくってます!

何度よんでも目頭が熱くなるシーンがあります。
ギャグってみせてますは、まごうことなき人間がいます。
生き様があります。

こういう大人から歴史を習いたかったなぁ~(´Д`)
……と、悔やんでいても始まらん。
悔やんでる暇があったら、これを読み返そう!
うんうん、そうしましょそうしましょー!


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1.猫野正 (2007/06/10)
うふふふ。私も知ってます。読んでます。関ヶ原からの中央突破のことなどこのマンガから学んだことは多い。画が何とも言えないです。ギャグとシュールと圧倒的な知識に愛情。本当に知って欲しいけれど内緒にしておきたいマンガですよね
2.カーシー (2007/06/11)
>猫野正さん
コメントありがとうございます!
本当によく調べて、人間性が一番にじみでた歴史の瞬間を
すくいとって、面白く語ってくれるから、
肩の力を抜いたまま歴史にひたれるんですよねー。
そして歴史や人間に対する愛情がギャグのはざまをぬって
しみじみ伝わってくるからやめられない。
おっしゃるとおり、画がまたなんとも言えず愛着のわく画ですし。
これからも密かに応援したいです(笑)
 

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 1

ハムレット―みなもと太郎の世界名作劇場 (レジェンドコミックシリーズ (9))

著者 : みなもと 太郎

出版社:マガジン・ファイブ

発売日:2006-06

評価 :

完了日 : 2006年06月29日

ハムレットもシラノ・ド・ベルジュラックも
モンテ・クリスト伯も乞食王子も、
この人の手にかかると、換骨奪胎。

短くってオモロくって、何か骨太な
いとおしさが脈打っていてよいのだ。

白眉は巻末の「スターウォーズ・ドンキホーテ」。
少年の心のままジジイになった奴が、近未来を
ドンキホーテさながらにドタバタ勘違いでかけめぐる。

以下、内容にふれちゃいますのでご注意を!



で、現実の壁という奴にこてんぱんにのされて、
正気にもどり、まったくもって向こう見ずじゃない、
しょぼしょぼした弱いジジイになってしまったとき、
今まで現実サイドにいて、じじいを散々迷惑がっていた
姫こと、ドルネシアが、じじいによびかける。

未来を信じろってもう一度言って見せてよ!
果てしない彼方へ突き進もうって!

老人は、ブツブツ…現実はきびしいともらす。
しかし、姫の、ライト兄弟の夢を現実にした話や
その話以上の情熱に触発され、
「ん!? ひ、姫! 姫ではないか!」
と自分が誰で何者だったのか、
思い出してドンキホーテが復活する。

ドンキホーテの夢がこわれて、
現実サイドの人間になりさがって
再就職しようとしてた下男のサンチョが
ドンキホーテの復活をみるや、
何もいわずに履歴書やぶるコマでホロリ。
夢を見ようぜ!

実は、そのあとドンキのジジイは
ガンですぐ死ぬんだけど(´Д`)、
ドンキホーテの灯した向こう見ずなくらい
希望と妄想にみちた炎は、ドルネシアの中に
燃えうつっていて、彼女が、
その世界の中で、初の恒星間飛行を実現させた
ドルネシア博士となる! 
で終幕!

いや最高っす(涙
ぶっちゃけ、仕事のことでめっちゃモティベが
おちてて、落ち込みはじめてたんだけど
これで、熱がもどってきたよ!
ありがとう! みなもと太郎先生!

「明日の自分を捨て去ることが命を粗末にすること」
「人は希望を失ったときに老いる」

そして、最終ページには、宇宙にとけこんだ
ドンキ・ホーテをバックに――

「宇宙は私を包み込み、
私は思考で宇宙を包みこむ」パスカル

で結び。
むぅ~。にくいよこの!




