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くうふうさんの読書ノート

The 文学
読書の醍醐味を味わいました。
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 4

闇の奥 (岩波文庫 赤 248-1)

著者 : コンラッド

出版社:岩波書店

発売日:1958-01

評価 :

完了日 : 2008年04月18日

ブクオフの棚にあり、題名と表紙の説明に惹かれて衝動買い。

『ワルキューレの騎行』のない『地獄の黙示録』だなあと思っていたら、なるほど、この前の方の感想にはっきりと「原作」と書いてある。そうだったんですね。
でも、コッポラの言いたいことと、コンラッドの言いたいことって、なんかちょっと違うような気がする。『地獄の黙示録』はいろいろに解釈できますから、いたしかたないのか。


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 8

キャッチャー・イン・ザ・ライ

著者 : J.D.サリンジャー

出版社:白水社

発売日:2003-04-11

評価 :

完了日 : 2008年03月18日

この青年のイメージとして、次の3つが考えられる。
①精神を病みかけている
②単に怠惰なだけ
③社会に対して反発と問題意識を持ちかけている
おそらく、③は的外れ。①と②は同程度の可能性であり得る(もしくは、その複合)。
僕の読解力では①と②のどちらかは不明。なので、この小説の意味を理解することも不可能でした。

カフカ少年の方がわかりやすいし、親近感を持てるなあ。


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 9

シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)

著者 : コナン・ドイル,延原 謙

出版社:新潮社

発売日:1953-03

評価 :

完了日 : 2008年03月05日

収納場所の奥から引っ張り出してきた。見ると、昭和60年発行の66刷版(ほぼ四半世紀前!)。それほど状態は悪くない。パラパラと拾い読みを始めたところ、途中でやめられず、一気読み。忘れていたもののもあり、意外な発見もある。たとえば、ワトソンが奥さんから「ジョン」と呼びかけられたところとか、ホームズを敬う警部と見下す警部の二人がいるとか。
『唇の捩じれた男』と『赤髪同盟』が面白く読めた。トリックとしてはどちらも単純で古典的だが、推理小説では基本中の基本のトリック。やっぱり、推理小説の開祖ですね、コナン・ドイルは。


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3.KUMI (2008/03/12)
あった、あった♪くうふうさんの本に負けないくらいふる~い本が♪1984年16版発行(25年前だ♪)藤原さんって推理トリックの研究家で推理作家らしいですね。中学の時、
わりと読んでた子も多かったんですよ。くうふうさんとは
年齢が近いから、もしかして読んでたかな?と思ったんです。ミステリー作家は食傷気味!?そうか、私は今はまってきた所です。また、読みたい本がどーっと増えてしまった。
4.くうふう (2008/03/12)
そうなんですか、知りませんでした、藤原さんて。
最近はミステリーを楽しめなくなり、読んだら読んだで時間の無駄遣いをしてしまった、と悔やんでしまうんです。
江戸川乱歩は今でも楽しめますけど、ミステリー作家じゃなく、推理小説家ですからね。古典病かな…

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 2

道元禅師 下

著者 : 立松 和平

出版社:東京書籍

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2008年03月03日

うーん、個人的には微妙な作品ですね。
というのは、この作品の道元禅師の言葉がどうしても道元禅師の言葉としてとらえられなかったんです。理屈の問題ではないのですが、立松和平の語り口調と顔を、読んでも読んでも思い浮かべてしまうのです。ほんの少しのところで、僕が勝手に持っている道元禅師のイメージとは違うんですよね、この作品では。
テクニカル的には、井上靖の『孔子』の手法を援用してます。あの手法は、やはり井上靖じゃないと無理ですよ、残念ながら。


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4.くうふう (2008/06/19)
なるほど、演劇ですか。それなら、受け入れられるかもしれませんねw

いやいや、『正法眼蔵』とは恐れ入りました。
ハイデガーより難解な…
やはり、まろさん、ただ者ではありませんね!
5.フィリップ・まろ (2008/06/20)
僕の最大にして究極の目標は僧侶になって西行のように歌集を遺す事です。

 願わくばこのテラにあり人とあい法師となりて歌を遺さん

自註ですが「テラ」は「地球」の意味と「寺」とを掛けております。また「あい」は「逢い」と「愛」を掛けました。
平成の西行法師を目指すフィリップ・まろでした。

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 7

悪童日記 (Hayakawa Novels)

