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nakatadairakeさんの読書ノート

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 5

贖罪〈上〉 (新潮文庫)

著者 : イアン マキューアン

出版社:新潮社

発売日:2008-02

評価 :

完了日 : 2008年04月30日

いやぁ~、いろんなところで、いろんな人が仰っているとおり繊細にして重厚、小説を読んだなぁ~という気分にさせてくれる作品でしたね。

「現実よ、物語に力にひれ伏せ」というのは金城一紀の「映画篇」の帯の惹句ですが、この小説にこそふさわしいんじゃないかと思ってしまいましたね。


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 3

芝生の復讐 (新潮文庫)

著者 : リチャード ブローティガン

出版社:新潮社

発売日:2008-03-28

評価 :

完了日 : 2008年04月22日

ブローティガンはこの作品がはじめて。
なかなか味わい深い短編集です。
ぼくもよく知らなかったんですが、訳者の藤本さん、かなり有名な方らしいですね。
この人の翻訳があってこそのブローティガンっていう感じらしいです。
又聞きではありますが、ブローティガンの藤本訳がなかったら、小説家・村上春樹は生まれてなかったであろうとか・・・当時はそれくらいの影響力があったらしいです。
たしかにこの小説のなかでも出てくる「やれやれ」というような表現は、ちょっとほかでは見かけませんよね・・・


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 1

ミラノ 朝のバールで

著者 : 宮本 映子

出版社:文藝春秋

発売日:2008-02

評価 :

完了日 : 2008年04月08日

こころのなかにすっと入りこんでくるような文章。
久しぶりに読み終えるのが惜しい気分になりました。
いちど書店で手にとってみてください。最初の「父の言葉」という文章を読めば、この人の非凡さがわかるでしょう。
装丁もきれいで、手元に置いておきたくなるような一冊。

ちょっと、イタリアやイタリア人のいいところばっかり書いてあるなぁというのは、初エッセイ集ということでご勘弁願います。


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 3

そして私は一人になった (角川文庫)

著者 : 山本 文緒

出版社:角川書店

発売日:2008-02

評価 :

完了日 : 2008年03月29日

最近注目している数少ない作家、山本文緒の12年前の日記です。
昔の作品と病気から復活後の作品を比較すると、あきらかに一皮むけた印象があります。
「yomyom vol.6」の「ネロリ」もなかなかよかったので、書店でみつけて即購入。
このひとはこれから大化けするような気がします・・・


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 4

新潮クレスト・ブックス ペット・サウンズ (新潮クレスト・ブックス)

著者 : ジム・フシーリ

出版社:新潮社

発売日:2008-02-29

評価 :

完了日 : 2008年03月12日

さて、この本はいったいどういう意図で書かれたものなのであろうか?

ブライアン・ウィルソンの伝記でもなく、「ペット・サウンズ」というアルバムの解説でもなく・・・ちょっとかわった雰囲気を持った書物ではある。

ぼく自身は、ビーチ・ボーイズにそんなに思い入れがあるわけでもなく(ぼくなんかよりも、もう少し上の世代のほうが思い入れがあるのかもしれない)、これを機会に「ペット・サウンズ」を聴きなおしたが、やっぱり音楽的にそんなにいいとも思えなかった。

村上春樹は「意味がなければスイングはない」でもブライアン・ウィルソンを取り上げていたので、たぶんファンなのであろう。この本のあとがきでもかなりの熱の入れようである。

基本的に歌詞にあんまり興味のない音楽ファンにとっては「ペット・サウンズ」というアルバムは宝のもちぐされなのかもしれない・・・というのが正直な感想である。


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 1

不良定年 (ちくま文庫)

著者 : 嵐山 光三郎

出版社:筑摩書房

発売日:2008-01-09

評価 :

完了日 : 2008年03月10日

今日はちょっと酔っぱらってるから、これまでずっと思っていたこと言わせてもらいます。

だいたい、アンタの書くものは最初はすごくいいんだけども途中から腰砕けになる。

そこがいいとこなんだけども、アカンところでもある。

他人事とは思えまへんな・・・・


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 3

シネコン111―吉野朔実のシネマガイド

著者 : 吉野 朔実

出版社:エクスナレッジ

発売日:2008-01

評価 :

完了日 : 2008年01月25日

この前読んだ「こんな映画が、―吉野朔実のシネマガイド」の続きです。

一番最後に紹介されている映画が『パンズ・ラビリンス』ということで、やっとこれで現在につながりました。


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 1

次郎長三国志―マキノ雅弘の世界

著者 : 山田 宏一

出版社:ワイズ出版

発売日:2002-09

評価 :

