たなぞう

WEB本の雑誌

文庫読みさん > 読書ノート

文庫読みさんの読書ノート

2008年読了本(国内編)
文庫化をメインとし、評判のいい本は図書館で借りています。
<前のページ 1  2  次のページ>

 

みんなの感想を読む
 3

群狼の舞―満州国演義〈3〉 (満州国演義 3)

著者 : 船戸 与一

出版社:新潮社

発売日:2007-12

評価 :

完了日 : 2008年03月04日

満州国とは何だったのか。それを語るのにイデオロギーの匂いがしないものはいまだかつて見たことがない。肯定派はいかにも胡散臭いし、反対派は全くもって退屈な理論を振りかざす。船戸与一はそこに風穴をあけることができるか。3冊目までは少なくとも失望させていない。よって星5つ。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 115

ゴールデンスランバー

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:新潮社

発売日:2007-11-29

評価 :

完了日 : 2008年03月02日

この本を読んでいる時、むかし毎日のように聴いていたはずのアビー・ロードの曲が出てこなかった。その代わりに、『アメリカン・デス・トリップ』(ジェイムズ・エルロイ)に出てきたリンドン・ジョンソンの下品な顔がずっと脳裏に浮かんできて往生した。これだけ社会性の高いテーマを軽やかにエンターテインメントにする力量は、いつもながら技術として最高のものを感じさせる。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 7

鎮火報―Fire’s Out (講談社文庫)

著者 : 日明 恩

出版社:講談社

発売日:2008-02-15

評価 :

完了日 : 2008年02月28日

プロフェッショナルな消防の世界が垣間見られてためになった。また主人公の成長小説としても、ミステリとしても上出来。久々に読んでいて心が熱くなった。メフィスト賞出身では一番好きかも。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 74

私の男

著者 : 桜庭 一樹

出版社:文藝春秋

発売日:2007-10-30

評価 :

完了日 : 2008年02月25日

俺はなにかを読み落としているのだろうか?大絶賛で直木賞。俺は何も感じずにクライマックスを迎えてしまったようだ。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 6

扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)

著者 : 石持 浅海

出版社:祥伝社

発売日:2008-02-08

評価 :

完了日 : 2008年02月20日

ホワイダニットを一ひねりしている、このチャレンジに志の高さを感じています。本格ミステリも大長編の傾向もある中、量的に理想的ではないでしょうか。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 50

死神の精度 (文春文庫)

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:文藝春秋

発売日:2008-02-08

評価 :

完了日 : 2008年02月19日

結構スタンダードなミステリも書ける人なんだ。本格ミステリへのオマージュ的な短篇も収録されている。今まで技術で書いていたと思っていたけど、それは作者の一面に過ぎなかったのかもしれない。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 18

女王国の城 (創元クライム・クラブ)

著者 : 有栖川 有栖

出版社:東京創元社

発売日:2007-09

評価 :

完了日 : 2008年02月11日

有栖川有栖で唯一大好きなシリーズの最新作であり、年末のベスト企画を軒並み制覇していたので、凄く期待して図書館で借り、新幹線の往復で一気読み。しかし、声を大にして言いたい。もっと短くしてくれ!「あの」結末でこの長さはちょっとないでしょう。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 7

てるてるあした (幻冬舎文庫)

著者 : 加納 朋子

出版社:幻冬舎

発売日:2008-02

評価 :

完了日 : 2008年02月08日

連作短編の名手、加納朋子さんの2月の文庫化作品。思い出した頃に文庫化され、そのどれもが心にきちんと響いてくれる。ゆったりとした刊行ペースとその丁寧な作風に、毎度ながら頭が下がる思い。ドラマは見逃しているので、再放送でもあれば是非見てみようと思う。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 16

香菜里屋を知っていますか

著者 : 北森 鴻

出版社:講談社

発売日:2007-11-29

評価 :

完了日 : 2008年02月06日

北森鴻の短篇における技巧を発揮する場としての「香菜里屋」シリーズ。技巧を披露する場に安住することを潔しとしない、なんてのは考えすぎでしょうか。雅蘭堂シリーズの復活なんてのを期待したいものです。最後に越名さんと安積も出てきたことですし。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 51

螺鈿迷宮

著者 : 海堂 尊

出版社:角川書店

発売日:2006-11-30

評価 :

