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ぷりままさんの読書ノート

2007年に読んだ本
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 55

図書館の神様

著者 : 瀬尾 まいこ

出版社:マガジンハウス

発売日:2003-12-18

評価 :

完了日 : 2007年07月23日

清く正しくバレーボールに打ち込んできた主人公・清は、同級生の死をきっかけに方向転換して高校の国語講師となり、さらに全く興味のない文芸部の顧問になってしまう。そこで出会った唯一の文芸部員垣内くんと図書館で過ごすうちに文学のおもしろさに惹かれはじめ、国語教師として心新たに歩み始めるお話。
心の傷は重いのに、さらっとした文章で書かれているので、すいすいと読めました。なんと言っても垣内くんとのやりとりが面白くて、どっちが大人なんだかって笑ってしまいました。清の傷を明るく支える弟・拓実くんが優しくてホロリときます。


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 101

死神の精度

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:文藝春秋

発売日:2005-06-28

評価 :

完了日 : 2007年07月21日

死神が人間の命を奪う前に、その人間が死んでもよいか判定する仕事をしているという不思議な設定の短編集。”仕事”に真面目に取り組む死神・千葉の恐れを知らぬ飄々とした感じがおもしろい!死神のイメージもストーリーも斬新です。連続殺人事件に死神が絡むなんて、そんな設定がアリなんですねー。楽しい一冊でした。


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 3

古書店アゼリアの死体 (カッパ・ノベルス)

著者 : 若竹 七海

出版社:光文社

発売日:2000-07

評価 :

完了日 : 2007年07月20日

平和な葉崎市の海辺で男の死体が発見され、謎の死体に葉崎市の名家・前田家のお家騒動が絡まって、不幸な第一発見者がてんやわんやになるコージー・ミステリー。
最後の駒持警部補の謎解きですべてかと思いきや意外な真相が隠されていて、その伏線を探すためにまた読み返すことになりました。古書店アゼリアの店主・紅子さんのキャラクターが粋で素敵。若竹作品でおなじみのキャラクターがちょこちょこと顔を出すのもおもしろかった。


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 9

月下の恋人

著者 : 浅田 次郎

出版社:光文社

発売日:2006-10-21

評価 :

完了日 : 2007年07月11日

謎を秘めたような情感のある短編集。謎がはっきりと明かされないないままなので、読み手の想像が正しいのかわからないのですが・・・
「忘れじの宿」が心に残りました。しがらみでできた痼りは、できれば掌でほぐしてほしかったな。


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 34

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

著者 : 村上 春樹

出版社:新潮社

発売日:2005-02-28

評価 :

完了日 : 2007年07月07日

カフカ少年の代わりに”ジョニーウォーカーさん”を殺さなければならなかったナカタさんは、気のいいホシノくんと一緒に大きな橋を渡ってカフカ少年のいる町へやってくる。そして”入り口の石”にかかわる冒険が始まった。しかしそれによって、大事なモノを失い続けた佐伯さんを仮説ごと飲み込んでしまうことになり、ナカタさんも力尽きてしまう。父親の不吉な予言を実行して森の奥底まで沈み込んだカフカ少年は、最後には微笑みを見せるまでに強くなり、現実の世界へ帰ってゆく。
ホシノくんとナカタさんの別れがさみしかったけど、二人の冒険が楽しかったな。


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 47

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

著者 : 村上 春樹

出版社:新潮社

発売日:2005-02-28

評価 :

完了日 : 2007年07月07日

15才の少年カフカが父親の呪縛から逃げるために家出をするところから始まる物語。カフカ少年が家を出て大きな橋を越えて行った後、戦時中のある体験によって字が読めなくなり変わりに猫と話せるようになった老人ナカタさんが、猫探しを通じてカフカ少年の呪縛に巻き込まれていく。
久しぶりに村上作品を読みました。ナカタさんのキャラクターがとてもいいです。


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 2

ココロの止まり木

著者 : 河合 隼雄

出版社:朝日新聞社

発売日:2004-05-14

評価 :

完了日 : 2007年06月14日

河合隼雄先生のコラム集。読書好きでもあるそうで、川上弘美さんとの”読書ツアー”の話や、”アタリな本”の話なども掲載されていました。
気の向いた時に読むのが楽しい文章といった感じで、評価するようなタイプの本ではないかな。


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 53

温室デイズ

著者 : 瀬尾 まいこ

出版社:角川書店

発売日:2006-07

評価 :

完了日 : 2007年06月11日

「温室デイズ」というタイトルとは裏腹に、学校のいじめのお話でした。学級崩壊の環境の中で、正義感の強いみちるが「なんとかしなくちゃ」と立ち上がったためにいじめにあう。
いじめられながらも毎日学校へ行き、そのうえ不登校の親友の心配までできるみちるは、本当に心が強いと思う。学校の中は温室だとよく言うけれど、ひとりの味方もいない生徒にとっては決してそんなぬるい場所じゃない。


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 6

沙高楼綺譚

著者 : 浅田 次郎

出版社:徳間書店

発売日:2002-05

評価 :

完了日 : 2007年06月09日

会員制の「沙高楼」は、社会的地位のある人々が公表できない秘密を話すことで自分の毒を吐き出し、また他人の秘密を聞くことで好奇心を満たしつつその毒にあたる会合。そこで話される内容はコワイもの見たさで結末が気になってしまう。バラエティに富んだ他人の秘密が味わえます。


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 67

八日目の蝉

著者 : 角田 光代

出版社:中央公論新社

発売日:2007-03

評価 :

