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読んだ本全部(38)

よちこさんの読書ノート

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 9

波のうえの魔術師 (文春文庫)

著者 : 石田 衣良

出版社:文藝春秋

発売日:2003-09

評価 :

完了日 : 2008年08月22日

バブル崩壊後不景気真っ只中のある日、大学卒業間もないニートの青年が突然老人に声をかけられ、秘書にスカウトされる。その老人は株式投資での資産運用をして莫大な資金を得て、それを仕事としていた。青年は老人から経済や金融のことを一から学び、その世界に引き込まれていく。やがて老人が密かにあたためていた計画、世界のマーケットを巻き込む大事件に巻き込まれていく。
星5つじゃ足りない!本当にゾクゾクしておもしろかった。この物語に出てくる経済用語やマーケットの仕組みなどを自分で調べてしまったくらい。株をやっている人は特に楽しめる物語だと思う。私は大学時代に経済学部だったから、その頃にこの本に出逢っていればもっと興味を持って真剣に経済の勉強ができたと思う。本当に本当に残念でならない。
もう一度勉強し直してみようかな。


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 3

指輪をはめたい

著者 : 伊藤 たかみ

出版社:文藝春秋

発売日:2003-10-08

評価 :

完了日 : 2008年08月01日

30歳を数週間後に迎える主人公(男性)が転んで数時間の記憶を失ってしまう。覚えていることは、記憶を失う直前に婚約指輪を購入し、これから「誰か」にプロポーズをしに行こうと決意していたことだけだった。3マタをしていたためプロポーズをしようしていた相手が3人のうちの誰なのか分からないが、とりあえず一人ずつ会ってみる…というお話。

3マタ男のドタバタ劇をけっこうおもしろく読んでいたのに、最後の終り方がちょっと残念だった。自分の年齢が主人公と近いだけに、男性の結婚観がやけにリアルに感じた…。


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 81

陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:祥伝社

発売日:2006-05

評価 :

完了日 : 2008年08月01日

「陽気なギャングが地球を回す」の続編。前編ではそれぞれの登場人物の日常生活が描かれている。後編では前編での出来事を少しずつ絡みながら誘拐事件を追う。

今回は事件の内容よりも、ひとりひとりの強烈なキャラクターを全面に出した物語だったように思う。本当に楽しかった~!!
私は前回の銀行強盗の登場人物がみんな大好きだったので、この本で続編というかたちでまた彼等に再会できて本当に嬉しかった!
この愛しき銀行強盗犯の物語がシリーズ化されて、さらに続編が出ることを期待してます。


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 32

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

著者 : 湯本 香樹実

出版社:新潮社

発売日:1994-03

評価 :

完了日 : 2008年07月23日

小学6年生の男の子3人が近所のおじいさんの行動を毎日見張り、観察する。
おじいさんが死んでいくのを見るために。

他人の死ぬところを見ようなんて最初は悪趣味だと思ったけど、悪ふざけでなく真剣に、死ぬということがどういうことなのかを悩んで解明しようとする少年たちが私はどんどん好きになっていった。
「死」のとらえ方は人それぞれだけど、この3人が最終的にたどりついた「死」ということの考え方はとてもいいなと思う。

ぶっきらぼうだけどとても優しくて色々教えてくれるおじいさん。
最初は汚くて古かったのに徐々に色彩を持って美しくなっていく庭。
夏の間にぐんぐん大きくなる少年たち。
この物語の情景も本当に素敵。

大満足の1冊でした。


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 11

日輪の遺産 (講談社文庫)

著者 : 浅田 次郎

出版社:講談社

発売日:1997-07

評価 :

完了日 : 2008年07月17日

ポツダム宣言受諾の数日前に、敗戦後の日本の復興資金として2百兆円相当の財宝を隠蔽するという極秘作戦が決行された。その重大な任務を負った軍人たちの物語。

お国のために天皇のために命をかけて戦っていた日本人、それが美徳と教えられていた子供たち、敗戦後には自ら命を絶ったたくさんの軍人…。
忠誠心が強く、あまりにも真面目な日本国民の姿に切なくなった。

戦争ものの物語は暗くて得意ではないが、この『日輪の遺産』は難なく読めた。極秘作戦に引き込まれたのだと思う。とても読みやすかった。
戦争を知らない私たちは、やはりこういう本を読んで戦争やその頃の日本を知らなくてはいけない。今の日本があることを感謝しなければならない。
色々考えさせられた本だった。


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 11

福音の少年 (角川文庫)

著者 : あさの あつこ

出版社:角川書店

発売日:2007-06

評価 :

