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nakatadairakeさんの読書ノート

△△△芸能一般△△△
大好きな「芸能(主に落語や漫才)」に関する本を紹介していきたいと思います。
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 14

あやつられ文楽鑑賞

著者 : 三浦 しをん

出版社:ポプラ社

発売日:2007-05

評価 :

完了日 : 2008年07月27日

文楽関係の本を読むのもはじめてなら、三浦しおんもはじめて。

全体に「文楽スキスキ光線」が出すぎのような気もするが、憧れのものを実際目の当たりにするとああいう風になるんでしょう。でも心の奥にちゃんとリスペクトの気持ちがあるので、読んでいても気持ちがいい。

『仮名手本忠臣蔵』や『女殺油地獄』など、なんとなく知ってるようでホントはあんまり知らないお話を三浦しおんの物語としてではあるが、こんなにじっくりと説明してもらえて面白かった。なるほど、こんなお話だったんだ(結構ダメ男がいっぱい出てくるとこなんかもオレ好みかも?)。

オレが一番食いついたのはやっぱり落語との関係のところ。義太夫語りと噺家っていうのは言われるまで気がつかなかったけど、たしかに似てる(ひとりで何役もやりながら、ストーリーもすべて語ってしまうあたり)。枝雀さんのCDを三浦しおんに貸した編集者のヒト、えらい!(惜しむらくは『寝床』も枝雀さんのが面白いよ!)

それと最後のほうに紹介されている『浄瑠璃素人講釈』という本に興味津々!

悔しいのは、大阪で閑古鳥が鳴いていた文楽に目をつけたのが東京の人々だったっていうところ!


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 2

落語の国からのぞいてみれば (講談社現代新書 1947)

著者 : 堀井 憲一郎

出版社:講談社

発売日:2008-06-17

評価 :

完了日 : 2008年06月22日

うん、これは今年読んだ本のなかでもなかなか感心した一冊。(今年のベストテン上位決定!)

まあ感心したというか、オレが普段からなんとなく思っていることをちゃんと言葉にしてくれている快感というかなんというか。
着想自体がまず非凡ですし、結構本質的な問題をこういう風にちょっとおちゃらけて書くというのは才能がある証拠。
しかも、たぶんもっとも寄席や落語会に足を運んでいる人間のひとりだし(と、ホリイ本人が週刊文春に書いていた)、実際、東海道五十三次を歩いてみたりと、なかなか説得力あり。

落語にはなしを限定すると、このヒトはぼくより二つ年下なんですが、仁鶴で落語の面白さを知り、米朝で落語を勉強(?)し、枝雀が大好きといったあたりがぼくの体験とすごくシンクロしていて、センスが合うというか、このヒトの噺家に対する評価等、参考になることが多いですね。

とりあえず、一番ワロタのは『算段の平兵衛』の項の「それにしてもなぜ桂文珍は桂米朝ネタをそのまんま演じてCDにしてるんだろう。何枚も聞いたのだが、何の意味があるのか私にはよくわからない。」というくだり。(文珍ファンのヒトがいたらごめんなさい)
うれしかったのは、『代書屋』の項の「いま、ライブで見ないといけない噺家は、東西を通して桂春団治にとどめをさすとおもう。見てると惚れます。」というくだり。 


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 4

落語家論 (ちくま文庫 や 35-1)

著者 : 柳家 小三治

出版社:筑摩書房

発売日:2007-12-10

評価 :

完了日 : 2007年12月20日

半竹亭さんの感想でこの本の存在を知りました。

後半の「ある噺家の構造」はのちに、「ま・く・ら」へと続いていくもので、エッセイとしてもとてもよくできているけれど、ぼくにとっては前半の「紅顔の噺家諸君!」がたまらなくおもしろかった。

枝雀さんの七回忌追善公演での小三治さんのエピソードがとてもいいので、引用させていただく。(「日落ちて道遠し」より)

