たなぞう

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カーシーさんの読書ノート

青春してもいい頃
青春のにおいがするものをここに集めてみようかなと。
フィクションでもいいし、椎名誠系の自伝的なものとか?
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 21

赤めだか

著者 : 立川 談春

出版社:扶桑社

発売日:2008-04-11

評価 :

完了日 : 2008年08月26日

夜中の3時から読み始めて、
朝6時半まで一気読み。

何度か本気で吹き出し、夜中に大笑い。
そして、気がつくと腹の底に
開き直ってありのままに生きる元気が
むっくり湧いている。

「落語は人間の業の肯定だ」
至言だと思った。

よく知りもしないくせに
急に落語が聞きたくてたまらなくなった。

怖いようで、情にもろい、
揺れる落語の天才、
立川談志の人となりが
ほっこり憎めない像となって
こちらの脳裏に浮かび上がり、
それがいつのまにやら
懐奥をさわやかに暖めてくれる。

※一緒にいたら胃がいくつあっても
足りなそうだけど、そのまんまでいてほしい人。
後にも先にもあらわれないであろう
めっぽう人間くさい、御仁だ。

師匠クラスの人の逸話も面白いし、
なにより弟子たちのやりとりも
笑えて、泣ける。
語り口が落語家だけに
メチャメチャよくて
立て板に水が流れるように
すらすら読めて止まらない。

どもりの志らくが好きだったなぁ。
師匠から言われたことでも
自分のやりたくないことは
絶対やりたくないんですと断って
認めさせた。つわもの。
談春の弟弟子だけど、
談春より早く真打ちになっちゃった人。
志らく以外の前座仲間もみんな
おかしかったけど。

立川談志と、その師匠の小さんとの
からみもよかった。

なんというか、
人間と人間が本当に
ぶつかったときに
何かが生まれるんだなって感じる。

そして、人はなにもビビって
生きる必要はなく、
あるがまんま、腹くくって、
これがわしなんだから
しかたねぇじゃねぇかと
開き直ってあっけらかんと生きることが
幸せなんだと思えてくる。
じゃなきゃ、別々の人間に生まれた意味もないし、
個性があっても萎縮して出るモノも出なくなる。

どうせ生きるなら
なにか自分だけにできる
おもしれぇことして生きたいと思った。

談春の前座時代は
もうそのまんま現代落語ですな。知らんけど。
本を置く暇がないとはこのこと。

元気出したい方や
日々、なにかしら緊張して生きてて
疲れ切ってる人なんかにいい処方箋本かと。

※私は元気出過ぎて、そのあと一睡もできず、
次の本を読み始めて、そのまま会社へ
行くことになってしまった。眠い!
けれど肩の力が抜けていて良い気持ちだ。


この感想へのコメント

1.anokeno (2008/11/14)
読んでみたくなりました
2.カーシー (2008/11/14)
>anokenoさん
いらっしゃいませ~。
自信をもってお薦めしますよ。
元気も出ますし。
 

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 2

デバッグ・ガール

著者 : 北島 行徳

出版社:ポプラ社

発売日:2008-05

評価 :

完了日 : 2008年08月26日

この人の作品は初めて。
もともとの作風とは全然違うらしい。
働く女性をテーマに書いてくれ、みたいに
頼まれて書いたっぽい。

ただ働く女性書いても芸がないってんで、
派遣で「ゲーム会社」に勤めることになった
女性をヒロインにして書いてみたと。
他人事じゃない業界に身を置いているので
「ああ、わかるわかる」的な楽しみ方もできた。

お話としては、派遣で渡り歩いて
単にいい男を見つけようとしてた合コン女が
ゲーム会社に勤め、奇天烈ではあるが、
情熱あるオタクたちとまじわることで
仕事というものの楽しさを知り、
人として成長する部分がメイン。

そこが、そこそこ読ませます。
ゲーム会社ってどんなところなんだろう、とか
興味がある人ならこの本読んでも損はないかな。
ほか、思ったことが3点あるので記載しとく。

