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take9296さんの読書ノート

翻訳ミステリ
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 2

アパルーサの決闘 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

著者 : ロバート・B. パーカー

出版社:早川書房

発売日:2007-06

評価 :

完了日 : 2008年12月28日

「アパルーサの町に法律はなかった。多くの手下を抱えた牧場主ブラッグが牛耳る無法の町だ。秩序を保つべく果敢に立ち向かった保安官は、銃弾に倒れた。そこへ乗り込んできたのが、名うてのガンマン、ヴァージル・コールだった。町の顔役たちの依頼で新保安官に就任した彼は、助手のエヴェレットとともに、ブラッグとその一党に立ち向かう。巧妙な作戦で見事にボスのブラッグその人を拘束することに成功したコールだったが、それは長く続く戦いの序章に過ぎなかった…。大砂塵の町、腕利きの用心棒、無法者の群れ、無敵の早撃ち、妖しの美女、恐るべき強敵、鉄路の闘い、荒野の大追跡、インディアンの襲撃、壮烈なガンファイト、迫りくる時代の波、1対1の決闘、そして男と男の揺るぎなき友情。巨匠パーカーが、その剛腕を思う存分ふるった、本格ウェスタン小説の決定版」。以上、アマゾンのあらすじ転載。

初めて、パーカーのウェスタン小説を読みました。
パターンがある程度読める三つのシリーズ物とは違う分、面白かったです。ただし、ヒロインは何を考えて行動しているのか、解せないところがありましたが。あと二冊あるウェスタンも読んでみたいと思います。


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 8

スリーピング・ドール

著者 : ジェフリー ディーヴァー

出版社:文藝春秋

発売日:2008-10-10

評価 :

完了日 : 2008年12月22日

リンカーン・ライム・シリーズからスピンオフした「キネシクス」分析の専門家、キャサリン・ダンスが主人公の作品。とはいえ「ウォッチメイカー」は未読なのですが・・・。

どんでん返しはいつものこと。読んでいて裏切られる快感にひたっていれば楽しい一冊。
今回は、ダンスと息子ウェスとの関係に代表されるように、家族について考えさせられる作品でもあります。シリーズ化を希望します。
さて、「ウォッチメイカー」を探してこないと。


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 1

われらがアウルズ (ハヤカワ・ノヴェルズ)

著者 : ロバート・B・パーカー

出版社:早川書房

発売日:2008-11-07

評価 :

完了日 : 2008年12月14日

「ラジオが娯楽の王者だった。新聞が世界を教えてくれた。映画がぼくの心を躍らせた。雑誌がぼくを偉くしてくれるみたいだった。野球が憧れだった。漫画が何よりも楽しみだった。でも、女の子は、まだ遠い感じだった。そして、友達がいた。ぼくは14歳だった。ぼくたちはバスケットボールのチームを作った。カッコいいチーム名をつけたかったのだが、ユニフォームにしたTシャツのせいで、けっきょく「アウルズ」になった。たった五人でコーチもいないチームだったが、州のトーナメント目指して意気は高い。そんなぼくらのクラスに新しい先生が来た。セクシーな先生の名はクローディア・ディレーニー。でも、先生にはなにか秘密があるようだった…スポーツに、冒険に、そして恋に―あの日々は輝いていた。スペンサー・シリーズの巨匠が、輝かしい少年の日々を描くノスタルジックな会心作」というのが、アマゾンで見たあらすじ。

これまでヤングアダルト小説には縁がなく、作者名につられて初めて読みました。
ミステリ色はあまりありませんが、近年のシリーズ物以上に好感がもてる作品でした。


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 1

パシフィック・ビート

著者 : T.ジェファーソン パーカー

出版社:文藝春秋

発売日:1996-01

評価 :

完了日 : 2008年11月02日

未読は残り二冊。図書館で借りてまいりました。
「死体で発見された姉の背景を追う元刑事ジム・ウィアー。地元市警の捜査打ち切りに納得せず、独自に真犯人を追う。まばゆい陽光と青い海、優雅なたたずまいの裏に陰謀や暴力が渦巻く町ニューポートが舞台のハードボイルド」というのが、アマゾンに出ていたあらすじ。
家族について改めて考えさせられる一冊。
ただし、珍しく落ちは途中で分かってしまいました。
しかし、なぜこんなに高い価格だったのでしょう。
あまり売れなかったのではと心配になります。文庫にもなっていないみたいだし。


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 1

ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 : C.J.ボックス

出版社:早川書房

発売日:2008-08-22

評価 :

