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 3

薪の結婚 (創元推理文庫)

著者 : ジョナサン キャロル

出版社:東京創元社

発売日:2008-04

評価 :

完了日 : 2008年06月24日

久しく待ち望んでいた、キャロルの新作です。
希少本を扱う店を持ち、もう人生に大きな変化など起こらないだろうと過ごしている30代の女性が主人公。
そして、物語は新しい恋人との出会いをきっかけに、彼女の人生を大きく振り回し始めます。
いつもながらのこの感覚。
キャロルの長編は最後の頁を読み終わるまで、まるで、見たことのない新しいジェットコースターに乗り続けているようです。
心に残る優しい言葉と、突然の恐怖、戦慄...。

以下、本書より
「女は家を建てるための石
 男は火を熾し家を暖める薪」

『月の骨』以来、ぞっこんです。


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 5

メモリー・キーパーの娘

著者 : キム・エドワーズ

出版社:日本放送出版協会

発売日:2008-02-26

評価 :

完了日 : 2008年06月19日

久し振りに、本を読んだという気持ちがしました。
主人公である医師のトラウマによって、死産とされた娘を育て上げる看護婦と、喪失感を抱えたまま双子の兄を育てる母親。それぞれの葛藤と人生が、交差するまでの長い月日を描いています。
障害がある故に、実の父にその存在を消されても母親と兄の心に生き続ける娘。現実の苦境を乗り越えて育てる、看護婦の日々の苦悩。そして、父親の娘への思い。
深い人物描写と物語の展開に感銘をうけました。
読み応えの有る一冊です。


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 4

カラスのジョンソン

著者 : 明川 哲也

出版社:講談社

発売日:2007-02-07

評価 :

完了日 : 2007年10月09日

心にしみこんでくる名作だと思います。

母と子が助けたカラスに、つけた名前がジョンソンです。野生に返って生きるすべを身につけ、家族のできたジョンソンにも、母親と二人きりの生活をしている少年にも大きな苦しみが訪れる物語の最後。魂から悲痛な叫びをあげながら、「生きろ」という一番大切なメッセージが示されます。

嫌われるカラスたちだって、一生懸命に生きている命です。人間が自分たちの出すゴミをきちんと始末できないから、食べていくためにカラスがつつくのです。野生化して、公園などにたくさんいる鳩がゴミ箱をあさっていたら皆に嫌われるのでしょうか。鳩の羽が真っ黒だったら自治体が処分の対象にするのでしょうか。

この本を読んで、いろいろな「嫌われもの」について考えました。自分が嫌いだと感じるものへの感情も、突き詰めて考えてみる良い機会になりました。

いつか、子どもにも読んでほしいと思います。


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