1、女性の描き方
いろいろヒアリングして、ヒロインの
派遣社員像を作ったと思うんだけど、
これって女性が読むと本当に共感できてるのか
知りたくなった。
ファッションのこととか、かなり気を遣って
綴ってるんだけど、それは男が書いているから
女性を描こうと意識しすぎて、
ムダに記述してる部分もあるんじゃないかなと。
なんか男が勉強して書いてる感じが少しして
頑張ってさらっと自然に挿入してるように見えるけど、
実はこれスマートじゃないんじゃないかと。
妙にその辺がチクチクと気になった。
でも、勉強してるなとも思った。

成長小説としてのうねり感は少なめ。
サラっとさわやか系?
当初のプロットではもっと波瀾万丈に
想定してたみたいだけど、
書いてるうちにこのヒロインが
作者の中で生きだして、今のさらっとした
自然でリアルな成長話に収まったらしい。
食い足りないような気もしたので星3つ。

女の親友の話や、ゲーム会社での人間関係で
もうちょっと波乱や掘り下げがあって、
それが終盤集約していく流れがあると
もっとぐいぐいキタかしら?

ま、正直ちょっとこのヒロインに
感情移入できてなかったから
あれ以上読まされるのもつらかったかも。

派遣で渡り歩いて男捜ししてる女性で、
外見や金を重視でしょ?
あんまり気持ちのいい人じゃないのよ。
けど、それがリアリティなのかも。

いや、そもそも初めはそうだったから
ゲーム会社に入って心のデバッグができて
成長しました!って言う話なんだけどさ。
ヒロインの成長するきっかけや課程・機微も
あいまいだったから及第点。

2、もみゅー
このゲーム会社で作ってるゲームに出てくる
萌えキャラがしゃべるセリフだ。
これが至るところに出てくる。

その「もみゅー」を、発売するゲームに
セリフとして入れるか入れないかで
大いにもめるわけだけど、笑いとして弱い。
もうちょっと客観的にみて使わないと笑えないなぁ。

まぁ、ゲーム会社では確かに
そういう一言に命を賭ける感じがなくはないが…。
なんというか、例えばマキメの「ホルモォォオオ」は
きちんと笑えるように持っていけてたのに対し、
こっちの「もみゅー」は、
意図が見えすぎてて笑えない感じ。

笑いって難しい;;

3、アイの物語?
ゲーム会社の社員で、もみゅーを
入れてくれないことに腹をたてて
出社拒否するオタクがでてくる。

そのオタクを呼び戻すための手法が、
やや、お!と思わせる。

そいつが自宅でハマってる
オンラインゲームに乗り込んで
バーチャル世界で交渉し、励まし、説得するのだ。

惜しい。ここはもうちょっと広げて
遊んでもよかったんじゃないか?
ひとつのクエストをパーティ組んで
一緒にこなすなりしてさ。

山本弘のアイの物語的な興奮を味わえるのか?と
期待しちゃったから拍子抜け。

全体、サクサク読めるのはいいとして、
派遣で働く女性に興味がある人よりも
ゲーム会社に興味がある人が読むと
少しは楽しめるんじゃないかなと。

ゲーム会社で働く人の物作りの情熱は
そこそこ伝わってくるから。
作者がゲームのシナリオライターでもあるから
そこは浅いけどちゃんある。

どうせなら、よくあるタイプの
駄目駄目だと思われてたプロジェクトチームが、
ど素人の派遣社員が入ったことで
とんでもないゲームを作って
成功するストーリーが読みたかったかもしれない。
そんで、なんか小気味いいオチがついて
サラっと終わるの。

本当に駄目人間チームからスタートして
派遣社員のヒロインがきてぶつかり、
目覚め、成長し、才能を開花させてもいいか…
(フラガール系?)

