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くうふうさんの読書ノート

エッセイ
いろいろと。
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 2

若きサムライのために (文春文庫)

著者 : 三島 由紀夫

出版社:文藝春秋

発売日:1996-11

評価 :

完了日 : 2008年03月11日

三島さん、純文学に傾注してください。


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 1

食う寝る坐る永平寺修行記 (新潮文庫)

著者 : 野々村 馨

出版社:新潮社

発売日:2001-07

評価 :

完了日 : 2008年02月25日

「他力本願と只管打座の本当のところの違いがわかりません」と真宗の坊さんに問うたところ、丁寧に答えてくれたけど、やっぱりわからなかった。かといって、『正法眼蔵』や『往生要集』を手にしてもわかるはずがない。で、この本を手にした。おもしろかったなあ。永平寺にお参りに行った頃のことを思い出した。僕らの横で楽しげに話をしていた雲水と境内を掃除していた雲水の雰囲気が対照的に思ったのは、あながち見当外れではなかった。でも、いまだに他力本願と只管打座の違いはわかりません。


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2.くうふう (2008/02/27)
「しかんだざ」です(と思います)。
居酒屋でたまたま隣に座ったおもろいおっさんが、その坊さんだったんです。実は、本当にそれを知りたかったわけではないんですが、最近、道元禅師に凝っておりまして、話の勢いで、つい。おかげで、話が弾みました♪
一般的には、正反対の意味だと思われていると思います。でも、僕は変わり者なので「本当のところは同じでしょ」とひねってみました。
3.KUMI (2008/02/28)
いいなあ~♪すんごい偶然に出会ったわけですね。
(それこそ、一期一会ですね。)
お坊さんって、全てを悟って(んなわけないか。)修行とかしていそうだから、なんでも知ってるイメージありますもんね。聞きたい事とか、沢山話せてよかったですね♪
でも、坊さんの正論に突っ込みましたか。
なかなか、やりますね♪

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 8

小説の読み書き (岩波新書)

著者 : 佐藤 正午

出版社:岩波書店

発売日:2006-06

評価 :

完了日 : 2007年11月10日

著名な作家の作品の、ひとつの文体やその雰囲気を採り上げ、論評している。作品自体を大局的に捉えて論評しているわけでなく、私が伊藤整を読んだ後では満足できなかったと思う私である。(!)
同じ岩波新書が『日本の近代小説』(中村光夫)を出しているにも関わらず本書を出したというのは、最近の軟弱な新書ブームにおもねり、やわらか路線を視野に入れている表れであろうか?


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1.たむたむ (2007/11/17)
難しいコメントですね。僕にはわかりませんがとりあえず読んで見ます





2.くうふう (2007/11/18)
いえいえ、そのおっしゃりようはちゃんとわかっていらっしゃると拝察します。特に、(!)の部分は。
そうですよね。
 

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 1

自家製 文章読本

著者 : 井上 ひさし

出版社:新潮社

発売日:1984-01

評価 :

完了日 : 2007年10月10日

『小説の方法』、『小説の認識』が難しいので、そのサブ・テキストとして、同時並行的に読む進めた。「透明文章の怪」、「文間の問題」、「オトマノベ」は特に面白い内容に満ちている。
志賀直哉の文章は透明なように見えて、実は考え抜かれた巧みな文章、文体であるというのは、なるほど、目から鱗の指摘である。文体の問題を、文と文の間をどうつなぐかという観点から考察しているのも、着眼として極めて面白い。それから、本当に意外なのは、鷗外までもが擬音語・擬態語を多用しているケースもあるということ。これは、日本語のおける動詞の位置づけという観点から考察している。
谷崎、川端、丸谷の読本も読みたくなってきた。


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 9

センス・オブ・ワンダー

著者 : レイチェル・L. カーソン

出版社:新潮社

発売日:1996-07

評価 :

完了日 : 2007年08月04日

フィリップ・まろさんの強いお薦めで読んだ。
わずか50ページほどの、そのうち10ページはフォトで占められている短いエッセイです。
すごくいい本です。感想なんか書いたりすると、私がどんなに頭をひねっても野暮ったくなってしまうので、書きません。
ただ、2点だけ。
- 私の読んだ43刷版の50ページ目は何度も読み返した。
- 老若男女を問わずにプレゼントしたくなる、数少ない本の一冊。

