ぎんこさん > 読書ノート
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誘拐 (ちくま文庫)著者 : 本田 靖春 出版社:筑摩書房 発売日:2005-10-05 評価 :
完了日 : 2008年08月05日 東京オリンピックを翌年に控えた1963年。日本が戦後から脱却しようとしていた頃に発生した「吉展ちゃん誘拐事件」は、当時の人々に衝撃を与えた。私はまだ生まれていないこともあって知らない事件だったし、犯人像も「貧しさゆえ」という、今となっては古典的ともいえる動機で、無差別殺人が横行している現代では、古くさく感じるドキュメンタリーかもしれない。しかし、被害者、加害者、そして警察関係者の内面にまで鋭く迫っていく作者の筆致は素晴らしく、現在の読者でも十分に興味深い内容になっている。 この感想へのコメント |
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私の紅衛兵時代―ある映画監督の青春 (講談社現代新書)著者 : 陳 凱歌 出版社:講談社 発売日:1990-06 評価 :
完了日 : 2008年05月25日 画家が彫刻を作ると、まるで絵のような彫刻が出来たり、またその逆もあるが、映画監督が文章を書くと、これまた映画的な文章が出来上がる。 この感想へのコメント |
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偽書「東日流(つがる)外三郡誌」事件著者 : 斉藤 光政 出版社:新人物往来社 発売日:2006-11 評価 :
完了日 : 2008年04月09日 戦後最大の偽書と呼ばれた 「東日流外三郡誌」(つがるそとさんぐんし)に関わった新聞記者が事件の顛末をまとめたのが本書「偽書「東日流外三郡誌事件」である。歴史の知識はあるが、専門家ではない著者の視点で書いているので、知識がなくてもわかりやすく書いてあるし、騙す、騙されるという人間の根源にある闇が透けて見えるのも興味深く、ページをめくる手が止まらなかった。 この感想へのコメント |
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ある紅衛兵の告白〈上〉著者 : 梁 暁声 出版社:情報センター出版局 発売日:1990-12 評価 :
完了日 : 2008年03月26日 本書は文化大革命を体験した著者の限りなく事実に近い「小説」である。 この感想へのコメント |
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土曜日 (Shinchosha CREST BOOKS)著者 : イアン・マキューアン 出版社:新潮社 発売日:2007-12 評価 :
完了日 : 2008年03月08日 2001年に発生した同時多発テロは文学作品にも大きな影響を与え、そのような作品は「911以降」という表現がよく使われるが、本書「土曜日」も「911以降」といわれる作品のひとつ。911を経て何かが確実に変わってしまった(変わらざるをえなかった)ひとりの男が過ごす、ある土曜日をていねいに、そしてスリリングに描いている。 この感想へのコメント |
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忘却の河 改版 (新潮文庫 ふ 4-2)著者 : 福永 武彦 出版社:新潮社 発売日:2007-08 評価 :
完了日 : 2008年02月21日 福永武彦は「草の花」を挫折したこともあって、苦手な作家だと思っていたが、今回「忘却の河」が復刊され、しかも息子の池澤夏樹が解説を書いているのでさっそく購入。「草の花」は読みにくいなあと10年以上前に思ったのだが、この作品はとても面白くてすぐに読み終えてしまった。 この感想へのコメント
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ロズウェルなんか知らない著者 : 篠田 節子 出版社:講談社 発売日:2005-07-06 評価 :
完了日 : 2008年02月13日 とあるオカルト懐疑論者HPを見て知った本。痛烈にオカルトを皮肉った話でもあるが、同時に地方公務員と地元民の関係やマスコミ論まで含んだ話にもなっている。 この感想へのコメント |
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幕末バトル・ロワイヤル (新潮新書 206)著者 : 野口 武彦 出版社:新潮社 発売日:2007-03 評価 :
完了日 : 2008年01月31日 幕末というのは非常に面白い時代だと思う。250年あまり続いた徳川幕府は、慢性的な財政難と官僚による汚職で内憂をかかえ、鎖国という一国平和主義をのうのうと続けていたツケが一気に「黒船来航」という大事件によって「外患」がはっきりと目に見えるようになった。ここからの幕府の右往左往は当事者には悪いが、とっても興味深い。 この感想へのコメント |
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人間の土地 (新潮文庫)著者 : サン=テグジュペリ,堀口 大学 出版社:新潮社 発売日:1955-04 評価 :
完了日 : 2008年01月27日 「星の王子さま」であまりにも有名なサン=テグジュペリが、自らの飛行士としての体験を元に書いた小説がこの「人間の土地」である。他にも「夜間飛行」など多くの著作を残している。 この感想へのコメント |
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綺想迷画大全著者 : 中野 美代子 出版社:飛鳥新社 発売日:2007-11 評価 :
完了日 : 2008年01月19日 いわゆる「名画」と呼ばれる作品よりも、「迷画」と呼ばれた方がしっくりくる、奇怪な絵や不思議な絵を作者の好みで紹介し、図像を解き明かす本。絵画の美学よりも人の想像力の面白さを重視しているので、特に絵画に詳しくなくても十分楽しめる内容となっている。 この感想へのコメント
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眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎著者 : ダニエル T.マックス 出版社:紀伊國屋書店 発売日:2007-12-12 評価 :
完了日 : 2008年01月14日 ある日突然、その病はやってくる。瞳孔が収縮し、異常に汗をかき、うまく歩行できない。目がさえて夜眠れなくなり、次第に衰弱して意識は混濁してくるが、時々正常に戻り大脳の機能は失われない。そしてなんの治療法もなく必ず訪れる死…。そのような恐ろしい遺伝病が実在する。本書で書かれているイタリアのある家系は、FFI(致死性家族性不眠症)と呼ばれる遺伝病にたくさんの親族の命を奪われてきた。今では遺伝子を調べることで病気のキャリアかどうか診断できるが、一族は診断をしないそうだ。知ってもなんの意味もないからである。未だに治療法はないのだから。 この感想へのコメント |
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破壊者ベンの誕生 (新潮文庫)著者 : ドリス レッシング 出版社:新潮社 発売日:1994-08 評価 :
完了日 : 2008年01月13日 ノーベル文学賞受賞以来、復刊が続くドレス・レッシング。本書は文庫なので買いやすいのと、なんといっても巻末に掲載されている訳者によるレッシングの解説が素晴らしい。とりあえずレッシングがどんな作家でどんな作品を書いているのか、どんなおいたちなのか、知識を得たければお買い得間違いなし。この解説だけでも元が取れる。 この感想へのコメント |
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神は妄想である―宗教との決別著者 : リチャード・ドーキンス 出版社:早川書房 発売日:2007-05-25 評価 :
完了日 : 2008年01月05日 「利己的な遺伝子」で知られるドーキンスが、神の存在を真っ向から否定した本ということで話題の本。刺激的なタイトルに惹かれて購入しました。 この感想へのコメント |
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