人間的には社会不適合社ばかりのチームで
会社の片隅に追いやられてたんだけど、
派遣社員の女性ヒロインが光の当て方を変えると、
一人一人が実は一騎当千の才能をそなえた
化け物クリエイターたちだったとわかり、
プランナー、プログラマー、デザイナー、
モーション、テクスチャー、サウンド等、
それぞれ専門分野のエキスパートとして
ぶつかり合いながら、天下をとるソフトを
作り上げちゃうとか?
特効野郎A? ナヴァロンの要塞? うーん。


この感想へのコメント

3.anokeno (2008/06/26)
感想でした(激汗
待ってます
4.カーシー (2008/06/27)
あ、はい。
意味はわかりましたので大丈夫ですよ(^^;

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 2

少女ファイト 3 (3) (イブニングKCDX)

著者 : 日本橋 ヨヲコ

出版社:講談社

発売日:2007-09-21

評価 :

完了日 : 2007年10月02日

やべ。仕事の合間に手を出したら、
寒気がするほど面白くてやめられない!
今ちょうど半分のとこと。
まだ斬れば血の出るような名セリフは飛び出して
ない。
しかし、予想外の展開でグイグイ読ませる!

2巻の終りが、以前、練とコンビを組んでいた
唯隆子――(この唯隆子は、当時、練とくんで
最強コンビとされていた選手)が帰ってくる!?
という“ヒキ”で終わっていたから、
当然そっち方向で押していくと思いきや、
そっちは伏線のまま収束し、ひょっとすると
黒曜谷高校バレー部が廃部に追い込まれる可能性も
あるくらいの問題が発生し、その解決に向けて
ストーリーは進んでいく。

部のメンバーの一人にナオという子がいる。
(確か、ちょっと前からちょくちょく、男への
依存が激しいような描写はされていたような気がする)
この子が男のもとに入り浸って部活に出てこなくなるのだ。

内情を調べてみると、なんとその男が主催している、
ちょっと色っぽい賭けバレーに出ていることがわかる。
バレたらナオ自身の停学退学はもちろん、
バレー部自体の存亡もあやうい。

そんなわけで、その賭けバレー会場に
なんやかんやありつつも(クラブなので)、
一応派手な衣装を身に纏い、皆で潜入することになる。
けど、ここでヘタに強引に連れ戻そうとすれば、
逆に騒ぎになってもろもろ発覚して
やばくなりそうなので、作戦をねることに。

最もスマートにナオに手をひかせるには、
ナオが所属している賭けバレーチームを
解散させればいいというアイディアがでる。
クラブパンフレットによれば、ミニイベントとして開催される
客のギャラリーから募ったメンバーと、
賭けバレーチームとの祭的試合で勝てば、
即刻賭けバレーチームは解散しなければならないという。
これだ! 勇んで着替え、コートに向かう面々だったが、
ここでナオがいる相手チームに、屈強の助っ人が突如登場する!
なんと、黒曜谷高校の「魔女」と呼ばれる先輩たち!!
おいおい!

とまぁ、いささか強引な展開は毎度いなめないが、
(結局、関係者全員が会場に首を揃えちゃうからね))
そんなこと考えている暇がないほど、
個性的な面々のやりとりに引き込まれ、
ぞくぞくする展開に夢中になってしまう!
続きを読むのがもったいない!
でも読んじゃおうっと!


キタキタキタキターーーーーーーッ!!!!
続きの半分読み始めてまもなく、
震えるセリフが飛び出しやがった!
読みたいと思っている人は
ここから先は控えてくださいまし!


あ、駄目だ、文字数オーバーで感想が入らない。
まとめだけ載せておこっと…(汗


震えるセリフは毎度のことながら、
多少強引でも激しく展開していく
この人間模様に心を止められない。

どうしてこんなにハマってしまうのか?
その理由のひとつとして、やっぱりキャラが皆、
粒だっていることがあげられると思う。
いや、そんな言い方は的を射てないな。

うーん、つまり、どのキャラも一癖も二癖もあり、
表の顔と裏の顔を持っている感じするというか、
表向きの言ってることややっていることの裏に
常に別の思惑なり、想いなり、とにかく
何かがとめどもなくたゆたっていて、
その底流がページをめくるたび、
いわんや人間と人間がぶつかるたびに
ちょっとずつ姿をあらわしていく感じ?

