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くうふうさんの読書ノート

再読本
何度も読み返す・読み返した本。心に沁みました。星の数関係ありません。
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 1

新訳 現代の経営〈下〉 (ドラッカー選書)

著者 : P.F. ドラッカー

出版社:ダイヤモンド社

発売日:1996-02

評価 :

完了日 : 2006年11月28日

この人の本は、何度読んでも、どんな時でも、何かに気づかせてくれる。本当にすばらしい! たとえば、この本。 50年代に書かれて半世紀ほど経っているのに、本質的な部分はまったく色あせていない。 たしかに、オートメ化とかORとか死語みたいな言葉が所々に出てくるけど(それでも、その当時にこのことを言及していたのはすごいことだろう)、マネジメントそのものについては普遍的なことを言っていると思う。 たしかに、『イノベーションのジレンマ』においては、ドラッカーをはじめとする権威ある専門家たちの言うマネジメント手法は古いのか、と思わせるものがある。ドラッカーといえども、決して普遍性があるとは言えないかもしれない。 とは言え、この本はいつまでも必読書であり続けるだろう。テイラーの科学的管理法やマズローの欲求段階説が今でも光を放っているように。


この感想へのコメント

1.フィリップ・まろ (2007/07/28)
ピーター・ドラッカーの本は30年前、大学の教科書として読んだきりです。あんなものを(ゴメンナサイ)愛読書としておられる方がいらっしゃるから、世の中、舐めちゃいけませんね。くうふうさん、大した読書家です。恐れ入りました。
2.くうふう (2007/07/28)
コメントありがとうございます。
ドラッカーを教科書としていらしたなんてうらやましい限りです。そのような講義なら真面目に出席しますよ、僕は、きっとw
 

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 1

考えるヒント 4 (文春文庫 107-5)

著者 : 小林 秀雄

出版社:文藝春秋

発売日:1980-01

評価 :

完了日 : 2006年11月15日

1~4読了。 いろんな小林秀雄を知りました。
【1】 比較的短いものが多く、最初としてはとっつきやすい。
【2】,【3】 難しい… 特に、ロシアについての知識や背景を知っていないと、ほとんど手も足も出ない。
【4】 圧巻。すごい。感動する。 中原中也に対する思いが文章中にも行間にもあふれている。 これが、あの小林秀雄なのか?単なる知の巨人でなく、ものすごく人間臭い、熱い人間であることが伝わってくる。


この感想へのコメント

3.フィリップ・まろ (2007/09/02)
今回はこちらにコメントをお寄せ致します。
初代文化庁長官で、今東光和尚のご令弟、今 日出海と小林秀雄は親友でした。ところが一度議論が巻き起こるとどちらも絶対に譲らない。「じゃあ、表に出よう」「いいだろう」と合意をすると、外で殴り合いを始めたそうです。昔の秀才は腕力にも自信がないと議論に勝てなかったようです。論客が一個のオスと化すこの話が気に入っています。
4.くうふう (2007/09/03)
これもおもしろいエピソードですね。僕の知っている小林秀雄のエピソードで好きなのは、書きたいことをうまく表現できないときとかには、わめきながら頭を床にこすりつけて、中身を搾り出していた、というものです。あれほどの知性と理性でもそこまでやっていたのに比し、私なんてすべてにおいて中途半端だな、と思いました。

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 11

仮面の告白 (新潮文庫)

著者 : 三島 由紀夫

出版社:新潮社

発売日:1950-06

評価 :

完了日 : 2006年10月25日

半自叙伝とのことです。 前半はかなりイタいです。 正直、読むのをやめようかと思ったくらい。 でも、女性が対象となる後半は、三島の本領発揮という感じです。『豊饒の海』4部作での文体の美しさがしっかりとここにも息づいています。 前半部分をイタいと思いながらも読み進めたのは、三島独特の文体の美しさに魅せられていたからかもしれません。 やはり、天才は違う。痛い素材も美しく仕上げてしまう。 何回か読み返すと思うけど、その時は今回みたいにイタい思いはしないでしょう。


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 2

墨汁一滴 (岩波文庫)

著者 : 正岡 子規

出版社:岩波書店

発売日:1984-01

評価 :

完了日 : 2006年10月22日

ああ~、ノボさんってなんてすごい人なんだ、の一言です。 さらりと病状のことも書かれているのですが、それを目の当たりにしたら、おそらく正視に耐えない状況だったのでしょう。 枕元に毒薬を置いてそれを俺が飲むかどうかためしてみろとか、左の肺からブクブクという音がとか、一日だけ元気して思う存分食わせろとか… そんな激痛に耐え、俳句、短歌や絵のことについての見識の深さ(子規なら当たれ前でしょうが)を綴っていることには脱帽です。
このような病状でも生き続け、後世に多大な影響を与える仕事をした子規って、すごいんですね。それに比べ、自己殺人(自殺のこと)を犯した何人かの作家なんて、何もやっていないに等しい。 ちょっと、言い過ぎました。
また、碧梧桐や虚子が見舞いに来たとき、1曲、2曲謡ったという場面に、なぜか涙腺が緩みました。師弟関係でなく、深い友情で結ばれていたのでしょうね。
それから、子規の句や歌も数多く載っているのですが、やっぱりいいですね。


