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猫野正さんの読書ノート

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 1

五右衛門妖戦記 (光文社文庫)

著者 : 朝松 健

出版社:光文社

発売日:2004-04-14

評価 :

完了日 : 2007年09月09日

超伝奇小説。古くは国枝史郎さん。
半村良さん、忘れちゃいけない山田風太郎さん。
そうそう、大帝の剣や闇の太守の夢枕獏さん。
連綿と連なる伝奇小説の中に輝くであろう傑作だと思います。

歴史上やら講談上やらの登場人物が怪しげな術をひっさげて登場するは、インディジョーンズもかくやとばかりの大活劇はあるはで、もう、読み出したら止まらない。

筋立てはあくまでも、素敵に荒唐無稽。
妖術忍術剣術入り乱れての戦いを楽しめばよい
と言う単純明快さ。

どれをとっても、痛快伝奇小説に恥じない。

こういう本もたまには良いなぁ。


この感想へのコメント

1.船橋胡同 (2007/09/18)
いつも、ファンが限定されるであろう本の紹介ありがとう。
また、造詣が深い感想に興味をそそられます。国枝氏
朝松氏は全く知りませんが、、猫野さんのいうところの
超伝奇小説は、私も大好きです。荒唐無稽 ブラボー!

2.猫野正 (2007/09/18)
コメントありがとうございます。私も伝奇小説大好きなんです。荒唐無稽ゆえの爽快感ってありますよね。
 

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 1

修理―仏像からパイプオルガンまで (中公文庫)

著者 : 足立 紀尚

出版社:中央公論新社

発売日:2007-06

評価 :

完了日 : 2007年08月06日

時々、発作的にこういう本を読みたくなります。
技術というものの持つ魅力って何でしょうね。こういう形あるものを扱っている本を読むと安心するという部分が私にはあります。

内容的には書籍からメガネ、宝飾品、ライター、かけつぎ(服の修理)などなどその道のプロの仕事が次々と出てきます。
修理という言葉でくくられていますが、内容は千差万別。目次を眺めているだけで興味は尽きません。

惜しむらくは、一つ一つが短すぎること・・・。本の修理や宝飾品の修理(デザイン直し)、からくり人形なんてのはもっと詳しく読みたいものです。(宮島の神社直しも・・)


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2.猫野正 (2007/08/07)
なんとあの海から続いている板(800枚以上)は全て外れるようになっているのだそうです。で、海位が上昇すると外れてプカプカ浮いていく・・宮司さんが追っかけて、また、はめ込むのだそうです・・。
3.船橋胡同 (2007/08/08)
宮島神社を目の当たりで見た事ないので、これらの板が、
宮司さんが追っかけて取れるその範囲や深さも分からない。
これは、本を持って現場を見ないといけませんね。
いつも親切にご返事ありがとう。

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 1

江戸の妖怪事件簿 (集英社新書)

著者 : 田中 聡

出版社:集英社

発売日:2007-06

評価 :

完了日 : 2007年06月28日

江戸時代の妖怪目撃例を様々集めた本。妖怪という現象に対する現代と江戸との意識のズレを解きほぐそうとした本らしいのですが・・・その辺は成功していると言い難い。論点があちこちにとびすぎて、焦点が絞り切れていない感じがします。でもまぁ、江戸時代の妖怪目撃談集成として楽しめるので、それで良しとしましょう。それに、江戸期の妖怪に対する考え方、とらえ方が散見されて、それも興味深いです。妖怪=狸・狐説なんて面白いですよ。


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 2

封印作品の謎―ウルトラセブンからブラック・ジャックまで (だいわ文庫)

著者 : 安藤 健二

出版社:大和書房

発売日:2007-05

評価 :

