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しらはさんの読書ノート

外国人/2007年
2007年1月1日~2007年12月31日までに読了した外国人作家の本を一括してまとめます。
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 2

倫理問題101問 (ちくま学芸文庫)

著者 : マーティン コーエン

出版社:筑摩書房

発売日:2007-05

評価 :

完了日 : 2007年07月03日

「哲学100問」とか「数学200問」とか、そういう銘の本は何となくくだらないものが多い気がするのだけれど、ちくま学芸から出ているだけあってさすがにマトモ(馬鹿高い文庫なのだからそうでなくては困るけれど。)後半の250ページに及ぶ濃密なディスカッションは、リアルな倫理のジレンマについてかなり深く考えさせてくれるところがある。プラトンの『国家』あたりに目を通してから読むと、引かれている回数も多いだけになお楽しいかもしれない。


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 3

クロイツェル・ソナタ/悪魔 (新潮文庫)

著者 : トルストイ

出版社:新潮社

発売日:1974-06

評価 :

完了日 : 2007年06月20日

トルストイは読んだことがなかったけれど、薄いという理由だけで手を出した本。いかにもロシア人らしい「男」の蜿蜒たる独白が続く……。内容はどちらも性問題に関する事件をめぐる告白である。あまり読後感のいい話ではないが、性的欲望なんてものがあるから世の中うまくいかないんだ、という性に関するストイックな考えはよく伝わってくる。


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 2

ファウスト (第2部) (新潮文庫)

著者 : ゲーテ,高橋 義孝

出版社:新潮社

発売日:1968-02

評価 :

完了日 : 2007年06月16日

説明不要の名作。ゲーテに差し掛かるときには是非ともこれから読みたいと思っていた。どこそこが何の神話だ何のメタファーだと突っ込んで考えなくても、普通に読んでるだけでだいぶ楽しい。メフィストーフェレスとファウストの掛け合いも言葉の贅をつくした豪華絢爛。高橋義孝さんの訳も好みにあった。
個人的には第二部第二幕のセイレーンの歌うシーンが妙に印象に残っている。たいした重要なシーンでもないけれど、何故だろう?

何にしても二回は読みたい。一周ではもったいない。


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1.くうふう (2007/07/14)
読んでみたいと思って本屋で何度も手にしたのですが、なぜかまた、元の場所へ返してしまう…
今度は岩波でなく、新潮を手にしてみます。
2.しらは (2007/07/15)
岩波の訳とも見比べてみましたけれど、やはり私は新潮訳をおすすめしたいですね。是非新潮を手にしてみてください。また願わくはそのままお会計へ進まれますように……。
 

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 1

ファウスト (第1部) (新潮文庫)

著者 : ゲーテ,高橋 義孝

出版社:新潮社

発売日:1967-11

評価 :

完了日 : 2007年06月14日

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 2

李白詩選 (岩波文庫)

著者 :

出版社:岩波書店

発売日:1997-01

評価 :

完了日 : 2007年03月29日

言わずとしれた唐代の「月と酒の詩人」・李白の主要な詩を精選したもの。その収録数百二十首。どれがよいと言われれば色々上がるけれど、二点、「廬山の瀑布を望む」と「月下独酌」が特に好み。


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 1

即興詩人 (下巻) ワイド版岩波文庫 (19)

著者 : アンデルセン,森 鴎外

出版社:岩波書店

発売日:1991-01

評価 :

完了日 : 2007年02月19日

明治翻訳文学の金字塔と言われる森鴎外訳のアンデルセン作品。原作のストーリーも、ひとことで言えば恋を通してのアントニオの成長物語と、小難しいところがなくストレートでいい。しかしそれ以上にこの訳は好みすぎる。読後随分時間をかけてあちこちノートに写してしまった。

イタリアを旅行するときはこの『即興詩人』を携えていきたいと思う。もう一冊持っていくとすると、よく言われているのはゲーテの『イタリア紀行』だろうか。まだ読んでいないだけに、それについてはなんとも言えない。


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 1

即興詩人 (上巻) ワイド版岩波文庫 (18)

著者 : アンデルセン,森 鴎外

出版社:岩波書店

発売日:1991-01

評価 :

完了日 : 2007年02月17日

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 3

未来のイヴ (創元ライブラリ)

著者 : ヴィリエ・ド・リラダン,斎藤 磯雄

出版社:東京創元社

発売日:1996-05

評価 :

完了日 : 2007年01月29日

世界で最初に「アンドロイド」という言葉を使ったのはこの本だそうだ。その世界最初のアンドロイド「ハダリー」をめぐる、一人の科学者と一人の青年の恐怖の計画。機械はどこまで人間の代わりをつとめられるだろうか……。

ハダリーの機構を長々説明する中盤の冗長さと、最後の最後で期待したよりもあっさり終わってしまう歯切れのもどかしさが無ければ五点をつけたかった。しかし私にとっては、ヴィリエ・ド・リラダンの全集を書庫から浚ってくるきっかけにもなった記念すべき作品。


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