要するに人間が見えていく過程がたまらないのだ。

直情径行の性格に見えて、実は色々深いこと考えていたり、
好きだと思ってるのにまったく別の行動に出てしまったり、
人に見せてる顔と本当の自分の顔とはやはり違う。
それが人間だ。うむ。

この人のマンガは、この生きた人間が
生きたまんま全員うごめいているから、
コマの中身が濃密なのだ。生なのだ。

更にその底流をもったままの人間たちが
予想外の展開にそれぞれ右往左往して
対処しようとグルグルしてるところにもってきて、
水面下でやってたこと、やってきたこと(過去)が、
ここぞというところで浮上してくるわけだから、
こりゃたまらわんわな。

逆に、浮上してこないときの方が
たまらないということもできるけど。

――つまり、それぞれの人物に、
何をするかわからないワクワク感みたいなのが
常につきまとっているわけだから、
それが一体何なのかが浮上してくるまでは、
読者はずっと引っ張られ、勝手にあれこれ想像するしかない。

物語上に浮上していない人物たちの奥行きや
“のりしろ”部分に思いをはせ、読者おのおのが
激しくイマジネーションをとめどもなく燃焼させてゆく。

で、浮上してきたときには、
「やっぱり何かあったんだ!」とか
「ええ! そっち!?」とか
「うほ! まだまだこいつには裏がありそう!」
とかリアクションしてゆく。
これが何かを読むときの一番の醍醐味でござんしょ?
これがたっぷりと味わえる作品が少女ファイトなのだ!
もし濃密な人間劇が読みたいという方は
チェックしてみてください!


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 30

スコーレNo.4

著者 : 宮下 奈都

出版社:光文社

発売日:2007-01-20

評価 :

完了日 : 2007年08月28日

購入してみました。
いつ読めるかは未定。


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 27

県庁の星

著者 : 桂 望実

出版社:小学館

発売日:2005-09

評価 :

完了日 : 2007年08月17日

一気読みの面白さ。

四角四面な県庁エリート職員が、
スーパーに研修にいったことで、
人間らしく成長していく様が
じりじりと見事に活写されていく。

彼が挫折し、そのあるがままの自分を受け止め、
周囲に心を開いていくよによって
周りが力を貸すようになっていく感じが
実に爽やか。

もうひとつ、パートのおばちゃんなのに、
なぜかスーパーの現場すべてに通じ、
リストラの選出権限まである二宮の家族小説という
線がある。
家族といっても、旦那とは離婚しており、
今はその息子との二人暮らしだ。
息子は生意気盛りの20歳で、
バイトして2万しか食費を入れてないくせに、
老人介護の会社を作るだの、
ボランティア団体を立ち上げるだの、
純粋な理想ばかりを熱く語る。

二宮は、社会の厳しさをや現実を知っているからこそ、
そんな甘いものじゃないと、いい諭すだけで
なぜか応援する気持ちもあるのに、それを表に出せない。

ところが地域の俳句のクラブに入っており、
そこの先輩にアドバイスをもらったり、
スーパーでひたむきに活躍するケンチョウ男に
触発され、そんな息子に温かいまなざしを
向けれるように、彼女も成長していく。

その辺の描き方が実に、地に足がついていて
じりじりと読ませられる。

最後は、スーパーがひとつになって
消防設備点検や、保険の調査を乗り越え、
リストラの危機さえしのいでハッピーEND。

ケンチョウ男は、1年の研修ですっかり
人間らしく成長し、県庁に戻ってくる。
そして、本当に心意気のある人に
県の産業振興を担当するものとして
お金を融資する相談をうける。

それは、着たいワンピースのボタンも
自分でとめられなくなった高齢者や障害者のために
脱ぎ着しやすい服を製造販売する有限会社。
5人で立ち上げたベンチャー企業だ。

書かれてはいないが、その面子の中に、
二宮の息子がいることは想像にかたくない。

いやはや、すっきり爽やかな
役人エンターテインメントであり、
家族小説であった。
あっぱれ!

