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ぼんぼんさんの読書ノート

好みピッタリ本
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 58

家守綺譚 (新潮文庫)

著者 : 梨木 香歩

出版社:新潮社

発売日:2006-09

評価 :

完了日 : 2008年07月30日

美しい日本語で描かれた美しい物語をよみました。
綿貫の目を通してみる世界は美しかった。色にあふれて優しかった。
自分の周りの世界を大切にする事。相手に寄り添い、耳を傾ける事。世界を知るということは、こっから始まるんだなと思いました。
 
この小説の姉妹編(?)『村田エフェンディ滞土録』の村田は、外の世界に出て、自分や自分を取り巻く世界を知った。この小説の主人公・綿貫は、半径数メートルの世界に耳を傾けることで、自分の心の中に答えを見つけた。ベクトルは違うけれど、どっちも真理というか。忘れがちだけれどね。。
静かな物語の中に流れる矜持みたいなものを感じました。
大切なもの、受け取りました!


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 88

有頂天家族

著者 : 森見 登美彦

出版社:幻冬舎

発売日:2007-09-25

評価 :

完了日 : 2008年07月30日

★5つでも足りない!!
いままでなんでこれスルーしてたんだろうか自分・・・。
おかしくて粋でかわいくてアホで、ラブあり、悪役との一大スペクタクル決戦あり、家族愛あり、笑いの中にサラリと人生の真理をつく言葉で泣かせてくれて。。。
目の前が開けてくるような、自然と笑顔になれるような、でーっかい愛の物語でした。
この小説の根っこでもある、お父さんの最後の言葉。「うんうん!」って泣き笑いでかみしめましたよ。
この爽快感をうまく表す語彙力を持ってないのが悲しすぎるorz
でも読んでるあいだすっごい楽しかったです。こんな小説読んだ事なかった!
「小説の力ってすごいんだな!」って久しぶりに思わせてくれた作品でした。
 
どうでもいい読書中の雑感といえば、ベクトルは真逆だけれど、読んでて鬼太郎とか京極堂とか帝都大戦を思い出しました。普段目にしている町なみの中で、少し視点をずらせば人間がすっかり脇役になってしまうような。
「鴨川ホルモー」といい、こんな突飛な設定も違和感なく嵌る京都という町の懐の深さも思い知った気分です。
あと、海星ちゃんかわいかった。ツンデレってこうゆうこと?すごい説得力あったわ。。。腑に落ちました。
 
積読中の「夜は短し~」も読もっと。


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 11

檸檬のころ (幻冬舎文庫)

著者 : 豊島 ミホ

出版社:幻冬舎

発売日:2007-02

評価 :

完了日 : 2008年06月25日

特別目立つ事もない、普通の、どこにでもいるような名もなき高校生たちと、彼らを取り巻く普通の大人たちが主人公の連作小説なのですが。
やー思いがけず泣きました。
恋も人間関係も進路も別れも全部、不器用でぎこちなくて上手くいかないことばっかりなのに、なぜか登場人物みんなが輝かしく見えてくる。
人生って、特に10代の頃って、痛すぎる思い出や恥ずかしくて死にたくなるような瞬間の積み重ねだけれど、その中にひとつでもキラっと光る何かを掴めたら、何かを感じられたら、それはそれでかけがえのない日々になっていくんだろうなって思いました。
制服のころ、バカバカしくも真剣に悩んでた自分を懐かしく思いました。
私も、どこにでもいる、目立たない、名もなき高校生だったので。
 
そういえばこの中に、「生徒は分かってくれない」と嘆く先生の物語があるのだけれど、この先生の気持ちも少し分かりかけてきた自分に気づいてハッとしました。
いつまでも学生気分が抜けきれないけど、実はもうこの高校生たちを見守る周囲の大人たちと同じ立場なんだよな、自分。。。
くっそー、高校生がうらやましいぜっ


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 1

「白線流し」を知っていますか (角川文庫)

著者 :

出版社:角川書店

発売日:1998-12

評価 :

完了日 : 2008年06月09日

高校3年生の日々と別れを描いたノンフィクション。
教室の中が世界の全てだったあのころを思い出して、
懐かしいやら切ないやら・・・。
すてきな本でした。


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 11

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

著者 : 山田 詠美

出版社:新潮社

発売日:1995-03

評価 :