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 1

赤い雪―勝又進作品集

著者 : 勝又 進

出版社:青林工芸舎

発売日:2005-11

評価 :

完了日 : 2006年03月04日

その少女のまなざしの色っぽさに
ジャケ買い。

大正解でした。

つげ義春系の漫画。
土俗的な感じ、人間の根源の手触り、
汗の匂い、男の業、少女のリアル、
しみじみ、色っぽさ。

人間がいる。人間て、やっぱどこか不快で
したたかで、逞しくて、マヌケで、
どうしようもない奴らだ。しかし、にくめん。
この漫画にはレビューにもあるように、
今の漫画にないもんがある。


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 1

アンダーカレント アフタヌーンKCDX

著者 : 豊田 徹也

出版社:講談社

発売日:2005-11-22

評価 :

完了日 : 2006年02月10日

こういうのが読みたかった!

レミオロメンの「粉雪」を聞きながら
読むとラストは染み込む。
全然粉雪舞ってはないけど(汗
(今ならいきものがかりのSAKURAでぐわっとくるかな)

誰かのサイトでほめてたのを見て、
僕も探して買って読んだのだが、いやはや驚いた!
マジで、今すぐ本屋に走って買って読んだほうがいい!
こいつはとびきりの大人の傑作だ。

空気だ!
このマンガ、空気が描けてる!
あの透明で、静謐で、
ピンと張り詰めてる空気はなんだ!

波乱万丈の野太い泣かせる傑作とかじゃないの。
全然別のベクトルなんだけど、これもまた
ぼくちんの大大大大ダーイスキなベクトルなのだ!

家業の銭湯をついだ女性がいて、
婿養子ではいった主人とむつまじく
営業してたらしんだけど、ある日突然
ふらっと主人が蒸発しちゃうのよ。

で、手が足りなくて、ぼーっとした男を
ひとり雇うんだけど、この男と恋愛するとか、
そういうことじゃなくて、
なんとも言えない男と女の距離感の中で
一緒に生活するのよ。

このなんとも言えない何か、
空気みたいなものをさ、描けるってことが
表現者なんじゃないかしらん。

一言で言い切れるものを描くんじゃなくてさ、
わりきれないもの、ケツのおきどころにない感情とかさ、
そういう掴みきれない何かを、訳知り顔でくくって
説明するんじゃなくて、
生活の中にただよう空気とか、しぐさとか、
その積み重ねでさ、つかみきれない何かとして、
そのまま運んでくれる、見せてくれる、
それが表現者なんじゃないかと思うのよ。ときどき。
(あ、そういえばこれ、上原隆さんの
ドキュメント・ルポの感じににてる。ウマがあうはずだわ)

この作家が見てるもの、見えてるものが好き。
ものごとの見方が好き。観る角度が好き。
静かな目が好き、届け方が好き。

人間て、実際にしゃべってる言葉とは
違うこと考えてしゃべってたりするし、
本当のことは言わないで、
半分くらいの感情でしゃべってたり。
違うかな?

怒ってる口調でしゃべってみせて、
実はそんなに怒ってなかたりするし、
本当は好きなのに、絶対好きっていわないし、
そんな素振りは微塵もみせないで、
わざとちょっと離れた席に座ったり、
逆に、好きじゃないのに、
すごく好き! なんてほざいてみたりさ、
本質って、表面にはなかったりするものじゃない?

このアンダーカレント、表面の物語の底に、
常に、もどかしい何か、ぴーんと張り詰めた何かが、
たゆたってる。
まさに暗流、底流なのだ。

登場してる人間にカメラはむけられてるから、
コマの上で芝居するのは、もちろん人間だよ。
だけど、ピントはその奥の本質にずっと
あてられてる感じがするんだよね。

はぁ~、こういう豊かで品があって、
鋭くて、揺さぶられて、広がって、
どうにかなっちゃいそうなマンガを
5万冊くらい読みたい!

このマンガ家さん、他には何書いてるんだろう。
つーか、くやしいよ、おいら。
こんなことを描ける人がいるなんて。
神さぁーん、おらに、さいのーをおくでぇー!