とにかく、手にとってみてください。

借図20070804


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1.フィリップ・まろ (2007/08/04)
ボク自身、文章表現活動をしており、自作が褒められると大変嬉しい、ということを経験しています。
しかし、他人様が書いた作品を紹介して、それが「プレゼントしたくなる、数少ない一冊」と評価されるのが、こんなに嬉しいものだとは思いませんでした。こういう御意見を頂くと書評を書く手にも自ずと力が入るというものです。
喜んで頂けたことに、とても喜んでいます。
2.くうふう (2007/08/05)
ご紹介、ありがとうございました。
それと、『本の雑誌』のバックナンバーの書評を図書館で拝読しました。この本に対する熱い思い入れと、作者の価値観と同期しているご様子がひしひしと伝わってきました。
それから、私は7つ年少で、平日は1150方向の海に面する地方都市、週末は0130方向の大きな都市でのW生活をしております。
 

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 1

小説家の休暇 (新潮文庫)

著者 : 三島 由紀夫

出版社:新潮社

発売日:1972-01

評価 :

完了日 : 2007年07月16日

川端康成のことを論じた章が面白かった。繊細かつ豪胆な方だったのですね。

三島は、エッセイより小説の方がおもしろい。
このエッセイは、ところどころ帰納法の援用がなされていて、そこがピンときませんでした。


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 2

堕落論 (角川文庫クラシックス)

著者 : 坂口 安吾

出版社:角川書店

発売日:1957-05

評価 :

完了日 : 2007年07月15日

アナーキーです。直球過ぎます。でも、それが返って、本質を言い当てたりしていて、興味深く読むことができます。

それから、小林秀雄論や志賀直哉論を展開している段があり、これらもまた、面白く読めます。


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 2

行動学入門 (文春文庫)

著者 : 三島 由紀夫

出版社:文芸春秋

発売日:1974-10

評価 :

完了日 : 2007年07月07日

1部、2部はとりたてて感想はありません。

3部の陽明学(派)の話と大塩平八郎の話はおもしろかった。あの教義では、陽明学徒は破滅的というか…
吉田松陰の言動はがあまりにもピュア過ぎたり、「狂」の一字を好んだりしていたので、彼が陽明学に通じるのはなんとなく分かる気がする。が、西郷隆盛や乃木将軍と陽明学はあまりピンとこない。
と思っていたら、乃木将軍は幼少の頃、玉木文之進に過酷な教育を施されたということを思い出した。あの吉田松陰を激烈に教育した人に。


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 4

文章読本 (中公文庫)

著者 : 三島 由紀夫

出版社:中央公論社

発売日:1995-12

評価 :

完了日 : 2007年07月01日

読者のための文章の読み方を解説したもの。とは言え、特に後半は、作家のための文章講座と言える。
鴎外、潤一郎、志賀直哉、梶井基次郎、大江健三郎、他海外の有名作家の文章も題材となっていて、面白くかつ為になる内容。
それと、今の速読ブームとは反対に、小説をじっくり読むことを勧めている。


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1.まりりん (2007/12/05)
親に「あんたは影響されやすいから三島、大江はまだ読むな」と十代の頃とめられていて、最近大江にはまり近々三島解禁です。仮面の告白くらいは齧っているのですが、戦後文学が好きなので今から楽しみです♪
私は止まらなくてついつい読み始めたら一気に読んでしまいますね…
2.くうふう (2007/12/05)
娘に、影響を心配して三島を読むななんていう親御さんって、粋ですね。
それでは、存分に三島の世界をご堪能くださいませ。
 

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 1

僕ならこう考える―こころを癒す5つのヒント (青春文庫)

著者 : 吉本 隆明

出版社:青春出版社

発売日:2000-02

評価 :

完了日 : 2007年06月24日

書名のとおり、吉本隆明の考えていることだけが書き綴られた本。そういう考え方もあるし、OKです、といった感じです。


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 4

小説作法

著者 : スティーヴン・キング,Stephen King,池 央耿

出版社:アーティストハウス

発売日:2001-10-26

評価 :

完了日 : 2007年05月05日

スティーブン・キングの人生と文章を書く彼の真摯な姿勢が伝わってくる。 それにしても、一流と言われる人は、どのような職業についていようが深いところで同じことを言うんですね。経営者、アスリート、芸術家。 一流になるには、最低限必要な法則があるのですね。


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 1

家族のゆくえ (学芸)

著者 : 吉本 隆明

出版社:光文社

発売日:2006-02-23

評価 :

