ぎんこさん > 読書ノート
| <前のページ | 1 | 次のページ> |
![]() |
ベルリン1945著者 : クラウス コルドン 出版社:理論社 発売日:2007-02 評価 :
完了日 : 2007年12月09日 コルドンの「ベルリン三部作」最終巻です。1945年はドイツ敗戦の年ですが、本作はヘレの娘、エンネが主人公となります。ヘレは投獄されており、祖父と祖母を両親だと思って育ったエンネ。彼女が7つのころに戦争が始まったので、戦争のある生活しか知りません。空襲に怯え、食料もなく、さらに学校ではナチスの教育しか受けられなかった時代に、エンネは両親の真実を知り父ヘレと再会します。ヘレも「1919」で突然の父の帰還にとまどいますが、娘であるエンネも収容所から帰ってきた父と距離感を感じています。 この感想へのコメント |
![]() |
ベルリン1933著者 : クラウス コルドン 出版社:理論社 発売日:2001-02 評価 :
完了日 : 2007年12月05日 前作の「ベルリン1918」から14年後、ヘレの弟で14歳になったハンス坊やが主人公になったのが本作「ベルリン1933」です。ナチスが政権を握る前夜を描いています。訳者あとがきによると、日本人になじみのうすいドイツ革命を扱った「1919」よりも先にこの「1933」を刊行したそうですが、ドイツの政情や人々がどのようにナチスを受け入れたのか(もしくは反発したか)、それとゲープハルト一家とその周辺の伏線を味わうには、やはり「1919」から読んだ方が良いでしょう。大きくなったハンスや姉妹のマルタの意外な行動など、前作から読んでいれば驚く設定が多々ありました。 この感想へのコメント |
![]() |
ベルリン1919著者 : クラウス コルドン 出版社:理論社 発売日:2006-02 評価 :
完了日 : 2007年12月03日 ジャンルとしては児童書になる本書ですが、大人が読んでもまったく遜色ない作品です。ドイツ本国ですら忘れられかけているというドイツ革命を、一般庶民の少年ヘラとその家族を通して描いています。 この感想へのコメント |
![]() |
弟の戦争著者 : ロバート ウェストール 出版社:徳間書店 発売日:1995-12 評価 :
完了日 : 2007年10月01日 少年の弟、フィギスは小さい頃がら他人にシンクロする性質だった。弱った動物を見れば両親や兄に「助けてよ」と訴え、そうするまで絶対にゆずらない。難民の子供の写真を見れば、食事もせずに別の世界へ行ったかのようにふるまう。とまどう両親と少年だったが、あのイラク戦争が始まるまでは、まだ幸せだった…。フィギスはイラクの少年とシンクロしてしまい、アラビア語を寝言でつぶやくようになる。 この感想へのコメント |
![]() |
夢の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)著者 : 上橋 菜穂子,二木 真希子 出版社:偕成社 発売日:2007-07 評価 :
完了日 : 2007年09月12日 1.2巻は武人バルサの辛い過去の話が中心に進んできたが、今回はトロガイ、タンダといったシャーマンが中心のお話。元々文化人類学を研究している上橋菜穂子の本領発揮といったところで、トロガイの過去と今に至る過程は面白いし、物語の核には女性の感情ー嫉妬や強さというテーマもあり、今までとは違う味わいに仕上がっている。ただ今回は設定が多少交錯していたような。基本的には遊び人属性のユグノの魅力も中途半端だったような気がする。 この感想へのコメント |
![]() |
かかし著者 : ロバート ウェストール 出版社:徳間書店 発売日:2003-01 評価 :
完了日 : 2007年09月07日 「ブラッカムの爆撃機」でファンになった児童文学作家ロバート・ウェストールの作品です。カーネギー賞を受賞してます。 この感想へのコメント |
![]() |
ブラッカムの爆撃機―チャス・マッギルの幽霊/ぼくを作ったもの著者 : ロバート・アトキンソン ウェストール 出版社:岩波書店 発売日:2006-10 評価 :