追記:そもそもは映画がいいという噂を聞き、
それなら原作を読んでから、という気持ちで読み始めた。
さてさて、どっちが面白いか、見比べてみようっと。



この感想へのコメント

1.take9296 (2007/08/24)
原作は未読のままですが、映画も結構よかったですよ。
小説を読むとまた、印象が変わるのかもしれませんが。
2.カーシー (2007/08/26)
私は基本的に原作があるものは、
原作から身体に入れることにしています。
なので原作から入って早速映画も観ました。

映画は映画として成立するように原作に
手が加えられていて、映画ならではの
うねりが出てて面白かったです。

原作は、小説らしい高まりがあって更に最高でしたよ。
それぞれに緊密で完成度が高いです!
 

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 1

はたらく青年

著者 : 原田 宗典

出版社:中央公論社

発売日:1994-02

評価 :

完了日 : 2007年02月14日

11篇ある原田青年のとほほバイトエッセー。
そのうちの一編、「呑み屋店員の悟り」で笑ったのち、
最後にぐわっと泣いた。

今夢を目指してバイトしてる青年たちに
読んでほしい。


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 4

青空のルーレット

著者 : 辻内 智貴

出版社:筑摩書房

発売日:2001-05

評価 :

完了日 : 2007年02月14日

ちょっと待ってて!(そればっか)


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 2

新人だった!

著者 : 原田 宗典

出版社:角川書店

発売日:2004-07

評価 :

完了日 : 2007年02月05日

感想は登録されていません。


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 6

聖(さとし)の青春

著者 : 大崎 善生

出版社:講談社

発売日:2000-02

評価 :

完了日 : 2007年02月04日

一生のお宝にしてます。
じんじん感じます。
ゆとりあれば、昔の感想ノートから感想を抜粋でのせたい。


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 1

青山物語1979―郷愁 完結編 (光文社文庫)

著者 : 清水 義範

出版社:光文社

発売日:2004-01

評価 :

完了日 : 2007年02月04日

清水先生の自伝系には、とにかく救われてきたなぁ。

いつか書ければ続き書きますm(_ _;)m


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 6

タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))

著者 : 高畑 京一郎

出版社:メディアワークス

発売日:1997-01

評価 :

完了日 : 2006年09月19日

いやぁ、実際に一気読みのオモシロ本でした!
DVDでこれの原作の映画みなくてもよかった。
一気読みしちゃうオモシロ本とは思わなかった。

キャラもいいし。
ちょっと柔道部で父親刑事の友達は
ご都合だけど、そんなことは全然許せる!

キスではじまって、キスでおわる構成も秀逸。

学校の周りで婦女暴行殺人がおきてて、
日曜日に、翔香もエジキになりかけて、
その恐怖で記憶がとび、そこからタイムリープ
しちゃったんだよね。

それから彼女は時間障害におちいって、
なにか強烈なストレス(びっくり)を
感じると安全な時間帯に飛ぶようになってしまったのね。

はじめは冷たい秀才の若松くんが
もうファンになりそうなくらいかっこいんだけど。
この若松くんが徐々に真剣に
助けてくれるようになる描写がたまらん読みどころ。
よくまぁ、分析して法則をあみだしたね。

一番怖い時間は、もちろんレイプシーンなわけで
物語のラストでそれがわかるようになるって
いう構成。
もうドキドキですよ。

階段からいっつもおちて
タイムリープするっていうお茶目なのもいい。
いやはや、ライトノベルとはいえ、
恐ろしいオモシロ本でした。
あのどれんぞ!
(以下、犯人に触れますので未読のかたご注意!
まぁ、犯人あてが主眼じゃないからわかっても大丈夫か)






