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読了した「ナツイチ」本(102)

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助っ人関口さんの読書ノート

読了した「ナツイチ」本
2007年の集英社文庫「ナツイチ」全タイトルを読んでいきます。
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 6

車輪の下 (集英社文庫)

著者 : ヘルマン ヘッセ

出版社:集英社

発売日:1992-01

評価 :

完了日 : 2007年08月31日

8月31日 65日目(5冊目)

最終日
読破冊数102冊
残り冊数0冊


長い道のりだった。
挫けそうな時もあった。逃亡しようかと思った時もあった。
そんなナツイチの夏もこれで終わりを迎える。僕の21歳の夏も終わってしまう。

最後の1冊はヘルマン・ヘッセ『車輪の下』。
簡単に読めそうだと思ったので最後に残しておいた一冊。
ナツイチの入ったダンボールに近づき、ほこりよけの毛布をめくった。中をのぞいた。
そこには、ただ1冊残された『車輪の下』が……
ない。
え?
……あ。
ないんだ。
眠気が一気に吹っ飛んだ。
思い出した。『車輪の下』だけは集英社から送られてなかった。だからあとで買っておかなくちゃと思いつつ、すっかり忘れてしまったのだ。
時計を見た。9時になろうとしている。
頭の中で近所の書店を検索する。
渋谷の山下書店。あそこは24時間営業だから確実に開いているはず。
電車かバスか自転車で一瞬迷って、待ち時間が惜しいので自転車に決定。財布と携帯と時計をポケットに入れてアパートを飛び出した。
夜道を急ぐ。自転車と『車輪の下』で「車輪」つながりかと思いながらカーブを曲がるとタイヤが変な音を立てた。
ぱ、パンク?
泣きそうになりながら小型ポンプで空気を入れる。
大丈夫、パンクではない。思わず「神様」と呟く。
山手線線路沿いに山下書店はあった。
置いていなかったらどうしようかと不安だったが、『車輪の下』は棚に1冊だけ並んでいた。両手でしっかりとつかんでレジに持っていく。携帯ストラップをもらう。
ナツイチを買ったのはこれが生まれて初めてだ。
どこで読もうか。近くに喫茶店は見当たらない。時間はない。
探すのが面倒になって、目の前のガード下通路に腰を下ろす。電灯はついているから文字は読める。
頭の上を電車が通過する。これぞまさに「車輪の下」だなと思いながらページを開いた。

ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』。
哀しい運命を辿る少年ハンスを見ていると、息苦しくなる。
ハンスは神学校に進むことを目的として日々猛勉強してきた。好成績で神学校に入学した彼は、勉強ぎらいで詩才あふれる少年ハイルナーと交遊を始める。次第に勉強がおろそかになり、ハイルナーとの友情のためなら成績はどうなってもいいと思うようになる。
しかし、ハイルナーはハンスの前から突然姿を消してしまう。目的を失ったハンスは神経を患い、故郷に帰る。
エリート街道を外れてしまった彼はあまりにも哀しい結末を迎えることとなる。
ハンスに勉強を強いた親や教師よりも、ハイルナーのほうが罪深いと思った。それなのに、二人の友情は美しく輝いていたのだ。読み終わった後でもそれが印象深く胸に刻まれている。ノスタルジックな余韻が残った。

読了。
終わったー!
本を閉じた。ポケットからおそるおそる時計を取り出した。
0:25。
…………。
そ、そういえば、この時計の針は進んでいた気がする。
僕は時計のネジを回した。
11:55。
「これで、よし」

というわけで。
ナツイチ完全読破、達成!(パチパチパチパチ)


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8.本屋のおっさん (2007/09/10)
おめでとうございます。本当に。ごくろうさまです。
よくぞこの夏の暑さに負けなかったですねぇ。
すばらしい若さだ。素敵だ。
9.KUMI (2007/09/11)
おめでとうございます!私も書店に勤めていた時、100冊キャンペーンが始まる度に、「これ、全部よみたーい!」と、
豪語していたものですが、本当に読んでしまう方がいるなんて・・・。(ちょっと、羨ましいです。)

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 11

水滸伝〈2〉替天の章 (集英社文庫) (集英社文庫)