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1.たむたむ (2007/07/19)
僕もこの本を読んで少しは病気の人の気持ちを考えてみようと思います。
2.くうふう (2007/07/19)
そのような読み方もおもしろいかもしれませんね。病床の子規は、目いっぱい強がって、やせ我慢さえしてますよ。
 

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 1

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

著者 : ジャレド ダイアモンド

出版社:草思社

発売日:2000-09

評価 :

完了日 : 2006年10月22日

『文明崩壊』がすごく面白かったので、これも読んだ。 相変わらずの、圧倒的面白さです。
アフリカ、肥沃三日月地帯、中国、ヨーロッパ、旧大陸、オーストラリア大陸などをいろいろな対立軸で比較し、結局、どうしてヨーロッパ(人)が世界の中心として君臨しているのか、を解いています。
雑多な野生種→農耕・家畜化→集団社会の形成(および専門職の発生)→病原菌・免疫力の獲得→好奇心・欲→他の社会を征服 という大きな流れのに加え、いくつかの社会同士の対立にユニークな要素を列挙しています。
この人、圧倒的な調査力と数多くのフィールド・ワークで自論を展開しています。もちろん、さまざまな調査・統計データも使用しています。この徹底した手法と展開力は本当にすごい。


この感想へのコメント

1.たむたむ (2007/07/17)
感想がすごくわかりやすいですね。興味がわいてきました。
2.くうふう (2007/07/17)
ありがとうございます。この作品では日本のことは触れられていないのですが、『文明崩壊』では江戸時代の日本を褒めています。例の欧米的論文に対するアレルギーがなければ、どちらもお勧めです。
 

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 3

墨東綺譚

著者 : 永井 荷風

出版社:新潮社

発売日:1951-12

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

粋人です、この人。文体といい、文章全体がかもし出す雰囲気といい、ほんとに粋です。この人にはかないません、当たり前ですが。 それと、この小説に出てくるいくつかのシーンで、忘れていた幼い頃の印象的な思い出がよみがえってきました。(花電車とか。)ああー、そう言えば同じようなシーンがあったな、みたいな。もちろん、時代は違うのですがw


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 6

方法序説 (岩波文庫)

著者 : デカルト

出版社:岩波書店

発売日:1997-07

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

言うまでもなく、超がいくつもつく有名な本。薄くて、平易な文章ぽかったので買って読んでみた。今頃ですが…

学校ではデカルトは哲学者の一人みたいな風に教えてもらったが、この人、哲学者ではないですよね。どちらかというと、科学者ですよね。まあ、哲学者と科学者の違いってあってないようなものと言ってしまえばそれまでですが。

学校教育では「我思う故、我あり」というフレーズだけがピックアップされています。が、内容については、科学的思考方法と論理的思考方法についての解説書と言ってもいいと思います。

この本、「方法序説」なんてわけの分からない4文字の書名にせず、ちゃんと訳して、さらに文章を平易にして(新訳して)、高校生も読むことができるようにするべきです。ロジカルシンキングだ、クリティカルシンキングだ、などと横文字に踊らされて、学者やコンサルの書いた本をありがたそうに読んでいる、いい年こいた社会人みたくならないように。 この本、たぶんそういった類の本の種本の種本ですよ、きっと。


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 2

ロビンソン漂流記 (新潮文庫)

著者 : デフォー,吉田 健一

出版社:新潮社

発売日:1951-05

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

小室直樹の本にたまに出てくるので、今回改めて読んでみた。いまさらではあるが…
間違いなく、おもしろい。久しぶりにワクワク、ドキドキのおもしろい冒険ものを読ませてもらった、という感じである。 ただ、これを小中学生に読ませて、理解できるのであろうか、との疑問はある。なにせ、キリスト教観に基づいてた哲学的思想が展開されるのである。キリスト教徒としてではなくとも、ぼんやりとした宗教観を持っていないと、ロビンソンの言っていることは理解できないと思うのだが。
小中学生向けと思われている古典の中には、実は、大人になってから読むべきものが多いような気がする。