完了日 : 2008年06月08日

再読。
時代がどんどん変わっても、この本の主人公たちより大人になってしまった自分に気づいても、やっぱりいつも憧れてしまうんだよねぇ。
くっついたり離れたり、時々思い出して無性に会いたくなったり、ずっと心の片隅で支えになってくれたり、そんな親友のような存在の本です。


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 6

歩兵の本領 (講談社文庫)

著者 : 浅田 次郎

出版社:講談社

発売日:2004-04

評価 :

完了日 : 2008年06月03日

再読。
まばゆく燻る男たちの物語。
流され行き着いた場所で、何かを見つけたり、腹を括ったり、矜持を見せたり、抗ったり、泣いたり笑ったり。
そんなキラっと光る瞬間に心が熱くなる大好きな小説です。
心をさっぱりしたいときによく読みます。
女の私には永遠にぜったい味わう事のできないこの世界。
言葉の要らない連帯感。戦友。
なんだか羨ましいなぁ。くそぅ。


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 16

Story Seller (ストーリーセラー) 2008年 05月号 [雑誌]

著者 :

出版社:新潮社

発売日:2008-04-10

評価 :

完了日 : 2008年05月20日

全体的に重めできれいめな作品が揃っていたかな。
このボリューム・このラインナップで780円は本当にオトク。
 
個人的にすきなのは、
「首折り男の周辺」(伊坂幸太郎)ダントツ!
「玉野五十鈴の誉れ」(米澤穂信)
「ここじゃない場所」(本多孝好)
の3作。
 
「首折り男の周辺」
ラストの一行がじんわり。
たくさんの人生が交差する一瞬に生まれる小さな物語。自分の何気ない言動が人に思わぬ影響を与えたり、だれかのさりげない一言が自分の転機になったり。
その中心にいる主人公のダメっぷりと優しさと勇気に好感。伊坂作品はやっぱり大好きです。
  
「玉野五十鈴の誉れ」
一応ハッピーエンド?なのになんともいえない後味の悪さが・・・。絶妙でした。 
 
「ここじゃない場所」
すーっごく久しぶりに読んだ。本多孝好。
なんだか少し文体変わった?
以前読んだときよりとっつきやすくなった印象。
ただ、スタンスは変わってないのかな。
「アキヤマ」の謎がよくわからない部分はあったけれど、高校生の成長物語としては○でした。

  


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 29

Re-born はじまりの一歩

著者 : 伊坂 幸太郎,瀬尾 まいこ,豊島 ミホ,中島 京子,平山 瑞穂,福田 栄一,宮下 奈都

出版社:実業之日本社

発売日:2008-03-19

評価 :

完了日 : 2008年05月20日

単純に元気が出るー!!っていうよりも、心にふわっとと風が吹き抜けていくような、清々しい気持ちにさせてくれるアンソロ集でした。
何気なく買った割には大当たりだったなぁ。
  
 
「よろこびの歌」宮下奈都
「瞬間、金色」豊島ミホ
・・・10代の頃の自分と物語がオーバーラップしまくりでイテテ。。。となりつつも、登場人物の女の子たちがすごくキラキラしてて涙が出そうになりました。青春ものには痛みと恥ずかしさが必要。でもすき。
  
「コワリョーフの鼻」中島京子
・・・この発想&着眼点すげぇ~。いちばん面白かった。
わたしもどうせなら、こんな夢のある解釈で世界を捉えていたいな。
 
「残り全部バケーション」伊坂幸太郎
・・・これは短編じゃなくて長編でじっくり読みたかったな~。
これを土台に長編書いてくれないかしら。
最後の最後でサラッと風穴を開けてくれるのがうれしい。
少しのせつなさと清々しさの混じった余韻を残してくれるのはさすがでした☆


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 1

アンラッキーヤングメン 2 (2)

著者 : 大塚 英志

出版社:角川書店

発売日:2007-07-26

評価 :