著者 : 北方 謙三

出版社:集英社

発売日:2006-11-17

評価 :

完了日 : 2007年08月31日

8月31日 65日目(4冊目)

最終日
読破冊数101冊
残り冊数1冊


眠いと精神的に苦しくなってくる。いまさらだけど、なんでこんな企画を引き受けてしまったのかと後悔の嵐。

北方謙三『水滸伝 二 替天の章』。
登場人物の数が増えていく。眠気が襲う脳みそにこれはつらい。
それを救ってくれたのは、目次の後にある登場人物一覧だった。この一覧を作った方に心の底から感謝したい。これがなければリタイアしていたかもしれない。
豪傑たちは、ただ武芸に優れているというだけではない。その心に弱さや捨てきれぬ過去を抱えている。強さの陰で、そういった一面を持っているところが彼らの魅力の一つだと思う。
学校で漢文や世界史を通じてしか知らなかった中国の男たちのイメージに、命が注ぎ込まれ、生き生きと動き始めた。それは胸躍るような体験だった。

『水滸伝』読了。ヘヴィな2冊だった。
続きを読むかどうかは最後の1冊を読み終えてから考えることにして、さあ、最後の1冊『車輪の下』に挑戦だあ!


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 16

水滸伝〈1〉 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44) (集英社文庫)

著者 : 北方 謙三

出版社:集英社

発売日:2006-10-18

評価 :

完了日 : 2007年08月31日

8月31日 65日目(3冊目)

最終日
読破冊数100冊
残り冊数2冊


目覚まし時計に起こされて8月30日の日記を更新しにふらふらと会社に歩いて行。
頼りない様子を見かねたのか、「ギブアップする?」と杉江さんに声をかけられた。しかしここであきらめてはいままでの苦労が水の泡である。「まだ、大丈夫です」と答える。
アパートに戻る。思う存分眠りたいという激しい欲望がわき起こる。
ここのところ起きていればほとんど本を読んでいる。そこそこ睡眠をとってはいても、読書をし続けることがこれほどつらいとは思わなかった。
これでは「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」の逆バージョンではないか。
活字のない世界に行きたい。

北方謙三『水滸伝 一 曙光の章』。
ナツイチに入っている『水滸伝』は一巻と二巻のみ。
微妙なセレクションである。二巻まで読んでしまったら続きが気になってしまうのではないか。かといって全十九巻を読み切るのもなかなか大変だろうし。
どのみち2冊は読まなければいけない。一応三巻以降が気になるといけないから最後の方に読むことにした。まさか8月31日の午後に読むことになるとは思わなかったけれど。
「三国志」や「水滸伝」みたいな中国ものをほとんど読んだことがないので、人名や地名で苦労するかと思っていたが、漢字の名前はカタカナの名前よりは頭に残りやすかった。
文章も漢文みたいな堅い感じではなく、現代の小説とほとんど変わらない平易なものだったし、人物関係やストーリーもまだそれほど込み入っていない。
豪傑たち一人一人にドラマがあり、キャラクターが魅力的である。その男たちが結びついて、だんだんと大きなうねりが生まれていく。力強いダイナミズムを感じる。
林冲と安道全と白勝の男同士の友情譚は胸に迫るものがあった。


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 18

レインレイン・ボウ (集英社文庫)

著者 : 加納 朋子

出版社:集英社

発売日:2006-10

評価 :

完了日 : 2007年08月31日

8月31日 65日目(2冊目)

最終日
読破冊数99冊
残り冊数3冊


まぶたが重い。でもここは踏ん張りどころだ。朝までにもう1冊読んでおけば余裕ができる。
眠気覚ましにコーヒーを湧かす。その合間に台所で腕立て伏せをする。18回。このごろは文庫本より重いものを持っていないので筋肉が弱まっているのだ。
床に転がって荒い息をつく。お湯が沸騰している。
真夜中にいったい自分は何をやっているんだろう?
醒めた頭で考える一方で、不思議と充実感があった。

