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キササゲさんの読書ノート

外国文学
(シェイクスピア、と言いたいところだけれどリア王しか読んでない)
カルロス・ルイス・サフォン、ガルシア=マルケス、ニーチェ…かなぁ。
一応外国人の方の文学はこちらに全部入れます。
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 4

燃えるスカートの少女 (角川文庫)

著者 : エイミー ベンダー

出版社:角川書店

発売日:2007-12

評価 :

完了日 : 2008年06月06日

すごい。なんか、知らないけれど、新しいステージだった。とても象徴的なシーンが多く、その意味が果全て理解できたのか懐疑してしまうが、どれも一筋縄ではいかない若い精神の物語だった。短編集としての力は、星新一に似ているように思う。中学生の時に読んだ星新一を何故か今さら思い出してストンと落ちた。あ、エイミー・ベンダーは深い悲しみだとか破裂しそうな歓喜をその全身で感じたことがあるんじゃないかと今それを思って、とてつもなくその隅々まで表現しうるだけの力を持っているのだということに嘆息する。
短編はそんなに得意ではないけれど彼女は大好きだ。


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 4

車輪の下で (光文社古典新訳文庫)

著者 : ヘッセ

出版社:光文社

発売日:2007-12-06

評価 :

完了日 : 2008年03月19日

ハンス・ギーベンラート自身が見えなくなって行く過程が、周囲の視点から見たものと読者に与えられる紙面上の情報で重なってしまうから秀逸。最後の靴屋の台詞に、彼が何を意図して言ったのかまだ私は詳しくないが、その言葉のみは正しくてくらくらする。


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 11

〈プラチナファンタジイ〉 奇術師 (ハヤカワ文庫 FT)

著者 : クリストファー・プリースト

出版社:早川書房

発売日:2004-02-10

評価 :

完了日 : 2008年03月06日

久々に、ミステリーなんて読んだなぁ。軽快な訳で、また次々に読ませる力がある。前半では前面に漂う不気味さがあり、後半ではエンジャとボーデンの日記で語られる確執があり、まるで二種類の違うものを読んでいるようだった。
最終的にはエンジャのトリックに乗せられて、それを展開していくエンジャの日記が面白い。
不気味だったなぁ、しかし。


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 10

飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫)

著者 : ケストナー

出版社:光文社

発売日:2006-09-07

評価 :

完了日 : 2007年12月20日

もーちょー面白かった!なんで小学生のとき出会わなかったの?って思う。前書きだけでも勇気を出せたし、涙流しても次の日には大丈夫!って思えたのに。。。
飛ぶ教室は、この物語の主人公たちがクリスマスイブの前夜に寄宿舎でやる劇の題名。主人公たちはギムナジウムの五年生、全員寄宿生で、それぞれ境遇が違い、(ケストナーが大事だと考える)勇気や賢さについてそれぞれ差があり、とても個性的な性格の持ち主だ。クリスマス前の子供たちの戦い、から話は始まって、とてもノリがいい。勿論子供たちだけではなく、大人―正義さんと禁煙さん、校長先生―の話だって織り交ぜてある。子供だけが楽しめる本じゃなく、大人だって十分楽しめる。そういう長年“使える”とても利便性のある、安全性も兼ね備えた、勿論機能性だってあるからまるで心のインフラみたいな本だなーと思う。
子供には子供の苦しさも勇気も悲しみも正義もあるから、凄く凄く辛いし、とてもとても大人になって忘れたくないなと思っていることでも忘れてしまってよく想像出来ないことがあったりするけれど。でも出来るだけ忘れたくないと思った、悲しいことも、勿論嬉しいことも。苦しいことも楽しいことも。
今、妹がいるんだけれど、6歳のね。あげたいなーこの本。何か少しでも感じてくれたら。勿論、面白い!でもいいし、禁煙さんすき!でもいい。頭の片隅に、『飛ぶ教室』のおいてある本棚があればいいなーと姉ながらに思うのです。
そういう本でした。


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1.メイプルマフィン (2007/12/20)
うちの娘ももうすぐ6歳なんだけど、いつか読んで欲しいな~と思ってます。池田香代子訳の岩波少年文庫版もよいですよ、挿絵とあとがきだけでもチェックしてみてください。もうひとつの「飛ぶ教室」があります。
2.キササゲ (2007/12/21)
メイプルマフィンさん
あ、同じ6歳なんですね、どれくらいで読めるようになるのかな、あげたいな~と思ってこちらもわくわくします。
挿絵のことがこの光文社版でもあとがきで言及してあったので、是非試してみたいなーと思っておりましたが、岩波少年文庫版、なんですね、新書サイズのかな~?チェックしておきます、ありがとうございます!
 