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 3

G戦場ヘヴンズドア 1 (1) (IKKI COMICS)

著者 : 日本橋 ヨヲコ

出版社:小学館

発売日:2003-03

評価 :

完了日 : 2005年07月26日

漫画家を目指して葛藤し、懊悩し、悶絶し、
それでも前を向いて駆け抜ける少年たちの物語。

モノ作りを目指す人が読んだら、
ほっぺたをグーでぶん殴られるぐらいの衝撃が
あるんじゃないでしょうか。

震えるです。心が動くです。
ボクは思わずこの本に土下座してしまいました。
降参、参った。

思わず嗚咽を漏らしちゃう嗚咽本、
目からうろこが落ちちゃうロコポロ本、
世の中、いろいろあるけど、これは思わず
尊敬して土下座してしまう稀有なドゲザ本です。

欠点はあるといえばあります。
こんなこと書くと、 じゃぁいやだなんていう御仁が
いらっしゃるかもしれませんが書きます。
日本橋ヨヲコも業直球なんで、
僕も直球で書きます。

設定は記号的な気がするし陳腐だし、
登場人物のつながり方も強引だし、
お話だってご都合めいたところがないではない。
さらに言えば絵だって線だって、
今ウケするものとはいいがたい。
すくなくとも、このマンガで
ジャケ買いしようなんて人はいない気がします。

だが! だがしかし!
そんなことなど、もうどうでもよいのです!!
この本から繰り出される、こちら側の
命の奥んところをかきむしるような
セリフ、セリフ、セリフ!
微妙な心の動きを、いや、
人間そのものに内在する命のうごめきを
ヴィヴィッドに切り抜いてみせる
カット、カット、カット!
そいつがこちらの魂の底をゴリゴリッと
かすめて飛んできやがるんです!

絵の好き嫌いはあるでしょうが、
もしもまだ味読な方がいたら、
ぜひ、堪能してみてほしいです。

サイコダイブして、この日本橋ヨヲコとういう作者と
対面してみれば、何がいいたいか
分かってくれるはずです。

読み終わった瞬間、 「こうしちゃいられねぇぞ…」
そんな言葉が思わずほとばしっちゃうかもしれません。

臭いといえばあまりに臭い。
ストレートといえば、これ以上の剛直球はないっす。
でも、日本橋ヨヲコにとってこのマンガは
「描かずにいられなかった」マンガだったはず。
そしてだからこそ、「G戦場」は
日本橋ヨヲコにしか描けないマンガになったのだと
思います。

※もしこの手の作品がツボなら(私はドつぼだ)
夢枕獏の「瑠璃の箱舟」(小説)も必読かも。
なぜか将棋シーンが熱い!


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 2

G戦場ヘヴンズドア 2 (2) (IKKI COMICS)

著者 : 日本橋 ヨヲコ

出版社:小学館

発売日:2003-03

評価 :

完了日 : 2005年07月26日

漫画家を目指して葛藤し、懊悩し、悶絶し、
それでも前を向いて駆け抜ける少年たちの物語。

モノ作りを目指す人が読んだら、
ほっぺたをグーでぶん殴られるぐらいの衝撃が
あるんじゃないでしょうか。

震えるです。心が動くです。
ボクは思わずこの本に土下座してしまいました。
降参、参った。

思わず嗚咽を漏らしちゃう嗚咽本、
目からうろこが落ちちゃうロコポロ本、
世の中、いろいろあるけど、これは思わず
尊敬して土下座してしまう稀有なドゲザ本です。

欠点はあるといえばあります。
こんなこと書くと、 じゃぁいやだなんていう御仁が
いらっしゃるかもしれませんが書きます。
日本橋ヨヲコも業直球なんで、
僕も直球で書きます。

設定は記号的な気がするし陳腐だし、
登場人物のつながり方も強引だし、
お話だってご都合めいたところがないではない。
さらに言えば絵だって線だって、
今ウケするものとはいいがたい。
すくなくとも、このマンガで
ジャケ買いしようなんて人はいない気がします。

だが! だがしかし!
そんなことなど、もうどうでもよいのです!!
この本から繰り出される、こちら側の
命の奥んところをかきむしるような
セリフ、セリフ、セリフ!
微妙な心の動きを、いや、
人間そのものに内在する命のうごめきを
ヴィヴィッドに切り抜いてみせる
カット、カット、カット!
そいつがこちらの魂の底をゴリゴリッと
かすめて飛んできやがるんです!