この感想へのコメント

5.くうふう (2007/10/02)
いえ、実はボク、友人からマイペースで周りに気を遣わない、直球をガンガン投げ込んでくるヤツと言われている人間でして。スミマセン。こちらこそ、よろしく。
6.KUMI (2007/10/17)
読みました~♪すっごい面白かったです。
どちらかといえば、あまりストレート過ぎずに、読む側にも
考えさせてくれる本が好きなのですが、まさにそのタイプの本でした。(読む度(旅)に新しい発見がありそうな。)
図書館にあるたくさんの本の中の一冊に☆をつけて頂いてありがとうございます。おかげで、迷わず辿りつけます♪

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 1

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

著者 : ジャレド・ダイアモンド

出版社:草思社

発売日:2005-12-21

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

これはおもしろい!!最近読んだ本の中で、最も納得させられました。 でも、人類はこの試練を乗り越えられるのか?もっとも、身から出たさびではあるが。筆者は、必ず乗り越えられると。そうあってほしいし、そうしたい。


この感想へのコメント

6.くうふう (2007/10/01)
あまりお気に召されなかったようで、失礼しました。欧米人独特の、最初はとっつきにくい論文的な構成なので、その点を言及すればよかったですね。
私も「たなぞう」が好きですし、KUMIさんのような方とコミュニケーションをとることができるので、できれば引越ししたくないのですが… たなぞう、がんばってください!
7.KUMI (2007/10/02)
あー!違うんです!お気に召さなかったわけではないのです。ただ、私の頭がついていけなかっただけ。十分に素晴らしい本でしたよ。これから読もうとしている人に自信をもってオススメできます!もう少しくうふうさんの様に、読解力をつけていかなきゃ。これから、外国の作品を読んでみたいと思っているし、まだ、全然話し足りない。たなぞうさん、頑張ってほしいですね。

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 12

海辺のカフカ〈下〉

著者 : 村上 春樹

出版社:新潮社

発売日:2002-09-12

評価 :

完了日 :

この物語、大好きです。
登場人物も魅力的ですし、舞台設定もいいです。
ストーリーとしては、たぶん、読めば読むほど味が出てくるんじゃないかと思います。1回だけ読んでおしまい、というのはもったいないと思います。
この人は、作品数も多いですし、押しも押されぬ世界的大作家ですが、なぜか作品は権威主義的な雰囲気すらないところもいいですね。でも、哲学的なところがあるといえばありますよね。


この感想へのコメント

2.くうふう (2007/08/01)
そう言われれば、語呂もいいですよね、たしかに。
私は、個人図書館が重要舞台になっているところも好きなんです。そこでカフカが読む本も、そこでの会話も。本好きの人間にとって、なかなか味わいのある設定だと思いました。
3.フィリップ・まろ (2007/08/04)
『たなぞう』にうまくアクセスできなくて弱っていました。またしても我がPCに不具合か?!と思って。ついこの間、モーター・ドライブの故障で25000円も支払ったばかりですから。“データベースの過負荷による”ものとの説明に一安心致しました。『海辺のカフカ』の話題中に『デタベの過負荷』が生じたのですね。お後がよろしいようで。

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 4

読書について 他二篇 (岩波文庫)

著者 : ショウペンハウエル

出版社:岩波書店

発売日:1983-01

評価 :

完了日 :

読み終わったら、すぐに再読しなさい!とおっしゃってます。

できるならそうしたいのですが、読みたい本が次々と誘惑してきますので…

ショウペンハウウェルさんは、ホントに文章に勢いがあります。ぐいぐい引っぱられます。ときどき、不快な気持ちになることもあります。でも、この人の作品はすべて読みたくなります。不思議な方です。


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1.KUMI (2008/01/27)
最近「罪と罰」を読み終えて、別な本を読み始めたのですが
すぐにパタンと閉じて、また「罪と罰」をパラパラめくってしまうんです~!そのうち、(読み終わったら、すぐに再読しなさい。)って言葉をどこかで聞いたなあ。なんて思い出しまして♪やはり、ここでした。以前は(有り得ない!)言葉でしたが、なんか今なら納得です。深く読むか、広く読むか、どちらがいいのでしょうね?
2.くうふう (2008/01/27)
僕もそのどちらがいいか悩みます。でも、もう悩んでいる暇なんてありません、なんせ読みたい本が山ほどあるんですから。そうなら、本との相性に任せてみようかと思ってます。何度でも読みたいと思った本はもういいと思うまで読む。読みたくなるかもしれない本ならとっておく。1回でいいや、と思ったら忘れる。なんか、本能のおもむくままですねw
 

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 1

成吉思汗の秘密 (角川文庫 緑 338-2)

著者 : 高木 彬光

出版社:角川書店

発売日:1973-07

評価 :

完了日 :

おもしろいですねえ、これ。アリバイ崩しの手法でチンギス・ハンの正体をつきとめていく。ある意味、推理小説らしい推理小説です。
それと、最後にも出てくるのですが、この本のネーミングの謎にもうならされます。しずか…。


