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RIESLINGさんの読書ノート

ファンタジー
本格からラノベ寸前のまで。ラノベ・ファンタジーはライトノベル分類にしておきます。
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 1

ドラゴンラージャ〈12〉飛翔

著者 : イ ヨンド,金田 榮路

出版社:岩崎書店

発売日:2007-03

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

二度もドラゴンラージャを失い、自己を喪失する事に匹敵する悲しみで完全に狂ってしまったクラドメッサ。そこに現れたジゴレイド。拒否したクラドメッサの代わりにレニがジゴレイドを選択すれば、クラドメッサを止める事が出来る。果たして、レニの決断は!?

といった部分で前巻が終わっていたのだが、最終巻を読み始めると、いきなり主人公フチがキルシオン王子の名馬サンダーライダーに乗って一人旅をしている。あそこまで盛り上げておいどうなったのかと思ったら、全て終わってしまっており、フチは黒竜アムルタットに届ける身代金を故郷まで運ぶ途中なのだった。

何が起こったのかは、過去の回想シーンで語られるのだが、全貌は明らかにされない。判るのは、キルシオン王子が殺害された事、サンダーライダーはフチに、魔法剣プリムブレードはサンソンが受け継いだ事、反逆したハルシュタイル侯爵はまだ逃げているらしい事、ウンチャイ達が侯爵を追っている事、国家のためにカールが侯爵を反逆者ではなく英雄にしようと画策している事(これは恐らく、貴族全体を敵に回すのを避けるために、侯爵はウンチャイ達に倒させて、表向きは隣国との戦争で名誉の戦死を遂げたとでもするんだろうな。)などなど。

驚いたのは、フチが伯爵になっている! 蝋燭職人からいきなり伯爵か、凄い出世だな。ずっと伝説でしかなかった最強の魔術師ハンドレイクも登場するのだが、意外な人物が本人だった。

ラストでフチの村にデミ王女に匹敵する容姿をした謎の美女リタが現れるのだが、フチと会話をして去って行く。直後、黒竜アムルタットが西の空へと消えて行った。

最後、なんだか盛り上がらなかったな。人類の未来を危惧する様な、妙な思想を入っている感じだったし。ちょっと文章はゲーム感覚でアレだけど、シリーズ通してそれなりに面白かった。


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 1

ドラゴンラージャ〈11〉真実

著者 : イ ヨンド,金田 榮路

出版社:岩崎書店

発売日:2007-02

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

クラドメッサを目前にして、敵側のドラゴンラージャとぶつかってしまう一行。しかし、護衛していたレッティのプリースト達は、王家そのものに反逆する気はなく、追いついてきた侯爵との間で、三勢力入り乱れて戦闘状態に。侯爵の卑怯な不意打ちで背後から撃たれて倒れるキルシオン王子。もはや侯爵も後戻り出来ないだろう。

乱戦の最中、なんとか抜け出した一行は、追っ手を防ぐために山を破壊しつつ、クラドメッサのところに。ようやく巡り逢えたクリムゾンドラゴンだが、レニはラージャとして拒否されてしまう。代わりに現れたネクソンを受け入れてしまうクラドメッサだが、吸血鬼シオネがすぐさまネクソンを殺害。再びドラゴンラージャを喪失するという異常事態に陥ったクラドメッサが狂い始める。


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 1

ドラゴンラージャ〈10〉友情

著者 : イ ヨンド,金田 榮路

出版社:岩崎書店

発売日:2006-11

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

悪逆非道なハルシュタイル侯爵の陰謀により、反逆者ネクソンに組して戦うハスラー。その哀しい過去が明らかとなり、生き別れとなっていた娘エポーニンとの再会を果たす。復活目前となったクラドメッサを制御すべく、ドラゴンラージャの資質を求めて露骨に動き出す侯爵。もはやバイサス王家に対する叛意は明白である。