絵の好き嫌いはあるでしょうが、
もしもまだ味読な方がいたら、
ぜひ、堪能してみてほしいです。

サイコダイブして、この日本橋ヨヲコとういう作者と
対面してみれば、何がいいたいか
分かってくれるはずです。

読み終わった瞬間、 「こうしちゃいられねぇぞ…」
そんな言葉が思わずほとばしっちゃうかもしれません。

臭いといえばあまりに臭い。
ストレートといえば、これ以上の剛直球はないっす。
でも、日本橋ヨヲコにとってこのマンガは
「描かずにいられなかった」マンガだったはず。
そしてだからこそ、「G戦場」は
日本橋ヨヲコにしか描けないマンガになったのだと
思います。

※もしこの手の作品がツボなら(私はドつぼだ)
夢枕獏の「瑠璃の箱舟」(小説)も必読かも。
なぜか将棋シーンが熱い!


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 2

G戦場ヘヴンズドア 3 (3) (IKKI COMICS)

著者 : 日本橋 ヨヲコ

出版社:小学館

発売日:2003-09-30

評価 :

完了日 : 2005年07月26日

漫画家を目指して葛藤し、懊悩し、悶絶し、
それでも前を向いて駆け抜ける少年たちの物語。

モノ作りを目指す人が読んだら、
ほっぺたをグーでぶん殴られるぐらいの衝撃が
あるんじゃないでしょうか。

震えるです。心が動くです。
ボクは思わずこの本に土下座してしまいました。
降参、参った。

思わず嗚咽を漏らしちゃう嗚咽本、
目からうろこが落ちちゃうロコポロ本、
世の中、いろいろあるけど、これは思わず
尊敬して土下座してしまう稀有なドゲザ本です。

欠点はあるといえばあります。
こんなこと書くと、 じゃぁいやだなんていう御仁が
いらっしゃるかもしれませんが書きます。
日本橋ヨヲコも業直球なんで、
僕も直球で書きます。

設定は記号的な気がするし陳腐だし、
登場人物のつながり方も強引だし、
お話だってご都合めいたところがないではない。
さらに言えば絵だって線だって、
今ウケするものとはいいがたい。
すくなくとも、このマンガで
ジャケ買いしようなんて人はいない気がします。

だが! だがしかし!
そんなことなど、もうどうでもよいのです!!
この本から繰り出される、こちら側の
命の奥んところをかきむしるような
セリフ、セリフ、セリフ!
微妙な心の動きを、いや、
人間そのものに内在する命のうごめきを
ヴィヴィッドに切り抜いてみせる
カット、カット、カット!
そいつがこちらの魂の底をゴリゴリッと
かすめて飛んできやがるんです!

絵の好き嫌いはあるでしょうが、
もしもまだ味読な方がいたら、
ぜひ、堪能してみてほしいです。

サイコダイブして、この日本橋ヨヲコとういう作者と
対面してみれば、何がいいたいか
分かってくれるはずです。

読み終わった瞬間、 「こうしちゃいられねぇぞ…」
そんな言葉が思わずほとばしっちゃうかもしれません。

臭いといえばあまりに臭い。
ストレートといえば、これ以上の剛直球はないっす。
でも、日本橋ヨヲコにとってこのマンガは
「描かずにいられなかった」マンガだったはず。
そしてだからこそ、「G戦場」は
日本橋ヨヲコにしか描けないマンガになったのだと
思います。

※もしこの手の作品がツボなら(私はドつぼだ)
夢枕獏の「瑠璃の箱舟」(小説)も必読かも。
なぜか将棋シーンが熱い!


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