著者 : アゴタ クリストフ,クリストフ、アゴタ,Agota Kristof

出版社:早川書房

発売日:1991-01

評価 :

完了日 : 2008年02月03日

時代や背景を考えると、いろいろと考えさせてくれるものがあるのかもしれない。
淡々とした語り口。今の流行作家さんが書けば、もっと劇的で残酷なタッチになるのかもしれない。
でも、それだけで、それ超えでもそれ未満でもない物語。


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4.くうふう (2008/02/05)
んふふふ、純粋なんていわれるとこそばゆいのですが…
でも、思うんですよね、この世に本は何冊出版されたのか。それを考えると一生のうちに出会える本はそのほんの一部。再読しようと思える本なんてさらにそのわずか一部。本との出会いも一期一会ですよね。
5.KUMI (2008/02/06)
なんだかなあ~?くうふうさんの言葉は私の琴線に触れるんですよね。(あ、この言葉くうふうさんとこで、初めて聞かせて頂きました♪勉強にもなりやす♪)
次々と新刊も出版されますしね。図書館の本を読破したいなんて夢は無理なんだな、と思い知りました。
だからこそ、一期一会大切にしたいですね。そして未知なる本に、いつもワクワクです♪

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 2

夫婦善哉 (講談社文芸文庫)

著者 : 織田 作之助

出版社:講談社

発売日:1999-05

評価 :

完了日 : 2008年01月26日

庶民の視線で書かれた小説。いいですね、この雰囲気も。坂田三吉がモデルであったりして、大阪の、特にミナミあたりの雰囲気がよく醸し出されています。そして、ダメ亭主としっかり者の女房。これまた、古き良き時代の日本。
そして、最後のエッセイでは小説の神様を崇め奉る当時の文壇をばっさりと切り捨てる。
どうして、もっと早く読んでおかなかったのだろう…


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 3

雁 新潮文庫

著者 : 森 鴎外

出版社:新潮社

発売日:1948-12

評価 :

完了日 : 2008年01月06日

主人公ともうひとりの主人公の友人の双方の目を通したある出来事の回想録。このような小説手法は桐野さんに代表されるように、今でこそ散見される。が、さすがは近代小説の祖と言われる鴎外である。お見事と感嘆し通しである。
それと、一定の法則に従った比喩表現の多用による小説技法としての分かり易さが、けっして口数が多くない登場人物の心象を理解させ易くしている、小説らしい小説と言える。


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 7

氷壁 (新潮文庫)

著者 : 井上 靖

出版社:新潮社

発売日:1963-11

評価 :

完了日 : 2008年01月05日

冬山の厳しさと友情の厚さと男女関係の複雑さと肉親の情の深さが一度に思い知らされる、良質な物語。このような小説を書くことができる井上靖の人間としての深みが実感することができる(もっとも、解説によるとけっして恵まれた環境で育ったわけではなさそうだが)。


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5.フィリップ・まろ (2008/03/18)
僕は主に低山ハイクですが山に凝った時期があります。地元、鈴鹿山脈は100登山を記録しています。新雪の山、未だ誰もラッセルしていないルートを登る時の気持ちの良さったらありません。
話が変わりますが、そう言えば、井上靖と僕の住む街、鈴鹿とはいろんな縁があります。氏の著作『おろしや国酔夢譚』も伊勢白子(現在の鈴鹿市白子)の船頭が主人公ですし。
6.くうふう (2008/03/20)
鈴鹿山脈というと、新田次郎を思い浮かべます。
たしか、鈴鹿山脈だったか伊吹山を題材とした小説がありましたよね。

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 2

山椒大夫・高瀬舟 他四編 岩波文庫 緑 5-7

著者 : 森 鴎外

出版社:岩波書店

発売日:2002-10

評価 :

完了日 : 2008年01月02日

鷗外珠玉の短編集。
六篇すべての存在感がすごい。
『山椒大夫』はいつまでも心に残る物語。
『高瀬舟』は哲学者と科学者の双方の目から、しかも同一人物の目から安楽死を見つめた物語。
『じいさんばあさん』は映画『ナヴィの恋』に通じるせつなくも清らかな物語。
等々。
やはり、鷗外は鷗外でした。