完了日 : 2007年05月04日

最初の方は、共感することが多く書かれています。が、父親の役割というものを過小評価してはいないでしょうか。 極論ですが、母親からは愛情を、父親からは世間の厳しさと薄情を教えてもらう必要があるのではないでしょうか。 怖さを知らない子供なんて、子供じゃないですからね。


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 21

国家の品格 (新潮新書)

著者 : 藤原 正彦

出版社:新潮社

発売日:2005-11

評価 :

完了日 : 2006年10月29日

この人の言っていることにほとんどうなずいてしまう。 そんなところにものすごく大きな不安を感じる。 ほんとにこの人の言っていることは正しいのだろうか? ロジックでなく、レトリックを駆使していないのだろうか? 美点ばかりを並べ立てて、欠点をないがしろにしていないのだろうか? 都合のいい例だけを挙げて、実はその反対の例もたくさんあることを隠していないだろうか? 一面だけを採り上げて、他の多くの面を無視していないだろうか?
そして、最大の疑問と不安な点は、 そのような美徳を持った日本人と日本がなぜ、あのようなことをしでかしたのか? が指摘されていないことである。
こうなると、やはり、山本七平の方が説得力があるし、信頼感がある。
この本は、分かり易すぎるし、今の多くの日本人の心情に確実にヒットする内容であるだけに、批判精神を持って読んだ方がいいような気がする。
古の聖人も言っている。 過ぎたるは猶及ばざるが如し、と


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 1

犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日 (文春文庫)

著者 : 柳田 邦男

出版社:文藝春秋

発売日:1999-06

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

自分の息子の死に臨み、打ちひしがれていたであろうにもかかわらず、当事者として、ノンフィクション作家として、極力淡々と脳死についての考察を述べている。
脳が不可逆的機能停止状態(いわゆる脳死状態)にあるのに、
-顔は赤みがかってぬくもりがある
-手のひらは湿っている
-涙が頻繁に出ている
-体全体が話しかけてきている
-肉親が来ると血圧や心拍数が上がる
などの状態を「死」として受け入れられるか? 「二人称」、「三人称」としての脳死を経験したことがないので、脳死を「どちらかというと推進派」であろう自分を、脳死についてじっくり考えさせてくれる。
また、臓器提供についても真剣に考えておくべきとも思った。
とはいえ、一部の医療関係者や自治体がここに書かれているような対応を取っているとすると、それはそれでネガティブに考えてしまう。制度を作ってもそれが適切に運用されるという確信を得なければ、進んで臓器提供をしようとする人は少ないであろう。


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1.ソンジュ (2007/10/03)
 私も、学生時代にこの本に出会って、脳死、自死について深く考えることができました。柳田邦夫さんやご家族の姿がとても凛として見えました。私もかくありたいです。そして、それを本にまとめた筆者はほんとうの知識人だと思います。
2.くうふう (2007/10/03)
コメントありがとうございます。
柳田邦夫は事故関連のドキュメンタリーの方が有名かもしれませんが、医療ものの方にこそ読み応えがありますよね。
 

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 1

秘すれば花 (講談社文庫)

著者 : 渡辺 淳一

出版社:講談社

発売日:2004-07

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

渡辺淳一の訳は優れている。 もっとも、解説的に書いている箇所は不要であるが。
それにしても、観阿弥は偉い人だったのだなあ。まさしく、天才そのものである。それをしっかりと後世に残す仕事をした世阿弥も凄い。いやはや、なんとも凄い親子である。
あやかりたい。無理か…


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 1

遺書

著者 : 吉本 隆明

出版社:角川春樹事務所

発売日:1997-12

評価 :

完了日 : 2006年01月01日

吉本隆明をはじめて読んだ。難解な文章を覚悟していたら、意外とすらすら読める文章。広範な考え方をさらっと書いている。
「前世」と「来世」の考え方は面白いです、ピンとこないけど。
「死ねば死に切り」;いい言葉 吉田兼好師はさすがですね、「死は背後から来る。」 東大の先生と亜細亜大の先生の入れ替えという発想も面白い。ついでに官と民の入れ替えもやってみたら。結果責任を厳しく問うという前提で。
人口問題はなるようにしかならない。その通り!!そこを勘違いしているヤツラがたくさんいる。
両村上の比較も面白いです。
とにかく、さらっと書いてあるので、もっと深く知りたいとも思う方です。自分的には小林秀雄の文体と内容の方が好きですが。


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