ハスラーによって、300年前に何が起こったのかを知る事になるフチ達。クライマックスに向けて、クラドメッサの眠る褐色山脈へ。


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 1

ドラゴンラージャ〈9〉予言

著者 : イ ヨンド,金田 榮路

出版社:岩崎書店

発売日:2006-09

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

オークの大群に囲まれた地方の町だが、そこへ突撃してくる宿敵ネクソン。敵なんだから放って置けば良いのに、オークから助け出そうとする一行。そして、囲まれた挙句に主人公フチ少年が逃げ遅れてフルボッコ状態に。

幸い、命までは取られなかったのだが、混戦時に耳を落とされ、腹を突き刺され、縛られて半死半生に。頭の悪いオーク達が町へ襲撃に出かけていなくなった所で、同じく捕虜になっていたネクソンと殴り合いながら脱出するが、気絶してしまう。

一方、町に逃げ込んだ一行は、馬鹿なオークの計略を見抜き、罠を仕掛ける。オークの計略があまりにも馬鹿っぽいから笑える。

フチが気絶している間に、見事オークを退治した一行は、馬車を貰って王都へ向かう。しかし、そこは難民で溢れ酷い状態に。ハルシュタイル侯爵の陰謀も明らかになって来た。


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 1

ドラゴンラージャ〈8〉報復

著者 : イ ヨンド,金田 榮路

出版社:岩崎書店

発売日:2006-09

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

ドラゴンロードの大迷宮から出た一行は、先に飛ばされていたネクソンと激闘の末、レニ奪還に成功する。クラドメッサ覚醒まで間が無いため、強行軍で現場へ向かうが、途中で謎の魔術師に攻撃される。こいつがまた、半端無く強い。単なる魔術師ではなく、魔力により不死化したリッチのようなのだが、イルリルは、その敵が捜し求めていた人物ではないかと考え始める。

襲ってきたリッチは、ドラゴンの子を惨殺した上で罪を一行になすりつけようとする。我が子を殺され怒り狂う青竜ジゴレイド。危うく全滅しそうになる一行だが、助かるためにレニがドラゴンラージャの契約してしまうと、クラドメッサを止められなくなる。ある意味、究極の選択である。

一方、この旅に加わっていない廃王子キルシオン、囚人ウンチャイ、ドワーフのエクセルハンドは、王暗殺のために襲ってきたヴァンパイアと対決。

後半は、全員集合でオーク軍団とバトルが待っているのだが、相変わらずロウソクモンスター(主人公)が強い。


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 1

ドラゴンラージャ〈7〉追跡

著者 : イ ヨンド,金田 榮路

出版社:岩崎書店

発売日:2006-07

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

ようやく物語の後半へ。RPGリプレイみたいな話だから読みやすいけど、ちょっと疲れて来た。

ようやく見つけ出した、ドラゴンラージャの資質を持つ赤毛少女レニだが、反逆者ネクソンに連れ去られてしまう。敵を追いかける一行は、入ってはいけない永遠の森へ。本来は、クリムゾンドラゴンであるクラドメッサのドラゴンラージャであるはずのレニを、ネクソンが永遠の森へ連れて行くのは何故か? ここにある大迷宮の奥深くに眠るドラゴン・ロードに適用しようという魂胆か!?

立ち入ってはならない永遠の森で、一行は自分自身の襲撃を受ける。ドッペッルゲンガーだと思ったら違った。タイムリープ絡みでもなかった。本当に自分達が分裂していくのである。エルフのイルリル嬢が機転を利かせ、危機は去るのだが、同様の現象が敵方にも起こっていて……。

敵が自滅状態になって兵力激減したり、大迷宮の入り口が大岩で塞がれているからと、排水溝から入ればいきなり最下層だったりと、いろんな部分でご都合主義。小説なんだけど、非常にゲームっぽい。


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 1

ドラゴンラージャ〈6〉神力

著者 : イ ヨンド,金田 榮路

出版社:岩崎書店

発売日:2006-07

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

ドラゴンラージャの資質を持つ行方不明の赤毛少女はネリアでもジェミニでもなかった。ネリアだったら面白かったのに……。さすがに、影も形も無い未登場人物だと、推測不可能である。作中に犯人がいない推理小説みたいなものだし。