完了日 : 2007年06月14日

いわゆる「謎本」とその類書は嫌いです。しかーーし、この本は作品内容ではなく、なぜ、封印されているのかという周辺事情を調べていったものです。何故封印されているのかをきちんと調べて感嘆に手に入る本ってなかなかないのです。その意味で貴重な面白い読み物と言えます。
昔々の知り合いがかなりオタク的傾向の人だったので、この中に触れられている作品のほとんどを観たり読んだりしています。いやはや・・・今にして貴重なんだという言う発言の意味が分かったりして・・・。

市民団体の講義を受けての自主規制。そこにはまっとうな論議も健全な民主主義もなく、臭いかも知れないからとりあえず蓋をしておこうという投げやりな態度が見えます。あるいは都合の悪いことには触れない触れさせないという企業の隠蔽体制とか・・ね。で、マスメディアは基本的に強い者の味方、といって悪ければ、騒ぎの大きい方の味方(面白くなりそうな方の味方=声の大きい方の味方)そこには、所詮娯楽作品という蔑視が見え隠れしているような気がします。

そうそう「グリフォン」という会社についての記述が気になります。この妖しげな会社の社長・・本当に怪奇代作品の全作コンプリートがしたかったんだろうなぁ・・。


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 1

落語読本―精選三百三席 (文春文庫)

著者 : 矢野 誠一

出版社:文藝春秋

発売日:1989-12

評価 :

完了日 : 2007年06月01日

古本屋さんで購入。
実は枝雀さん好きの私としては、簡単な落語辞書が欲しかった。で、購入。
続読する本ではない・・と思う。気の向いたときにペラペラっとページをめくり、こんな落語もあるのかぁとかあっ、これ知ってるとかとばし読みしていくのに向いている本だと思う。

落語ってただ笑うためだけの話ではなく、因果ものや人情ものを含む広範囲な話芸なのだと言うことが理解できる。


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 2

深川黄表紙掛取り帖 (講談社文庫)

著者 : 山本 一力

出版社:講談社

発売日:2005-11

評価 :

完了日 : 2007年05月06日

 本日は雨のため絶好の読書日より(5/6)

 江戸です。5つの物語を集めた江戸もの短編集。
もう、随所から江戸が薫ります。この雰囲気だけでも良いなぁ。
4人の仲間が難問解決という物語なんですが、解決の仕方にちょっとした仕掛けがあるのがご愛敬。粋が粋になりきれてないところも風情があります。細かな江戸の風景描写がこのお話達の眼目ですね。

じょうよ饅頭のじょうよが山芋のことだと言うことを初めて知りました。今までは常用ないしは上用だと思ってましたから・・・。


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 4

ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上)新潮文庫

著者 : 塩野 七生

出版社:新潮社

発売日:2002-09-01

評価 :

完了日 : 2007年05月05日

 5月2日 読了
成功したシステムも経年劣化を起こしていく。社会システムも同じ。酔いシステムとは、自己の変化を効率的に行えるシステムだなと痛感します。
それにしてもローマ人って凄いなぁ。

上巻ではグラックス兄弟とスッラについて書かれています。


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 4

ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下)新潮文庫

著者 : 塩野 七生

出版社:新潮社

発売日:2002-09-01

評価 :

完了日 : 2007年05月05日

 5月3日 読了
 この巻では、マリウスとポンペイウスが中心。

福祉では解決できない=生きていくことの誇りを持つ必要がある
という一節には、同感します。福祉政策の一番大切なことは、働く場所と働くことによるプライドを作り出していくことにあるのでしょうね。

ローマでは、それが軍団になっていくわけですが・・・・。


この感想へのコメント

1.くうふう (2007/07/11)
コメントありがとうございます。私も『ローマ人の物語』シリーズをゆっくりと読んでいます。この巻のマリウスやポンペイウスも魅力的な人物ですよね。少し前にでてくる(大)スキピオなんてカエサルと同じくらいすごい人間だと思いました。こんなに綺羅星のごとくすごい、しかも実在した人たちが出てくるシリーズって、そうないですよね。
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