完了日 : 2008年02月05日

昨今の海堂さんの主張を見ると、この作品こそ、海堂さんの主張に沿った主題を展開できた作品なのではないか、と思います。
主張をエンターテインメントでコーティングするという海堂さんの戦略は、現在のところ成功しているのではないでしょうか。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 10

写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮文庫)

著者 : 北森 鴻

出版社:新潮社

発売日:2008-01-29

評価 :

完了日 : 2008年02月02日

北森鴻得意の民俗学ミステリと美術ミステリの見事な融合となった表題作。小憎らしいまでの文章の上手さはなりをひそめているので、普通のミステリという感じも否定できない。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 23

隠蔽捜査 (新潮文庫)

著者 : 今野 敏

出版社:新潮社

発売日:2008-01-29

評価 :

完了日 : 2008年01月31日

読んだつもりでいたが、実は読んでいなかったようです。吉川英治文学新人賞を受賞している作品です。今野さんは必ずしも新人ではないのですが、吉川英治文学新人賞自体は新人というよりも大衆小説で一流と認められた作家に送られる賞であるとの印象で、直木賞より上、推理作家協会賞と並ぶ賞だと思っております。受賞作の履歴を是非ご覧ください。
さて、本作については「プロフェッショナル」とは何か?を追求した今野さんお得意のテーマで、レベルアップしたものとなっております。他の誰が、官僚のプロフェッショナル像を提供できるのでしょうか。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 79

フィッシュストーリー

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:新潮社

発売日:2007-01-30

評価 :

完了日 : 2008年01月28日

『ゴールデンスランバー』がまだ図書館の予約待ちなので、前作を読んでみました。相変わらず巧いなぁ。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 49

ジェネラル・ルージュの凱旋

著者 : 海堂 尊

出版社:宝島社

発売日:2007-04-07

評価 :

完了日 : 2008年01月23日

海堂さんの主張がはっきりとわかる作品。これだけ注目を浴び、本も売れているのに、AIについて進展がほとんどないのが、空しいということで、作家をサポタージュすることだけは避けて欲しいものです。声高に主張するだけでなく、一般の人にもわかりやすく啓蒙していく姿は近い将来に報われることを祈念しております。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 4

水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58) (集英社文庫)

著者 : 北方 謙三

出版社:集英社

発売日:2007-12-14

評価 :

完了日 : 2008年01月19日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 1

さくらインテリーズ (ハヤカワ文庫 JA ト 6-1) (ハヤカワ文庫JA)

著者 : 戸梶 圭太

出版社:早川書房

発売日:2008-01-11

評価 :

完了日 : 2008年01月18日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 6

瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 (文春文庫)

著者 : 北森 鴻

出版社:文藝春秋

発売日:2008-01-10

評価 :

完了日 : 2008年01月16日

雅蘭堂さんや、博多のカクテル屋台など、北森ファンにはおなじみのキャラクターが出てきて、サービス満点。そんなことに惑わされずに読んでも、最高でしょう。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 28

空中ブランコ (文春文庫)

著者 : 奥田 英朗

出版社:文藝春秋

発売日:2008-01-10

評価 :

完了日 : 2008年01月15日

直木賞受賞作。選考委員はよくぞ「こんな」作品に直木賞を授けたものだ。軽妙な作風は不利だと思っていたのだが、誤解だったようだ。これからもこのような作品たちが受賞することを願う。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 2

THE WRONG GOODBYE―ロング・グッドバイ (角川文庫)

著者 : 矢作 俊彦

出版社:角川書店

発売日:2007-11

評価 :

完了日 : 2008年01月11日

矢作俊彦は昨年『マンハッタン・オプ』の全篇が再編集されて復刊されましたが、年末に最近のハードボイルドの佳作が文庫化されました。
チャンドラー、スピレインから大藪春彦まで、全くの補足説明がないまま使われており、矢作さんってこんなマニアックだったっけ?と軽い驚きを感じています。
一昔前に読んでいれば、「大傑作!」と思ったのかもしれませんが、ハードボイルドにどこか醒めているのかもしれません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 26

少女には向かない職業 (創元推理文庫)

著者 : 桜庭 一樹

出版社:東京創元社

発売日:2007-12

評価 :

完了日 : 2008年01月02日

『赤朽葉家の伝説』や『私の男』の評判が凄く高いことから、過剰な期待をこの作品に寄せてしまっていたかもしれない。図書館に予約を入れている上記2作は楽しみに待っていましょう。


この感想へのコメント

<前のページ 1  2  次のページ>

Copyright c 2006 WEB本の雑誌 All rights reserved.