どんどん事態が大きくなって行き、隣国まで巻き込んでの諍いになる。王都までの道中で襲ってきたヴァンパイアが反逆を試みる貴族の側について、邪悪な罠を仕掛けてくる。

主人公はオークに恨まれ追いかけられているのだが、OPG(オーガパワーガントレット)による怪力で恐れられてもおり、ロウソクモンスターという馬鹿っぽい名前をつけられている。今回は、捕虜となっていたウンチャイも、その眼力による特殊能力で召喚されたヘルメイドを追い払い、目玉モンスターという名前をつけられてしまった。この馬鹿っぽいネーミングセンスは笑える。


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 1

ドラゴンラージャ(5) 野望

著者 : イ ヨンド,金田 榮路

出版社:岩崎書店

発売日:2006-05

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

活動期に入った危険なクリムゾンドラゴンを制御するために、ドラゴンラージャとなる素質を持つ赤毛の娘を探す事になるのだが、侯爵家も同じ事を考えており、対立しそうな雰囲気に。

しかし、侯爵家の血筋は見つからず、探索途中、ネリアと主人公が盗賊ギルドに捕らえられてしまう。ギルドの黒幕は意外な人物で、侯爵家からある書物を奪って来なければならなくなる。

侯爵が敵かと思いきや、意外な相手が敵となった。しかし、一行の行動により陰謀が暴かれてしまい、国家の反逆者に。ブラックドラゴンに要求された身代金を用意するための旅から、どんどん話が大きくなる。国家規模の陰謀や危機に巻き込まれまくりだ。

今回は、侯爵を騙すために主人公フチ少年が赤毛の娘に女装するのだが、しっかり見破られているのが笑える。2巻分引っ張って、まだ侯爵家の娘が出てこないのだから、赤毛で正体不明のネリアが一番怪しいと思うのだが……。

それにしても、とことんテーブルトークRPGっぽいファンタジーだ。これ、本当は小説じゃなくてD&Dのリプレイじゃないのか!?


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 1

ドラゴンラージャ〈4〉要請

著者 : イ ヨンド

出版社:岩崎書店

発売日:2006-03

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

領主代行、護衛、エルフ、ナイトホーク、捕虜、そして主人公は蝋燭職人。妙な組み合わせの一行も、ようやく首都へ到着。だが、国王は隣国との戦争で頭が一杯で、僻地のトラブルなど眼中に無い。敵国と戦うための秘策を教えたところ、手の平を返したように親切になる国王。牛に乗って登場した兄は変だったが、こいつが廃嫡されずに王位を継いだほうが良かったのでは? この弟(現国王)は、あまり切れ者に思えない。暗愚ではないけれども、支配者としては並みと言った感じか。

この巻では小休止。物語はあまり進展しないので、取り立てて大きな事件は起こらないが、今までに登場した人物が再度絡んでくる重要な部分。様々な事が明らかになってくる。これが最初から伏線として張られていたのか、後付けで考えられていたのかは不明だが、ジャンプのマンガみたいに辻褄が合わなくなるいい加減な展開では無いので一安心。

ブラックドラゴンに捕らえられた貴族の身代金を払わなければならないのだが、手当するための宝石や貴金属の供給が滞っているという問題が浮上する。ドワーフが掘り出す鉱山が稼動していないのだ。危険なドラゴンが活動期に入ったため、坑道が閉鎖されてしまったのである。


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 1

ドラゴンラージャ〈3〉疑念 ドラゴンラージャ 3

著者 : イ・ヨンド

出版社:岩崎書店

発売日:2006-01-20

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

次から次へとトラブルが襲ってきて、もはやドラゴンラージャなんてどこにも出てこない。黒竜に捕らえられた人質を救うための身代金を手当てすべく都へ向かう一行だが、物語はどんどん脇道へと逸れていく感じがする。

病魔とヴァンパイアに襲われた町で、攫われた子供たちを保護するが、この地の異変は隣国の工作員が深く関与していた。うち一人を捕虜として都へと向かうのだが、橋を渡ろうとするのを邪魔する女盗賊に絡まれてしまう。戦う→友情→仲間というジャンプ方式に近い感じで、後でパーティに加わる事になるのだが、ファンタジー小説というよりも、プレステ用のRPGを文字にして読まされている気になる。