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 1

黄色い部屋の秘密 (1956年) (探偵小説文庫)

著者 : ルルウ

出版社:新潮社

発売日:1956

評価 :

完了日 :

推理小説の古典、名作。『オペラ座の怪人』の方が有名な作家。
小学生のとき、隣の席の友人が授業中も読んでいたので興味がわき、図書室で借りて読んだ本。だまされ系です。
推理小説のおもしろさを思い知らされ、その後、クリスティ、クイーン、ドイル、横溝正史、高木彰光などを読むきっかけにもなった。


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 2

アクロイド殺人事件 (新潮文庫)

著者 : クリスティ,中村 能三

出版社:新潮社

発売日:1958-08

評価 :

完了日 :

説明の必要がない、有名な推理小説。高校生のときに読んだ本。
やられたー、の一言。悔しくて、立て続けに再読しました。すると、あります、あります、あちこちに謎解きのヒントが。なぜ、このヒントに気づかなかったのか、また悔しくなりました。


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 3

照柿

著者 : 高村 薫

出版社:講談社

発売日:1994-07

評価 :

完了日 :

高村さん、あなたはすごい人です、みんな認めていると思いますが。
こんなミステリーってありなの、こんな警察小説ってありなの?事件が発生するまでのイントロの長いこと長いこと。でも、それがこの小説が本領を発揮しているところだと思います。

『レディー・ジョーカー』もすごい。『照柿』もすごい。直木賞受賞作にもかかわらず『マークスの山』を文庫本化に伴い大幅に改訂するという、その肝っ玉もすごい。

高村さん、あなたは本当に凄い。


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 1

花神 (下巻) (新潮文庫)

著者 : 司馬 遼太郎

出版社:新潮社

発売日:1976-08

評価 :

完了日 :

日本陸軍創始者大村益次郎、もとい村田蔵六の物語。
高杉晋作曰く「火吹だるま」。晋作一流のしゃれであると同時に高評価のしるしだと思います。
「暑いですなあ。」
「夏だから暑いのは当たり前です。」
「…。」
この会話が、蔵六のいいところが出ている反面、誤解を受けやすい性格を見事に表象しています。

この小説、見事な軍事物語である以上に、第一級の恋愛小説です。
いねと蔵六。こんな恋愛してみたいものです。

いねとアームストロング砲。この小説のキーワードです。


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 12

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)

著者 : 新田 次郎

出版社:新潮社

発売日:1978-01

評価 :

完了日 :

「天は我を見放した」のセリフでも有名な小説。
映画でも高倉健や北大路欣也などの出演で有名です。
この本は、会社のリーダーシップ研修事前課題の題材として使われたのがきっかけで読みました。忙しい中、読むヒマなんかないと思いながらベッドで読み始めたら、本を閉じることができず読み切りました。それくらい面白い作品です。
南極点到達のスコットとアムンゼンの比較もよくされますが、なんとなくアムンゼンに対して思い入れができないのとは反対に、同じ成功者である、この作品の福島大尉には強い共感を覚えます。


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 3

天人五衰 (新潮文庫―豊饒の海)

著者 : 三島 由紀夫

出版社:新潮社

発売日:1977-11

評価 :

完了日 :

あっ、そうくるか、というエンディング。
何が真実なのか?輪廻転生とは何なのか?
これまで主人公が信じていたことは、結局なんだったのか?
ミステリーの要素あり、哲学の要素あり、純文学の特徴もあり、このシリーズは本当に楽しむことができました。
何度読み返しても、その度に新たな発見があるシリーズだと思います。


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 3

暁の寺 (新潮文庫―豊饒の海)

著者 : 三島 由紀夫

出版社:新潮社

発売日:1977-10

評価 :

完了日 :

前2作とは異なり、異国情緒あふれる作品です。
そして、この巻だけではないのですが、かなり深い仏教論も展開されています。
モチーフが輪廻転生であるだけに、神秘的でもあり、学術的でもある内容となってます。
そして、次はいよいよ最終巻へ。既に三島は覚悟を決めていたのでしょうか。


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 2

島津奔る〈下〉 (新潮文庫)

著者 : 池宮 彰一郎

出版社:新潮社

発売日:2001-05

評価 :

完了日 :

おそるべし薩摩隼人。
島津家の巧みな外交戦略、屈強な兵士、団結力、目的合理性に則った行動力。いずれをとっても日本人離れしてます。だからこそ、家康が最後の最後まで島津を恐れ、徳川幕府が滅びるきっかけは西(=島津および毛利と思われる)から始まると言い残したのでしょう。
この小説の最後の、中馬のたった一言で関ヶ原のすべてを語りつくすプレゼン力とそれに共鳴する若い隼人たちのシーンは印象的です。
惜しむらくは、無断引用疑惑があったこと…


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