完了日 : 2007年06月04日

不倫の末に子供を持つことができなかった女性が、相手の赤ちゃんをさらってしまう話。物語の後半では、さらわれた子供が成長して、自分と周囲の人生を狂わせたあの事件を振り返りながら気持ちの整理をしてゆく。
希和子にさらわれていた時期は”薫”にとって一番幸せだったろうに、それが誘拐という犯罪の上に成り立っているところが悲しい。偽の母親であっても、あのまま愛情を一杯に受けて成長して欲しかった。希和子から取り戻された後の本当の家族との関係は、読んでいて苦しくなるくらいつらいものだったから。「誘拐」は間違ったことなんだけど、間違いを正しただけでは問題は解決しない。それでも”恵理菜”が子供を産んで、家族で初めから子育てをしてみようと歩き出すところに希望を感じる。


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 8

中原の虹 第二巻

著者 : 浅田 次郎

出版社:講談社

発売日:2006-11-02

評価 :

完了日 : 2007年05月31日

清の国のために全力を尽くして、ついに西太后と光緒帝が崩御。愛する人を犠牲にして頑張ってきた西太后が痛々しかった。春児は「生きて兄に再会せよ」と西太后に命じられ、それを希望に生きる決意をするが、その兄は蒙古族と決戦中。中原を統べる戦いはどうなるのか?春児は兄に会えるのか?文秀は清に戻ってくるのか?続きが気になります!!


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 29

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

著者 : よしもと ばなな

出版社:文藝春秋

発売日:2006-07

評価 :

完了日 : 2007年05月24日

久しぶりに読んだ、よしもとばななさんの本。表題作が一番印象深かったです。あとがきに「読み返すと、人生のいちばんつらかった時がまざまざと思い出されます」とありましたが、その通りでした。


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 36

天国はまだ遠く (新潮文庫)

著者 : 瀬尾 まいこ

出版社:新潮社

発売日:2006-10

評価 :

完了日 : 2007年05月18日

読み終わった頃には、主人公が自殺しようとしていたなんて信じられないくらいに健やかになっていて拍子抜けするくらい。「なんちゃない」とおおらかに構える田村さんと、”なんでもある田舎”でのんびり過ごす主人公の様子に、心が穏やかになるお話です。


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 24

ハヅキさんのこと

著者 : 川上 弘美

出版社:講談社

発売日:2006-09-30

評価 :

完了日 : 2007年05月14日

「エッセイの体裁をとった小説」が集まった短編集で、気の向いたときにさらりと読める本。あとがきに「エッセイが苦手」とあったけれど、どこか川上さん自身が感じられる短編小説でした。


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 8

悪いうさぎ (文春文庫)

著者 : 若竹 七海

出版社:文芸春秋

発売日:2004-07

評価 :

完了日 : 2007年05月11日

女探偵の葉村晶が女子高生の行方を追って、ものすごい困難に巻き込まれてゆく。
どんどん読み進みたくなるスピード感があって、おもしろかった。


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 34

間宮兄弟

著者 : 江國 香織

出版社:小学館

発売日:2004-09-29

評価 :

完了日 : 2007年05月10日

恋人はできないけれど、ふたりで楽しげに暮らす間宮兄弟。
冴えない間宮兄弟だけど、他人の目や恰好を気にせずにまっすぐに生きているのがいいのです。


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 2

エコノミカル・パレス

著者 : 角田 光代

出版社:講談社

発売日:2002-10

評価 :

完了日 : 2007年04月27日

プライドが高いフリーターの彼氏を、養うハメになる女性が主人公。主人公が友達だったら「別れなさい!」と叫んでしまいそう。角田さんの文章は、読み手の感情を上手くかき回しますね。


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 10

中原の虹 第一巻

著者 : 浅田 次郎

出版社:講談社

発売日:2006-09-25

評価 :

完了日 : 2007年04月25日

「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」から続く世界が再び開かれた歴史小説。春児と同様に白太太から運命を告げられた、馬賊の張作霖と李春雷を中心に物語は進みます。民草のために戦う馬賊の侠気に惚れ惚れ。春雷は弟の春児に再会できるのか、張作霖の行く手にどんな策略が巡らされるのか、続きが気になります。


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3.船橋胡同 (2007/05/26)
BSジャパン(火) 西太后の紫禁城
 *先週は[珍妃の井戸」まで進みました
BSジャパン(水) ラストエンペラー「愛新覚羅 溥儀」
 *「中原の虹」には出てくると思いますが。
*中国製の映画で「清朝シリーズ 全4巻のうちの2巻。
 中国人の視点なので興味あります。買うと10万円!



4.ぷりまま (2007/05/30)
映画情報ありがとうございます。ラストエンペラーは公開当時に見た覚えがあります。紫禁城の壁を隔てた向こう側が全く違う世界になっているのに、取り残されている溥儀が印象的でした。

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 1

ヴィラ・マグノリアの殺人 (カッパ・ノベルス)

著者 : 若竹 七海

出版社:光文社

発売日:1999-06

評価 :

完了日 : 2007年04月23日

とぼけたユーモアがありつつ、本格推理小説でした。殺人事件の捜査を進める警察官たちによって、ヴィラ・マグノリアの個性的な住人達の秘密が明かされて行きます。登場人物が多くて、その中の人間関係も問題が山積なので、読み手の推理も右往左往して最後まで犯人がわかりませんでした。。。


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 12

しあわせのねだん

著者 : 角田 光代

出版社:晶文社

発売日:2005-05

評価 :

完了日 : 2007年03月29日

初めて角田さんのエッセイを読みました。
表題のとおり「しあわせのねだん」についての日常のエッセイで、おもしろかった。読みながら、にっこりしてしまいました。


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