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 14

国のない男

著者 : カート ヴォネガット

出版社:日本放送出版協会

発売日:2007-07-25

評価 :

完了日 : 2007年12月15日

ヴォガネットー!

内容はヴォガネットのエッセイ。全くヴォガネットのことを知らなくても読めるものではある。書く言う私も今までヴォガネット著作一度も読んだことないんだけれども、何故か、表紙のおじさんにひかれて、そしてまた題名にも興味が沸いて一気読み。こういうアイロニックな文章大好きな私にとっては、凄く面白くてついつい何度も吹いてしまった。テンポもよくって一時間半ぐらいかな。
ヴォガネットのことをこの本で知ったくらいだけれども、他のものも読んでみたいな。
(別に“文学”、ではないけれど、外国作品はこちらにとしているので)


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 10

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

著者 : ドストエフスキー

出版社:光文社

発売日:2006-11-09

評価 :

完了日 : 2007年10月13日

かの有名な大審問官の話が載っています第2巻。ゾシマ長老の説教もこれとコントラストして考えていただければ面白いかな。先にあんなにイワンの大審問官の話が盛り上がってしまったので、なんとゾシマ長老の姿が薄いことか、と私は思ってしまった。
神はいるか、との問いから発せられますが、イワンの子供に対する記述が優しすぎる。酷い事柄を記述して、それでもそれは子供の涙には値しない、というそのイワンの価値がともすればカラマーゾフ一族の中でインテリ代表と言う位置を占める人間が持つべきものではないもののような気もする。それと反対に大審問官の人間への不信が冷徹で、こういう風にも基督を捉えられるのか、と驚く。私は人間への悲観主義に迎合できる性質を持っているが、しかしてこのように貫徹したものではない。それはイワンが作った物語詩の大審問官が述べたものであってイワンが述べたものではないという位置だと思うが(アリョーシャにはただの物語だ、と述べているように)、大審問官の登場する物語詩を作ったのがイワンの大学生時代だとすると子供への眼差しと悲観主義が相容れず、かなりイワンの価値の移り変わりが見て取れる。ような。神の存在・不在の問いはまだまだ続くようなので、楽しみ。
しかし、イワンは今のところカラマーゾフ一族の中でも飛びぬけていますね。穿った見方をしすぎているでしょうか…

3巻購入してしまったので続きを読みます。


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1.madi (2007/10/14)
「大審問官」のはなしは大学時代、政治思想史で勝田吉太郎教授が講義されていたのを記憶しています。「神なき時代の預言者」としてのちにまとめられました。
2.キササゲ (2007/10/14)
madiさま、コメントありがとうございます。
「大審問官」の節は理解が非常に難しく、この光文社文庫に付いている読書ガイドを読んでも完全に理解しうるものではないと感じました(ロシア正教など不勉強な事柄が多いので)。勝田吉太郎教授の著作、興味が惹かれます。教えていただきありがとうございました。
 

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 3

サロメ (岩波文庫)

著者 : ワイルド

出版社:岩波書店

発売日:2000-05

評価 :

完了日 : 2007年09月08日

なんというか、挿絵、素晴らしくて怖いです。うん、エログロ…
ワイルド初挑戦でしたが、どうなのかな、よく分からない。凄いんだと思うけれど、内容がやっぱり時代背景も何も知らない私としては、本当に理解するのは無理だと思った。
此方が悪いので、★三つー


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 1

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

著者 : リチャード P. ファインマン

出版社:岩波書店

発売日:2000-01

評価 :

完了日 : 2007年08月28日

どーーーーっしても、マンハッタン計画が頭にこびりついてていけませんねぇ、私。
核についての内容を通して科学者の倫理をどう考えるかの講義を受けていた時、あまりオッペンハイマーだとか書きたくなかったので、微妙な位置のファインマンさんについて書くことにした。
でも、このファインマンさん…可愛すぎる!