完了日 : 2008年01月22日

この前読んだ、「日本侠客伝-マキノ雅弘の世界」の双子の兄貴のような本です。
ますます、マキノ雅弘の映画が見たくなってきたなぁ・・・

というわけでWEBでいろいろと調べていると、なんと今年はマキノ雅弘生誕100年ということらしいです。

マキノ雅弘生誕100年で検索すると、まず一発目に東京のフィルムセンターが引っかかってきました。
なんと1月5日から2月17日までを第一期、2月19日から3月30日までを第二期として毎日三本ずつ上映とのこと(東京に住んでるひと、うらやましいよ~)。

WOWOWでも2月3日~2月7日までマキノ雅広生誕100周年記念特集をやるみたいです。
『鴛鴦歌合戦』『次郎長遊侠伝 秋葉の火祭り』『次郎長遊侠伝 天城鴉』『人生とんぼ返り』『日本残侠伝』の5作品が放送されます。

とりあえずは、これで我慢しておくことにします・・・


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 11

漢方小説 (集英社文庫 な 45-1) (集英社文庫)

著者 : 中島 たい子

出版社:集英社

発売日:2008-01-18

評価 :

完了日 : 2008年01月19日

単行本で書店に平積みされていたときから、南伸坊のカバーが印象的でずっと気になっていた小説。

男にとってはちょっと分かりづらい30代の女性の心と体について、漢方というものをキーワードに分かりやすく書いてありました。

なかなか感心しましたね。


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 3

こんな映画が、―吉野朔実のシネマガイド (河出文庫)

著者 : 吉野 朔実

出版社:河出書房新社

発売日:2008-01-05

評価 :

完了日 : 2008年01月13日

吉野朔実の本を読むのはこれがはじめて(漫画も読んだことありません)。

去年から映画のリハビリをしているものにとっては、もっとも映画から離れていたここ10年ぐらいの映画が中心に語られているのはうれしいかぎりです。

蓮實重彦の後継者としては、阿部和重と中原昌也が思い浮かびますが、この吉野朔実を和田誠の後継者とする、というのはどうでしょうか?

漫画家だから当たり前なんだけれども、イラストがとてもいいんですよね。

文章も映画のいいところを何とか伝えようという気持ちがこちらに伝わってくるいい文章だと思います。いっぺんでファンになってしまいました。


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 2

日本侠客伝―マキノ雅弘の世界

著者 : 山田 宏一

出版社:ワイズ出版

発売日:2007-12

評価 :

完了日 : 2008年01月10日

大好きな山田宏一のひさびさの新刊。

内容は、山田宏一がDVD-BOXのために書いた解説書の再録と、マキノ雅弘と森繁久弥へのインタビュー。

「日本侠客伝」ほかこの本のなかに出てくる映画すべてが観たくなるような魔力を持った本です。


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 22

停電の夜に (新潮文庫)

著者 : ジュンパ ラヒリ

出版社:新潮社

発売日:2003-02

評価 :

完了日 : 2008年01月05日

淡々とした話が続く短編集です。

年末に「その名にちなんで」を読んで、けっこう感心したんですが、この短編集もなかなかいいです。

映画『その名にちなんで』も原作をうまくまとめていてよかったですよ。

あたまのなかで想像している世界が、はっきりと映像化されると違和感を持つことが多いのですが、うまくつくってあったと思います。

「その名にちなんでの」のパイロット版みたいな「三度目で最後の大陸」をのぞけば、「病気の通訳」がいちばん好みでしょうか・・・


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 4

トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫)

著者 : ポール オースター

出版社:新潮社

発売日:2007-12

評価 :

完了日 : 2008年01月02日

エッセイ集ですが、ポール・オースターの小説が好きなひとにはおすすめです。
日本独自編集ということでオースター自身が目次を組んだとか・・・
柴田元幸との二人三脚的な関係は今回もすばらしく、2008年の読書もいいスタートが切れました。


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 8

Danza (モーニングKC)

著者 : オノ ナツメ

出版社:講談社

発売日:2007-12-21

評価 :

完了日 : 2007年12月22日

今回はぼくの大好きな「not simple」や「LA QUINTA CAMERA」っぽい絵で、またまた大満足です。

ほんとに、このひとの描くものはいいですねぇ。

「長靴」や「パートナー」にはじ~んときましたけれども、個人的には「煙」がお気に入りです。

ぼくも男兄弟三人のなかで育ったので、兄弟のこういう相克というのは、なんかよくわかる気がするんですよね。


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 4

落語家論 (ちくま文庫)