女盗賊に絡まれた後も、ワイバーンに襲われたり、牛に乗り魔法剣を振り回す得体の知れない男が出てきたり、湖の底に水没したフェアリークイーンの領域を通過したりと、かなり香ばしい内容が続く。テーブルトークRPGのリプレイを、勢いでファンタジー小説にしてしまった様な、不思議テイスト。


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 1

ドラゴンラージャ〈2〉陰謀

著者 : イ ヨンド,ホン カズミ,金田 榮路

出版社:岩崎書店

発売日:2005-11

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

韓国で100万部突破の大ヒット!
最強のコリアン・ファンタジー

なんて書かれているけど、確かにある意味、最強である。主人公は、無駄に大げさな剣さばきで「OPG無識剣」なんて恥ずかしい名前をつけた必殺技を繰り出す香ばしいキャラ。テーブルトークRPGに洗脳された高校生が勢いで書いてしまったような内容を、さらに100倍に濃縮した感じの非常に“濃い”韓式ファンタジーに仕上がっている。

黒竜に捕らえられた領主の身代金を手当てするために都へと向かう一行だったが、脇道に逸れすぎで、全然目的地に到着しない。通りかかった町で、自称男爵様な悪党に捕らえられたり、汚染された町でバンパイアに攻撃されたり、何かとトラブルに見舞われて忙しい。

エルフやドワーフだけでなく、トロールの聖職者なんてものまで現れて、もう何でもあり状態。ホビットまで出てくるが、これは大丈夫なのか? D&Dではホビットが版権の問題で使えないからハーフリングという種族を作ったと聞いた事があるのだが。そして、そのハーフリングが使えないので、国産テーブルトークRPGのソードワールドではグラスランナーを作ったはずだが……。まあ、版権に問題あるとしても、韓国だからね。そういうの全然気にしないで使いそうだ。他のゲームでも、猿が変身して緑色の巨人になる敵が出てきたりするのだが、そいつの名前がハルクだったりする国柄だからね……。


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 2

ドラゴンラージャ〈1〉宿怨

著者 : イ ヨンド,ホン カズミ,金田 榮路

出版社:岩崎書店

発売日:2005-11

評価 :

完了日 : 2008年12月29日

何だか題名が香ばしい。韓国産のネットゲーム「レッドストーン」みたいな匂いを感じると思ったら、韓国産のファンタジーですかっ! ロールプレイングゲームを覚えたての高校生が我慢できなくて書きまくったかのような、ちょっと駄目っぽいファンタジーに仕上がっているが、ここまで思い切りが良いと、逆に面白い。

西洋風を意識しつつも、名前とか登場人物の容姿(イラスト)が、どうみても韓式です。妙に西洋かぶれで書かれて正統派ぶっていても、中身が全然面白く無い作品が氾濫しているので、こういうゲーム感覚でズレた作品はかえって新鮮に感じる。

ドラゴンと契約した者をドラゴンラージャと呼ぶのだが、どうも竜使いみたいな存在ではなく、単なる媒体らしい。そして、題名はコレだけど、1巻を読んだ限りでは、ドラゴンもドラゴンラージャも脇役で、ちょっと馬鹿っぽい熱血漢のロウソク職人が主役のようである。

人間を脅かしている黒竜アムルタットを倒すために征伐隊が遠征するのだが、ホワイトドラゴンのカッセルプライムやドラゴンラージャと共に軍は壊滅し、領主は捕らえられて多額の身代金が要求される。軍に加わった主人公の父も行方不明、町で盲目の魔術師の従者にされていたロウソク職人は、身代金を手当てするために、領主の兄だった男に従い都を目指す事になる。


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 14

薄妃の恋―僕僕先生

著者 : 仁木 英之

出版社:新潮社

発売日:2008-09

評価 :