完了日 : 2007年08月16日 うーん、これは面白かったなあ。というか児童書なのこれ?ネットでの書評やら感想blogなどで評判は聞いてたけど、思ったより良かったです。書評に取り上げられてたのは、宮崎駿が表紙や漫画を書いてるというのも大きい。 この感想へのコメント |
![]() |
闇の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)著者 : 上橋 菜穂子,二木 真希子 出版社:偕成社 発売日:2006-11 評価 :
完了日 : 2007年04月16日 前作「精霊の守り人」は、民族の伝説が権力者によって歪められる現実など、ハードなテーマを含みつつも全体としては女用心棒と少年の冒険活劇が物語を児童書らしくしていた。だが本作は人が持つ属性の卑しい部分 ー裏切り、嘘、嫉妬、憎しみーそんな負の部分を大きくクローズアップしており、全体的にトーンは暗い。前作のチャグムのような立場にあるカッサ少年も、自分の家の身分から所詮は出世できないのだと悟っており、成長に従って尊敬していた父親が一族の中で発言力が無いことも知ってしまう。とても現実的だが、大人になろうとするカッサの精神状態がよく描かれていると思う。 この感想へのコメント |
![]() |
精霊の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)著者 : 上橋 菜穂子,二木 真希子 出版社:偕成社 発売日:2006-11 評価 :
完了日 : 2007年01月07日 ファンタジー小説というと西洋が舞台の作品が多くなるが、この「精霊の守り人」は、ファンタジーでは割と珍しいアジア的な風景・神話をモチーフにしてある。主人公、バルサが訪れる「新ヨゴ皇国」は日本の古代のような国であり、他にはアイヌのような民族や、様々な神話、民話を取り入れていて、独特の世界観を構成している。「守り人シリーズ」と呼ばれる一連の作品の1巻にあたる本作は、その世界観を説明するのにかなりのボリュームが割かれている。まだ続編は読んでいないが、今回名前だけしか登場しなかった国や民族などは、後のシリーズで描かれているようだ。 この感想へのコメント |
![]() |
琥珀の望遠鏡〈上〉ライラの冒険III著者 : フィリップ プルマン 出版社:新潮社 発売日:2004-06 評価 :
完了日 : 2002年11月03日 前作の「黄金の羅針盤」「神秘の短剣」がかなり面白かったので、完結編はいったいどうなるんだろう…とワクワクしていました。ですが、ちょっと私の想像していたラストとは違ったみたい。人間の意識とはなにか?神というものは何か?という話になるかと思ったんですが、ラブストーリーへと突入してしまった。でもこれも重要な伏線だったんですけどね。 この感想へのコメント |
![]() |
神秘の短剣 (下) ライラの冒険II著者 : フィリップ プルマン 出版社:新潮社 発売日:2004-01 評価 :
完了日 : 2002年04月17日 ライラの冒険シリーズ第2巻です。と、いっても続きものになっている1つの話です。この小説の中では、世界はたくさん存在していて、ライラが住むのは私たちと同じようでかなり違う1つの世界。この巻では、私たちの住む世界が舞台になっています。 この感想へのコメント |
![]() |
黄金の羅針盤〈上〉ライラの冒険著者 : フィリップ プルマン 出版社:新潮社 発売日:2003-10 評価 :
完了日 : 2002年03月23日 まず、この本を読んだ時に思ったこと。「こ、これってファンタジー…なの?」そして「これって…子供向けなの?」という事でした(笑)。いやいや、いい意味でファンタジーの常識を破っているというか…。この作品はきっとファンタジーが苦手な人でも読めるのではないでしょうか?設定なんて、とてもSF的です。 この感想へのコメント |
| <前のページ | 1 | 次のページ> |
Copyright c 2006 WEB本の雑誌 All rights reserved.