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 2

分別と多感 (ちくま文庫)

著者 : ジェイン オースティン

出版社:筑摩書房

発売日:2007-02

評価 :

完了日 : 2007年08月23日

う~ん、やっぱり、面白いのは、『自負と偏見』かも!あれは本当に素晴らしいもの、最高傑作ではないかな?『エマ』も読まずにそんなこといえないのだとおもうけれど。

理性重視の時代から、感性へ少しずつ移行していく時代。理性だけではどうにもならない、と悟り人々が感性も、と思い出した過渡期。その理性の象徴のような姉・エリナーと、感性の象徴、妹のマリアン。だからと言って、完全にそうなわけじゃない。理性だけでもいけない、感性だけでもいけない。ジェイン・オースティンはそう説いているようだ。エリナーは理性的だからと言って、彼女は感情を内に秘めておくことが出来る能力を有しているだけだ。本当は感受性豊かで、でも抑制することを知っているだけ。マリアンはこれはもう感受性豊かな人。それを前面に押し出してそのまま振舞う。
きっと感性ばっかりでもだめ、でも、理性ばかりでもいけないと思う、感性豊かなのはいい、それを理性で少し抑制したらきっと…というところだろうか?
正直言って、私は…あんまり…エドワードもウィロビーも…うーん、一番は大佐かな~


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 15

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

著者 : ドストエフスキー

出版社:光文社

発売日:2006-09-07

評価 :

完了日 : 2007年08月13日

あの名著に漸く踏み出す。新訳で読みやすいと評判の光文社古典新訳文庫で、以前挫折した『罪と罰』でドストエフスキー恐怖症に陥っていたが、信頼の置ける先生からの勧めで読む。取り敢えず、1巻。

面白いよ、取り敢えずは。まだ神の存在・不在だとか不死だとか分からないけれど。あまりにも登場人物がユニークすぎて物語の内容を追うのに必死。
というか、ロシア正教が分からない。信仰心だとかそういうものが全然分からないから、本の中の状況をどう読んだらいいか不明。一応、巻末に読むポイントみたいなのが載っているけれど、詳しくは無い、ね。それで充分な量なのかもしれないけれど…

でも。取り敢えず、2巻も面白そうなので、続きを読もう…


この感想へのコメント

1.ちさママ (2007/09/08)
読みやすいですね、光文社の作品。「カラマーゾフの兄弟」は挫折本でしたが、今回の訳本は読破できそうです。ってまだその1しか読んでませんが、今月の私の課題本です。
2.キササゲ (2007/09/09)
コメントありがとうございます。

かく言う私も2に入ったところ。皆叫びあっていて、静かに言い合いしてくれていれば精神的に落ち着いて読めるのですが、感情的ですねロシア男は。
私も以前ドストエフスキーは全集で読もうと頑張った経験がありますが、難しくて1/3も読めませんでした。今回は読みやすそうなので、頑張ろうと思います。
 

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 1

熊 他三篇 (岩波文庫)

著者 : フォークナー,William Faulkner,加島 祥造

出版社:岩波書店

発売日:2000-06

評価 :

完了日 : 2007年07月20日

物静かな、けれどその存在が何かを物語るかのような、森の情景。圧倒的な野性の存在に気圧され、しかし、受動的姿勢で受け入れることの出来るそれ。

《狩》を中心に描く、19世紀後半や20世紀前半のアメリカ南部。南北戦争敗北の残滓がそこに見えるかのような背景のもと、一人の少年が中心になって綴られる『熊』『むかしの人々』、そして老いた彼と共にある『熊狩』『朝の追跡』。
この本は4つの短編で構成されてる。
貫かれるのは、征服欲だとかそんなものじゃなくって――ただ、その野性の顕在である森・生命。
余りにも心を満腹にしてくれて、正直私はどうしたらいいか分からないくらいに、満ち足りた気分。