加納朋子『レインレイン・ボウ』。
昨日読んだ唯川恵『今夜 誰のとなりで眠る』に設定が似ている。
冒頭が、ひとりの女性が亡くなったという一文から始まる。高校時代彼女と同じ部活に所属していた仲間たちが、昔を思い返したり現在のトラブルに立ち向かったりする姿が書かれている。
この作品でも一人の人間の死はストーリーにとってそれほど影響力が強いものではないが、彼女の死にミステリの要素がからんでくると、先が気になってぐいぐい読まされる。
静かで優しいラスト。心がぽっとあたたかくなった。

うつ伏せになったり立ち上がったり、しきりに体勢を変えながら、なんとか読み切った。すでに外は明るい。雀が鳴いている。目覚まし時計を12時にセットして気絶するように眠りにつく。


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 30

ショートソング (集英社文庫)

著者 : 枡野 浩一

出版社:集英社

発売日:2006-11

評価 :

完了日 : 2007年08月31日

8月31日 65日目(1冊目)

最終日
読破冊数98冊
残り冊数4冊


日付が変わった。最終日。あと24時間だ。
もしかしたら時間オーバーするんじゃないかという焦りと、やっと終わるんだというフライング気味の解放感とが混じり合っている。
いまさっき『こどもの一生』を読み終えたばかりだが、あと5冊ということを考えると寝てる暇もない。ミントガムを口に放り込んで98冊目に取りかかる。

枡野浩一『ショートソング』。
短歌を小説の中に入れるとどんな風になるんだろうと思っていたら、これが意外といい。詠み手の心境が間接的かつ深く伝わってきて、味わいがある。ひとつひとつの短歌も面白い。
チェリーボーイとプレイボーイの視点を交互に連ねてストーリーは進んでゆく。
はじめは二人のギャップを楽しんでいたが、プレイボーイもチェリーボーイ同様に恋に思い悩むところがあったり、意外と人間くさかったりしていいヤツなのである。
遠い存在だと思っていたプレイボーイも自分と同じ人間なんだなとわかってなんだか安心した。

3時間と少し経過。予想より早く読めたぞ。主人公が自分に近い人間だと読みやすいのかもしれない。


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 4

こどもの一生 (集英社文庫)

著者 : 中島 らも

出版社:集英社

発売日:2006-07

評価 :

完了日 : 2007年08月30日

8月30日 64日目(5冊目)

残り2日
読破冊数97冊
残り冊数5冊


中島らも『こどもの一生』。
突飛な設定とテンポのいい会話で笑いが絶えない。
こどもたちが「ごっこ遊び」するシーンに爆笑。自分もこんなんだったよなあと懐かしさに浸っていたら、後半に入って少しすると背筋がゾクゾクするようなホラーに変わる。不思議と強引じゃない。この展開は凄いなあ。

今日もなんとか5冊読むことができた。『こどもの一生』を読んでる途中に激しい眠気を感じ、一瞬本の文字が揺れるという幻覚を見ることもあったけど、歯を磨いたりコーヒーを飲んだりしてしのいだ。
さあ、明日はいよいよ最終日だ!


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 6

小春日和 (集英社文庫)

著者 : 野中 柊

出版社:集英社

発売日:2006-03-17

評価 :

完了日 : 2007年08月30日

8月30日 64日目(4冊目)

残り2日
読破冊数96冊
残り冊数6冊


野中柊『小春日和』。
気のせいか、他の集英社文庫と比べてページの余白が広い気がする。
文字数は1ページあたり縦37字×横15行で555文字。さっき読んだ『ひとりの女』が38字×17行で646文字。
おお、やっぱり。なんか得した気分。
いや、本の文字数が少なくて得した気分というのも変かな。いつもだったら物足りなく思っていたかもしれないし。こういう企画をしていると本を見る目も変わってくる。
回想形式になっているのだけれど、語り手のいる「いま」が伝わってこない。あえて隠してるのか。気になるなあ。


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 4

ひとりの女 (集英社文庫)

著者 : 群 ようこ

出版社:集英社

発売日:2007-02

評価 :

完了日 : 2007年08月30日

8月30日 64日目(3冊目)

残り2日
読破冊数95冊
残り冊数7冊


群ようこ『ひとりの女』。
人物描写が鋭い。どうしようもないダメ男が出てきた時、自分のことを指摘されたようでドキリとした。


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 4

今夜誰のとなりで眠る (集英社文庫)

