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謙樹さんの読書ノート

2007年下半期(7-12月)読了済の本
2007年下半期に読んだ本たち。
ちなみに2007年(下半期に限らず)に読んで面白かった本ベスト10は、①女王国の城、②赤朽葉家の伝説、③図書館革命、④喪の女王、⑤有頂天家族、⑥青年のための読書クラブ、⑦遠まわりする雛、⑧倒立する塔の殺人、⑨仏果を得ず、⑩クレイジーカンガルーの夏。ほかにも面白い本がいっぱい読めた幸せな年でした。
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 1

アヤツジ・ユキト 1996-2000

著者 : 綾辻 行人

出版社:講談社

発売日:2007-08-01

評価 :

完了日 : 2007年08月17日

綾辻さんが1996年から2000年までに書いたあとがき、選評、エッセイ、解説文、推薦文など「小説以外の文章」に注釈を付け、一年ごとに振り返ってまとめた一冊。
なので、面白いとか面白くないとか言った感想を言うのも無意味な気がしますが・・・。

私は「館」シリーズと「囁き」シリーズしか読んだことのない読者なので、ほとんどの文章ははじめて読む文章でした。
読んだことのない本のあとがきを読んだり、全く知らない本の解説文を読むのは、ちょっと不思議な気分でした。


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 21

クリスマス・プレゼント (文春文庫)

著者 : ジェフリー ディーヴァー

出版社:文藝春秋

発売日:2005-12

評価 :

完了日 : 2007年08月16日

夏で暑いので、気分的に涼しくなれそうなタイトルの本に手を出してみました。
でも、この本のなかで冬の話って表題作だけですね・・・。

16編の短編が収められたミステリ短編集。
帯に「どんでん返し16連発」とあるように、結末はビックリするような展開の作品ばかり集められています。
中には、先の展開が予想通りのものもありましたが、どんでん返しが二転三転する話などもあり、気持ちいいほど騙されてしまいました。

どの話も粒ぞろいで面白かったです。
個人的には、ラストが明るい話、後味の良い話が好きなので「ノクターン」、「この世はすべてひとつの舞台」、「被包含犯罪」などが良かったです。


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 2

赤石沢教室の実験 (Style‐F)

著者 : 田代 裕彦

出版社:富士見書房

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2007年08月09日

片桐芸術高等学校は美術科単科の高校で、「赤石沢教室」と呼ばれるエリート集団が君臨している。彼らは、夭折の天才芸術家赤石沢宗隆の最期の弟子たちである。
自殺した兄あきらのあとを追い、片桐芸術高校に入学した片桐あゆみは、兄の死に「赤石沢教室」が深く関わっていた事を知り、密かに復讐を誓う。その復讐というのは相手に危害を加えるものではなく、単に殺人の計画を立てるというものだった。しかし、あゆみが立てた計画通りに「赤石沢教室」の面々が事件に巻き込まれていく・・・。というあらすじを説明するのは簡単なのだが、ほとんどの文章が二人称で「君は~した。」と語られるせいか、読むとすごく不可思議な印象。

タイトルの「実験」という言葉は、赤石沢宗隆が弟子たちに行った実験のことなのだろうけど、作者さんにとっても、この小説の文体は実験だったんじゃないかな~と思った。


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 5

モデラートで行こう (ピュアフル文庫)

著者 : 風野 潮

出版社:ジャイブ

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2007年08月07日

元男子校だった秀陽学園に入学し、吹奏楽部に入部した1期生と2期生の女の子たち8人(奈緒、ノリコ、真琴、恵美、裕子、花蓮、弥生、綾香)が語り手の物語。

音楽に友情に恋に、それぞれ頑張る8人も可愛いかったけど、その周りの男の子たちや先生たちも、すごく素敵でした。

こんな、青春時代が送りたかったな。


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 7

ロック・ラモーラの優雅なたくらみ

著者 : スコット リンチ

出版社:早川書房

発売日:2007-06

評価 :

完了日 : 2007年08月07日

ロック・ラモーラを主人公とするシリーズ7部作の1作目。

ヴェネツィアを思わせる、水の都カモール。
表の世界をニコヴァンテ公爵が、裏の世界を犯罪者組織を治めているカパと呼ばれているボス、バルサヴィが仕切り、両者の間で結ばれた不可侵協定によって、街は秩序を保っている。
しかしロック・ラモーラは協定に背き、仲間たち(力自慢で計算が得意なジャン、双子の兄弟カーロとガルド、見習いのバグ)と供に『悪党紳士団』を名乗り、貴族を狙い大規模なコン・ゲームを仕掛け、莫大な財産を奪い取っていた。
そんな時、灰色王という男が現れ、カパ・バルサヴィの配下の盗賊団の頭たちが殺される事件が相次ぐ。
灰色王の目的がわからないまま、魔の手はロックにも迫り・・・。というあらすじ。