あ、ちなみに犯人は学校の先生ね、
実は、風邪ひいてやすんだとか
鼻があかいとか、伏線がわかりやすくて
あいつが犯人だなってのはかなり
最初のほうに気がついてしまう。

でも、それが予想ついても
構成的に、簡単にそこにいかないから
ぐいぐい読み進めちゃうのよね。
早くそこにたどりつけよ!みたいな。
すごいリーダビリティです。

こういうタイムリープもの、
ほかにあったら読みたいもんだわさ。


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 9

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)

著者 : 高野 秀行

出版社:集英社

発売日:2005-02

評価 :

完了日 : 2006年08月01日

3冊目の高野本。これまた堪能しました。
この人の等身大の視点がなんともいえず良く出てて
しみじみしたり、笑ったり、元気になったりたまらんです。

外国人と東京にいて東京を眺めてみると、
トーキョーに見えてくるってのも至言だね。

外国人との触れ合いのなか、そういうフィルターで
見える日本て案外、だらしないものだったような気がする。
自分で言うのもなんだけど視野狭いし、狭量で臆病で、
アホだ。

でも高野のチャレンジ精神、人のやってないことをやる
って精神や行動力はすばらしい。

どこか行くのに現地の人ととのツテをさがして
直接言葉を習いに出向くのだもの。
なかなかマネできないでぇ。

でも習いにく外国人はどうしてこう
みんなおかしくて個性的なんだろうね(笑

シルヴィというフランス人は一生懸命
暗黒舞踏やってるし、中国の達夫はすんごい
ドラえもんファッション(なんだそりゃ)だし、
熊男のイラク人アリーは、アメリカ嫌いのくせに
マクドばっかり食べまくるし、待ち合わせ苦手だし、
マフディは盲目だけど、陽気で利発で、誰よりも
野球にくわしいし、読んでて飽きない。

でも、ジェレミーとかいうアフリカ人の結婚式で、
そんなに親しくしたわけじゃないのに、
高野が真心のこまった愛のあるスピーチしてさ、
あれにはほろっときた。

個人的にもっとも楽しんだのは高野の恋愛事情。
ドキドキしたり、自分の恋を思い出して苦笑してしまった。
自然消滅をさけようと、彼女と一緒に
スペイン人にスペイン語を習いにいくんだけど、
実はもう遅かったんだね。

高野のひとりよがりな旅や価値観とは、
すでにズレが生じていたみたいだから。
それを面倒見のいいスペイン人のパロマが
つないでくれる話になるのかなぁと思いきや、
パロマは彼女の意思も尊重して、何もしなかったね。
意外だったなぁ。

ちなみにパロマは鳩の意味ね。
ちょっと前ガス事故で問題になってるのもパロマです。

あと戦争とか入国問題とか結構でてきて
世界って大変なんだなぁ、今さらながら
こういう本を読んで勉強してる感じ(汗

イラクで戦争がおこると、日本に暮らす
イラク人は仕事を首になったり差別をうけるんだよねぇ。
関係ないのに。

ジェレミーの家族、兄の作家のエマニュエルとかも
コンゴで内戦がおきてアメリカに亡命?したの。
しかし、それの身分を証明するのが、
三畳間にすんでる貧乏偏狭ライターの高野さん
てのがいいじゃないの。

エマニュエルはふだん本当にのんきなんだけど
フランス人にはすごい顔をする。
コンゴを植民地支配して、文化を滅ぼしたのは
フランス人だからね。
日本人の僕には想像つかないけど、アメリカに
植民地支配されて完全に日本文化こわされてたら
わかったかもね。

ウエキって言う名のペルー人が、騙されて観光ビザ買って
日本に出稼ぎにきたんだけど、就労ビザがおりなくて、
数ヶ月で帰っていったのも切なかったね。

おりないのも当前なんだよね。
入国管理局にウエキって名のペルー人が
ビザをとりにきたのが、その前に
100人!来てるってんだから。
つまり皆騙されて観光ビザを高く買わされて
ここにたどり着いてるってわけ。
「日本に行ったらウエキの名でこの証明書で
就労ビザおりるから」とかなんとか言われて買わされたか。