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4.くうふう (2008/01/08)
その、う~んと南の方は年に何回か行くだけで、残念ながら住んではいないのです。今は太平洋側(故郷)と日本海側を往復する二重生活者です。たまに雪が積もりますけど、スノータイヤ持ってません。やばいですよねえ、これって。
5.KUMI (2008/01/09)
くうふうさんというお名前や、自分勝手なイメージで
『南』な感じのする方だなあ、と思っていたのですが、
そうじゃなかったのですね。水平線をはさんで青一色の世界は清清しいでしょうね。こちらは、地平線をはさんで白一色・・・。(ものすご~く目が痛いんです。)
今朝も冷えて路面が凍ってました。くうふうさん、スノータイヤ買って下さい。

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 4

永すぎた春 (新潮文庫)

著者 : 三島 由紀夫

出版社:新潮社

発売日:1960-12

評価 :

完了日 : 2007年11月24日

なんて、プラトニック・ラブ。
結局、結末と作品名が今の感覚では一致しないような気がします。それから、文学青年の恋の捨て方は、郁男よりも百子の素直な見方が正しいのでは?郁男はうがった見方をしているというか、おぼっちゃま的見方というか、そんな気がします。
この作品は、内容よりも当時の銀座、本郷、飯倉周辺の描写に興味を持ちました。


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6.くうふう (2007/12/05)
うらやましいですう、これから『春の海』を読むなんて。もう一度、白紙の状態で『春の海』を読んでみたい。
7.KUMI (2007/12/05)
えへへ♪いいでしょう~?じゃあねー!
これから、ゆっくり読みま~す♪

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 3

狭き門 (新潮文庫)

著者 : ジッド,山内 義雄

出版社:新潮社

発売日:1954-03

評価 :

完了日 : 2007年11月14日

恋愛小説でした。純愛ものの…
冷めた頭で読むと、1本の線が一人相撲をとり、他の2本と大切な1本の線を折り曲げてしまい、それが跳ね返って自分の線が折れてしまったというお話。ただ、その1本の線がけっして悪どい根性を持っているのではなく逆にいい人過ぎるくらいであるが、その実、困った人という状況に陥っている。おまけに、その1本の線は神(キリスト教)に救いを求めているようで、実は求めておらず、それが背徳的な印象を読む者に与え、最後は背徳的な行動に走ってしまっている。
と言うストーリーと言える。
ジッドのほかの作品を読んでいませんが、この作品を読んだ印象では、教会から禁書指定されてもしかたないのかなあ。
キリスト教をからめず、ただの恋愛小説にしておけば、まだありかなあ、と思ったけど。


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10.くうふう (2007/11/20)
(ま、まずい!さらに誤解が深まっている。どうしよう…)

で、出した結論は、しばらく旅に出て、反省してきます。
(いえ、前から予定していた、3連休を利用した小旅行にたまたま行くだけです♪)
11.KUMI (2007/11/20)
小旅行・・・。いいですね!
でも、寒い季節なので風邪など引かないように気をつけて、
行ってらっしゃ~い!
(くうふうさんは本を読んだまま、寝てしまうイメージが
あるので。)

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 1

和解 (新潮文庫)

著者 : 志賀 直哉

出版社:新潮社

発売日:1949-12

評価 :

完了日 : 2007年11月10日

まだ読んでいなかった志賀直哉作品。表紙が志賀直哉の写真なので、思わず買ってしまった。(別に変な意味はありません。)
この写真(もちろんモノクロ)の志賀は、白くなった口ひげをはやし、頭髪は薄く、室内にも関わらずマフラー(のようなもの)をきっちりと首に巻いている、おそらく晩年のものであろう。が、眉毛は黒く、視線は鋭く、目は20歳前後の透明感をたたえている。修正が施されていない写真だとすると、志賀の精神のみずみずしさが表れているような気がする。あれくらいの年齢であのような目をしているご仁にお目にかかったことはない。
この作品では、ストーリーよりも志賀文体を楽しめた。井上ひさし読本の志賀文体論と佐藤正午読本の志賀文体論の両方が見事に出されている。小説の神様はただの神様でなく、脳みそを雑巾のように絞って文章を書いていたのだろう。そんな気を起こさせる作品である。


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 15

春琴抄 (新潮文庫)

著者 : 谷崎 潤一郎

出版社:新潮社

発売日:1951-01

評価 :