完了日 : 2008年10月26日

「アイダホ州北部の小さな町。12歳のアニーと弟のウィリアムは森で殺人事件を目撃してしまう。犯人はロスアンジェルス市警の元警官四人で、保安官への協力を装い二人の口封じを画策する。途方に暮れた姉弟が逃げ込んだ先は、人手に渡る寸前の寂れた牧場だった。老牧場主のジェスは幼い二人を匿い、官憲を味方につけた犯人一味との対決を決意するが・・・・雄大な自然を舞台に、男の矜持を賭けた闘いを描く、新たなサスペンスの傑作」以上、裏表紙の梗概より。

いやぁ、牧場主ジェスがとにかくかっこいいです。アイダホ州の大自然の中で繰り広げられるのは、現代版西部劇。おすすめ。

全く舞台も、設定も違いますが、少しだけ映画「刑事ジョン・ブック/目撃者」を思い出しました。


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 1

沈黙のゲーム〈下〉 (講談社文庫)

著者 : グレッグ アイルズ

出版社:講談社

発売日:2003-07

評価 :

完了日 : 2008年10月19日

この作品の前に読んだ「運命の日」と時代は違いますが、共通の実在する人物が出てきたのには、ちょっとびっくり。

リーガル・サスペンスを期待して読んでいたのですが、法廷シーンにたどり着くまでがとにかく長い。アクションシーンを読むと、さすが、冒険小説も書いているアイルズだなと思います。


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 1

沈黙のゲーム〈上〉 (講談社文庫)

著者 : グレッグ アイルズ

出版社:講談社

発売日:2003-07

評価 :

完了日 : 2008年10月13日

ミシシッピ州ナチェズ。典型的なアメリカ南部の町に帰省してきた作家のペン・ケージ。しかし一見平和な町には様々な悪徳が渦巻いていた。父の脅迫事件に関連して町の歴史の暗部に触れた彼は、地元紙の編集人ケイトリンの協力を得て、未解決の黒人爆殺「デル・ペイトン事件」の真相解明に乗り出すのだが。以上アマゾンからあらすじ引用。

グレッグ・アイルズの作品を読むのは三作目。
どうなる、後半。



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 4

運命の日 下 (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)

著者 : デニス・ルヘイン

出版社:早川書房

発売日:2008-08-22

評価 :

完了日 : 2008年10月04日

ロシア革命の余波を受け、「赤化」の流れが押し寄せるボストン。市警の警部である父親の命を受け、ダニーは警察の組合組織の内偵を進めていた。しかし、活動に感化された彼は、次第に組合の核となっていく。
一方、オクラホマで愛する女性と生活するルーサーはトラブルに巻き込まれ、必死の思いで逃亡し、やがてボストンに流れ着く。
ふたりの人生はやがて交錯し、深い友情で結ばれることになるのだが・・・。

「大河ドラマ」のような読後感。実在の人物が次々と登場して、物語に厚みを生み出します。純粋なミステリではないけれど、私の中では、このジャンル今年度ベスト3入りは確実。


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 4

運命の日 上 (1) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)

著者 : デニス・ルヘイン

出版社:早川書房

発売日:2008-08-22

評価 :

完了日 : 2008年10月02日

「シャッター・アイランド」以来の作品。私はあと「ミスティック・リバー」しか読んでいません。
久しぶりの新作は、第一次大戦下のボストンを舞台にした大作でした。
感想は下巻読了後に。


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 1

サイレント・ジョー (ハヤカワ文庫 HM)

著者 : T・ジェファーソン・パーカー

出版社:早川書房

発売日:2005-09-22

評価 :

完了日 : 2008年09月22日

5年ぶりの再読。
顔に大きな傷痕をもつ、保安官補ジョーが殺された養父の事件の謎を追う。

珍しく、電車の中で文庫を紛失してしまい、あわてて買いなおしました。
本筋だけでなく、脇筋、特に主人公ジョーの過去にまつわる人物の描写がいいです。
これで、著者の未読の作品は、手に入れにくい文藝春秋から出た二作品を残すだけになりました。


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 2

容赦なき牙 (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)

著者 : ロバート B.パーカー

出版社:早川書房

発売日:2008-09-04

評価 :

完了日 : 2008年09月21日

ジェッシイ・ストーン・シリーズ第7作。
二作目「忍び寄る牙」の敵役、クロウが再登場。おいしいところを一人でかっさらっていく感じです。主役がすっかりかすんでいる・・・。


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 1

渇き (講談社文庫)

著者 : T.ジェファーソン パーカー

出版社:講談社

発売日:1998-03

評価 :