完了日 : 2008年06月26日

アパートが全焼したガス爆発事故と、その真相を突き止めようとする2人の少年の物語。ミステリー。

おもしろかった!ひきこまれた!
主人公の2人の高校生は小賢しいし、何を考えてるのか分からないし、ちょっとおっかない。彼らにゾクッとさせられた場面がいくつもありました。でもなんだかかっこいい。

あさのあつこさんの描く少年っていうと、バッテリーやMANZAIのさわやかなイメージが強かったので驚いた。今回は全くさわやかじゃない。
でも、主人公が自分自身と対峙してジタバタしている場面は本当にリアルに繊細に書かれていて、やはりあさのあつこさんの作品らしいなと思った。


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 28

空中庭園 (文春文庫)

著者 : 角田 光代

出版社:文藝春秋

発売日:2005-07-08

評価 :

完了日 : 2008年06月26日

ある家族の物語。家族に対して秘密事は持たずに全部オープンにしようというルールがある。でももちろん実際はそれぞれが隠し事をしている。不倫だったり過去の出来事だったり…。

1章ずつ主人公が変わり、その家庭をそれぞれの目線から描いている。物語の中で特に大きな事件が起こるわけでもなく単調なので、私としては誰か1人の人物をじっくり掘り下げてほしかったな。


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 53

カラフル (文春文庫)

著者 : 森 絵都

出版社:文藝春秋

発売日:2007-09-04

評価 :

完了日 : 2008年06月02日

前世で悪事をはたらいた魂が、一度死んだ別の人間の身体に入りこんで魂の修行をする。
最初は無茶な設定で児童書っぽいなと思ったけど、読み進めていくと一人ひとりの人間性がだんだんリアルになってきて引き込まれていった。
『死』というのがこの物語の最初から最後までのひとつのテーマなのだと思うが、暗かったり重かったりはしない。でも要所要所で『死』の悲しさや生きていることの大切さをちゃんと訴えかけてくる。
子供にも大人にも幅広く読んでもらえる本なのでは。



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 96

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:新潮社

発売日:2003-11

評価 :

完了日 : 2008年05月31日

強盗をはたらいた主人公がなんとも不思議な孤島に降り立つ。
その島にはしゃべる未来を知るカカシが存在する。

前半はストーリーが全く読めないし暗いカンジなので挫折しそうになったけど、中盤になってようやく話が進んでくるとおもしろく読めるようになった。
すごく不思議なワールドで、これが伊坂さん独特の雰囲気なのかなと感じた。


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 26

The MANZAI 1 (ピュアフル文庫)

著者 : あさの あつこ

出版社:ジャイブ

発売日:2005-12-01

評価 :

完了日 : 2008年05月30日

いつも自分の本音を口に出すことを恐がっている大人しい少年の歩が、ある日突然、クラスで人気者の秋本貴史に漫才の相方を申し込まれる。
秋本を通してクラスメイトとも徐々に打ち解けられるようになり、漫才も…。

ウジウジしながらも一生懸命に物事に向きあっている歩が本当にカワイイ。そして秋本の底無しの優しさがホントいい!二人の漫才じみた日々の会話やクラスメイトのキャラクターもおもしろい。

素直に楽しめて大好きな物語です。


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 5

王妃の館〈上〉 (集英社文庫)

著者 : 浅田 次郎

出版社:集英社

発売日:2004-06

評価 :

完了日 : 2007年09月21日

フランスのパリにある由緒正しい老舗のホテル『王妃の館』に泊まるという観光ツアーの話と、その王妃の館にまつわるブルボン王朝のエピソードで成り立っている物語。
観光ツアーの部分は本当にドタバタ喜劇だけどブルボン王朝の話はかなりジーンときました。笑ったり涙したりとても読み応えのある本でした。
ただ、ブルボン王朝のエピソードはどこまで真実なのかとても気になりました…。


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 8

夏のロケット (文春文庫)

著者 : 川端 裕人

出版社:文藝春秋

発売日:2002-05

評価 :

完了日 : 2007年09月21日

学生時代のロケットサークルに所属していたメンバーが、数年後再び結集して夢だった火星へのロケット打ち上げを企てる。ロケットに関する難しい単語や人名がたくさん出てくるけれど、細かい事は無視して飛ばして読んでいても楽しめる本だと思う。
現実はこんなにうまくいかないだろうとは思うけれど、やはり大の大人が無謀な夢を真剣に追いかける姿には心打たれた。


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 108

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:祥伝社

発売日:2006-02

評価 :