完了日 : 2007年11月09日

ずいぶん昔に読んだような気がするが、細かいところは忘れていた。
大谷崎は、劇的な出来事をさも大したことがないようにサラッと書いている。しかも短編。今時の作家なら、それこそ、これでもか、これでもか、とお涙頂戴の長編小説に仕立て上げようとがんばるのだろうけど。大谷崎のゆとりがなせる技なのか、時代が時代だったのか。
それと、この作品には読点がほとんどない。だから、時々、「ん?」となり、何度か読み返して「ああ、読点が省略されているのか」と納得する。これ、思いもつかない、読ませるための手法です。感服いたしました。


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 1

小説の認識 (岩波文庫)

著者 : 伊藤 整

出版社:岩波書店

発売日:2006-08

評価 :

完了日 : 2007年10月17日

伊藤整の凄まじい洞察力が露わになっている。
すごいなあ。

『小説の方法』は抽象的であいまいささえも感じる内容であったが、その続編的位置づけであるこの本は、一転、驚くほどの個別的、具体的内容に変化している。
しかも、一文学者の目、および文壇の目を通して日本社会の表象をえぐりだし、それへの、多くの文学者自身の人生の関わり方や作品の絡み方が情け容赦なく分析、解読されている。恐ろし過ぎる。

直哉、康成、漱石、藤村、潤一郎、武郎、辰雄、実篤、龍之介、鷗外、花袋、鏡花、露伴、公房… ああ、すべての作品を再読したくなる。

何度読んでも飽きない、日本文学論。


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2.くうふう (2007/10/18)
そうなんですよ、伊藤整なんですよ。すごいんです、この人。そのすごさに何度もうならされました。それから、解説で知ったんですが、当時の大ベストセラー作家であり、あの『チャタレイ夫人の恋人』の訳者で、わいせつ罪に問われて裁判に訴えられたご仁でもあります。すんごいんですよ、ホント。
3.KUMI (2007/10/19)
えー!?その人だったんだぁ!?知らなかった・・・。
でも、訳しただけなのに、罪に問われるなんて納得いきませんよね。原作を変えるわけにはいかないし。(書く事を職業としている人なら、絶対したくない行為だろうなぁ。)
その裁判って、どうなったのかな?
・・・くうふうさん、『チャタレイ夫人の恋人』もしかして
読んだ?伊藤整さんだし。読んだら感想聞きますよ?

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 4

日蝕

著者 : 平野 啓一郎

出版社:新潮社

発売日:1998-10

評価 :

完了日 : 2007年10月03日

平野啓一郎デビュー作&芥川賞受賞作。
ドミニコ修道士が錬金術師と友好を結びつつある時にとんでもない事件に遭遇する。そして、その事件の当事者と自己が同一化する。ところが、それらの出来事が事実だったのか、後日あいまいになっていく。
後の『一月物語』や『葬送』と比べると若さを感じるものの、既にほぼ完成された作家であることがわかる。センセーショナルなデビューと芥川賞受賞のニュースが今でも思い起こされる。


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5.くうふう (2007/10/05)
ウヘッ!し、し、師匠だなんて。や、や、や、やめてください。川柳にもありますとおり「先生と 呼ばれるほどの 馬鹿でなし」と思っていますので。
司書って、本好きにとってはいいお仕事に思えますね。本屋の店員さんは、見てると大変そうですけど。『海辺のカフカ』に出てくる司書が、(私生活的な点は別にして)僕の理想的な司書のイメージです。
6.KUMI (2007/10/05)
だけど、目標は高く持ちたいのです。今は、まだ雲泥の差ですけど、そのうちくうふうさんの様に難しい本もスラスラと
読める様になりたいです!あ、司書って憧れますよね。なりたいと思って勉強していた時期もありましたが、難しくて挫折しました。(涙)私にとっては、くうふうさんが理想の司書ですけど、『海辺のカフカ』の司書にも会いたいので読んでみますね。

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 3

マクベス (新潮文庫)

著者 : シェイクスピア,福田 恒存

出版社:新潮社

発売日:1969-08

評価 :

完了日 : 2007年09月30日

『ハムレット』に比べ、ちょっと奥深さがないのかな?
冒頭の魔女たちとのやりとりと妻との会話がこの物語のすべてを語っている。というか、クライマックスである。だから、その後の話の展開は補足みたいなものであろう。