完了日 : 2008年09月08日

著者の第四作。
あらすじは「女性記者レベッカが射殺された。彼女の「婚約者」と「恋人」は容疑者を突き止めるが、その人物は元FBI捜査官だった。狂信的な秘密組織を率い、「自由の砦」に住む男のもとに潜り込んで復讐の機会を狙う「恋人」は、仇の娘を愛し始める―夢のように美しい大地を舞台に、追憶と哀愁が全篇に漂う傑作サスペンス」という物語。
先日読んだ、「ワイルドファイア」のように敵役が自分の砦に立てこもっています。あそこまでとんでもない展開にはなりませんが、こちらはこちらでややびっくり。


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 4

ロミオ (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ) (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ 5-1) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 : ロバート・エリス,東野 さやか

出版社:早川書房

発売日:2008-07-08

評価 :

完了日 : 2008年09月03日

日本では初登場の作家の作品。
あらすじは「美女ばかりを狙った残忍な暴行殺人鬼「ロミオ」の出現に、ロス市民は恐怖のどん底に突き落とされた。殺人課刑事リーナ・ギャンブルはベテランの相棒と捜査に全力を尽くすが、狡猾な犯人はなかなか尻尾を出さない。だがやがて、リーナの家族の暗い過去と事件の不可解な繋がりが明らかになると、事態は一転。彼女自身にロミオの魔手が迫る! 美しき女性刑事vs.暴行殺人鬼の極限死闘! 新鋭が放つ、衝撃のサスペンス」というもの。
タイトルとロマンス小説(失礼!)のような表紙に敬遠していたあなた、この本は読み逃せません。最後まできっちりと楽しめることを請け合います。


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 1

凍る夏 (講談社文庫)

著者 : T.J.パーカー,渋谷 比佐子

出版社:講談社

発売日:2000-08

評価 :

完了日 : 2008年08月27日

確か、五作目の作品だったと思います。夏の終わりにようやく読むことができました。
あらすじは、アマゾンから引用すると「殺人鬼ミッドナイト・アイの魔手が真夏の街を氷の惨劇に陥れる!〈神はかく言いたまいけり〉。連続殺人鬼の出現に人々が怯えるなか、犯罪記者(クライム・ライター)ラッセルが遭遇したのは謎のメッセージと元愛人の惨殺死体。現場から立ち去った人影は紛れもなく友人マーティ警部、犯行は連続殺人鬼と同一手口。魔の手はやがて、病床に伏せる愛妻に!愛と憎悪、欲望が渦巻く傑作サスペンス」
先日読んだ「ラグナ・ヒート」同様、猟奇的な場面に加えて、主人公が病魔の妻を気遣う静寂さが入り混じっています。
確かにパーカーらしさもありますが、どうしても読みましょうとは言えない作品。残念。


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 2

ラグナ・ヒート (扶桑社ミステリー)

著者 : T.ジェファーソン パーカー

出版社:扶桑社

発売日:2007-10

評価 :

完了日 : 2008年08月24日

22年ぶりの再読です。サンケイ文庫の表紙は、統一されたデザインだったので、結構気に入っていました。
さて、著者のデビュー作であり、初邦訳でもあるこの作品。捜査中の失態?でロスから故郷のラグナに帰ってきたトム・シェパード刑事が、連続殺人の謎を追います。
内容は、すっかり忘れていました。猟奇的な場面もありますが、登場人物の個性がはっきりと描き分けられているので、他の作品と同様、楽しめます。


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2.take9296 (2008/08/27)
シリーズものはマーシ・レイボーンが主人公の「レッド・ライト」「ブルー・アワー」(講談社文庫)「ブラック・ウォーター」(ハヤカワ・ミステリ文庫)だけで、後は、みんな単独作品のはずです。日本では「サイレント・ジョー」でブレイクした作家ですが、まったく初めてなら、こちらの本をお勧めします。もちろん、マーシ・レイボーン・シリーズからでもどうぞ。
3.にゃんちい (2008/08/27)
親切にありがとうございます。
初めてなので、「サイレント・ジョー」をいってみたいと思います。

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 1

甦る帝国〈下〉 (講談社文庫)

著者 : グレッグ アイルズ

出版社:講談社

発売日:1999-08

評価 :

完了日 : 2008年08月14日

物語の後半は、南アフリカにある「フェニックス」の本拠地をめぐって、潜入する者たちとそれを迎え討つ者たち、さらには加勢する者に付け狙う者まで巻き込んで、疾風怒濤、ひたすら前のめりの展開です。これって、一時期はやったという「ナチの残党が・・・」ジャンルの一冊だったんですね。と、読後改めて確認。


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 1

甦る帝国〈上〉 (講談社文庫)

著者 : グレッグ アイルズ

出版社:講談社

発売日:1999-08

評価 :

