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とーさんさんの読書ノート

おすすめの本
本ってすばらしい!小説を書く人ってすごいな~ってしみじみ感じられた本たち。
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 7

トワイライト

著者 : 重松 清

出版社:文藝春秋

発売日:2002-12

評価 :

完了日 : 2006年09月06日

自分と同年代の登場人物たちに自分を重ね合わせながらじっくりと読みました。私にとっては重松清氏の本はこれが初めてだったのですが、非常にやさしい目線・文体、そして何よりも「ひと」に対する暖かな重松氏の心を感じました。
この本を初めて読んでから以後は、すっかりファンになりました。


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 4

二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)

著者 : 山崎 豊子

出版社:新潮社

発売日:1986-11

評価 :

完了日 : 2006年08月06日

「大地の子」に続いてすぐに読みました。やはり第2次大戦戦時下の日系2世「アメリカ人」家族の絆を主軸に、敗戦後、勝者の論理により東京裁判で日本が裁かれていく過程を日本をこよなく愛し、日本男児の熱いプライドを持ちながらも日系系2世のアメリカ軍将校として苦悩していく主人公の生き様に感動。
骨太なテーマを圧倒的スケールで描かれる人間ドラマに最後まで一気に完読しました。


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 4

破裂

著者 : 久坂部 羊

出版社:幻冬舎

発売日:2004-11

評価 :

完了日 : 2006年03月13日

色々な医療サスペンス(こんなジャンルがあるのか?)があるが、これほどまでに確信犯的なストーリーは今まであっただろうか。傲慢な医者、人と向き合うことの無い官僚など登場人物たちがキチンと描かれており、スムーズに読むことができた。
本来の目的を正反対の方向へ変えてしまった薬の副作用。そしてその薬の思わぬ"効用"を日本が真に抱えている問題の”特効薬”にしようとする官僚。何とも恐い話しですが、無きにしも非ずといった印象をもちました。


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 17

黒い家 (角川ホラー文庫)

著者 : 貴志 祐介

出版社:角川書店

発売日:1998-12

評価 :

完了日 : 2005年12月06日

映画化されたときのポスターではどんな映画なのか想像もつかなかったため、図書館で本書を見かけて借りてみたところ、いやー参りました。恐いのなんのって。
人が亡くなったとき、または大病したときなどに家族を金銭的に救済するはずの生命保険システムも、金が欲しいだけの人間にとっては「人の命を換金する」システムとなってしまうという古くからのテーマを、これでもかというくらいに執拗に克明に、不気味に描写しており、終盤に至ってはある意味”よくあるパターン”のサスペンス映画仕掛けと同様に思わず本に向かって「アブナイ!」と叫んでしまうようなドキドキの緊張感、そしてラストの本当の恐さとは...
とにかくホーンテッドマンションの中をジェットコースターに乗って進むような面白さでした。


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 2

繋がれた明日

著者 : 真保 裕一

出版社:朝日新聞社

発売日:2003-05-17

評価 :

完了日 : 2005年11月10日

イキガッていた主人公がふとしたトラブルで殺人犯になってしまい、刑を終えて娑婆に出てきてからの苦悩、家族・遺族への償い、周囲の人々の視線...
とても重い内容であったが真保氏の非常に緻密かつテンポの良い文体でグングン引き込まれるように読んだ。
故意であろうが過失であろうが人の命を殺めてしまった人間は消して遺族からは許されないものだと思うし、自分はまちがいなく許さないだろうと思う。しかしこの本の読後感といったらなんだかすごくモヤモヤした気分になってしまった。
裁判員制度が始まろうとしている現在、とっても考えさせられると思いました。


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 14

奪取〈上〉 (講談社文庫)

著者 : 真保 裕一

出版社:講談社

発売日:1999-05

評価 :

完了日 : 2005年10月06日

真保裕一、最高!!ジェットコースター犯罪小説の金字塔!
やんちゃな若造たちと、なぞのジジイが偽札作りに対するむちゃくちゃな挑戦とその熱意。そして素敵な裏社会の面々。
この物語を読んで初めて気づかされたのは、成功な偽札を作ることができたとき、裏社会の魑魅魍魎が群がってくるということ。
しかし真保氏の膨大な調査に裏づけされた様々な場面での精密な描写は、例えば今まで興味の無かった「印刷技術に関する本でも読んでみようかな」と思ってしまう程であった。
とにもかくにもスゴイ!の一語に尽きる本。是非!