[というか、正直、狩猟民の《狩る》気持ちなんてやっぱり分からない。農耕民族の(それは勿論一概に日本人が農耕民族だったとか言うんじゃなくって、ただ単に私の家の起源が農家だからそう思うんだろうけれど)私にはよく理解出来ないものなんだよなぁ…イネを《刈る》、んだったらちょっと分かるけれど]


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 15

朗読者 (新潮文庫)

著者 : ベルンハルト シュリンク

出版社:新潮社

発売日:2003-05

評価 :

完了日 : 2007年06月23日

酷いなぁ…裏面に書かれているあらすじを一身に信じていた身としては盛大に裏切られた。

そんなに平面的じゃない。
全てが立体構造。空間図形。奥行きは酷く深くて、どうしたらいいのか分からないくらいにもどかしく…苦しい。

[ドイツのナチの残骸が手酷く残る時代の話。物語は単純ではない]


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 1

快傑デカルト―哲学風雲録 (Planetary classics)

著者 : ディミトリ ダヴィデンコ

出版社:工作舎

発売日:1992-04

評価 :

完了日 : 2007年05月30日

一回目ですが、ちょっと斜め読みの感があるので、もう一度読もうと思っています。

結構アイロニックな文章で中世を描き、デカルトのことを何やら“ゴシップ”調、口語調のような形で記述している。
凄く軽妙で、伝記らしくないなぁ、と思いつつも、大筋はこんな感じなんだろうな、と思う。
読みやすい本ではあるので、子供…が読むのはあまりお勧めしない(中世の略奪等の描写が生々しかったり…)けれど、導入には良いかも知れない。

友人にデカルトってどんな人?って訊かれたら、
『この本の中じゃちょっとチャラチャラしてるよ~』
って答えた。
(そうしたら、『デカルトをチャラチャラって言う人なんて居ないよ…』と呆れ顔…。いや…軽佻浮薄…みたいに見える…)


この感想へのコメント

1.anokeno (2007/07/07)
これも面白そうですね ありがとうございました
2.キササゲ (2007/07/07)
いえいえ、いつもコメントありがとうございます。
 

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 3

オイディプス王 (岩波文庫)

著者 : ソポクレス

出版社:岩波書店

発売日:1967-01

評価 :

完了日 : 2007年05月28日

『アンティゴネ』の後に読んでしまいました。

一つの完成された精密な音楽のように徐々に徐々に終局に近づいていくにつれて、気高く勇猛な旋律が聴こえて来そうな出来上がり。
凄く心に残っています。
有名なオイディプスだものね…


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 1

説きふせられて (岩波文庫)

著者 : ジェーン オースティン

出版社:岩波書店

発売日:1998-10

評価 :

完了日 : 2007年05月11日

やっぱり『自負と偏見』にはまける部分がある、と感じる。それは、オースティンが以前より更なる分別を覚えたせいだろうか、『自負と偏見』を書いたときより少し年を重ねた彼女は、人への観察をある偏見を持って描かなくなって個性的な人物が減ってしまい、それが物語の厚みを薄くしてしまうに繋がってしまったのだと思った。
『自負と偏見』では、なんとも牧歌的なそれでいて、優雅なイギリスの中流家庭の姿が冒頭から描かれていて、その雰囲気が個性的なエリザベスの周りの家族たちの言動をユーモラスに見せて、人々の心の繊細さ、変化など豊かな叙述のもと完成されていたと思う。だが、『説きふせられて』では、何となく、腑に落ちない部分がある。違うな…、そう、少し、アン自身が27歳だからだろうか、激しい情動を繰り返すことなく、冷静につづられている。主人公・アンを中心にした叙述は『自負と偏見』のエリザベスの叙述と同じ手法であったが、アンの胸のうちの動きようが感情を表に(文面に?)あまり出さないのである。

もしかしたら、そこが、アンとエリザベスの年の差から出てくるものだとしたら…
それを書き分けているのだとしたら…?
やっぱり、オースティンは凄い人なのだろうか?

