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くうふうさんの読書ノート

哲学系
もうだめ、頭の限界!!今日一日で何行読めたろう?
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 2

これが現象学だ (講談社現代新書)

著者 : 谷 徹

出版社:講談社

発売日:2002-11

評価 :

完了日 : 2008年02月02日

現象学に関する本はこれが2冊目。前に読んだ本は学士卒論並みのお粗末な論文だったので、ただでさえ難しい現象学の一端を理解するなんて到底無理だった。
が、この本は、その一端をわからせてくれるような分かりやすい書き方をしてくれている。たとえば、最初の方にマッハの絵を掲載して、「超越的主観性とか志向性経験という言葉が出てきたら、この絵を思い出せ」みたいなことを書いてくれている。このアドバイスだけで、それ以降の文章がどれだけ理解しやすくなったことか!
でも、やはり、ハイデガーじゃないが、解釈学的循環に陥ってこそ現象学を理解できるのかもしれない。もう一度、あの論文みたいな本を読み直してみようかな。


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 2

ファウスト (第2部) (新潮文庫)

著者 : ゲーテ,高橋 義孝

出版社:新潮社

発売日:1968-02

評価 :

完了日 : 2007年09月23日

しらはさんに薦められた本。
難しい本です。ゲーテの思想も難しいのですが、その難しい思想を比喩や過去の出来事などを駆使して表現しています。これを読み解くにはかなりの教養、しかも西洋史や西洋文学に造詣が深くないと何を言っているのか、よくわかりません。
私にが読むには、早過ぎました。


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 1

日本とドイツ 二つの全体主義 「戦前思想」を書く (光文社新書)

著者 : 仲正 昌樹

出版社:光文社

発売日:2006-07-14

評価 :

完了日 : 2007年08月19日

日本の戦前思想とドイツの戦前思想がパラレルに概説されている。あえて、この両国の思想をひとつの本にまとめる必要はないんじゃない?別に比較考証されているわけでもないし。
ところで、この著者、エピローグで読者をバカ扱いするのも甚だしい。言い訳がましいことを開き直ったみたいに、しかも読者を皮肉るように書き連ねている。そんなことを書くくらいにならはじめからこの仕事を受けなきゃいいんですよ。読者をなんだと思っているんでしょうね、この人。過去に何があったか知りませんが、少なくとも読者をバカ扱いするなんて、著述家の風上にも置けない。内容云々より、そんなことを平気で書き連ねる、この著者の仕事に対する姿勢そのものに反発を感じます。

図20070805/0819


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 1

プラトン入門 (ちくま新書)

著者 : 竹田 青嗣

出版社:筑摩書房

発売日:1999-03

評価 :

完了日 : 2007年08月19日

- 通読
- ソクラテス、プラトンの哲学の概要、それに対する哲学者たちからの反論・批判および筆者のとらえ方
- ソクラテスは、当時の科学の方法を哲学の方法に発展させ、その手段として、ソフィストたちの詭弁を本質を問う対話で論破する。
- プラトンは、ソクラテスに傾倒し、発展させ、超越し、書物を著し、後世の知の巨人たちに多大な影響を与える。
- 絶対的真理、超越的実体、普遍性などがプラトンの思想の理念。
- ヘーゲルが、プラトンの思想による理念の完成者
- ラッセルなどの実在論的観点からの批判。特にイデアに対する批判
- ニーチェ、デリダ、フーコー、ハイデガーらの現代思想からの批判。反形而上学、反真理主義。ヨーロッパ近代社会原理の源泉であるヨーロッパ哲学の形而上学的伝統への反省がその根底。
- とにかく、プラトンは20世紀までの知の体系の基礎を形作ったと言ってよく、プラトンなくして哲学なし、との感を強める。プラトンの影響を受けていない哲学者、思想家はおそらく、皆無。
- 逆に、このような一人の偉人によってその後何十世紀もの知の体系の基礎が作られたことに対して、怖さを感じる。

借図20070818/0819


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 1

カント入門 (ちくま新書)

著者 : 石川 文康

出版社:筑摩書房

発売日:1995-05

評価 :

完了日 : 2007年08月09日

かの難書、三批判書を読むにあたり、その準備として読んだ。カントの思想がわかりやすい例を挙げて説明されている。なかなかの良書です。
『純粋理性批判』を読んだ後に、もう一度読み返そうと思います。

借図20070804/0809


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 1

日本とドイツ 二つの戦後思想 (光文社新書)

著者 : 仲正 昌樹

出版社:光文社

発売日:2005-07-15

評価 :

完了日 : 2007年07月27日

図書館にてふと手に留めた本。そのまま読了。
著名ではあるがどのような関わり合いがあるのかしらなかった哲学者や社会学者が出てくるので、おもしろく読めた。あの人って、思想界においてそんな位置づけで、そんな風にとらえられているのか、っていうのがなんとなくわかる。古くは丸山、大塚、川島から、新しくは吉本、西部、中沢、宮台が登場。大陸系では、デリダ、フーコー、ハイデガー、ストロース、サルトルも出てくる。また、構造主義の概要説明などすごく分かりやすい。
めっけものの1冊でした。