完了日 : 2008年08月12日

九年前の夏に購入し、ほったらかしにしておいた上下巻を取り出してまいりました。
著者の本は、「ブラッククロス」という第二次大戦下のドイツを舞台にした潜入ものの冒険小説を刊行当時に読んだことがあります。それ以外にも出ていますが、いずれも未読です。

さて、今回のお話。1941年、ヒトラーの命を受けた副総統ルドルフ・ヘスは、影武者とともに空路イギリス本土への潜入を試みます。
そして1987年。終戦後収監されていた囚人「ヘス」が謎の死を遂げ、西ベルリンの刑務所は取り壊されることに。警備に当たっていた西ベルリン警察のハンス巡査部長は、偶然「ヘス」の書いた手記を手にすることになります。この文書をめぐって、東西ドイツ、ソ連、イギリス、アメリカ、イスラエルなどの諜報機関が暗闘を繰り広げます。

極秘組織とか、刺青とか、謎の文書とか、全盛期のラドラムテイスト?満載の小説。感想は下巻読了後に。


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 1

密林の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 : アーロン エルキンズ

出版社:早川書房

発売日:2008-07

評価 :

完了日 : 2008年08月09日

スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー・シリーズ第13作。
ペルーのアマゾン河をおんぼろ船で旅する格安ツアーに参加したギデオンとジョン。同乗者は民族植物学者と彼に特別な思いを抱いた人々。やがて事件が起こる。

先日劇場で見た「インディ・ジョーンズ」のイメージが頭にあり、いつも以上に舞台が想像できて、楽しく読めました。厳密には違うのかも知れませんが、よくわからないので。
ただ、今回はスケルトン探偵としての専門性は後半にならないと出て来ません。どちらかというと、軽い「ナイル殺人事件」ののりみたいです。


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 3

レッド・ボイス (ハヤカワ・ノヴェルズ)

著者 : T.ジェファーソン パーカー

出版社:早川書房

発売日:2008-07

評価 :

完了日 : 2008年08月05日

共感覚。翻訳者のあとがきによれば「話し言葉や音楽が鮮やかな色を伴って見える人や、食べ物を舌で味わうと形を感じる人がいるらしい」「ある刺激を受けたとき、本来の感覚に別の感覚が伴う現象」ということだそうだ。三年前、火災にあったホテルから人々を救おうとしたサンディエゴ市警の刑事ロピーは、六階の窓から地上に転落し、一命をとりとめた。その時から、彼は話し手の言葉にこめられた感情が色と形で見えるようになった。しかし、この事実は妻のジーナしか知らない。
そんなある日、市の倫理局の捜査官ギャレットが何者かに射殺された姿で発見された。彼は、八ヶ月前、三歳になる娘を失ない、そのショックから立ち直ろうと市警察から転属したばかりだった。彼が追っていたのは、市の上層部を巻き込むような売春事件だったことが分かる。
ロビーは相棒のマッケンジーと真相を追求する。

なぜ、共感覚という特別な能力をもった主人公にしたのか、初めのうち、よく分かりませんでした。ストーリーを左右するほどの要素でもありませんでしたし。最後まで読み終えたとき、ようやく分かりました。ストーリーの面白さ以上に、キャラクター一人一人の描写が繊細なのが、著者の美点だと思うのですが、今回もそこは十分に活かされています。


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 1

合衆国包囲網 (ソフトバンク文庫NV)

著者 : アンドリュー・ブリトン

出版社:ソフトバンククリエイティブ

発売日:2008-07-17

評価 :

完了日 : 2008年07月31日

12人のアメリカ人旅行客がパキスタンで行方不明に。そして、折しもパキスタンを訪問中のアメリカ国務長官がテロリストに拉致された。
元CIA工作員のライアン・キーリーは、またしても任務を依頼されるが・・・。

前作のヒロインのある「行動」は、この作品にまで波及します。でもよくよく考えてみれば、かえってリアルなのかもしれません。例に出して恐縮ですが、翻訳が同じ黒原さんのジャック・ヒギンズ描くところの「ショーン・ディロン・シリーズ」(最近出ていないのはなぜ?)。任務を遂行する姿にはほとんど苦悩が感じられません。こちらのライアン・キーリー・シリーズは、任務中の失敗が頻出し、ヒーローもヒロインもどつぼにはまっていきます。彼らが困難をいかに克服していくかが、この著者の小説の読ませる点だと思います。

それにしてもまだ、20代の若さ。あと、何年も楽しませてもらえるのかなと思いきや、何と今年、心臓発作で亡くなられたのだとか。未解決の謎はいくつも残されたままです。ああ・・・。
ご冥福をお祈りいたします。


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