完了日 : 2008年12月09日

前作から5年後。元ニート青年のところに戻ってきた美少女仙人が、彼を連れて旅に出る。短編六編という事になっているけれども、そのまま繋がっているので長編だと思う。

今回も人外の妙なモノがたくさん出てくる。住居に変化するテント代わりの狸? とか、皮や髪が女体化した妖怪変化みたいなのから、山にすむ酒乱の女神までいろいろ。題名になっている薄妃は皮しかないので、中に死体を入れて人間化していた美女の人外。恋に堕ちた相手の男性が自分のせいで死にそうになったので、中身無しで僕僕仙人についていく事に。旅は終わらないので、まだまだ続きそう。


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 2

青猫屋

著者 : 城戸 光子

出版社:新潮社

発売日:1996-12

評価 :

完了日 : 2008年11月30日

舞台演劇助手が書いただけあって、いかにも舞台向きの内容だ。これが演じられたなら面白いのかもしれないが、物語として読むと、筆者の脳内妄想が上手く描写されていないのか、恩田陸みたいに煙に巻いているだけなのか不明であるが、訳の判らない部分が多すぎでちっとも頭の中に入ってこない。

親が旅先で死んでしまい、青猫屋の跡継ぎとなった息子。一見するとただの人形師、しかしそれはカモフラージュであり、真の仕事は歌に出来た瘤を取り除く歌瘤士なのである。その青猫屋が摩訶不思議な事件に巻き込まれていくのだが、どこまで読んでも訳が判らないまま。最後はジャンプの打ち切りマンガみたいに意味不明で不条理な結末が用意されていた。

読んでいて物凄く苦痛。非常に面白くなかった。勘弁して下さい(笑)。


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 1

死せる魔女がゆく 下 [魔女探偵レイチェル] (ハヤカワ文庫FT)

著者 : ハリスン キム

出版社:早川書房

発売日:2007-09-21

評価 :

完了日 : 2008年02月28日

後半へ。

魔女のほうが主役なのに、黒魔術を使うのが嫌で弱いままなのがもどかしい。ミンクになった状態で犯罪者トレントに捕まってしまい、ペット状態になるのは笑える。あまり活躍しないけれども、コンビを組んだアイヴィの方が桁違いに強い気がする。キャラを食われてしまうからあまり動かさないのだろうか?

相変わらず異界保安局の元上司に差し向けられた暗殺者に狙われつつ、違約金を稼ぐためにトレントの悪巧みを暴こうとするのだが、結局は黒幕を逮捕するには至らないので、あまり盛り上がらないなぁ。

敵になるトレントも、本格的な犯罪者といった感じではなく、遺伝子操作で自滅しそうになった人類が禁じ手にしてしまったテクノロジーを使っているだけだしなぁ。世界が滅びかけた原因だったために、トマトが人類のトラウマになっているという設定なのは……。
これ、題名だと魔女物みたいだけど、吸血鬼物に分類されてしまっているな。現代風吸血鬼小説には恋愛相手がつきものだが、本書では主人公も相手の吸血鬼も女なので、百合っぽい。時々襲われそうになるのだが、まだ未遂なのでかろうじてノーマル。
 
 
シリーズ化しており、5作目まで出ているので続きが気になる。
順調に翻訳されますように!


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 2

死せる魔女がゆく 上 [魔女探偵レイチェル] (ハヤカワ文庫FT)

著者 : ハリスン キム

出版社:早川書房

発売日:2007-09-21

評価 :

完了日 : 2008年02月28日

異界保安局の敏腕捜査官だった魔法使いレイチェルは、糞上司デノンに干されまくり、ロクな仕事を与えられないので活躍する事すら出来ず退職する事に。しかし、同時に生ける吸血鬼であるアイヴィも辞めてしまったから、デノンに逆恨みされてしまい、呪い攻撃を受けまくったり暗殺部隊を送り込まれてしまう羽目に陥る。

いきなり住処も追い出され、アイヴィと一緒に住む事になったのは郊外の教会だし、相手は吸血鬼だから襲われそうになるしで、散々な目に。異界捜査局を辞めてからも、大きなネタを追うのだが、逆に敵に捕らえられてしまうところで上巻は終わる。

それにしても酷い上司だな。暗殺部隊まで送り込んでくるのだから逆襲して殺してもOKでしょ!?