著者 : 唯川 恵

出版社:集英社

発売日:2006-09

評価 :

完了日 : 2007年08月30日

8月30日 64日目(2冊目)

残り2日
読破冊数94冊
残り冊数8冊


唯川恵『今夜 誰のとなりで眠る』。
ひとりの男が死んだことから、人生が変わり始める五人の女たちの物語。とりわけ七恵の章が面白い。この小説以前のストーリーも読みたくなる。
恋愛が中心になっているが、思いがけずも家族やきょうだいの絆で胸に込み上げてくるものがある。


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 4

愛しても届かない (集英社文庫)

著者 : 唯川 恵

出版社:集英社

発売日:2001-11

評価 :

完了日 : 2007年08月30日

8月30日 64日目(1冊目)

残り2日
読破冊数93冊
残り冊数9冊


さあ今日もノルマは5冊だ。果たして本当に終わるのか、そんな不安を抑えて本を手に取る。

唯川恵『愛しても届かない』。
三角関係もので、女性版『こころ』みたいな話。唯川さんの小説はほんとに読みやすくて助かる。こんなに読みやすいのなら最後にとっておけばよかった。


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 2

落ちこぼれてエベレスト (集英社文庫)

著者 : 野口 健

出版社:集英社

発売日:2003-01

評価 :

完了日 : 2007年08月29日

8月29日 63日目(5冊目)

残り3日
読破冊数92冊
残り冊数10冊


野口健『落ちこぼれてエベレスト』。
次から次へと険しい山へ挑戦する野口さん。成功ばかりじゃなく、失敗をいくつも乗り越えて、7大陸最高峰登頂を目指していく。勇気づけられる一冊。


そろそろ日付も変わる。1日に5冊、なんとか読了。あと十冊。ゴールは間近だ。
ナツイチが入っているダンボール箱もいまやスカスカだ。当初のぎっちりと本が詰まった状態を思い起こして、ずいぶん遠くまで来たなあとしばし感慨に耽る……
いやいや、まだ終わってないぞ。さあ、ラストスパートだ!


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 3

みどりの月 (集英社文庫)

著者 : 角田 光代

出版社:集英社

発売日:2003-05

評価 :

完了日 : 2007年08月29日

8月29日 63日目(4冊目)

残り3日
読破冊数91冊
残り冊数11冊


角田光代『みどりの月』。
文章がうまいなあと思った。
一文一文にしっかりと注意が行き届いていている気がする。リズムがあって滞りなく読み進められる。長い会話文もしっかりしていて、それを喋っている人間がまざまざと浮かび上がってくる。
ハッピーエンドじゃないけれど、暗くならない終わり方がいい。


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 16

エンジェル (集英社文庫)

著者 : 石田 衣良

出版社:集英社

発売日:2002-08

評価 :

完了日 : 2007年08月29日

8月29日 63日目(3冊目)

残り3日
読破冊数90冊
残り冊数12冊


石田衣良『エンジェル』。
ラストのどんでんがえし、それと見事な着地に鳥肌が立つ。


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 16

1ポンドの悲しみ (集英社文庫)

著者 : 石田 衣良

出版社:集英社

発売日:2007-05

評価 :

完了日 : 2007年08月29日

8月29日 63日目(2冊目)

残り3日
読破冊数89冊
残り冊数13冊


石田衣良『1ポンドの悲しみ』。
恋愛短篇集。一つ目の作品で猫が病気になる場面があるのだが、これが実にうまい。切迫感が直に伝わってくる。無性に実家の猫に会いに行きたくなって、かろうじてこらえる。


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 2

悪人海岸探偵局 (集英社文庫)

著者 : 大沢 在昌

出版社:集英社

発売日:1990-07

評価 :

完了日 : 2007年08月29日

8月29日 63日目(1冊目)

残り3日
読破冊数88冊
残り冊数14冊


今日のノルマは5冊。そのプレッシャーからか、いつもより朝の目覚めが良い。蒲団から起きあがらずに本を手に取る。
トイレでも台所でも食事中でも肌身離さず本を持って読み続ける。