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 2

眼球譚(初稿) (河出文庫)

著者 : ジョルジュ バタイユ

出版社:河出書房新社

発売日:2003-05

評価 :

完了日 : 2007年07月23日

初バタイユ。
三島由紀夫が、日本における最大のバタイユの理解者であるらしい…
この作品だけでは、「うーん。」という感じ。
単なる官能小説ではないというのはなんとなくわかる。が、このストーリーで何を語りたいのか、イメージすることすら苦しむ。アングラ出版ということなので、反体制側の人間が何らかのメッセージを送っているということくらいしか想像できない。
今世紀最大の思想家の一人ということなので、他の作品も読んでみよう。


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 1

西洋哲学史―近代から現代へ (岩波新書)

著者 : 熊野 純彦

出版社:岩波書店

発売日:2006-09

評価 :

完了日 : 2007年04月07日

かなり手強い。 『古代から中世へ』以上に。 「史」だから書く方も書く方だが(誉めことばです)、読む方も読む方です(けなしことばです)。 とにかく、哲学というものは時代が進めば進むほど、発展すれば発展するほど、収拾がつかない方向に向かっていくということがわかりました。 素人は手にしないほうがいいでしょう。


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 1

日本仏教史―思想史としてのアプローチ (新潮文庫)

著者 : 末木 文美士

出版社:新潮社

発売日:1996-08

評価 :

完了日 : 2007年02月02日

おもしろい本です。 各宗派とその開祖の特徴、宗派同士の相違、絡みや論争、および権力者との係わり合いなどが時代に沿って書かれています。
日本人が開いた宗派は、アジアの仏教とはちょっと異質なんですね、本書にも書かれてあったことなのですが。確かに、タイの仏教寺院とか僧の雰囲気は、日本のそれらとはまったく違いますもん。 その原因は、外来の神を日本的に処理する特性を日本人が持っていることと、漢文の読み下しにあるということが指摘されているのは、おもしろい指摘です。


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 1

西洋哲学史―古代から中世へ (岩波新書)

著者 : 熊野 純彦

出版社:岩波書店

発売日:2006-04

評価 :

完了日 : 2007年01月07日

まず、誠に優れた哲学史概説書であると言ってもいいと思う、哲学のことを分かっていない自分がいうのも変だが・・・ こんな素人にも分かり易く、懇切丁寧に、しかも引用を多く用いて、古代ギリシアからの知の系統を概説してくれている。 もっとも、「分かり易い」とは言え、読み解くには結構努力が必要な本ではある。
それにしても、「神」「真理」「絶対」「無限」「存在」「証明」など、古代ギリシア人以降の西洋の知の巨人たちは、考え、後世に引き継ぎ、引き継ぐ、という壮大なことをやってのけるのだろうか。まず、このこと自体、想像を絶する。 とは言え、「神」の「存在」を「証明」しようなんて、自分にとっては理解の範囲を超えている。西洋哲学ではないが、「色即是空」とかの方が、意味を分かっていないが、なんとなく腑に落ちる。突き詰めれば、「空」という概念も訳が分からないのであろうが…
自分にとっては、論理を一部の隙もなく組み立てていく手法を用いる西洋哲学より、仏教、儒教、道教をはじめとする、俗人的な思想を後世に伝えていく(極東)東洋哲学の方が身に沁みてくるような気がする。
そして、もちろん、本書の続編も読め始めている。


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 1

エピソードで読む西洋哲学史 (PHP新書)

著者 : 堀川 哲

出版社:PHP研究所

発売日:2006-04

評価 :

完了日 : 2006年11月30日

自分のような哲学のことをほとんど知らない者にとっては誠にためになる本です。哲学者ごとに生い立ちとその思想とそれぞれのつながりが簡単に紹介されています。 でも、少しでも哲学をかじったことがある方にとっては物足りないでしょう。それは仕方ありません、想定している読者は哲学の超初心者でしょうから。 超初心者とはいえ、ここに紹介されている各哲学者の思想はある意味極端な書き方がされているということはわかります。それが、もう少し正確に知ろうかと思わせるように、意図的でなく、仕向けているような気がします。 そう意味での学習意欲をわかせるという点でも、良書だと思います。


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1.KUMI (2007/09/09)
「超初心者」と、言う言葉に惹かれて、(あっ!この本に
しよっと。)と、思ったものの図書館になかったので、
同じ著者の違う本を読みました。すっごく面白かったです。
この哲学者と呼ばれる人達と、語り明かせたらどんなにか
興味深い話が出来るだろうとわくわくしてしまいました。
本当に学習意欲がわく本です。いい本を紹介していただき
ありがとうございました。
2.くうふう (2007/09/09)
哲学のことなんてこれっぽっちもわかっていない私の書評を読んで同じ著者の本を読んでいただけるなんて、返って恐縮してしまいます。わかりやすい哲学の本を見つけられたら、ご紹介くださいませ♪
 