「小三治師匠のまくらでの思い出話が良かった。枝雀師匠とは10回も会ったことはなく、特別な交友関係もなかったので、なぜ呼ばれたのかわからない。初めて見たのは昭和30年代末の千日劇場で、「すごいやつが出てきた」と思い、それ以降気にはなっていた。何度か二人会もあったが、いつも楽屋の両側に座って会釈する程度だった。自分は同じ「陰気さ」を持つ相手だと思っていた。今日、枝雀師匠のおかみさんから、枝雀師匠も同じことを思っていたと聞いて、思わず涙が出そうになった、というような話。」


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 1

六世笑福亭松鶴はなし

著者 :

出版社:岩波書店

発売日:2004-07

評価 :

完了日 : 2007年07月18日

上方で三代目といえば桂春団治、六代目といえば笑福亭松鶴。
鶴瓶が聞き手になって春団治、文枝、米朝ら師匠連に六代目の若いころの話をきくというもの。
光鶴・枝鶴時代の上方落語に懸ける情熱が、読み手のこちらに伝わってきます。
ぼくが知ってるころにはもう、あまり「ろれつ」がまわらない状態で、芸人としては好きでしたが、噺家としてはそんなに評価していませんでしたが、これを読んであらためて落語家としての六代目を評価しなければならないと再認識した次第です。


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上方落語 桂枝雀爆笑コレクション〈5〉バことに面目ない (ちくま文庫)

著者 : 桂 枝雀

出版社:筑摩書房

発売日:2006-04

評価 :

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上方落語 桂枝雀爆笑コレクション〈4〉萬事気嫌よく (ちくま文庫)

著者 : 桂 枝雀

出版社:筑摩書房

発売日:2006-03

評価 :

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上方落語 桂枝雀爆笑コレクション〈3〉けったいなやっちゃ (ちくま文庫)

著者 : 桂 枝雀

出版社:筑摩書房

発売日:2006-02

評価 :

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上方落語 桂枝雀爆笑コレクション〈2〉ふしぎななあ (ちくま文庫)

著者 : 桂 枝雀

出版社:筑摩書房

発売日:2006-01

評価 :

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 2

上方落語 桂枝雀爆笑コレクション〈1〉スビバセンね (ちくま文庫)

著者 : 桂 枝雀

出版社:筑摩書房

発売日:2005-12

評価 :

完了日 :

こういう形で枝雀さんの落語が後世に残っていくこと自体がありがたいことです。
落語作家(?)としての小佐田定雄は個人的にはあんまり評価していませんが、枝雀さんの落語を音源から文字におこしてくれたことには素直に感謝しないといけないかなと思います。
思い起こせば、小米時代の繊細な芸風も、枝雀襲名後のマンガチックな芸風(晩年の芸風はちょっとやりすぎだと思いますが)も、どちらもすばらしかったし、ほんとうに自ら命を絶つことなく、現在も生きておられたらどんな芸風になっていたのか想像もつきません(米朝師匠が、枝雀はもう一度化けるとおっしゃっていたのが印象的です)。
とはいうものの、これだけたくさんの音源と映像が残っていて、しかも文字になった落語まで楽しめるわれわれはほんとうに幸せものというべきでしょう。


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 2

江戸っ子だってねえ―浪曲師広沢虎造一代 (新潮文庫)

著者 : 吉川 潮

出版社:新潮社

発売日:2002-05

評価 :

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米朝師匠の昔話などを聞いていると、戦前一番人気のあった大衆演芸は「浪曲」だそうである。
大阪にも浪花節の小屋がいっぱいあったという。
ぼくが物心ついたときには「浪曲」というジャンルは、もうすでにかなりマイナーなものになってしまっていた。
リアルタイムで聴いたことがあるのは、先代の京山幸枝若くらいのもので、それも数回のことである。
この本を読んで、名前だけは知っていた「廣澤虎造」に興味を持ち、中央図書館で「清水次郎長伝」全16巻のCDを借りて全部聴いてみた。
これが想像以上にいいのである。
特に語りの部分(タンカというらしい)が、落語を聴きなれたものにとってもたいへん心地よく、一時は眠りにつく前にかならず虎造を聴いていたものだ。
落語好きの方がいらしたら、一度おためしください。


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