次々と色々なことが起こり、飽きさせない展開。
現在起こっていることと、ロックの過去を交互に描き、登場人物たちのことが把握しやすい。
ロックが舌先三寸で貴族たちを手玉にとる演技力などは、読んでて面白かったです。あと、仲間たちの絆の強さも魅力的。

でも、読むのに一週間以上かかってしまいました。何故かというと、はじめのほうが読みにくい。
もっと、説明して欲しいんだけどな・・・と言う部分が多い。
慣れるとすらすら読めますが。

予想外の展開をするのは面白いのですが、中盤ちょっと悲しい展開で、えー、なんでそうなっちゃうの?と思ったのも事実。
希望のある終わり方だけど、ちょっと悲しすぎるかなあという気もした。

あと気になることがあるとすれば、名前だけ登場し一度も姿を見せないロックの思い人サベーサ。
今後、出てくることがあるのかな?どんな娘なのか興味深いです。

次巻は海賊の話らしい。
そちらも出たら読みたいです。

それから、この作品は2008年に映画が完成予定。
映像にするには少し残酷すぎる場面もあるけど、どうなんだろう?



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 3

GOSICKs〈3〉ゴシックエス・秋の花の思い出 (富士見ミステリー文庫)

著者 : 桜庭 一樹

出版社:富士見書房

発売日:2007-04

評価 :

完了日 : 2007年07月27日

とにかくもう、ヴィクトリカが可愛い。
ほのぼのした短編集で、とても良かったです。


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 18

ハルさん (ミステリ・フロンティア)

著者 : 藤野 恵美

出版社:東京創元社

発売日:2007-02-28

評価 :

完了日 : 2007年07月24日

奥さんの瑠璃子さんを亡くし、男手ひとつで育ててきた愛娘ふうちゃんが嫁ぐ日の朝、父親であるハルさんは、ふうちゃんとともに体験した5つの謎を回想する。
一言で言うと、心温まる優しいミステリ。

でも申し訳ないのですが、私にはちょっとこの本合いませんでした。
なんでなのだろうと考えてみたところ、私はあまりふうちゃんが好きになれなかったからです。ふうちゃんの魅力が私にはいまひとつわかりませんでした。


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 16

ηなのに夢のよう (講談社ノベルス)

著者 : 森 博嗣

出版社:講談社

発売日:2007-01-12

評価 :

完了日 : 2007年07月24日

Gシリーズの5巻目。
謎が解けきらないうちに物語が終わってしまい、ものすごく不満が残った。
いったい自殺者はどうやって自殺したのか、という解答が知りたかったんですけど。
首つり死体がみつかってどうやら自殺らしい、やっぱり自殺でした、っていう展開もどうなんだろう?
本当は自殺じゃなくて巧妙に隠された殺人だったのか?と疑いたくなる。
このGシリーズ、最後には大どんでん返しがあるんでしょうか?


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 28

まんまこと

著者 : 畠中 恵

出版社:文藝春秋

発売日:2007-04-05

評価 :

完了日 : 2007年07月22日

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 3

夕暮れのマグノリア

著者 : 安東 みきえ

出版社:講談社

発売日:2007-05-17

評価 :

完了日 : 2007年07月22日

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 19

本泥棒

著者 : マークース ズーサック

出版社:早川書房

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2007年07月22日

語り手は死神(と言っても、恐ろしくはないですが)。

第二次世界大戦真っ只中、ナチス政権下のドイツで暮らす少女リーゼルの物語。
弟の死と実母との別離から、リーゼルは一冊の本を墓場で盗む。けれどはじめて本を盗んだ時、リーゼルは字が読めなかった。養父のハンスによって字を教えられ本を読むことの魅力を知ったリーゼルは、焚書の中から、町長の家の図書室から、次々と本を盗む。

隣家の少年ルディとの友情と淡い初恋、地下室にかくまったユダヤ人青年マックスとの交流、そして優しい養父ハンスと口は悪いが根は人のいい養母ローザとの生活、町長夫人との不可思議なつながりなどから、リーゼルは言葉を愛し、言葉を畏れる少女へと成長していく。

戦争の残酷さと、そんな過酷な状況の中からも生まれる人々の温かな心を描いた小説。
作り物の物語なのだが、この時代のドイツにはリーゼルのような少女が実際に存在していたんだろうな、と思う。
ラストは、泣かされました。


