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はなまるさんの読書ノート

2008年本屋大賞
2008年本屋大賞ベストテンに選ばれた本です。
3月10日コンプリート!
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 90

赤朽葉家の伝説

著者 : 桜庭 一樹

出版社:東京創元社

発売日:2006-12-28

評価 :

完了日 : 2008年03月10日

製鉄で栄えた旧家の、女三代の物語。
こういった伝説ものは読みなれていないのですが
魅力的なキャラクター揃いでぐいぐいと読めました。
最後の最後で、いまひとつ親しみを感じなかった山のひと「万葉」が、可愛くていとしくてたまらなくなりました。
****************
これで2008年本屋大賞ノミネート10作、読了です。
楽しく幸せな時間をありがとう。


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 89

サクリファイス

著者 : 近藤 史恵

出版社:新潮社

発売日:2007-08

評価 :

完了日 : 2008年03月10日

ツール・ド・フランスの名前は知っていても、自転車ロードレースについては予備知識を持たないまま読みました。
こんなスポーツがあったなんて。
噂どおりの衝撃のラストで、このタイトルの本当の意味がわかります。


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 67

八日目の蝉

著者 : 角田 光代

出版社:中央公論新社

発売日:2007-03

評価 :

完了日 : 2008年03月06日

すごくよかった。
角田さんの小説を読むと、私たちのからだががらんどうな入れ物ではなくて
みにくいものやうつくしいもの、様々なものであふれていることに気づかされます。

ところでこの小説に出てくる産婦人科のおじいちゃん先生、
「予定日はジミー・ペイジ」の先生と同一人物ですよね?


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 65

映画篇

著者 : 金城 一紀

出版社:集英社

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2008年03月06日

こころにしみるいい話。でもちょっと物足りない。
映画が大好きな人が読んだら、もっともっと楽しめるんだろうなあ。
この本の前にあまりにも重い本を読んでしまったので
さらっと流してしまいました。


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 81

悪人

著者 : 吉田 修一

出版社:朝日新聞社

発売日:2007-04-06

評価 :

完了日 : 2008年02月24日

切ない。
男の嘘が切ない。必死に騙されようとする女が切ない。
閉塞的な地方の町で、割に合わない人生を、投げ出さず生き抜こうとする人たちが切ない。
私にとって「暗く重い物語」に終わらなかったのは、地に足つけて生きていく人の強さが描かれていたからかもしれません。


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 74

私の男

著者 : 桜庭 一樹

出版社:文藝春秋

発売日:2007-10-30

評価 :

完了日 : 2008年02月23日

いやだいやだいやだいやだ
こんな男はいやだこんな女もいやだこんな関係いやだ
そう思いつつもページをめくる手が止まらない。
圧倒的な力。
これが直木賞受賞の筆力か?
常識という道の真ん中を歩いてきたような私は、主人公の2人にまったく共感は出来ない。
でも、2人を結びつける孤独感は、特別なものなのか?
もしかすると誰の内側にも潜んでいるけれど、気づかぬふりをしたりうまく手なずけたりして生活しているのではないか?

堪能しました。
でも、たぶん2度は読まない。人にも勧めない。
私が読書に求めるものとは対極の世界だと思うから。


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 115

ゴールデンスランバー

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:新潮社

発売日:2007-11-29

評価 :

完了日 : 2008年01月15日

就任したばかりの首相が、仙台での凱旋パレード中に暗殺された。
容疑者として警察に追われる主人公。彼は本当に犯人なのか?

一つの事件を様々な角度から見た後で、主人公を中心として真実が語られる。
この構成がまず素晴らしい。
自分のまったく預かり知らぬところで犯人に仕立てられていく主人公の恐怖。
彼の昔の友人・恋人が彼を救おうと奔走する様子は、まるで自分がともに行動しているような感覚にさせられます。
思わず手に汗握り、「逃げろ、逃げろ!」と叫んでしまいそうになりました。
張り巡らされた伏線が、最後にやさしくやさしく回収されていき、
涙があふれて止まりません。

図書館で借りてきた本が他にもあったのだけれど、
この余韻に包まれていたくて数日間手が出せませんでした。

伊坂さん、ありがとう。こんなの待ってたんです!


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 108

鹿男あをによし

著者 : 万城目 学

出版社:幻冬舎

発売日:2007-04

評価 :

完了日 : 2008年01月15日

ドラマ放映の前にと慌てて読みました。
可もなく不可もなく。
それなりに楽しく読みました。
玉木宏、いいんじゃないの?


この感想へのコメント

1.トマピィ (2008/01/15)
まだ読んでませんが、たまたま撮影スタッフらしき?人の話を聞いてしまいました。何だか「鏡に映ったあの男は鼠男なんだよ‥」と。?意味わかんなくてすみません。。
2.はなまる (2008/01/16)
ふっふっふ、それはいい情報を入手されましたね。
・・・て、私もよくわかんないけど(笑)
 

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 87

有頂天家族

著者 : 森見 登美彦

出版社:幻冬舎

発売日:2007-09-25

評価 :

完了日 : 2007年11月27日

最新作は青春小説から離れ、家族小説です。
でも、主人公は狸!恩師は天狗!そして想い人は半人間半天狗の弁天さま!
「太陽の塔」と読み比べると、格段に読みやすく書かれています。
愛すべきキャラばかりだし、クライマックスではドキドキできるし、ちょっぴり涙も。
もりみー初心者にも堂々とオススメできる1冊です。


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 48

カシオペアの丘で(上)

著者 : 重松 清

出版社:講談社

発売日:2007-05-31

評価 :

完了日 : 2007年09月30日

人を、自分を許すことの苦しさ難しさを余すところなく描いた、重松さん渾身の作です。
若くして死を迎える人とそれを見送る人、双方の苦悩とそれを乗り越える様子も丁寧に描いています。
重苦しい物語ですが、最後は登場人物と同様に、何かを乗り越えたようなすがすがしい気持ちにもさせられます。
他の作品と同じく、いっぱい泣かされました。
・・・でも、でも、私はこれは好きではない。

以下、私事ですが。

この夏私は2つの死と遭遇しました。
どちらもある程度覚悟はできていたとはいえ、思っていたより早くやってきた死でした。
そして、私は今でもそれを乗り越えられないでいるんです。
ひとりで車を運転している時、食事の準備をしている時、知らず知らず泣いていることがある。
考え出すときりがないので、意識的に薄い幕で覆ってしまっているような状態。
取り出してしっかり見つめるのが怖い。つらい。
そんなヘタレな私には、この小説の登場人物たちは強すぎて、立派すぎて。

納得のいく死なんてあるのだろうか。
準備期間があって、心に引っかかってることに答えを出し、許し、許され、
それでも私は「死にたくないよ」と泣き叫んでしまいそうな気がする。
そうでなければ心に幕を張って、あきらめてしまいそうな気がする。
今の私には、彼らの強さはまぶしすぎるのです。


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