著者 : 柳家 小三治

出版社:筑摩書房

発売日:2007-12-10

評価 :

完了日 : 2007年12月20日

半竹亭さんの感想でこの本の存在を知りました。

後半の「ある噺家の構造」はのちに、「ま・く・ら」へと続いていくもので、エッセイとしてもとてもよくできているけれど、ぼくにとっては前半の「紅顔の噺家諸君!」がたまらなくおもしろかった。

枝雀さんの七回忌追善公演での小三治さんのエピソードがとてもいいので、引用させていただく。(「日落ちて道遠し」より)

「小三治師匠のまくらでの思い出話が良かった。枝雀師匠とは10回も会ったことはなく、特別な交友関係もなかったので、なぜ呼ばれたのかわからない。初めて見たのは昭和30年代末の千日劇場で、「すごいやつが出てきた」と思い、それ以降気にはなっていた。何度か二人会もあったが、いつも楽屋の両側に座って会釈する程度だった。自分は同じ「陰気さ」を持つ相手だと思っていた。今日、枝雀師匠のおかみさんから、枝雀師匠も同じことを思っていたと聞いて、思わず涙が出そうになった、というような話。」


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 2

狐になった奥様 (岩波文庫)

著者 : ガーネット

出版社:岩波書店

発売日:2007-06

評価 :

完了日 : 2007年12月09日

いわゆる変身譚。

日本には昔から狐が化けて女房になるというお話は多くありますが、これは逆バージョン。

ある日突然奥さんが狐になってしまう。

狐になってもなお涙ぐましい努力で奥さんを愛そうとする旦那さん。

ぼくはあまり海外の小説には明るくないので、この小説のよさがよくわかりませんでした。

たとえば、認知症になってしまった嫁さんと一所懸命それを介護する亭主、というふうに読み替えたらいいのか?

たぶん、ちがうんだろうなぁ・・・


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 3

殺しのパレード (ザ・ミステリ・コレクション)

著者 : ローレンス・ブロック

出版社:二見書房

発売日:2007-11-27

評価 :

完了日 : 2007年12月07日

「すべては死にゆく」「怪盗タナーは眠らない」に続いて、ローレンス・ブロックは今年三冊目。
この「殺し屋ケラーシリーズ」の第三弾、じつはずっと待ち望んでおりました。
だいたい切手蒐集が趣味の殺し屋なんてねぇ・・・
今回もまた、ケラーとドットの会話の妙が楽しい。
ただし、田口俊樹の解説によると次回作でこのシリーズもおしまいだとか・・・
ブロック自身の年齢を考えると微妙な感じもしますが、ファンとしては続けてほしいところであります。


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 4

その名にちなんで (新潮文庫)

著者 : ジュンパ ラヒリ

出版社:新潮社

発売日:2007-10

評価 :

完了日 : 2007年12月02日

niwatokoさんの感想を読んで、読みたくなりました。

村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」を読んでからというもの、ちょっと本を読むということに関して調子が出なかったのですが、これは一気に読めてしまいました。

ぼくの本年度ベストテン上位決定です。

短編集の「停電の夜に」をさっそく買ってきました。読むのが楽しみです。


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1.K9 (2007/12/11)
ジュンパ・ラヒリ。わたしもすきです。
『その名にちなんで』の感想を発掘してじぶんのページに載せましたので、よかったら見てね。
 

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 5

PLUTO 5―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックス)

著者 : 浦沢 直樹,手塚 治虫

出版社:小学館

発売日:2007-11-30

評価 :

完了日 : 2007年12月01日

第三巻ぐらいまではホントに手に汗握る感じで期待していたのですが、やっぱりこのへんからちょっとグダグダしてきましたね(MONSTERしかり20世紀少年しかりです・・・)

謎が謎をよぶ展開にだんだんついていけなくなるんですよね・・・

とはいうもののこれも最後まで買っちゃいそうな気がしますが・・・


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 1

side B (小学館文庫)

著者 : 佐藤 正午

出版社:小学館

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2007年11月27日

競輪について、佐藤正午が専門誌に連載していたものをまとめたもの。

ギャンブルに興味のない、ましてや競輪なんか見たこともないぼくが読んでもそれなりにおもしろく読めるのは、やっぱり作者の競輪に対する思いがこちらに伝わってくるからでしょう。

暑い時分に買って、少しずつ少しずつ読んでいったので、もうずいぶん寒くなってしまいました。

思い出したときにちょっとずつ読むのが吉かと思われます。


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