たなぞう

WEB本の雑誌

どすこい金太郎さん > 読書ノート

どすこい金太郎さんの読書ノート

医療ミステリ
-
<前のページ 1  次のページ>

 

みんなの感想を読む
 39

ブラックペアン1988

著者 : 海堂 尊

出版社:講談社

発売日:2007-09-21

評価 :

完了日 : 2007年09月30日

『ジェネラルルージュ』で突然筆力が上がりただの兼業作家ではないことを示した著者の新作。
物語の根底には手技に溺れる外科医か、心ある医療を目指す外科医か、という大きなテーマが含まれていた。高階は心無い医療に高みはない、と言い切る。渡海は技術のない外科医は惨めだと言う。どちらも間違っていない。というか、答えは出ない。非常に心に残るシーンだった。
エンターテインメント部分では、『バチスタ』の時に個人的には不満だった手術シーンが非常にうまく描けていて、緊迫感を臨場的に感じられる展開になっている。緊張感、スピード感が比べ物にならないくらいパワーアップしている。
大作傾向のある著者にしては割りと短く、すっきりと整理されていて読みやすかったのも◎。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 50

ジェネラル・ルージュの凱旋

著者 : 海堂 尊

出版社:宝島社

発売日:2007-04-07

評価 :

完了日 : 2007年06月04日

『チームバチスタ~』がヒットし、『ナイチンゲール~』『螺鈿迷宮』とコケました。やはり兼業作家は限界があるかと思っていた矢先、本作が発表。あまり期待せずに読むと、直近2作とは比べ物にならないくらい面白い!はっきり言って、『バチスタ』より面白かったです。
展開のテンポも展開の仕方も、キャラクターの造形も、すべてが良かったと思います。特に違法行為をしているにも関わらず、ジェネラルルージュがかっこいい。ジェネラルの言うことやることはすべてが理想的で正しい。現実を無視する部分もあるものの、実際に行動で示してしまうのはあまりにかっこよすぎます。
本当に面白い作品で、この作品を読むためにこれまでのシリーズを忍耐強く読んできたのだと、勝手に納得してしまった作品でした。


この感想へのコメント

<前のページ 1  次のページ>

Copyright c 2006 WEB本の雑誌 All rights reserved.