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2.くうふう (2007/09/02)
休暇中に読もうと思ったのに、読めませんでした…
いいですね、そんな方の講義を受けられて。書き上手なのに話し下手、話し上手なのに書き下手、という人はどこの世界にもいるものなのですね。
3.フィリップ・まろ (2007/09/02)
福田恒存先生の講義を受けられた当時の自分が、今になってうらやましいです。あの頃の僕は学友たちと「あのおっさん、絶対おかしいよなぁ」と確認しあったものでした。物事を推し量る正確な尺度を持ちえていなかったアホな学生でした。

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 1

小説の方法 (岩波文庫)

著者 : 伊藤 整

出版社:岩波書店

発売日:2006-06

評価 :

完了日 : 2007年09月28日

日本の私小説論とも言える。
私小説作家と文壇の関係を自然主義諸書家、漱石、鷗外やヨーロッパ文学者らと比較、考証している。
内外を問わず、広範に文学と親しんでいなければとっつきにくいものの、内容の濃さに比してよく売れたものだけあり、さすがに傾聴に値する洞察の深さが伺える。そして、再読したくなった小説がたくさん出てきた。
とはいえ、ロジックを構築して考証しているのではなく、著者の感性で捉えた小説と小説家の芸術性を論じているので、理解に及ばない箇所も多々あった。続編の『小説の認識』の後に『文学入門』を著すことになった理由がうなずける。


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5.KUMI (2007/09/19)
あー。やっぱり、速読出来るのですね!羨ましい。(でも、
そのおかげで、私はくうふうさんの書評をたくさん読めて
LUCKY♪です。)私は、気にいったページがあると、なかなか先に進めない典型的な遅読?タイプ。読みたい本が
たくさんあるのに・・・。特にくうふうさんの書評がある
本は、評価低くても読みたくなる。不思議~?
6.くうふう (2007/09/19)
いえ、速読といっても自分にとっての速読で、みなさんからすれば速読と言えるほどのスピードではないかもしれません… 私もKUMIさん同様、じっくりと向かい合いたい本がたくさんあります。平野とか三島とか漱石とか。文学って、音楽や絵画同様、奥深いですもんね。

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 8

一瞬の光 (角川文庫)

著者 : 白石 一文

出版社:角川書店

発売日:2003-08

評価 :

完了日 : 2007年09月19日

枝葉を捨象すると、家庭に恵まれなかったが容姿端麗の超エリートが、家庭の問題を抱える若い女性とプラトニック・ラブに陥り、いろいろな問題を抱え乗り越えていこうとする、というのがあらすじです。主人公が転機を迎えるまではテンポもよく、しっかりと臨場感があって、どんどん引き込まれました。しかし、転機を迎えた以降はなんとなく閉塞感がただよい、なんとなくもやもやしてしまうラストを迎えます。
とはいえ、鋭く、端的に企業の内情を抉り出しています。前半から中盤までのうちの恋愛部分を除いた部分は、城山三郎の作品に比肩しうる出来だと思います。女性の描き方やファッションに関しては、筆力が落ちてしまってます。


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 5

ハムレット (新潮文庫)

著者 : シェイクスピア,福田 恒存

出版社:新潮社

発売日:1967-09

評価 :

完了日 : 2007年09月09日

ジャンルを問わず、何かと引用されることが多い作品。
そういう結末だったんですね。
今の時代の視点では、王は許されないでしょうが、妃は許されてしかるべきだと思います。この妃が許されないのなら、日本の戦国時代の高名は姫様たちはほとんど、許されないでしょうし。
などと思いますが、この作品が今でも上演され、多くの観客を魅了する理由が、一読すればわかります。観に行きたいと思います。


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 14

百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))

著者 : ガブリエル ガルシア=マルケス

出版社:新潮社

発売日:2006-12

評価 :

完了日 : 2007年08月18日

平野啓一郎と乙一が絶賛している小説。
でも、私はこの作品の読み方を知らない。
ある一家が引越ししてきて、家族を発展させ、町を作り、5世代にわたる一家族の生き様が描かれ、その一家と町の衰退が、淡々と粛々と描かれている。
大河小説。でも、こんなに淡々と粛々と進んでいくストーリーに味気なさを感じ、追っていくのに苦痛を感じる。

マルケスは、小説はこういうものだと言っているのでしょうか。
ちょっと、他のマルケスを読む気が失せました。

20070805/0818


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