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 4

デモナータ 5 血の呪い (デモナータ 5幕)

著者 : ダレン・シャン

出版社:小学館

発売日:2007-07-06

評価 :

完了日 : 2008年02月17日

再びグラブス少年が主人公。急に魔力が湧き出てきて戸惑うグラブス。同時に、体内で致命的な変化が生じつつある事にも気づく。自分もまた、姉や弟のように人狼へと変化しつつあった。

体調が落ち着かない中、友人達と宝探しをしているうち、謎の洞窟を掘り当ててしまう。三人で中へと入るが、そこは邪悪な気配に包まれていた。前作で封印されたデモナータと現世界を繋ぐための回廊だ! 友人ロックが、洞窟奥の壁を登り始めるが転落して頭を強打し、死亡。頭部から漏れた血は、何故か消えうせるのだが……。これは、封印が解ける伏線だろうか。

ますます体調がおかしくなり、月が満ちるに従い自分を制御出来なくなるグラブス。ついには狼化して人を殺害した挙句、3幕で登場したジューニーに連れられて逃亡を開始。飛行機に搭乗して追っ手から逃れたと思いきや、機内に悪魔と魔将ロード・ロスが現れる。そして、この悪夢に加担したのは……。

この後どうなるんだろ? 続きが気になる。


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 7

イラハイ (新潮文庫)

著者 : 佐藤 哲也

出版社:新潮社

発売日:1996-09

評価 :

完了日 : 2008年02月09日

第5回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

この賞に相応しい奇書である。一応、ファンタジーというジャンルにかすってはいるが、中身は強烈な風刺小説みたいになっていて、馬鹿らしい部分に笑えば良いのか、誇張された悪ふざけに憤れば良いのか迷ってしまう。

風刺とは言っても、「ガリバー旅行記」みたいにオブラートされておらず、直球攻撃であるから、読んでいて胃もたれしてくる。佐藤哲也の著書って、全部こんな感じなのか? 短編だけでお腹いっぱいになるのに、長編でこの書き方なのは……。


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 8

厭犬伝

著者 : 弘也 英明

出版社:新潮社

発売日:2007-11

評価 :

完了日 : 2008年01月09日

第19回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

毎回思うのだが、この賞は他と比べてやたらレベルが高い。この賞を受賞する人々は本当に新人なのだろうか? 文芸賞あたりと比べたらもう、段違いどころか桁違いである。

この作品は和風ファンタジーといったところか。賞の名前が日本ファンタジーノベル大賞であるのに、全然ファンタジーっぽくない作品が多いのが困り物なのだが、これは普通にファンタジー作品だった。

物語の舞台は東国。とはいっても東国王府という独立した存在になっているし、現実世界の古代日本ではなくて、日本っぽい異世界での物語。背景世界についてはほとんど語られないので詳細は不明。

主人公の厭太郎は山野に分け入り罪人の追跡、監視を行う岳稜警の一員である。ある時、国の上層部とも繋がりがある男を殺してしまい、何者かの圧力により、咎人側からの仇討ちを受けなければならなくなってしまう。相手は、殺した悪人の娘、犬千代。普通の果し合いではなくて、合(あわせ)での決闘を行う事になってしまうのだが……。合というのは自らが戦うのではなく、汚木から作られた仏同士を戦わせるというものである。

せっかく興味深い異世界なのに、物語の大半が合による仏同士のバトルなのは残念。ゲームにしたら面白そうだが、延々と文章で読まされるのは辛い。筆力はあると思うので、次回作に期待したい。


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 1

シルバーチャイルド〈3〉目覚めよ!小さき戦士たち

著者 : クリフ マクニッシュ

出版社:理論社

発売日:2006-06

評価 :

完了日 : 2008年01月01日

いよいよ決戦。ロアは母親と二体の赤子と大昔に産んだ地球の底にいる子供一体。防衛側はプロテクターと巨大な大天使みたいなミロと変異人間軍団と動物! なんだか、クトゥルー神話とエヴァンゲリオンとトランスフォーマーとムツゴロウ動物軍団みたいな感じになってまいりましたが。ロアとの最終決戦の後、さらに大風呂敷広げすぎで終わるは如何なものかと……。個人的には、微妙作だったが、巷で高評価なのはなんでだろう。


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