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1.司馬哲 (2007/11/01)
この奪取は私がもっとも気に入っている作品で、単純に「楽しめた」って感じです。3編に分けて書いてあるのもミソですね。

 

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 4

まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)

著者 : 天童 荒太

出版社:新潮社

発売日:2004-05

評価 :

完了日 : 2005年09月28日

世界の最小単位は家族であると考えている私にとって、書かれている内容を認めたくないと思う反面、実際に日々おきている事件事故を知ると認めなければならないのかなと考えさせられました。親子であるがゆえに逃れられない、家族であるがゆえに許すことができない、そんなことにならないよう気負うことのない家族間のコミュニケーションが必要なのだとしみじみ感じました。


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 61

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

著者 : 横山 秀夫

出版社:文藝春秋

発売日:2006-06

評価 :

完了日 : 2005年07月17日

昭和60年8月12日に群馬県御巣高山に日航ジャンボ機が墜落し520名にも及ぶ搭乗者が亡くなった事故を背景に、地元新聞社を舞台に様々な思惑が絡む人々を描いた物語。
しかし個人的には、主人公である新聞記者の息子との葛藤、そして最後の和解がとっても感動的でした。
私もそうであるが、子供が小さいときというのは父親も若く、仕事に対しても、家族に対してもただまっしぐらに突き進むしかなく、故に不器用で時には周りに迷惑をかけていたりするのだと思う。しかし当事の本人は”クライマーズ・ハイ”になっていたりするのだろう。父親である自分にはそのように感じられた本でした。


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1.司馬哲 (2007/11/01)
↑まさに同感!
私にとってははじめての横山作品でしたが、どっぷりはまりました。
 

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 5

大地の子〈4〉 (文春文庫)

著者 : 山崎 豊子

出版社:文藝春秋

発売日:1994-02

評価 :

完了日 : 2005年07月06日

初めて山崎豊子さんの本を読みました。声を大にして多くの皆さんに伝えたいです。「私は素晴らしい本を読みました!」戦争の悲惨さ、中国という国の人のスケールの大きさ、そして子供を思う親、いいや「大人」たちの静かであり、激しく、熱い心の描写... 全てにおいて感動しました。
相当以前にNHKでTVドラマ化していたらしいので、是非映像でも見てみたいです。


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 8

連鎖 (講談社文庫)

著者 : 真保 裕一

出版社:講談社

発売日:1994-07

評価 :

完了日 : 2005年03月06日

初めて真保裕一を知った本。食品の検査官が主人公ということでかなり異色なストーリーだと思う。
毎日食卓にのる食材の大半を輸入に依存している日本の現状を考えるとタイムリーなストーリーと思い読み始めたが、中盤以降の話は複雑になっていき、しまいには複雑を通り越して「混迷」状態に。
しかし真保氏の執拗なまでの膨大な調査に基づく描写はうならさせられるものがあり、テンポある文体には魅了された。


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 19

砂の女 (新潮文庫)

著者 : 安部 公房

出版社:新潮社

発売日:1981-02

評価 :

完了日 : 2005年02月06日

不思議なお話。しかし読後には妙に説得力のあるメッセージを安部公房氏から受け取ったような気がした。
ありえるわけが無い奇妙な村を舞台に、淡々とした異常な生活を送る住人の「砂の女」と昆虫好きの旅人。読後は「でもある意味自分の日常もそんなものかな」と思ってしまった。そして何とか自由になりたいと日々思っているのに、いざ自由を与えられたときそれは不自由であるかのように思えてしまうだろうし、マンネリな日常に文句をいいながら変化に満ちた生活に飛び込んだとき、今以上の文句をいうだろうな~とつくづく感じてしまった。平凡ってナニ?普通ってナニ?ってカンジになってしまう本でした。


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