世界はげぇにまっこと恐ろしかとこぜよ!
(嘘土佐ですんません)


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 32

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

著者 : 高野 秀行

出版社:集英社

発売日:2003-10

評価 :

完了日 : 2006年07月28日

こういう本好きなんだよね。
椎名誠とか、東海林さだお?
とか原田宗典とかの青春もの。

高野さんもワセダに通いながらいろいろ迷走してて楽しい。
そのアパートの住人も個性的な面々ばっかだし。

すぐ他人のでんわをとっちゃうケンゾウさん、
時間にもケチな守銭奴とか、フトコロの深い
管理人のおばちゃんとか。

高野さんも変人だよ。
怪しいドラッグをためして意識不明になったり、
三味線ならって占い師をやったり。

でも、最後の6章とかで、彼女ができて
とうとう野々村荘を引っ越すことになるんだけど
そこにはたくさん馬鹿をやった思い出がしみこんでるし、
馬鹿をやらせてくれた、許してくれたところだからね、
ホロっとくる感じでせつないですよ。


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 8

神様からひと言

著者 : 荻原 浩

出版社:光文社

発売日:2002-10

評価 :

完了日 : 2005年02月13日

これは会社に行き詰まってたから手にとった
サラリーマン小説。これがなかなか読ませてくれた。

奥田さんの「東京物語」もよかったけど、
また一味違ってこっちも無駄のないテンポでいい。

主人公はオレと違って小心者でありつつ、
けっこうガツンとやるときゃやっちゃうタイプ。
理不尽な移動やら会社内の対立に一泡吹かせて、
別れた彼女と向き合って、バンドを目指してた
本当の自分をとりもどす。
オ、オレはどうする? って思った。
オレはそんなに強くないもん。

一応青春系かな?


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 24

東京物語 (集英社文庫)

著者 : 奥田 英朗

出版社:集英社

発売日:2004-09

評価 :

完了日 : 2005年01月01日

奥田英朗の自伝的青春小説。
大学中退でコピライター。
自分とだぶってよめて楽しめたし、会社がつらくなっていて
自分も文章で食いたい人間になりたかったので
助けられたし、希望がもてた。

この人のようにいろんな人間をみてまわらねば!


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 2

新・放浪記

著者 : 野田 知佑

出版社:本の雑誌社

発売日:1995-10

評価 :

完了日 : 2004年06月10日

著者の青春放浪記
今にみてろよ!と思えて元気になる。
著者のアウトローなところが共感。

すいぶん救われた。
自分を生きるしかないし、それでいいじゃん。


この感想へのコメント

1.ちっこいの (2007/11/23)
いいコメントですね~^^
私も、めんどくさい自分とだいぶうまく付き合えるようになりました。歳を重ねつつ、励まされる本に出会うたび、ちょっとずつラクになって行きます。あ!ちなみに他人の凄い作品に出会ってしまったら凹みます、私も。
2.カーシー (2007/11/25)
>ちっこいのさん
いつもコメントありがとうございます。
いろんな本に助けられて、今日がありますよね。
野田さんのこの本にも、お世話になりました。
青春時代といわず、自分らしい生き方とはなんぞやと
悩んでる人にもいいかもしれませんね^^;
 

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 7

翼はいつまでも

著者 : 川上 健一

出版社:集英社

発売日:2001-07

評価 :

完了日 : 2001年08月15日

2001年の夏。8/15に読んだのだが、
これが瑞々しく、さわやかで切ない青春小説なのだ!
う~って身悶えしたくなるほど、かわゆい小説です。
とことん好き♪

父子小説として読めるところもいい。
いろいろ説明したいけど、とりあえず
青春小説として完成度高い!
とだけいっておきましょう(゚∀゚)ゞ


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