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 2

自殺について 他四篇 (岩波文庫)

著者 : ショウペンハウエル

出版社:岩波書店

発売日:1979-01

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

これ、面白い。意表をつく面白さ。だって、「自殺はいけないことだ!」みたいなことがい書いてあると思ったら、「おうおう、自殺が悪いったぁ、どういう了見だい、こんちくしょう!」(志ん生風)的なことが書いてあるんです。

ユダヤ教、カソリックを滅多切りですな。さすが、ニーチェに大きな影響を与えた方。意外と仏教的思想を買っていらっしゃる。 それと、ドイツ人とドイツ哲学もぶった切ってます。そういえば、『知性について』ではヘーゲルをぶった切ってましたよ、たしか。
多分、自殺そのものの良否を問うているわけでなく、自殺が悪いと根拠なく決め付けていることに対して「それ、おかしいだろ?ちゃんと根拠を示せよ。」とおっしゃっているんだろうと思う。


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 1

老年について

著者 : キケロ,中務 哲郎

出版社:岩波書店

発売日:2004-01

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

大カトーのお話です。タイムマシンで過去に遡り、大カトーに直に会って話を聞いているような気が少しします。
いや、なかなかお気の強い御仁です。簡単に言うと、人間老いて当たり前、老いから目をそむけず老いを認容しろ、じたばたするな、若い人たちにはできないことで世の中に貢献しろ、とおっしゃっているようです。
ほんと、老いがそれほど怖くなくなるような気がします。


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7.くうふう (2007/11/09)
今は、文庫でその2倍以上のお値段!
ああいう中身のある本が売れなくなってきて、値段が高くなってしまっているのかな。
そのうち、漱石や鴎外までも手が出ないほど高くなったりして。『こころ』や『舞姫』が文庫で2000円!!なんて。そんなわけないか。
8.KUMI (2007/11/09)
そんなわけないです。
いい作品ほど、広く読み継がれていかなくちゃ、ダメですからね。手の届かない所に行ってしまわれては困りますよ~。
(でも、そう考えると図書館は、正義の味方ですね~♪)
それにしても、伊藤整の本そんなに高いんだ。うわ~、やはり地道に書き写すしかないかぁ。この方が語った本は、読みたくなります。そこは、くうふうさんに似ていると思います。

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 6

方法序説 (岩波文庫)

著者 : デカルト

出版社:岩波書店

発売日:1997-07

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

言うまでもなく、超がいくつもつく有名な本。薄くて、平易な文章ぽかったので買って読んでみた。今頃ですが…

学校ではデカルトは哲学者の一人みたいな風に教えてもらったが、この人、哲学者ではないですよね。どちらかというと、科学者ですよね。まあ、哲学者と科学者の違いってあってないようなものと言ってしまえばそれまでですが。

学校教育では「我思う故、我あり」というフレーズだけがピックアップされています。が、内容については、科学的思考方法と論理的思考方法についての解説書と言ってもいいと思います。

この本、「方法序説」なんてわけの分からない4文字の書名にせず、ちゃんと訳して、さらに文章を平易にして(新訳して)、高校生も読むことができるようにするべきです。ロジカルシンキングだ、クリティカルシンキングだ、などと横文字に踊らされて、学者やコンサルの書いた本をありがたそうに読んでいる、いい年こいた社会人みたくならないように。 この本、たぶんそういった類の本の種本の種本ですよ、きっと。


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 4

読書について 他二篇 (岩波文庫)

著者 : ショウペンハウエル

出版社:岩波書店

発売日:1983-01

評価 :

完了日 :

読み終わったら、すぐに再読しなさい!とおっしゃってます。

できるならそうしたいのですが、読みたい本が次々と誘惑してきますので…

ショウペンハウウェルさんは、ホントに文章に勢いがあります。ぐいぐい引っぱられます。ときどき、不快な気持ちになることもあります。でも、この人の作品はすべて読みたくなります。不思議な方です。


この感想へのコメント

1.KUMI (2008/01/27)
最近「罪と罰」を読み終えて、別な本を読み始めたのですが
すぐにパタンと閉じて、また「罪と罰」をパラパラめくってしまうんです~!そのうち、(読み終わったら、すぐに再読しなさい。)って言葉をどこかで聞いたなあ。なんて思い出しまして♪やはり、ここでした。以前は(有り得ない!)言葉でしたが、なんか今なら納得です。深く読むか、広く読むか、どちらがいいのでしょうね?
2.くうふう (2008/01/27)
僕もそのどちらがいいか悩みます。でも、もう悩んでいる暇なんてありません、なんせ読みたい本が山ほどあるんですから。そうなら、本との相性に任せてみようかと思ってます。何度でも読みたいと思った本はもういいと思うまで読む。読みたくなるかもしれない本ならとっておく。1回でいいや、と思ったら忘れる。なんか、本能のおもむくままですねw
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