完了日 : 2008年05月16日

何かを変えようとして、
結局何も変わらなかった。
でも何かが残った。
 
意外とまっすぐな青春群像物語だったな。
こんな苦くてかっこわるくて清々しい、好きな感じの作品でした。
始めは3億円事件の解釈に興味があって読んでいたのだけれど、気づいたらそれぞれの心の交差具合に夢中になってました。
登場人物の心象風景を切り取るかのごときカメラアングル(って言い方正しいのかな・・?)も絶妙。
重いながらもどこか清々しさがあったり、闘いながらも青春してるさまがいいなって思ったり。
女性陣のしなやかさとしたたかさにも好感。
そしてなによりもT氏がかっこよかったなぁ。
ラスト数ページには震えた。。。
上質の映画のような作品でした。
映像化希望ー☆


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 2

アンラッキーヤングメン 1 (1)

著者 : 大塚 英志

出版社:角川書店

発売日:2007-07-26

評価 :

完了日 : 2008年05月13日

積読本を思い立って一気読み。なんでこれ積読してたんだろ自分。もったいない・・・。
もうちょっと軽くてポップな感じを想像して読み始めたのだけれど、意外に閉塞感とねばっこさがあるなと感じた。
この渦巻いてる重いものが下巻で爆発するのか、昇華されるのか、どこに向かうのか・・・すごく楽しみ。
モデル元の人物補正がかかっているのもあるだろうけれど、T氏が魅力的。この飄々とした感じが救いにもなっている感じ。


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 1

時の輝き (講談社F文庫)

著者 : 折原 みと

出版社:講談社

発売日:2005-03

評価 :

完了日 : 2008年05月08日

小学生の頃、クラスで大ブームだったこの小説。
わかったようなフリして背伸びして読んでたなぁ。
大人への入り口だった一冊。
また縁があって、なんとなしに読んでみた。
この真っ直ぐさよ。
悲恋とか、儚さとか、切なさとか優しさとか。
子供心にいろんな気持ちを教えてもらった小説だったけれど、
わたしはこのまっすぐさにいちばん憧れたんだと思う。
そんな人生の大切な一冊。


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 40

バスジャック

著者 : 三崎 亜記

出版社:集英社

発売日:2005-11-26

評価 :

完了日 : 2008年05月03日

SFチックだったり、ゾッとさせられたり、ホロリとさせられたり。
なんとも一風変わった短編集。
一冊の本でここまで振り幅を大きくできるとはほんとにすごいな・・・。
  
『二階扉をつけてください』『バスジャック』の2作はシニカルで何気にブラックで世にも奇妙な物語テイストかな。めちゃくちゃおもしろかった!
こういうの好きだね。
特に、『二階扉』の見積もりにやってくる胡散臭い営業マンの描写に笑ってしまいつつ不気味さを感じてドキドキして、「原住民」のそこはかとなく電波っぽい文章にゾクリ。オチではまさか・・・やめてやめてうわぁぁぁぁぁという気分にさせられました。
 
『しあわせな光』『雨降る夜に』のような掌編も、切なくてあったかい気持ちにさせれられて、たった数ページの物語なのに沁みました。
 
『動物園』は着眼点と発想力SUGEEEEEEEEEと唸らされたし、自分が今まで見てきたものや、そこに存在して当たり前だと思っていたものを思わず振り返ってしまいました。
 
『二人の記憶』『送りの夏』は、愛の形、積み上げてきた思い出、ずっと続いて変わらないと思っていたものとの別れ、変わっていくもの、失くしてしまったものへの折り合いのつけ方などをそれぞれの登場人物を思いながら読みました。
特に『送りの夏』は素晴らしかった。まず描写が美しい。夏と海と愛する人と生と死と。
「死」を通して描かれる成長物語は数多くあるけれど、こんな風に主人公からワンクッション置いた視点から描かれる死と生の物語は読んだ事がなかったので、なんだか新鮮な感動がありました。これ映像化してほしいなぁ。
読後の余韻が、本多孝好の短編集と少し似てるかなと感じました。
じわっと沁みるこのかんじ。
  
上質な短編映画を見た気分にさせてくれる一冊でした。


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 11

東京湾景 (新潮文庫)

著者 : 吉田 修一

出版社:新潮社

発売日:2006-06

評価 :

完了日 : 2008年04月13日

恋愛小説はあまり得意ではないのだけれど、何度となく読み返してる。
雰囲気惚れの一冊。


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