完了日 : 2007年09月21日

様々な特殊能力を持ったメンバーが銀行強盗をする話。
楽しかった~!登場人物一人ひとりがすごくカッコいいし強盗の手口もおもしろい。夢中になって読みました。私もこのメンバーに入りたいなぁ。
この続編の「陽気なギャングの日常と襲撃」も絶対読もうと思います。


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 56

ネバーランド (集英社文庫)

著者 : 恩田 陸

出版社:集英社

発売日:2003-05

評価 :

完了日 : 2007年06月26日

実家に帰りたくない理由をひそかに抱えた4人の男子学生が、冬休みに男子校の古びた寮に残り、共に年を越す。
それぞれの帰りたくないという理由がトラウマになるほど壮絶。でもみんなこの共同生活を満喫し楽しんでいるようで読んでいておもしろい。男の子たちが集まるとホント馬鹿なことやるんだな~と思ってうらやましくなった。


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 1

機関車先生 (集英社文庫)

著者 : 伊集院 静

出版社:集英社

発売日:2003-03

評価 :

完了日 : 2007年06月26日

小さい頃の病気の影響でしゃべることができない先生と、小さな島の小さな小学校の生徒たちの物語。先生はとても大きくて強くて優しい。そして誰からも頼られ、慕われる。
この先生と教頭先生の二人三脚の授業が素晴らしい。人間の本当の強さとはどういうことなのか、小さな子供たちが先生の姿を見て徐々に理解していく。
本当にいい本。子供たちに読んでもらいたい。


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 24

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)

著者 : 森 絵都

出版社:角川書店

発売日:2005-06-25

評価 :

完了日 : 2007年06月10日

この本はクラシック音楽の曲名の名前がついた3つの話が入った短編集。
「アーモンド入りのチョコレートのワルツ」はフランス人の男の人と、優しい女のピアノの先生と、二人の女の子の生徒の物語。私は4人でぐるぐるとワルツを踊るシーンがとても気に入った。目の前に楽しそうな笑顔が浮かんできそう。
他の2つの物語も優しくてちょっと切ない話でステキだった。
それぞれの題名がとてもいいなと思った。


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 31

オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)

著者 : 荻原 浩

出版社:集英社

発売日:2001-10

評価 :

完了日 : 2007年06月10日

ド田舎の小さな村の過疎化を救おうと、ある広告代理店と組んでとんでもない作戦を計画する。
村の若い男連中の純粋さや優しさにはおもわずジーンとするところもあった。でもやっぱり荻原さんの本はおもしろい。ぶっ飛んだアイディアや登場人物や事件や…。とにかくたくさん笑えた。
荻原さんファンとしては是非オススメしたい本。


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 8

夏休み (河出文庫)

著者 : 中村 航

出版社:河出書房新社

発売日:2006-06-03

評価 :

完了日 : 2007年06月10日

2組の若い夫婦が離婚が真剣に離婚をかけて勝負をする。その勝負の内容や男二人の振り回される様子がおもしろかった。
私がこの物語の中で一番好きなのは、主人公の義理のお母さんで同居しているママ。いつも真剣勝負といったかんじで話を聞いてくれる。ちょっとした軽い質問でも真面目に的確に答えを出してくれる。そしてこの人の淹れるお茶は誰にも真似できないくらい美味しい。
物語の内容より私はこのママが印象に残った。


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 32

黄色い目の魚 (新潮文庫)

著者 : 佐藤 多佳子

出版社:新潮社

発売日:2005-10

評価 :

完了日 : 2007年06月07日

絵を描いている人を見ているのが好きな女の子と、何でも絵に描いてしまう男の子の物語。共通する「絵が好き」という想いが二人を近づけていく。
絵に対してもお互いに対してもすごく純粋で真剣。高校生くらいの頃の恋愛ってこんなかんじだったな~なんて懐かしくなった。
恋愛が中心に描かれいるわけではなく、さらっとしてて爽やかな物語。現役の高校生よりも、高校時代を懐かしく思えるくらいの年齢の人達に読んでもらいたい。


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 47

ラスト・イニング

著者 : あさの あつこ

出版社:角川書店

発売日:2007-02

評価 :

完了日 : 2007年06月01日

バッテリーⅥ巻くらいからの内容を瑞垣の目線で書いた物語。バッテリーⅥの先の話もあるからⅥまで読んだ人は絶対読むべきだと思う!!!
瑞垣は素直な気持ちで野球と接してないし、理屈っぽいし、バッテリーシリーズでは私は彼が嫌いだった。でもこの本で少し好きになった。やっぱり野球が好きで好きでしかたがない人間だったんだな。
さらにこの続きも書いてほしい!
バッテリーは大好きなシリーズです。★5つなんて足りない!


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