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 140

鴨川ホルモー

著者 : 万城目 学

出版社:産業編集センター

発売日:2006-04

評価 :

完了日 : 2007年07月20日

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 7

一角獣の繭 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス)

著者 : 篠田 真由美

出版社:講談社

発売日:2007-06-08

評価 :

完了日 : 2007年07月18日

本編15冊で完結予定の13冊目。
ゴールが確実に近くなってきていますが、1年1冊しか出ないので、完結は再来年ですね。

今回は蒼の初恋編。
でも、すみません。私、蒼のことそんなに好きじゃないんで、あー、そうなの?って感じでした・・・。

一応殺人事件は起こるし、ミステリと言えなくもないけれど、これってミステリなのかな?という気もしました。
まあ、このシリーズのメインは桜井京介という人物の謎なので、殺人事件がメインじゃないのでしょうね。

次巻は、京介の過去がわかるのでしょうか。
とりあえず、完結まで読み続けるつもりではいます。


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 25

ミミズクと夜の王 (電撃文庫)

著者 : 紅玉 いづき

出版社:メディアワークス

発売日:2007-02

評価 :

完了日 : 2007年07月18日

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 20

λに歯がない (講談社ノベルス)

著者 : 森 博嗣

出版社:講談社

発売日:2006-09-06

評価 :

完了日 : 2007年07月16日

体調がすぐれない状態で読んだためか、あまり楽しめなかった。

密室トリックにしても、殺人の動機にしても唐突という気がした。辻褄を合わせようとして、とってつけたみたいな感じ。
全ての歯を抜かれた死体っていうのも、気持ちの良いものじゃない。思わず想像してしまったためか、ちょっと歯が痛いかも。

『ηなのに夢のよう』も図書館で借りたので読むけど、なんか気乗りしない。
具合が良い時に読んだら、もう少し違ったのかなあ。


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 2

付喪堂骨董店〈2〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

著者 : 御堂 彰彦

出版社:メディアワークス

発売日:2007-06

評価 :

完了日 : 2007年07月13日

この物語に出てくる「アンティーク」は、普通の骨董品や古美術品のことではない。不思議な力を持っている道具のことだ。
例えば今回登場した「アンティーク」は、映った景色の音や気配を消し完全な静寂を与えてくれる鏡、自分のコピーを作り出す仮面、相手の目が見たものを見る事の出来る眼鏡、未来の指定した時間の姿を写すカメラなどである。

主人公の刻也がバイトをしているアンティークショップ「FAKE」は名前の通り、「アンティーク」の偽物を扱っているのだが、時々本物の「アンティーク」が紛れ込んでしまう。
「アンティーク」の力に魅せられた人々が、使い方を誤り悲惨な結末を辿るのは、まあ自業自得という気するけど。
自分がこんな不思議な道具を手に入れたら、どんなふうに使うかなあなどと考えてしまう。

2巻目は「静寂」「自分」「死目」「化粧」の4話を収録。
比較的シリアスな話で構成されているが、4話目の「化粧」は、馬鹿馬鹿しさに脱帽。肩の力が抜けました。

3巻目も出ると良いな。


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 2

うさぎの映画館 (電撃文庫)

著者 : 殿先 菜生

出版社:メディアワークス

発売日:2007-05

評価 :

完了日 : 2007年07月12日

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 4

マジカル・ドロップス

著者 : 風野 潮

出版社:光文社

発売日:2007-06

評価 :

完了日 : 2007年07月11日

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 43

青年のための読書クラブ

著者 : 桜庭 一樹

出版社:新潮社

発売日:2007-06

評価 :

完了日 : 2007年07月09日

東京・山の手のお嬢様学校、聖マリアナ学園の100年に渡る秘密を語り継ぐ「読書クラブ」の物語。

1969年の「烏丸紅子恋愛事件」、1960年(この物語の起源は1919年)の「聖女マリアナ消失事件」、1989年の「奇妙な旅人」、2009年の「一番星」、2019年の「ハビトゥス&プラティーク」の5章からなる物語は、学校史の中に記録されない事件を「読書クラブ」のメンバーが綴ったお話し。

いつの世も少女たちは、熱しやすく冷めやすい気質を持っている。しかし、読書クラブのようにひっそりと静かに、でも確かに受け継がれていくものも、少女たちの中には宿っているのだと思った。

自分自身も女子校出身なので、かつて自分がまだ少女だった頃のことなどを懐かしく思い出しながら読んだ。


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 21

小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所

著者 : 秋本 治,日本推理作家協会

出版社:集英社

発売日:2007-05-24

評価 :

完了日 : 2007年07月08日

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