大沢在昌『悪人海岸探偵局』。
86年に単行本が出版されたというが、内容は全然古さを感じさせない。
連作短篇集。それぞれ冒頭から引きが上手で、一気に読まされる。


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 9

孔雀狂想曲 (集英社文庫)

著者 : 北森 鴻

出版社:集英社

発売日:2005-01

評価 :

完了日 : 2007年08月28日

8月28日 62日目(3冊目)

残り4日
読破冊数87冊
残り冊数15冊


北森鴻『孔雀幻想曲』。
連作ミステリ短篇集。骨董屋同士の騙しあいの作品が面白かった。何も起こらないミステリというのもあるんだと感心。

あんまり本を読み続けていると、目が疲れてくる。
すると内容が頭に入って来ないし、先を急ぐあまり目だけが先行して文章を読み進めてしまう。
でもそれは読んでるとはいえない。字面だけみていて内容を理解していないからだ。また戻って読みなおすことになる。
気ばかり焦ってなかなか進まない。
このままではまずいなあと思いとりあえず今日は就寝。明日には復活していることを祈る。


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 20

ハナシがちがう!―笑酔亭梅寿謎解噺 (集英社文庫)

著者 : 田中 啓文

出版社:集英社

発売日:2006-08

評価 :

完了日 : 2007年08月28日

8月28日 62日目(2冊目)

残り4日
読破冊数86冊
残り冊数16冊


田中啓文『ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺』。
期待の連作短篇ものだけどストーリーにはあまりのめりこめなかった。残念。
代わりに冒頭からぶっとんでいるスラップスティックな笑いは楽しめた。


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 8

お縫い子テルミー (集英社文庫)

著者 : 栗田 有起

出版社:集英社

発売日:2006-06

評価 :

完了日 : 2007年08月28日

8月28日 62日目(1冊目)

残り4日
読破冊数85冊
残り冊数17冊


栗田有起『お縫い子テルミー』。
かっこいい!
小学生の夏休みをユーモラスたっぷりに書いた「ABARE・DAICO」の誠二はとびぬけて魅力的だ。
特別な能力が備わってるわけではない。どでかいことをしでかすのでもない。でもなぜかかっこいい。読むのが楽しくてしょうがない。
短くてスピード感のある会話文と、独特のリズムがある地の文。小学生っぽいんだけど、一方ではヘンに大人びた一人称。これらが絶妙のバランスで混ざっている。


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 7

シュガーレス・ラヴ (集英社文庫)

著者 : 山本 文緒

出版社:集英社

発売日:2000-06

評価 :

完了日 : 2007年08月27日

8月27日 61日目(3冊目)

残り5日
読破冊数84冊
残り冊数18冊


山本文緒『シュガーレス・ラヴ』。
短篇集。20〜30ページほどの短篇が10話。短い分量でもしっかりと物語の背景や人間関係が書かれていて読み応えがある。
短篇集と長篇はどっちが読むやすいかを考えてみた。
長篇はハマれば一気読みだけれど、途中でつまずくと時間がかかるので、リスクが高い。
短篇集の場合、『シュガーレス・ラヴ』はそれぞれ別の話で、設定がしっかり書かれていたため思ったより時間がかかった。
同じ短篇集でも恩田陸『光の帝国』は連作だったから、ぐいぐい引き込まれるまま読んだ。短篇と長篇の中間みたいなモノかも。
個人的には連作の形式が一番好き。リスクと読みやすさのバランスから考えても、連作が一番よいと思う。


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 4

おむすびの祈り「森のイスキア」 (集英社文庫)

著者 : 佐藤 初女

出版社:集英社

発売日:2005-07-20

評価 :

完了日 : 2007年08月27日

8月27日 61日目(2冊目)

残り5日
読破冊数83冊
残り冊数19冊


週末の日記を更新した後、いままでのナツイチ読破日記を読み返してみる。
のほほんと余裕で構えている自分に対して、後悔よりも怒りが湧いてくる。a
の時にもっと読んでれば今になってこんな苦労はせずにすんだのに。

今週はアルバイトは休ませてもらうことにして、そそくさとアパートに戻って本を開く。
佐藤初女『おむすびの祈り』。
光に満ちた自然の風景写真。綺麗だ。心が洗われる気がする。


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