(やっぱりアン『説きふせられて』も、エリザベス『自負と偏見』も、彼女の作品に出てくる人は、なんて魅力的なんだろう…しかし、『自負と偏見』のほうが、物語り全体的に、好きだ)


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 2

アンティゴネー (岩波文庫)

著者 : ソポクレース,呉 茂一

出版社:岩波書店

発売日:1961-01

評価 :

完了日 : 2007年05月07日

法理学(法哲学)を考える一端にもなるかな。
でも、ま、別に、クレオンそんなことする必要ねーんじゃねーの?と思ったり、預言者の言葉にクレオンは結構すぐに従ったのに、まったく持って意味の無い状態に陥って、
クレオン可愛そうだなと思ったり…

ただ、文章が読みにくい。どこにどう繋がってるのかな…とたまに分からなくなるときがあった。


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 8

自負と偏見 (新潮文庫)

著者 : J. オースティン

出版社:新潮社

発売日:1997-08

評価 :

完了日 : 2007年05月07日

一気に読み終えた。冒頭が秀逸だったからだろうか。

久々に徹夜して読み終えた作品。某所では、ついついダーシーがすき過ぎて、名前の後にファミリーネームとして“ダーシー”と付けてしまうほど(笑)

ダーシーの正直さは愛すべきところだし、エリザベスの才気には本当に“首ったけ”な状態。
本当にこれ19世紀初頭に書かれた作品なの? いつの時代も女性と男性の恋愛や衝突は、同じようなものなんだね。そしてその理由は、まったくもって同じ。
人間って進歩無い!(笑)

というわけで、オースティ大好きになりました。次は、『説きふせられて』


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2.キササゲ (2007/05/15)
anokenoさま
是非、お勧めいたします。
これを読んでしまわれたらオースティン作の他の作品『説きふせられて』(若しくは『説得』)なんか、地味に見えてしまうのですが、大げさとも言える人々の言動が全て、収斂して脱線することなく、素晴らしい作品となっているように感じました。
この作品だけでも。

コメントありがとうございました。
3.anokeno (2007/05/20)
早速図書館で借りてきましたが 待っていたディックフランシスの新作がやっと来たのでちょっと後回しになりそうです。でも楽しみです

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 2

リア王 (岩波文庫)

著者 : シェイクスピア

出版社:岩波書店

発売日:2000-05

評価 :

完了日 : 2007年04月27日

リアは正直言って馬鹿だと思った。娘の愛を計るというような馬鹿げたことをせずしてしか、娘の、そして真実の愛を信じられないなんて。
コーディリアは人としてはあるべきなのかもしれないその姿が、成程、劇中人物としてはありきたりでつまらない末路だとも思った。
エドマンドの高慢さも、そして事が露見したときに気が触れるという、その都合のよさも嫌いだと思った。

荒野にいるときのリアはより素敵だ。あんな風に見事に狂ってみせることが出来るなんて。
シェイクスピアはやっぱり興味が引かれる。悲劇の中で見られる人間が本当の人間なのだと言っているようだ。

私は脇役を愛する傾向にある。ケント伯、ああいうオットー・ウェルス的存在が私には非常に美しくうつった。


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 24

風の影〈下〉 (集英社文庫)

著者 : カルロス・ルイス サフォン

出版社:集英社

発売日:2006-07

評価 :

完了日 : 2007年03月20日

上巻を読んですぐ取り掛かった下巻。

息をする間もなく読み進め、読了。
暫く興奮が冷めず、酷く感性が麻痺した状態になってしまった。
フリアンという作家や、スペイン市民戦争時代のエピソードを織り交ぜつつ、登場人物の豊かさやダニエル少年の成長記としても圧倒される。
風呂敷をたたみ終わった姿も秀逸で美しかった。

(2007-3/20)


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 31

風の影〈上〉 (集英社文庫)

著者 : カルロス・ルイス サフォン

出版社:集英社

発売日:2006-07

評価 :

完了日 : 2007年03月20日

久々に読んだ現代作家が書いたファンタジー小説、そして思い直したのがこの作品、「やっぱり小説は凄い!」

ダニエル少年と『忘れられた本の墓場』。
本は親友…。まさに!
スペイン市民戦争が終結し、どこか不穏さ漂うバルセロナ…

丁度講義でスペイン市民戦争のことを取り扱ってた後手に取ったので、舞台がスペインだとしても酷く入りやすかった。

(2007-3/20)


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